-U7- ~海上の戦乙女たち~   作:堅物サンチェリオ

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アクションするっていったな?あれは嘘だ。
遅れてしまったよ。ハハハ
許してちょ!(´・ω・`)


1話 その名はセブン 3

10:30 提督棟 執務室

 

長門の連絡でキリヤマは執務室に入る。

 

キリヤマ「摩耶達から救援要請!?本当か!?」

 

驚きの表情を隠せないキリヤマ。長門は無線機のマイクを片手に答えた。

 

長門「あぁ、先程、浜風からの救援要請が来た・・・」

 

キリヤマ「・・・被害は?被害はどうなっている?」

 

長門「すまん・・・無線の範囲外なのか、内容が途切れ途切れで詳しくは・・・だが」

 

キリヤマ「だが?」

 

長門は苦悶の表情を浮かべながら答えた。

 

長門「・・・浜風から尋常じゃない焦りを感じた・・・摩耶達の身に何かが起こったのは、・・・間違いないだろう」

 

キリヤマ「・・・・・わかった」

 

キリヤマは、一回だけ深呼吸をする。頭のスイッチを入れ替える様に、

すぅぅぅぅぅ・・・ふー・・・よし

冷静さを取り戻したキリヤマは、長門が持っていた無線機を手に取る。

 

キリヤマ「緊急召集!金剛、比叡、榛名、・・・霧島、一航戦、二航戦は至急作戦室へ集合せよ。繰り返す・・・、」

 

・・・・・指示を出し終り無線を置いて振り返ると、

 

長門「提督・・・」

 

長門が心配そうにキリヤマを見ていた。キリヤマは「大丈夫だ」と言う様に、軽く笑顔を見せた。だが、直ぐに笑顔から切り替わり軍人に戻る。

 

キリヤマ「・・・長門も作戦室に移動。そこから浜風達を呼び続けろ」

 

長門「!!、了解した!!」

 

長門は駆け出した。

作戦室へ向かう長門を見送ると、キリヤマは窓から見える海をじっと睨んだ。

 

キリヤマ(くっ・・・・・・・!、いや・・・大丈夫だ・・・、まだ、まだ間に合う・・・)

 

キリヤマは何度も自分に言い聞かせる。無意識に手に力が入った。

 

キリヤマ(もう・・・“あの時”とは違う。あの時から、我等は前よりも増して強くなった。・・・やらせはしない。“あの時”の様には・・・絶対に・・・!!)

 

大海を見るその目には、並々ならぬ決意を宿していた。

その決意と共にキリヤマは作戦室へ向かった。

 

 

その頃、正門前 警備室

 

山城「・・・・・・だからぁ、・・・聞いてます?」

 

ナガト「あ、あぁ、聞いてますよ?」

 

警備室の椅子に座り、受付口からいつもと変わらない景色を眺めていたナガトだが、背後から聞こえた山城の声に応える。

扶桑型戦艦2番艦の山城、アマギ鎮守府にいる戦艦の1人で、今は改装され航空戦艦と言う枠組みになっている。黒髪のショート、金剛型と同じく巫女服に似た服装を着ている。姉の扶桑は黒髪のロングで、姉妹共に一見して見れば、お淑やかな大人のお姉さんの様な風貌。だが昔は、超ド級戦艦と呼ばれていたらしく、その風貌に似合わず彼女達の背負う艤装はとてつもなくデカイ。その艤装に付いている主砲はアマギ鎮守府で戦艦長門に次ぎトップクラスの火力を誇っていた。だが、あまりに大きい艤装の為、動きは遅く、よく被弾してはドックに入れられる。

その度山城は「私・・・最近ドックばっかり居ますよね・・・」とか「どうせ私は欠陥戦艦ですよぅ・・・」「不幸だわ・・・」と、後ろ向きな考え方が目立つ、少し残念な子である。

そんな山城は、警備室に敷かれた畳みの上に座っていた。ちゃぶ台にあるナガトが淹れたお茶を飲みながら。

 

ナガト「・・・山城さん?あの・・・お仕事は?」

 

山城「待機でーす。・・・どうせ「あんた待機ばっかじゃないか!」・・・とか思っているんでしょ?」

 

ナガト「そ、そんなこと思ってませんよ?待機も立派な仕事の1つですよ!・・・鎮守府の秘密兵器って奴ですね!良いじゃないですか!」

 

山城「・・・どうせ私は万年秘密兵器ですよ~・・・不幸だわ・・・」

 

・・・自分で言って凹んだ。

 

ナガト「・・・自分の発言で凹まないで下さい」

 

山城「い、いいじゃないですか!別に!・・・てか、さっきの話・・・聞いてましたぁ?」

 

ナガトがこの鎮守府に警備員として雇われて直ぐ あの事件から生き延びた、その幸運に少しでもあやかろうと、何人かの艦娘達が相談や願掛けで警備室に訪れていた。山城もその1人である。

 

ナガト「え~と・・・提督が自分に振り向いてくれない話でしたっけ?」

 

山城「違います!扶桑姉様が私に振り向いてくれない話ですぅ!!」

 

ナガト「知らんがな!!いつも一緒にいるでしょうが!!何でわかんないの!?」

 

山城「それが分かっていたら苦労はしませんよ!!」

 

ナガト「妹の貴女が分かんないのに、他人の俺が分かるわけないでしょ!!」

 

山城「うぐぅ!せ、正論・・・」

 

ナガト「はぁ、提督のことなら男の目線で何か言えると思うけど?」

 

山城「あっ、姉様以外は興味ないので大丈夫です」

 

ナガト「おいコラ」

 

山城の見事なシスコンぶりに呆れていると、

 

キリヤマ『緊急召集!金剛、比叡、榛名、・・・霧島、一航戦、二航戦は至急作戦室へ集合せよ。繰り返す・・・』

 

ナガト「・・・緊急召集か・・・何かあったのかな?」

山城「さぁ、出撃中の摩耶達が何かポカしたんでしょう?」

 

ナガト「山城さん?行かなくていいの?」

 

山城「えぇ、私は呼ばれてないですし、何かあったらまた呼ばれるでしょうし」

 

ナガト「それはそうだけど、摩耶さん達のこと心配じゃないんですか?」

 

山城「心配じゃないのは嘘ですが、下手に騒いでは、それこそ提督のご迷惑になりますよ。今は、直ぐに動ける様ここで待機です。・・・待機も立派な仕事の1つ。そうでしょ?」

 

山城の言葉にナガトは思わず笑う。

これは一本取られたと。

残念な子に見えても、やはりアマギ鎮守府にいる歴戦の戦艦娘だ。ちょっとのことでは動じない。

 

山城「まぁ、姉様のピンチだったら、命令無視しても向かいますけどね!」ドヤァ

 

ナガト「台無しだよ!!」

 

ホントこのシス艦は・・・、そう思いながらナガトは頭をかかえた。

・・・その時、

 

――――・・・――――

 

ナガト(ん?)

 

――――・・・!―――

 

ナガト(!?)

 

――――・・・!!――

 

ナガト「・・・・・・・・」

 

山城「・・・?、どうしました?」

 

いきなり黙り込んでしまったナガトを山城は不思議そうに見る。

 

山城「とうとう無視までされてしまうなんて・・・ふk・・・」

 

ナガト「山城さん」

 

山城「・・・セリフ1つ言わしてくれないなんて・・・ふこu」

 

ナガト「ちょっといいですか?」

 

山城「・・・何ですか?」

 

ジト目でナガトを見る山城、そんな姿に気にせずナガトは、

 

ナガト「ちょっとこっちに、・・・こっち!こっち!」

と、言いながら手招きする。山城は渋々そばに寄る。

 

山城「もう、何ですぅ?」

 

ナガト「ここに座ってくれますか?」

 

山城「?・・・え、えぇ、はい」

 

山城はナガトの言われた通りに指定された椅子に座る。そこは、先程までナガトが座っていた椅子だった。するとナガトは直ぐに山城の背後に回る。

 

山城「え?えぇ?な、何ですか?」

 

あまりに急な動きに山城は戸惑った。

 

山城(ま、まさか!?こんな所で!?こんな所で、私・・・いたずらされちゃうの!?い、いや!こんな所でイヤらしいこと・・・良い子が見ちゃいけない様なこと、いっぱいされちゃうの!?ダ、ダメですぅ!!・・・だ、だけど読んでくれる人達を増やす為にも、私が一肌脱いだ方が・・・イヤイヤイヤイヤ!ダメダメダメダメェ!バカ!!何言っているの山城!!わ、私には扶桑姉様という心に決めた方が・・・あ、あぁ!ダメ!らめぇ〰!)

 

必死な山城。ナガトはそんな山城の背後から手を伸ばした。

 

山城(・・・扶桑姉様・・・ごめんなさい。私は、少しばかり先に参ります・・・。大人の階段勝手に登る、不肖な妹を・・・どうか・・・許して・・・)

 

ひと思いにヤってくれ、そう覚悟を決めた山城。

・・・・・だが、ナガトが掴んだ場所は、山城の体ではなく座っている椅子だった。ナガトは椅子ごと山城を受付口に移動させた。

 

山城「・・・ふぇ?」

 

ナガト「今日の来客は、今のところありませんから」

 

山城「え?え??」

 

ナガト「あ、もし客が来たら、秘書艦の長門さんに連絡するんですが、緊急召集が出ているから、今は入れないで下さい。納品業者も同じく」

 

山城「え?ナ、ナガト警備員さん?」

 

見当違いで戸惑っている山城を余所に、さらに説明を続けるナガト警備員。

 

ナガト「・・・一応一通りの説明は済んだので、後は・・・おぉそうそう、これを」

 

そう言って山城の頭に自分の帽子を被せる。アマギ鎮守府のロゴ付きのキャップ。だが、頭の上の船橋が邪魔して帽子が斜めになる。少々不格好だが気にしない。

 

ナガト「・・・ん~これで・・・よし!じゃあ自分は少し巡回に行きますので!」

 

山城「え?え?今から!?」

 

ナガト「はい!じゃあよろしくお願いしますす!」

 

山城「ちょ!ちょっと!?」

 

山城の制止を聞かず、ナガトは警備室から外に出る。

 

ナガト「大丈夫!直ぐに戻って来るから!じゃ!行ってきま~す!」

 

そう言ってナガトは鎮守府内へ消えて行った。山城は只々ナガトが走り去った方向を見ているしかなかった。そしていつもの様に、こう呟く。

 

山城「・・・ふ、不幸だわ・・・」

 

 

―――提督棟 作戦室

 

キリヤマ「皆、急に呼び出してスマン。だが、先程摩耶率いる第2艦隊から救援要請が来た」

 

キリヤマの前には、呼び出された金剛型4姉妹、一航戦赤城・加賀達の姿があった。その表情は真剣その物だった。

 

金剛「HEY、提督?摩耶達のいるpoint(ポイント)はもう解ってるノ~?」

 

キリヤマ「いや、まだ詳しい場所は解っていない。先程から長門が呼び掛けているが・・・救援要請されてから、未だに無線が繋がっていない。敵に足止めされているか、無線の故障か・・・どちらにせよ、摩耶達の身に何かあったとしたら・・・時間が惜しい。・・・これより作戦の概要を説明する!」

 

キリヤマは地図を広げる。

 

キリヤマ「金剛達は一航戦赤城・加賀を連れて出撃。摩耶達の出撃した海域はここから南南東の方角。まずはそこから探して行く。二航戦蒼龍・飛龍は先に鎮守府正面海域を探してもらっている。道中で二航戦と合流し一航戦、二航戦で広範囲で索敵しながら摩耶達を探してくれ。摩耶達を見つけ次第、金剛達が援護に入ってもらう。お前達の火力で敵艦を追い払え。負傷した艦は曳航。そのまま戦闘海域を離脱し鎮守府に戻って来い」

 

金剛「OK、・・・敵さんしつこく追って来たらどうするネ?」

 

キリヤマ「その時は一航戦、二航戦に敵艦の相手をしてもらう。赤城、加賀、行けるな?」

 

赤城「はい!おまかせ下さい!」

 

加賀「・・・沈めてしまっても良いのでしょう?」

 

赤城「加賀さん!?それは慢心・・・!」

 

キリヤマ「あくまでも摩耶達の救援だ。出過ぎた行動は慎んでくれ」

 

加賀「・・・了解」

 

キリヤマ「だが・・・」

 

加賀「だが?」

 

キリヤマ「あまりに敵が追い回してくるようなら・・・任せる」

 

加賀は不敵な笑みを浮かべる。

 

加賀「了解・・・!」

 

キリヤマ「これは時間との勝負だ。私はお前達の機動力にかける。摩耶達を・・・頼む!!」

 

「了解!!」、全員が応えると次々作戦室から出て行く。

 

キリヤマ「霧島!」

 

霧島「はい?」

 

作戦室から出ようとした霧島は、提督の呼ぶ声に足を止めた。

 

キリヤマ「・・・すまん。世話かけるな・・・」

 

霧島「何言ってるんですか。こういう時こそ働かないと!」

 

キリヤマ「そう言ってくれると助かる。・・・頼んだぞ」

 

霧島「はい!摩耶さん達を迎えに行ってきますね!」

 

霧島は提督に敬礼し金剛達の後を追い作戦室を出て行った。

それを見送ったキリヤマは、そばにある椅子に腰かける。

 

キリヤマ「やることはやった。後は・・・」

 

チラッと長門を見る。目があった長門は無言で首を横に振る。まだ連絡が取れない状態らしい。少しでも無線が繋がれば、まだ望みがある。だが、その頼みの連絡がないとなると。・・・最悪の事態が頭をよぎる。

キリヤマはハッとなり、頭を振って今考えてた事を振り払う。そして手を組んだ。

 

キリヤマ(どうか・・・無事に帰って来てくれ・・・。どうか・・・)

 

キリヤマに残された事は、ただ祈る事だけだった。

 

 

―――某海域

 

摩耶「あ~あ!!!行きはヨイヨイ帰りコワイーって!よく言ったもんだなぁ!?加古ぉ!?」

 

加古「ひぃ~!すんませ~ん!!」

 

・・・加古は生きていた。

敵艦載機の放たれた爆弾は確かに加古に目掛けて落ちていった。直撃すれば轟沈確定と思われたその爆弾は加古に命中する寸前に爆発したのだ。

・・・雪風の連装砲により。

浜風が加古に敵艦載機の存在を叫んだ時、雪風は連装砲で艦載機を撃ち落とそうとした。だが狙った時にはもう艦載機から爆弾が放たれていた。だが雪風は瞬時に爆弾へ狙いを変え、加古の頭上に向けて発砲した。

(お願い!当たって!!)そう願い放たれた雪風の砲弾は加古の頭上の爆弾に見事命中。加古は直撃を免れ、奇跡的に中破にとどまった。

摩耶、北上、大井はあの爆発を見て、最初は直撃したと思っていた。だが、浜風だけ近くから発砲音がしたのに気づいた。浜風が発砲音の出所の雪風を見ると、

 

雪風「・・・ホッ!¬( ゚о゜;)」浜風「(-ω-;)エェ・・・」

 

・・・雪風自身も当たると思ってなかったらしい・・・。

まさに奇跡だった。

 

摩耶「しばらくは!雪風に頭が上がらねぇな!!」

 

北上「ホントだねぇ!・・・っと!!」

 

北上は降り注ぐ砲弾を避けながら単装砲で応戦する。

そして今は、周りの敵艦と交戦中である。始めは駆逐艦しかいなかったが、今では軽巡1隻、軽空母2隻、駆逐2隻に増えていた。

 

大井「ん~もう!何で増えてるんですか!?水中で待ち伏せでもしてたんですか!?コイツらは!?」

 

摩耶「あながち間違ってないかも・・・な!」

加古「ええぇ!?今までそんな事やらなかったのに!?」

 

大井「今日から始めたんじゃないんですか!?そこに、どこぞの重巡が引っ掛かりましたけど!!」

 

加古「うう~!どうか許してぇ!!」

 

摩耶達は敵に囲まれ、身動きが取れなかった。どうやら鎮守府に帰らせたくないらしい。

 

北上「ははっ!モテる娘はツラいねぇ・・・!」

 

摩耶「こんなモテ方は・・・ご遠慮してえ・・・な!!」

 

冗談交じりだが、摩耶達にはあまり余裕がなかった。長く海域に出撃して、燃料も弾薬も残り僅かだからだ。砲弾を避ける度に燃料は消費され、反撃する度に弾薬が無くなっていく。このままでは、戦いに勝ったとしても鎮守府の着くまでに燃料が底を尽きてしまう。いや、この戦いで勝てるかも分からない。まさに窮地に立たされていた。

 

摩耶(・・・仕方ねぇ、浜風達を先に逃がすか・・・。アイツらの機動力ならここから逃げれるだろ・・・そして鎮守府にもう一度救援要請・・・ちっ!一種の賭けだな・・・)

 

自身の頭の中で最善の策を絞りだす。そして雪風達を見る。雪風達も必死に砲撃を躱していた。

 

摩耶「雪風!浜風!ここはあたし達が何とかする!オメェ達はここから鎮守府まで後退しろ!!」

 

雪風「 !? 何を言ってるんですか!?そんなことできるわけ・・・」

 

摩耶「バカ野郎!!あたし達は置いて逃げろってことじゃねぇよ!!助けを呼んで来いってことだ!!」

 

雪風「で、でも・・・」

 

雪風は納得できないらしい。だが説得する時間はない。

 

摩耶「あぁーもう!浜風!その分からず屋と一緒に早く行け!!手遅れになんぞ!!」

 

浜風「は、はい!雪風!行くぞ!」

 

雪風「ま、摩耶さん!」

 

浜風は、摩耶の指示通り雪風を引っ張り、この海域からの脱出を始めた。摩耶はそんな二人を見て小さく頷く。

 

摩耶「そうだ。それで良いんだ。ッたく、世話が焼けるぜ・・・」

だが、上空を見ると、

 

摩耶「!? なにっ!?」

 

摩耶は目を見開いた。今の今まで自分たちを狙っていた敵艦載機が急に目標を変え、雪風と浜風に向かって行った。

 

摩耶「っち!行かせるかよぉ!!」

 

摩耶は敵艦載機にむかって機銃を構えた。

 

―ドドドドドドドドドドド!!―

 

摩耶の機銃から放たれる無数の弾丸が濃い弾幕となって敵艦載機に襲いかかる。その弾幕に一機、また一機と落とされていった。

だが後、一機と言うところで・・・、

 

―ドドドドド・・・カチッカチッ・・・・・―

 

摩耶「・・・な!?」

 

弾切れだ。残り少なかった弾薬が底をついたのだ。

 

摩耶「浜風!雪風!逃げろ!!」

 

摩耶は必死に叫んだ。

それに気づいた浜風は振り返る。振り返った先には、必死に叫ぶ摩耶。そして上空には、こちらを狙って一直線に向かって来る艦載機。その艦載機から二人に向けて爆弾が放たれた。狙いは・・・雪風か!!浜風は連装砲を構えた。だが、雪風の様に上手く当てる様な射撃の腕はない。

 

浜風「・・・!!雪風!!」

 

雪風「え?キャア!?」

 

浜風は雪風を力いっぱい突き飛ばした。そして、

 

―ドオオオオォォォォォォォン!!!―

 

雪風「・・・・・うう・・・あれ?」

 

直ぐ近くで爆発音と衝撃があったのに雪風は無傷だった。不思議に思い雪風は周りを見渡した。そこには、

 

雪風「あ・・・あ・・・嘘・・・嘘だ・・・!」

 

・・・・・・浜風の・・・・変わり果てた姿があった。

 

雪風「い、いや・・・!は・・・浜風ぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 




読んでくれた方、ありがとうございます!
投稿遅いですが頑張って書いていきます。
私の妄想劇に付き合ってくれたらと思います。

みんなのヒーローいつ出て来るの?
言われても仕方がない。
ついに登場!!!・・・・・・・かな?
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