融合スピリット
2体のスピリットが融合し、新たな姿と力を生み出したスピリット
一例として【太陽龍ジーク・アポロドラゴン】と【凶龍爆神ガンディノス】の2体から誕生した【太陽凶龍アポロ・ガンディノス】が発見されたという。
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わたし達が今向かってるのはラステイション南区――――――――この方向にディアボリカ・マンティスが飛んで行ったからこの辺りにいるはずよ。
念のためわたし達は次の戦闘に備えて女神化を解いて元の姿に戻ってるわ。
通常の女神化なら時間は限りなく持続は出来るけど、デバイスを使っての変身なら話は別。スピリットにダメージを与えやすくする代わりに精神力の消費が伴うわ。
ディアボリカ・マンティスはまだ興奮してるから戦闘に入ることはないとも言えないし、わたし達の世界のエネミーモンスターとは違う苦労があるわ。
それに早くカードに戻さないと、なにも知らずにうろつかれたらわたしが困るのよ。もしあれを一般人が見たら国内は混乱する!
『やっぱりあの子達は
ナインテイルが大きなため息をつくなんて珍しいわね……。
あんな巨体で隠れることができるなんて想定外よ。でもディアボリカ・マンティスが言ってた眷属――――――彼の仲間のスピリットのことを指してるはず。
眷属に危機感を感じてたみたいだから長く隠れてはいられないはず。
それでもいまだに見つからない……確かこの辺りに行ったのを見たからそこにいるはずなのに。
「ベール、あなたはなにか見つかった?」
ベールに聞いてみるも――――――――
「なにも見つかりませんわ。それに詳しい事情も聞いてないので、状況もなにが起こってるのかも理解が追いつきませんし」
そういえば説明もなしに協力してもらってることをすっかり忘れてたわ。
「そういえばそうだったわ……。話が長くなるけどいいかしら?」
「構いませんわ、何も説明もなしで探せと言われましてもわかりませんので」
ベールに了承を得たことでわたしはゲイムギョウ界の現状――――――――――――【スピリット問題】について語った。
「そういうことでしたの……このままではスピリットに侵略されてもおかしくはありませんわ」
「それで今、異世界で伝説の剣として
「合計24……多いのか少ないのか微妙な数ですわね……」
ベールは険しい表情で悩む。
でもゲイムギョウ界はわたし達女神にとって割と狭いのよ、自分の国の管轄内ならあちこち飛べるから探せるわ。
「でもわたしとネプテューヌが剣眼とソードブレイヴを所持してるから残り20、もしかしたら案外早く見つかるかもしれないわ」
この一ヶ月で二本及び二人が見つかってるわけだからこの調子だと半年で集まりそうな気がするわ。
「そうですの?なら案外大事にならずに済むかもしれませんわね」
少し安心したか、ベールの険しい表情が和らいだ。
「そういえばわたくしの国で奇妙な剣を見つけて保護をしてるのですが……もしかしたら、あなたが求めてるものかもしれませんわね」
「ん?それは本当かしら?」
「えぇ。今、この箱の中に収めてますの」
ベールが言う箱というのはさっきから気になる木箱を指してた。
「ですがとても錆びついて使い物になるかどうかわかりませんが、もしかしたらこの剣がソードブレイヴでしたら……」
錆びついてるんじゃ見分けがつかないわね……。
でもそれがもし、本当にソードブレイヴなら―――――――――――――
「あなたが信じるその可能性に賭けるわ、だけど今すぐは出来ないから今はあなたが持ってて頂戴」
「わかってます。一刻も早くディアボリカ・マンティスというスピリットを探さなければ……」
ベールが喋る途中、疑うような目で遠くを見つめてた。
「どうしたのよ?」
「いえ、あそこになにかが集まってるような気がしまして」
わたしもベールが見つめる先に目を向けると、鳥のような飛行物体が一か所に集まってる。
「不気味ですわ……まるでハチの巣みたいに群がっていますわ」
ハチの巣―――――――そのキーワードにわたしは気が付いた。
虫は集団で集まる習性があるのが多い――――――――――――――これがスピリットも同じなら。
「ベール、緊急でそっちへ向かうわよ!!」
「あっ、待ってくださいまし!」
わたしたちはすぐに虫の大群が集まる方に向かった。
――――――――――――
わたし達が向かった先は薄暗くてボロボロで人の気配が全くない廃墟―――――のはずだけど爆発音と砂埃が巻き起こり、この廃墟事態が戦闘区域になってる。
当然わたし達が戦ってる訳じゃない、つまり何者かがディアボリカ・マンティスと戦闘してる可能性があるわ。
「あなたの国の裏はこんなに物騒でしたの?これがバレてしまわれましたらシェアが落ちてしまいますわよ?」
「いつもここは人気はないから戦争なんて起きないわよ!」
そう、一人もいないはずなのに急に物騒になんかなるはずなんてないわよ。
以前、人間の言語を喋ることが出来るナインテイルに聞いてみたけど彼はこう話した。
『アタシの世界の生物のほとんどは争いながら生きてるのよ、あなたたちの先代の女神様が起こした守護女神戦争のようにね』
今のゲイムギョウ界とは違って武力でシェアを奪い合うことなんてしなくなった。
思い返してみればわたし達四女神は普通に仕事して、寝て、食べて、それからたまに遊んでの繰り返し。
ピンチの時は歴代最悪だったけど、わたし達の世代は歴代で一番平和とも言える自信はあるわ。
やっと楽しい女神人生を満喫できそうだと思ったのに……。スピリット問題なんてさっさと片づけてやるわ!
そう思って駆けつけた先には―――――――わたしの予想を上回る出来事が目の前にした。
巻き起こる炎の竜巻が巨大な虫達を巻き込み、虫達を焼き尽くしてカードにした光景をわたしは見た。
「ノワール!あれを!」
ベールが指を指す先には、炎の竜巻の中に人影が見える。まさかそいつがこの竜巻を!?
人影はわたし達に気づいたかわたし達に叩きつけるように竜巻を折り曲げる
「離れて!!」
危機を察知したわたし達は二手に分かれて竜巻から離れる。
ベールと離れてしまったけど、竜巻が収まればまた集まればいい!
その時、炎の竜巻が消えて中にいた人影が露わになった。
龍の鱗を纏った鎧の人間―――――――そいつが竜巻を起こしたヤツだった。
「こんなところに女神様がいるなんて珍しいモンだな……何の用だ?」
言葉の一つ一つがノイズがかかってる……間違いないわね、アイツがネプテューヌが言ってたアポロ・ガンディノス使い!
「あら、あなた……プラネテューヌに居たんじゃないのかしら?」
わたしはアポロ・ガンディノス使いの鎧の男に問う。
プラネテューヌで起きた事件はとても重大。その為5000人体勢の捜索と各国への航空は制限してる。
あの体勢から脱出出来るのはほぼ無理って言ってもいい。なのに今、この目の前にいるなんて……!
「カード一枚でプラネテューヌから脱出出来たのは俺でも驚いたぜ」
やっぱり、カードで……!
「あそこはしばらくソードアイズが出ない様子だったから、ここに移動したんだ」
こいつもソードアイズが目的に?一体なにを狙ってるというのよ。でも――――――――――――
「なら都合がいいわ、あんたの鎧を剥がして設計図を場所を聞き出してやるわ!」
「なんだ、せっかく害虫駆除をしてやったのにその言いざまはないな?」
「害虫駆除?バカなことを言わないで。あなたがやってるのはカードの力を悪用して問題を大きくしてることよ!」
ポタスピを腰に巻き、再び女神化変身の構えを取る。
「悪用ねぇ……せめて有効活用と言ってもらいたいんだが」
呆れたような様子で鎧男は言う。
「
蒼い炎がわたしを包み、ブラックハートの姿に変えナインテイルプロセッサを身に着ける。
「女神の怒らせたことを後悔させてやるわ!」
『
純白に輝くミッドナイト・サンの刃を
「ミッドナイト・サンにナインテイル・ダーク……それがこの世界の闇の白のソードアイズはお前だったか!」
鎧男は感心してるのか少し期待してる様子。
「ふんっ、どうせなら白属性だけじゃなくて黒属性も作って欲しかったわね。黒がないせいで教会に職員の一部にグレーハートなんていじられる始末よ!」
幸い闇の白は体が黒いスピリットが多いみたいだからよかったけど、そうじゃなかったらわたしの立場がなくなっちゃうわよ。
「ま、そんなことはどうでもいいわ。いい加減さっさと御用されなさい!」
騎士の如く刃を振り鎧男に攻撃を仕掛けるが、鱗を纏った籠手で刃を防ぐ。
しかもこの攻撃にビクともしないわね……相当な腕を持つと見るわ。
鎧男が防いだ刃を振り払い、左腕に取り付けてるデバイスの銃口をわたしに向け光の銃弾を放つ。
その銃弾をわたしは空を舞う蝶のようにかわし続ける。
「見たことないデバイス……手遅れだった訳ね!」
あのデバイス……明らかに企画されてないタイプのデバイスよ!しかも銃口を取り付けるなんて、何者なの!?
「スターブレードの娘よりは中々やるな」
スターブレード……!?噂は本当だったのね……。
わたしは驚きを隠せなかった。まさかスターブレードを味方につけてるナムコが負けるなんて……。
『ノワールちゃん、この戦いはスピリットの強さだけが勝敗が決まる訳じゃないわ!ノワールちゃんの戦いのセンス、そしてバトスピの知識の豊富さも関係するわよ!』
「言われなくても分かってるわよ!」
瞬間、わたしはアイツの銃弾をまともに喰らってしまい体勢を崩してしまった。
「お喋りをする暇はないぜ?」
あいつは赤属性のスピリットをベースにプロセッサ・ユニットを纏っている。赤属性のスピリットは接近戦で戦うことが多いから接近戦を中心とした武器、スキル、それに応じたプロセッサ・ユニットが生成される。
どう見ても接近特化の武装にしかみえないけど、まさか30m離れても当たるなんて……。
白属性は防御が得意とする属性だけどわたしのデッキは攻撃要素が強いカウンタータイプ、攻撃は最大の防御とも言えるけど攻めづらいわね……。
それでも―――――――――
「さあ来なさいよ、赤属性なら赤属性らしく攻めてきなさいよ!」
わたしは刃を下し、無防備の体制で挑発をした。
「中々の威勢を持っているな。いいだろう、その誘いに乗ってやるぜ!」
アポロ・ガンディノス使いの鎧男はためらいもなくわたしの挑発に乗り一気に近くまで接近し、武器の龍の鉤爪でわたしに連続でひっかく。
その動きを見破り、わたしはかわし続けてデッキからカードを一枚引き、引いたのと既に手札にあるデバイスのカードを同時に読み込ませる。
『
読み込ませたカードの影響により、いつもより体が速く動けることになった。
強化されたこのステータスを利用し、得意の剣術で鎧男を斬りつける。
「ちぃっ!少し油断しちまったな」
鎧男は悔しそうに舌打ちをする
「さっき使ったのはスピリットカードの【高速機獣オセローダー】に違いないな」
使ったカードを当てられてわたしは衝撃を隠せなかった。
オセローダーはモチーフのオセロットの身軽さが武器になってる。他にも兵器は搭載されてるけど能力追加にあたって身軽さのみステータスに反映されるけど、まさか一部の特徴だけで当てられるなんて……。
「だが使い方が勿体ない・オセローダーは防衛反応で搭載された兵器が展開され、自身の戦闘力を上げられるというのにな」
なんですって……!?
もし本当なら、わたしがテキストを読み間違えたことになるってわけ?
「あともう一枚は……マジックカードだな。その能力は相手の能力を下げるものだ」
もう一枚のカードを当てられたことでわたしは屈辱を覚え、奥歯を噛み締める。
「お?図星か?」
やられたわ!まだカードの名前すら当ててないというのに心境を表情に出してしまうなんて……!
やっぱりこの戦いは今までとは違う戦いね。
自分の持つ業や経験は勿論、それなりのカードの知識が必要となるなら推測や読み合いも今まで以上に必要になってる。
「一つ教えてやろう。デッキを構築するにはカードを40枚以上束ね、1種のカードには3枚しか入れられないのはお前は知ってるな?」
「当たり前よ、このデバイスを作ったのはわたし達だから」
この男、なに得意げに言ってるのよ……。
「だが4枚以上入れられないのは不思議に思わないか?」
確かに、ナムコが持ってた設計図によればそんな規制があった。でも――――――――
「それはデッキとして成り立たないから、でしょ?あなたバトルデバイスを持ってて何を言ってるの?」
何を言い出すかと思えばこれ、呆れるわ。
「それもあるがもう一つ意味を深い事情がある。その理由は1種類のカードのほぼ、何千枚……いや、この世に数えきれないくらい大量に生成されてる訳だ」
か、数えきれないくらい!?じゃあカードを全て回収するのは不可能ってことじゃない!
「まっ、ほぼだから数枚しか存在しないのもある。それが強大な力を持つカード、Xレアと呼ばれるカードだな。」
強大な力―――――ナインテイルやミッドナイト・サンは他のカードと比べていればぶっ飛ぶくらいの強さを持ってる。それに今まで同じ種類も見てない。つまり―――――――
「お察しの通りその2枚も希少性が高く、強いカード。間違いなくそれはXレアだ」
カードはそれぞれ能力は違うというのはわかってたけど、希少性にも関係するなんてね。
「その希少な力と無限戦略、そして自分の能力をどう向き合っていくかはお前次第だ」
カードで戦う……まるでトレーディングカードゲームにアクションを銜えたものね。
「さて、お喋りはここまでとするか。ディアボリカ・マンティスもXレアだからな!ここで退くわけにはいかねぇんだ!」
それでヤツを狙ってた訳ね!なら―――――――
「そうと聞けばわたしも退くわけにはいかない!さぁ、バトルはまだ続いてるわ!」
こいつをさっさと倒して早く見つけなきゃ!
九尾の黒女神と太陽凶龍の戦いは再び幕を開ける――――――――――
Save The Data……
2つの季節越え、やっと更新出来ましたぁー!
大変だった、本当に大変だった!ネタを絞り込んで戦闘シーンを字にしつつ、解説を描ききった快感は久しぶりだ!
おっと、一人で盛り上がってすみません。最近ソードアイズのネタが思い浮かばなく、神皇編と煌臨編のネタしか思い浮かばず、ひたすらTwitterに籠ってました(汗)
ある時はPSO2でネタを収集したり……ある時はアズールレーンをプレイしたり……そして今、無事に更新しました!
ありがとうアズールレーン……君がネプテューヌとコラボしてなかったら今PCの前で書いてないよ……。
こんな感じでやる気の問題で更新ペースが遅くなってますが、ぼちぼち更新しながら新しい世界でのバトスピを考えていきたいと思います。それでは次回お会いしましょう!