BANG・DAI
ゲイムギョウ界で初めてスピリットの力を扱えた男。5年半前その力で犯罪組織マジェコンヌに対抗しようとマジェコンヌ四天王の一人、ジャッジ・ザ・ハードに勝負を挑み、勝利はBANG・DAIにあったかと思ったがデバイスが試作品だった故、体が動けなくなってしまい形成は逆転されてしまいBANG・DAIの秘書がBANDAIをかばおうとしたがためらいもなく戦えないナムコごと攻撃するが、BANG・DAIが出せる力を振り絞りナムコをかばいBANG・DAIだけ攻撃を受けてしまい、BANG・DAIのパートナー【十剣聖スターブレード・ドラゴン】をナムコに託してゲイムギョウ界を去った。
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バロック・ボルドーの力を手にしたこのアタシ―――――リンダはプラネテューヌ北区で破壊活動をしていた。
「おいテメェら!これ以上壊されたくなきゃプラネテューヌの女神を出しな!」
プラネテューヌをじっくり壊すのも悪くねェが
もし倒せばアタシはゲイムギョウ界の冥府の一巨頭!残りの二人は集めりゃいいか!
さらにリーンボックス、ラステイション、ルウィーの女神を倒せば女神に昇格だァ!
「うおぉぉー!決めてやるぜアタシ!テンションMAX!」
『リンダァ!そいつは違う世界のソードアイズのセリフだ!それ以上はいけねェ!!』
バロック・ボルドーの必死に止めようとする意味がわからねェが、この言葉がどうして浮き上がったかアタシでもわからねぇが言うだけならいいじゃんかよ。
「やめてください!」
アタシを止めようとするこの声は聞いたことがある!
声がした方向を向いて見れば、薄紫色の長髪の白ワンピのガキがいた。1年半前に邪魔しやがったプラネテューヌの女神候補生の
「あなたは下っ端さん!?犯罪組織が壊滅したのにどうして!?」
「だから下っ端じゃねェってんだろうが!いい加減覚えやがれ!!」
ったく、犯罪組織は壊滅したってのにいつまで下っ端呼ばわりされなきゃいかねェんだよ!
もうアタシは頭に来た!
「おい女神候補生のガキ!まずてめェから血祭りに上あげてやる!プラネテューヌの女神を殺るのはそれからだ!」
宣告したアタシはガキに剣を縦に振り下ろす。
だが、その攻撃は横に避けられ、剣で叩いたコンクリートを砕く。
瞬間――――ガキは女神である姿―――――パープルシスターに女神化し、わたしに立ち向かう。
ガキは右手にビームガンソードを装備し、光の刃をアタシに振り下ろす。
アタシもタダじゃやられねぇ!振り下ろす光の刃を本の剣で受け止め、鍔競り合いを起こす。
その途中、アタシの中左腕に取り付けてある
「それはどこで手に入れましたか?」
ガキの口からなんか文句でも言うとでも思ったが、結局それかよ。
「コレか?おっさんからの貰いモンだ、それ以外は言わねェよう契約してるからな!」
「契約?」
そう、アタシはPS・βを受け取る際におっさんとある契約をした。
¨好きに暴れても構わないが、俺の名前は口を避けても出すな¨
こういうことはアタシには慣れてるからな。
それに今のアタシならどんなヤツが来ようと負ける気はしねェ、だから仮に名前を聞いたとしても葬ったときには既に名前をわすれてるからなァ!
「てめェに知る契約を権利もねェ!あの時の因縁に今決着を着けてやらァ!!」
アタシが持つ六本の剣は阿修羅の如くその一撃一撃、殺意を持ってガキを叩き斬る。
だがガキはアタシの隙を利用し光刃の先で一線に突かれてしまい、アタシはその攻撃の衝動で怯む。
「あなたがやりたいことは一体何ですか?わたしたち女神がそんなに憎いんですか!?」
ガキは釘を刺すような勢いでアタシに聞いて来た。
「憎い?確かにてめェら女神にも憎しみはあるけどよォ、この世界にもあるんだよなこれがッ!」
一振りの衝動でガキは驚きの声を上げ、腰を抜かしてやった。
立ち上がろうとするガキは「……どういう意味ですか?」と問いだした。
アタシが持ってるその憎しみをわからせるためガキに語ることにした。
犯罪組織が壊滅して以降、アタシは窮屈を味わった。
マジェコンが機能しなくなり、売り物にもならねェガラクタはこの世には必要なくなった。一つでも売れることが出来りゃ、結構な利益だった。
ガラクタが売り物にならなきゃ、別の商売をして稼いで生活するしかねェ。わたしは就けるところを探し回ったさ。
だけど現実はそう甘くねェ。アタシは世界を脅かした犯罪組織マジェコンヌの工作員、受け入れられるはずがなかった。そんなアタシでもなにか出来ることはねェかと、ボランティアに参加してきた。そのボランティアの成果でようやくアタシはバイトに行ける程度にはなった。
金は貰ってることは貰ってるが所詮はバイトだ、わずかしか貰えねぇ。
それにアタシは各地でマジェコンの販売をしてきたから顔もよく知られてる。特にガキには影響力が強くてな、アタシに悪いイメージが世間に知られてる。
一度顔を見せりゃコソコソとマジェコンヌの工作員の時のアタシの話をする、アタシにとっちゃあ黒歴史だから聞きたくもねェ。ひでぇ社会に生まれてきたモンだ。だから――――――――
「そんな世の中をぶち壊すために、アタシはバロック・ボルドーと一緒に戦うって決めたんだよッッッッ!!」
『
ウォォォォォッ!!
マジックカード【ヘルズバースディ】をデバイスに読み込み、地面から禍々しい鎧の獣剣士【影の剣使いブラック・パルド】を呼び出した。
「まずプラネテューヌからぶち壊す!それからアタシの野望は始まるんだッッッ!!!」
ブラック・パルドと共にアタシは二人がかりでガキを襲う。
瞬間、アタシ達の足元に二本のカタールが地面に刺さり、足を止める。
ちッ邪魔をしやがって、一体誰なんだよ!?
「結局アンタが言う事は甘えじゃない、聞いて損したわ」
アタシの前に現れたのは、緑の双葉の髪飾りをした茶髪のサイドテールに体が小さいにも関わらずでけェ青いコートを着た小娘。アイツ、さっきボコボコにしてやった
「アイエフさん!?どうしてこんなところに!?」
ま、ガキが驚くのも無理はねェ。何しろコイツは二度と立てねェくらいにボロボロにしてやったのに、まさかまだ立てるなんてアタシも思いもしなかったからなァ。
「アンタが一人で戦ってるって言うから、わたしも来たのよ。それより下っ端、アンタの私情なんかわたし達には知ったことじゃないわよ!」
チビの言ってることにアタシの頭に来た。
「私情なんか知らない?上司に不公平な怒りをぶつけられても無茶な仕事を無理矢理受けさせたとしても黙ってろってかよ!?てめェは自分の心を捨てたのかよ!!」
この怒りはアタシだけじゃねェ!社会に不満を持ってる人間も多くいるんだ!なのにコイツは一つ理解しちゃいねェんだよ!
「捨てる訳ないじゃない!あんたの過去になにが起きたかも知らないけど、それはあんたのわがままじゃない!自分が受けたことに文句を言ってるだけよ!!」
言いたいこと言えるだけ言いやがって……!!
「下っ端さん……アイエフさんはキツイことを言ってますけど、目指した目標を簡単に諦めないでってことなんですよ?」
目標を……諦めない?
「わたしがマジェコンヌ四天王に負けて一度だけゲイムギョウ界を救えませんでした……もう……ダメなんだと思いました……。でも、まだ諦めてない人が少なくともいました。だからわたしもアイエフさんとコンパさんに助けられた時から、ゲイムギョウ界を……お姉ちゃん達を助けるって心に決めたんです!」
確かにガキはたった一つの目標の為にアタシの前に立ち向かってきた。一度立ち止まっても、また立ち向かってきた。そして今も――――――————
「ネプギア、こいつに深入りしなくてもいいわ」
チビはガキにそう言う。
「わかってます、でも下っ端さんにわかって欲しいんです!」
「だけど、この世界にもうマジェコンは必要としねェ……アタシの目標はもう終わっちまったんだ……」
「だったらマジェコン以外に世界が必要とすることを考えてください!それがまずあなたが考えることです!」
アタシの……目標は-――――――
「もう既に決まってらァ……」
ガキとチビはトーンを下げたこの言葉に反応した。
「目の前にいるてめェらをブッ飛ばすことだッ!!アタシの野望を邪魔するヤツはどんなヤツであろうが、アタシは迷わずバロック・ボルドーの力でブッ殺す!!」
「やっぱり下っ端はまともな考えはしないわね。ネプギア、さっさとやっつけなさい!」
「は、はい!」
チビに応じてガキは再び武器を構え出す。
だがバロック・ボルドーの力がありゃ、女神共なんか粉々だァ!!滅びの力で天国に行かせてやるからよォ!
胸に埋め込まれた石に手を差し伸べ、エネルギーを凝縮された石を取り除く。
『お、おい!こんなヤツに使わなくても殺せるだろ!?』
「今使わなきゃ損だぜ?」
手に取った石を右腕の籠手に填め込む。
『
石のエネルギーが右腕に流れる……!
本当はこの力でプラネテューヌの女神を粉々にするつもりだったけどよォ、邪魔が入って不発に終わっちまったが今度は決めてやらァ!!
「死にやがれェ!女神候補生!!」
右腕に拳を振るう瞬間、チビが体を張ってアタシの体を抑えつけた。
「な、なにしやがる!?離せ!!」
アタシの体に這いつくばるチビを振り払うが全く離す気がしねェ!
「させない!ここでネプギアを死なせるわけにはいかない!!」
「ちィッ!ホントにしつこいヤツだ!おい、バルド!!こいつを離すことに手を貸せ!」
ブラック・バルドはアタシの命令通りチビの引き離そうとするがそれでも離そうとしない。
「今よ!ネプギア!!」
「はい!てやぁ!」
ガキがチビの合図に応え、アタシに体当たりでかまされ体制を崩す。
同時にチビはアタシから離れ、バルドの体を蹴り解放された。
体のバランスを慌てて直そうとするがバルドがいる方に倒れる。
ウォッ!?ウォォォ!!
ブラック・バルドは慌てて叫び、逃げようとしたが―――――
「うわッちょっと待って!?に、逃げろ!早くゥ!!」
だが、言った瞬間もう手遅れだった。
右腕の拳に凝縮されたエネルギーはブラック・バルドに直撃してしまい、ブラック・バルド自身の体が爆散した。
「どこまでも邪魔しやがって!ガキと一緒にあの世に行きやがれェ!」
「悪いけど、かわいい妹にあの世になんか行かせないわ」
その声の主、女神パープルハートが目の前に現れた。
「お姉ちゃん!」
「遅いわよ、ネプ子」
チビが勝利を確信したかのように微かに笑う。
「相手は冥府の三巨頭だって言うのに、よく立ち向かえたわね。そこだけは評価するわよ」
女神の隣にいる偉そうな黄髪の小娘はなんだ?
「そこのネズミ女!今わたしのことを子供だと思ったわね!?」
えっ、読まれてやがる!?
「世間知らずのアンタに教えてあげるわ!わたしは
嘘だろ!?あの世界的ゲーム会社の社長がこんなちっせェ娘が社長!?
「あぁもう!あったま来た!!これは宣戦布告と見なすわ!殺るわよ!ネプ!!」
「なんか呼び名まで変わってるわ……」
女神がやれやれと顔に出すように言うと同時にナムコと女神はデバイスを腕に装着――――――ん?あれはPS・βでもガキが持ってるデバイスでもねェ?
『『Standby……』』
「「変身!!」」
二人はデッキをデバイスにセットし、カードバトラーとしての姿に変わる。
『
『
女神の方は既に【神器化】したソードブレイヴを持ち、一方黄髪の小娘は片手にスターブレード自前の剣を持ってる。
「これが……スターブレード・ドラゴンのプロセッサユニット……!」
女神が驚くのも無理はねェ。
ナムコは小さな体に似合わず、こんなゴツイ竜剣士のプロセッサユニットを小せェ体に身に付けるなんて普通思わねェもんな。
『驚くのはまだ早いぞ』
シャイニング・ドラゴンが女神に言う。
まさかあの小娘が使ってるスピリットカードは高クラスのカードなのか!?
「無駄口叩いてないでさっさと片づけるわよ。と、前にこれを……」
ナムコのベルトに取り付けてたホルダーからキューブ状の端末を手に取り、カードを一枚端末に差し込んだ。
「ネクサス展開!」
その言葉と同時に投げ、転がったキューブ状の端末が展開する。
「な、なんだ!?」
「どうなってるんですか!?」
多くの困惑の声が聞こえる中、周りを見たら街中じゃなく異世界にアタシ達は踏み込んでいた。
『懐かしいな……まさかゲイムギョウ界でも俺が生まれ育った故郷が見れるとは帰れるまで当分ないと思ったな』
スターブレードは優しい声で呟く。
「これがあなた達スピリットの世界……」
『そうだ。スターブレード、君がいなくなるまでわたし達はこの【星見の三連塔】で星を見ていたんだ』
シャイニング・ドラゴンが言う【星見の三連塔】は女神の後ろに聳え、星を見るのに最適そうな建物だった。
「綺麗……」
『赤の世界も物騒な感じだと思ったけどよォ、そうでもねェんだな』
ガキ共は異世界の夜空に魅了され、もはや戦いを忘れていた。
「ふんっ!」
突然ナムコがアタシに剣を振り、まともに攻撃を受けてしまった。
「ネプ!わたし達は観光に来たんじゃないんだからさっさと殺るわよ!」
「えぇ、わかってるわ!」
あの小娘……!隙を作るためにこんなのを作ったのか……!だけど前の戦いでアタシは死なねェってのは女神はわかってるはずだ!
「やってやるぜ!」
『
【マーク・オブ・ゾロ】のマジックカードを読み込み、Zの字を描くように斬る。
「そんな攻撃当たるとでも?」
ナムコは小柄な体をうまく活用しながら滑らかに避けた後、もう片手に自前の剣が召喚してカウンターを放つ。
「今よ!」
合図と共に女神はアタシの前に、追い打ちをかけるように刃先で体を突く。
「がはぁ……!」
畜生……二人相手だと結構厄介になるな。
やけくそに胸に填め込まれた最後の石を取り除き、右腕の籠手に填め込む。
『
剣にエネルギーが流れ、Xの字を描くように剣を振り、エネルギーの波紋が女神達を襲う。
『『Flash!』』
二人は冷静にデッキから二枚カードを引き、一枚のカードを読み込んだあと二人が残ったカードから手を離し、炎の壁が二人の前に現れる。
炎の壁がエネルギーの波紋を防ぎ、消滅する。
「さっ、フィナーレにするわ」
二人はエースとなるカードを引き、デバイスにカードを読み込む。
『『
女神は刃先をアタシに向けるように狙いを定め、ナムコは両手の剣で斬り込む体制に構える。
「はっ!とりゃあ!」
ナムコは吹き荒れる嵐の如く何度も斬り裂き、アタシがガードをする暇がなかった。
そして攻撃の嵐は収まりナムコが下がると同時に女神が剣刃で斬り上げるがアタシに止めを刺すのが目的じゃなく、アタシの体を上空に上げるのが目的で斬り上げた。
「これで……最後ッッッッ!!!!」
空中に浮いた体が重力で引き戻す隙を見て女神はアタシの腹部を斬った。
だが残念だけど今のアタシは不死身だからどんな攻撃を受けようがアタシは何度も蘇る――――――
『
アタシが装着してたバロック・ボルドーのプロセッサユニットが一瞬で消滅し、いつもの姿に戻った。
「う、嘘だろ……?」
姿が元に戻ると同時にデバイスが取れてしまい、落ちた衝撃でデッキが散らばる。
「バロック・ボルドー、お前はあんなヤツらに負けるはずないよな?だからさ、もう一度戦おうぜ?」
負けたことを認められるず散らばったカードをひとつのデッキにまとめ、デバイスを拾い上げる。
「もう一回……もう一回女神に復讐しようぜ?」
装着したデバイスにデッキをセットした。
『
デバイスの音声に耳を疑い、何度もデッキをセットする。
だけど鳴る音はエラーの一言がわたしに聞かされる。
「なんで、変身が出来ねェんだよ!?」
突然女神が変身を解き、女神の口からわたしは衝撃的な事実を知る。
「PS・βは、製品版のPSよりスペックが低いからリミッター付けてもそんなに精神エネルギーの消耗を抑えられない。だからノワールは変身後、12時間経たなきゃ再び変身できないようにシステムに書き込んだんだ」
なんだと……!?じゃあもうアタシは戦えねェのかよ……!?
この事実を知ったアタシは自分の情けなさに悔みこぶしを握り締め、いつの間にか涙を流してた。
「なんで……アタシはいつまでも負けっぱなしなんだよ……!」
『すまねぇ、リンダ……俺様が弱いせいで……』
バロック・ボルドーは優しい声でわたしを慰めるだけど―――――――――
「お前は悪くないんだよ……アタシが――――—————
アタシがいつまでもやられてるから……アタシは弱いままなんだよ……ッ!
「アタシが……もっと強かったら……こんなヤツらなんか……!!」
SAVE・The・Data……
どうもアポロです。
最近Twitterのなりきりが楽しすぎて小説の続きを忘れそうになりました(笑)まぁ、色々ありましたけどね。
さて、今回の話ですが下っ端ちゃん目線でストーリーが進みました。正直言うとまだ社会人じゃないので不満を持つところが違うかもしれません……(汗)
バトスピを知ってる方なら知ってると思いますけど、実は言うとまだスターブレードは本気を出していません!はい。
今後のソウルコロシアムシリーズなんですが、短編でバトスピと他作品を交じり合わせた作品を作ろうと思ってます。何故かというとソウルコロシアムシリーズは色んな作品とクロスオーバーさせて長編でもやろうと思ってたのですが一人でやったら時間がいくらあっても足りないということで決断させていただきました。あっ、ネプテューヌ編が終わってもやる気があれば長編を作りますよ。
この先どうなるかわかりませんが、少しでもカードバトラーが増えますように……。