裁きの神剣
世界を破壊し、世界を創造する伝説の神剣。伝説の言い伝えでは『光と闇、対立する6本の剣刃が揃ったとき、永遠の命と不老を約束する』と、シャイニング・ドラゴンの世界では伝えられたらしい。
Now Loading……
あいちゃんが下っ端に被害に遭い、仇を取るため人気のない市区で下っ端との闘いを繰り広げてる。
闘いが始まってから5分、一刻も早く終わらせないと!
「最っ高だなァ!この力!この圧倒力!これがありゃなんにも怖くねェ!」
気分が高まってる下っ端は生成された4本の腕にそれぞれに握ってる剣を同時に風を斬り下ろす。
わたしはその攻撃を全て刀を盾として受け止める。が、パワーの差が下っ端の方が上回り、わたしは耐えるのに精一杯だ。
『このままでは押されてしまう!シャイニング・ソードを召喚だ!』
「だよね!」
シャイニング・ドラゴンの指示通り、デッキから【輝きの聖剣シャイニング・ソード】を手に取った。
『
下っ端の背後を取り。スキャンしたカードは太陽の光の一部になりて、光が集中する先は下っ端の背中に目標に
「うぐっ……!」
その剣刃は下っ端を貫き、うめき声を上げ剣刃の柄を握りしめ下っ端の体から抜き、下っ端の腹部を切り裂く。
「アタシは……こんなところで倒れる訳には……!」
下っ端は立ち上がれるまでの力はなく、体を地面に強く叩き倒す。
「やった!」
勝利を確信したわたしは喜ぶ。
あいちゃん、これで仇は取ったよ……!
その時、下っ端の鎧の胸辺りに三つに光る紫の石の内の一つが砕け散る。
『
呪文のようなキーワードをバロック・ボルドーは唱え出し、何もなかったかのように下っ端は起き上がる。
「ふぃ~、今の攻撃生身で受けてたら死んでたなァ」
そ、そんな!?今、完全に急所を狙ったはずなのに変身が解除しないなんて!?
「今のアタシは死なねエ!何度でも蘇るんだよォ!!」
む、無敵!?ストーリー序盤でなのにそんなのアリ!?
『紫のスピリットの特性は主に自身を蘇らせるのが多い、だが弱点は必ずあるはずだ!』
シャイニング・ドラゴンは自信満々にわたしに言う。
「弱点?今のアタシにそんなモンねェに決まってるだろォ?」
「いや、シャイニング・ドラゴンが言うんだから必ず弱点はある!それをわたしが見つけ出す!括目せよ!」
国民のシェアエネルギーで生成されたシェアクリスタルをわたしはデバイスにセッティングし、女神の姿に変えた。
「【神器化】!」
その掛け声と共に炎の竜巻が剣刃を包み、黄金色に輝く刀剣【輝きの聖刀シャイニング・ブレイド】に変化した。
「全く、勝てねェっ言ってんのに戦うなんてよ、ホンット無謀だよなァ、バロック」
『あぁ、マジで困るよなァ。ま、ついでに
あの二人は完全に勝てる前提で妄想を膨らましてるわ……。
でも不死身とは言ってもまだ一回しか復活してないからもう一度倒して不死身かどうかは明らかになる、口だけの可能性もあり得るわ。
「じゃあ、第二ラウンドと行こうじゃねェか。さあ!てめェの首を貰うぜェ!」
『ついでにソードブレイヴも貰ってこうじゃねェかァ、あぁ?』
「ソードブレイヴは渡さない!」
一本の刀と複数の剣が火花を散らす。
下っ端は腕の一本一本に力を込め、まさに太鼓を叩くように切り込む。一言でまとめればゴリ押しね。
それが下っ端、いえ、バロック・ボルドーの戦い方!
ここは距離を離して、マジックカードでダメージを与えてから、一気に畳み掛ける!
わたしは下っ端から離れ、デッキから三枚カードを取る。
引いたカードは【ツインフレイム】二枚と【ライトブレイドラ】一枚。
【ツインフレイム】単体じゃ火力が足りないけど、もう一枚と
『
両腕に纏った炎を力を込め、素早いジャブを放つ。
一発目―――――—半径60cmの十字の炎が下っ端の真正面に放つ。
「んなちっせェ炎で倒すなんてよ、女神の頭もイカれちまったようだッなァ!」
右片方の腕で炎を弾き返し、地面叩きつけられ空中に砂が巻き起こす。
二発目——————今度の炎は【強化】により、一回り大きい。
「こんなもん効かねェってのわかんねェのかよ!」
左片方の腕で炎を弾き返す―――――――が、一発目より効果があり、一回受けないと弾くことが難しかった様子。
「ったく、手間かけさせやがって。ってやべ!周りが見えねェじゃねェか!」
辺りは砂埃で回りが見えない状況だ。その状況を利用して足音を立てずに下っ端の後ろに忍び寄ることにした。
「クソっ、どこにいやがる!」
下っ端がこちら見つけるのに焦っていたかこちらには気付かず後ろを取ることが出来た。
(今度こそ!)
『Flash!【強化】!【強化】!』
【ツインフレイム】と【ライトブレイドラ】二枚でコンボを作り、ゼロ距離で炎を纏ったシャイニング・ブレイドを十字に振り下ろす。
下っ端の背中は十字の炎で焼かれ、両膝を地面に着く。
『おい、リンダ!このままじゃガチでやべぇよ!お前が不死身でも痛覚が持たねぇって!』
「……!じゃあどうすりゃいいんだよ!?」
下っ端もそろそろ息があがってる、これはチャンスよ!
「シャイニング・ドラゴン、そろそろ決めるわ!」
『OK!』
引いた一枚のカードは-―――――――――――
「嘘っ!?」
特に特殊能力はなく能力上昇効果もないカード、いわゆる召喚用スピリットカード【モン・ドスーン】だった。
「一番大切なところでこのカード……」
こんな大場面でショックを受けないはずがない……。
『諦めるなネプテューヌ!引けないのなら引けるまでドローを続けんだ!』
シャイニング・ドラゴンの言葉で再び闘志が燃え上がる。
そうよ、ここは主人公補正でドローを続ければ絶対に引ける!
わたしは再びデッキに人差し指、中指を置いた。
今度こそ、来なさい!
デッキからカードをドローをしようとした瞬間、デバイスにブザーが鳴った。
「……え?」
『どうしたネプテューヌ!?早くドローをするんだ!』
「い、今ドローするわよ!」
きっと何かの気のせいだと思い、改めてドローする。
カードをドローしようとするとデバイスからカードを引っ張られ、ブザーが鳴る。
まさか、故障!?
急な事態に焦り、どうすればいいのか混乱する。
『おい、こりゃチャンスじゃねぇの?』
「あぁ、チャンス到来だな」
下っ端は突然立ち上がった。
剣をコンクリートに刺し、下っ端自信の胸の石一つを取り外す。
その石は中右手のグローブの手の甲辺りに填め込んだ。
『
下っ端の腕は不吉なオーラを纏い、再び剣を取る。
『しまった!このままでは逆転されてしまう!』
EXE DRIVE!?いや、EXE DRIVEとは何かが違う!
嫌な予感がする……まともに受けたら致命傷よ!
「さっきはよくもやってくれたなァ!」
下っ端は憎しみを抱いてこちらに突っ込んでくる!
早く……引かないと……!
デッキを見つめ、力ずくでカードをドローをするもブザーが鳴って引くことが出来ない!
下っ端からの距離を改めてみると今から防御札を発動しても間に合わない距離だった。
『くっ……ダメか……!?』
『Flash!』
諦めかけたその時、遠くから機械音声が聴こえた。
自分の手札にはマジックカードもなければFlashは使えない。
なら下っ端が使った?いや、その音が聴こえた直後下っ端はすぐ立ち止まって周りを見渡してる。
じゃあ誰が?
考えた次の瞬間、目の前に三枚の白い壁がわたしの目の前に現れた。
『これは、【サイレント・ウォール】!?何故古代のマジックが目の前……うぶっ……』
「シャイニング・ドラゴン!?一体どうし……うっ……頭がフラフラする……」
シャイニング・ドラゴンがキラキラが吐きそうだけど……ダメ、状況が読み込めない……。
更なる混乱に迫られる中、一人の人間らしき生物が現れた。
視界がぼやけて顔はわからないけど、体形を見ると少女だ。
そして、少女はわたしに声をかけた。
「さあ、ここから離れましょう。しばらくしたらこの壁は消えてしまうので」
そう言いながら手を差し伸べてくれた。
でも今ここを離れたらまた下っ端が町で暴れる……!ここで退くわけには……!
『ネプテューヌ!今は……退くべきだ……!今の戦力では……奴を倒すのは無理だ……!それに……一刻も早くこの場から離れた……うっ!』
シャイニング・ドラゴンの言う通り、ここは離れるしかないわ。
それにいくら小説だからと言ってもここでリバースしたら評価が駄々下がりよ、だからもうちょっと持って。
「行きましょう」
一度女神化を解除し、謎の少女の誘導でこの場を離れることにした。
次戦う時は必ず、あいちゃんの仇を取るからね!
『ネプテューヌもう限界だ……!』
「ダメぇぇぇぇ『オロロロロロロロロ……!
Save The Data……
一ヶ月半更新遅れたアポロです。
いつもより文字数が少ないのも、今回の終わりにシャイニング・ドラゴンを吐かせてしまったのはわたしの責任だ、だがわたしは謝らない。
というのは嘘です、汚いラストで閉めてすいません……。バトルものを書いたらグダって投げやりでこうなってしまいました。
ソウルコロシアム本編の【サイレント・ウォール】は吐き気をさせてたのですが、ネプテューヌには目眩にさせました。いや、あんなかわいい少女が吐いたらちょっとかわいそうに思うじゃないですか。
まあそんなところで気分で更新遅れてしまうことが多くなってしまいますが、今年もよろしくお願いします。それでは次回また会いましょう!