【スピリットロイド】
スピリットカードをAIとして本体に埋め込み、持ち主なしで単独行動が出来るヒューマノイド型ロボット。
カードバトラー同様にスピリットエネルギーで構築したプロセッサユニットを武装して戦闘が可能。その一例がアポロ・ガンディノスである。
ゲイムギョウ界に【スピリット問題】が発生して3カ月―――――――――――――各地にソードブレイヴと剣眼が発見されると同時に次々と明らかになっているカードの謎。
今までの出来事を纏めれば――――――――――¨スピリット達によって完全に蝕まれる前に裁きの神剣力で世界のバランスを取る核の構築をするのだけれど、裁きの神剣は現在封印されている。
封印を解く鍵になる12本のソードブレイヴが集いし時、裁きの神剣は真の力を取り戻して新たな世界を築き上げる¨
その迷信を信じてわたし達女神は今、3本のソードブレイヴと―――――――それらの剣の所有権を握るソードアイズがいるわけだけど……全部合わせて24のものを揃えなきゃいけないから残りの三分の二を集めなくちゃいけないのだから正直のところろ気が遠くなる話よ。
それに立ちはだかる下っ端とスピリットロイド……聞いた話を解釈すれば、誰かに命令されて阻んでいるように感じるの。
一体なにが目的なのかしら……。
「お姉ちゃん!約束は今日だよ!今日こそ3人で遊ぼ!」
「約束……忘れてないよね?(そわそわ)」
あれとこれと考えている中、妹のロムとラムがわたしの部屋に堂々と入ってきた。
紹介するわ、活発な方がラム―――――――内気の方はロム。顔が瓜二つの双子よ。この二人はルウィーの女神候補生、ホワイトシスターでもあるわ。
わたしはブラン、ルウィーを治める女神ホワイトハートよ。
もう察していると思うけど、ここは夢見る白の大地【ルウィー】――――――――年中雪が積もっていて魔法が豊富の国で知られているわ。
今わたし達がいるのはルウィーの中心部、教会よ。
「……ごめんなさい、今日も手が離せないの」
スピリット問題が起きてからスピリットの対策、その他諸々で結局最近は休めない……特にスピリットロイドの出現が大きいからそれの対策もしなきゃ国民を危険に晒すことになるわ。
だから今日も報告書を目に通しておかないと――――――――――
「それ昨日も言った!」
「お姉ちゃん……怒ってる……?」
一週間くらい前に開設したアトラクションを試遊という形で遊んでもらいたいっていう依頼もそういえば放ったらかしだったわ…。3人で行こうとは思ってたけど最近仕事詰めで中々行けない……。
「もういいよ!今日も二人で遊ぶから!行こっ!ロムちゃん!」
ラムは不満に耐えきれず部屋から出て行った。
「お姉ちゃん……本当に怒ってたらごめんね……?お姉ちゃんがいつも書いてる本にお絵描きしちゃった」
ロムは寂しそうに言い残して続いて部屋から去って行った。
……待て、なんか聞き捨てならねえことを聞いたぞ?
―――――――――――――っと、今はそれどころじゃないわ。まずはあの剣について調べなきゃいけないわ。
先日、海岸の砂浜に錆びた剣が刺さっていた。その剣は噂のソードブレイヴと特徴が一致していることから、わたしはその剣について研究しているわ。
とは言っても、研究はまだ始まったばかり。実際のところはまだ2割しか進んでない。
わかってるのはソードブレイヴであることと、錆を取るための条件。もっと進めるには剣眼を持つ者と、そのソードブレイヴと関連性があるスピリットが必要。
その二つが揃ってない以上、今は謎には近づくことはできない。
剣眼を持つ者にはいま現在……女神だけが持つという共通点がある。これに意味があるとすれば――――――――――女神であるわたしと、女神候補生の4人が縛られる。
でも、もし女神だけに縛られたとしたら残りの4本が余る……もし、一人に一つ剣眼とソードブレイヴを持つとなれば難点が出来るわ。
その4本は女神以外の誰に所有権が与えられるか……それ以外になにかあるのかしら。
「ロム様!ラム様!それはおもちゃではないんです!返してください!」
部屋の外から何かと騒がしい……少し息抜きに様子見に行こうかしら。
部屋のドアをあけると目の前にした光景は―――――――――――
「なにこれー?おっきいけどボロボロでかっこわるーい!」
「ざらざらしてる……」
妹達が二回りくらい巨大な剣を持ってはしゃいでるのを手こずっている職員の光景が見えるわ。
仕方ないわ……手本でも見せてあげましょう。
「二人とも、こんな大きいものを持って走ったら危ないじゃない」
「だってこのお姉さんが追いかけてくるもん!」
「うん……だから逃げてるから、一応鬼ごっこもしてる」
鬼ごっこね……。とはいえ、二人は女神候補生。この職員も一般人と変わらないから体力差で負けるのも目に見えてるわ。
「いい?二人は女神だけど、今は職員の人の言うことを聞きなさい」
「ぶー、お姉ちゃんいつもこういうよね!」
「うん、うん」
反論するラムにこくこくとロムは首を縦に振って同感する。
「お姉ちゃんはいっつもそうだから国民にお婆ちゃんなんて言われるんだよ!少しは羽目外させてよね!」
「いやおばあちゃんなんて言われたこともないし、あなた達いつも派目外してるじゃない」
国民に言われたらイラ立つけど妹に言われたら逆に落ち込むのは何故かしら。
「違うよラムちゃん、お姉ちゃんはお婆ちゃんじゃなくて
「なるほど!」
「お前ら!いい加減怒るぞ!」
「お婆チャル様、血圧が悪くなってしまいますよ?」
「あぁ!?」
「ひっ……」
振り返って威圧をかけられた職員は弱気な声を上げて怯えていた。
「じゃあ行ってくるねー!」
「あっ!おい待て!……ちっ、覚えてろよ……」
振り返ると二人は既に遠くに出掛けてしまった。うまく逃げられたわ……。
「あ、あの……ブラン様?」
「……今度はなに?」
さすがに怒ったままじゃ大人げないから一呼吸を置いて耳を傾けたわ。
「……いいんですか?ソードブレイヴを持っていかれましたが」
「なんだと!?それ早く言え!」
あの状態じゃ壊れてしまうかもしれないのに!クソッ!一刻も早く取り戻さねぇと!
「おい待て!それはおもちゃじゃねぇんだよ!」
わたしは錆びたソードブレイヴを取り返すべく、必死に走って妹達を追うのだった。
それが、新たなる試練へ挑戦する運命に導かれるのだった
Save_The_Data……
皆さん、お久しぶりです。ようやくブランを出すことが出来ました。
ブランも出て早々いじられて喜んでいるのではないのでしょうか?後ろに殺気が感じますが。
それはさておき、今回は短めで締めさせていただきました。さすがに毎回5000文字以上は脳が持たないのでしばらくこのペースでいかせてもらいます。
最近語彙力も下がってきたこの頃ですが、とりあえず頑張ります!
あと、なり垢で報告させていただきましたがオーズデッキ組めました。最終回タジャドル煌臨させてロストブレイズして高コスカード破壊するの楽しいです。
そんなわけでまた次回お会いしましょう、ターンエンド!