超次元ソードアイズ ネプテューヌBS   作:アポロ雄将

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 17Nep ソードブレイヴの封印
 
 ゲイムギョウ界に現れたスピリットと共に生成されたソードブレイヴは、錆びついて力が発揮できない状態になっている。
 ナムコの推測ではあるが恐らくこれは剣眼を持つ者以外に使用されないようにしているっと思われる


20Nep「ゲイムギョウ界の現状」

 

 光の戦士ランダルのカードを手に入れ、すぐにヒントを探そうとしていた。

 カードに関しての知識がほぼないわたしには誰かの助けを求める必要がある。となれゲイムギョウ界内でカードに詳しいナムコに頼らないとならないわ。

 やることが決まったことで、パソコンの電源を入れてすぐビデオ通話で今までの出来事とこのカードのことを聞くことにした。

 

 「ブランが会ったのは恐らく、戦輝神(せんきしん)ゼルドナーグってヤツよ。これを狙っていたっていうことはそっちで保管されているのは光の青のソードブレイヴに違いないわね。錆びたソードブレイヴは剣眼を持っているヤツがいないと無防備だから必死になって探していたに違いないわ」

 

 光の青――――あの巨人軍団が守護していたってわけね。

 

 「青属性の小型スピリット……というのは確実だけど、なんか似てるのよね。これのデカいヤツ」

 

 「大きいの?」

 

 ロムは大きいというキーワードに注目疑問を抱いている。

 

 「詳しく聞かせて。ランダルの大きいスピリットに関してのことを」

 

 「うーん……このカードは祖先の眷属にあたるスピリットでね、アレクサンダーと言った巨人のスピリットがカードの世界の古代にいたの。それに似てるわ」

 

 古代……ってなるとカードの世界も歴史があるってわけね。

 カードの世界の歴史が今回の事変にどんな鍵が出来るのか……。

 

 「ランダルは眷属のカードだからそのアレクサンダーの力と比べて劣るわ。でも、このカードがあるってことはこのカードの子孫がいるはず」

 

 「へぇ、アレクサンダーにもお孫さんがいるんだ!わたしと同い年かも!」

 

 ラムはアレクサンダーの子孫のことを聞いてワクワクしていた。

 

 「この世代のアレクサンダーは……何世だっけ?まあとにかく、光の青のソードブレイヴの錆びを取るには青の剣眼とゼルドナーグを仲間に引き入れる必要があるわ。だからまずそのアレクサンダーを仲間に加えてあなたの戦力にして」

 

 「待って、現状光の青の剣眼がいないわ。あなたの話じゃゼルドナーグだけいても錆びは取れないはず」

 

 「あぁ、それに関しては問題ないわ。他の女神も守り手のスピリットと会った時点でなったみたいだし、ゼルドナーグと一緒に触れた段階で剣眼を持てると思うから」

 

 根拠のない言い方と態度が地味にムカつくわ……。見た目が子供らしいとは言っても実年齢は成人越えだから余計に。

 だからと言って説教とかしたら後々面倒になるからこの事変が終わったら言ってやるわ。

 

 ―○●○―  

 

 あの後、一人でルウィー近辺のダンジョンを探してみることにした。

 

 事変が起きて天変地異がよく起こっているから国以外の地域はほとんど跡形がない。あらゆるところでスピリットが誕生して独自の文明が発達しつつあるわ。

 もはやここまで来たら異世界と勘違いしそう……。

 

 あの金ピカの本拠地はルウィーの大陸内にルウィーとは違う建物―――――この感じだと中世ヨーロッパ風にあるレンガで積み上げた小規模の城ね。だけど、残念ながらそこにアレクサンダーはいないわ。

 

 巨人がいるところはルウィーの中でここぐらいで、後は幻獣やサイボーグタイプの獣がほとんど。

 

 他の女神たちに聞いたけど、どうやら大陸によって属性や種族の偏りがあるみたい。

 

 プラネテューヌは爬虫類、モンスター系の亜人が多く、ラステイションは機械系とゴーレムが中心。

 

 残ったリーンボックスは……大自然の生物や虫、人に近い亜人がいるみたい。

 

 この中で一番条件に近いのは……リーンボックス大陸ね。リーンボックスに行くには国境と海を跨ぐ必要がある上、海にももちろんスピリットがいるらしい。

 

 女神化して空を飛ぼうにも、鳥型のスピリットがいるわ翼竜型スピリットもいるわで空を自由に飛べないのは確実。

 

 噂じゃ空に浮遊島があって友好なスピリットもいるみたいだけど危険なのは変わらない。いったいどうすれば……。

 

 わたしでも頭を抱えているときみ端末機器から通知が鳴り、コートのポケットから取り出して電話に応じた。

  

 「ブラン様?心象はどうでしょうか?」

 

 わたしの電話に掛けたのは、ルウィーの教祖の西沢ミナ。わたしの性格上、ルウィーの公務は向いてないから7割を任せているの。

 

 「全然進まないわ……今、リーンボックスに行こうとはしていたけど、多分全船欠航でしょう?」

 

 「えぇ、ブラン様のおっしゃる通り欠航ですね……。今のゲイムギョウ界の安全地帯はほぼ国だけなので国民を危険な状態に晒すわけにはいきませんね」

 

 「そうね……それで情報掴めた?」

 

 「他のソードブレイヴに関しては今のところありませんが、全船欠航の代わりに空間転移システムを公共機関に提供しようと思います」

 

 「空間転移?あれはシェアを消費するから却下したって、前に言ったはず」

 

 シェアを消費すれば、女神化時の出力が落ちる―――つまりわたし自身の力が少しだけ失うことになるわ。

 

 「そのことなのですが、ナムコさんの技術で最近生成されるコアを燃料にすればシェアを消費することなく空間転移が出来るみたいです。ブラン様に試運転という形で利用させてもらえるみたいなので、リーンボックスに行かれるならそれをご利用になってはいかがでしょうか?」

 

 リーンボックスに行けるのはいいけど、わたしが実験するのね……。

 でもこれで問題は解決した。これでリーンボックスに行けるわね。

 

 「わかったわ、すぐ向かう」

 

 「あと、ついでにコアの採取をお願いします」

 

 そこはあっちが用意しねぇのかよ……

 

 Save_The_Data……

 





 どうもアポドラです。
 Twitterではある事情でなりきりはアズレンキャラに変更しました。しばらくこの状態が続きますが、ネプテューヌなりきりに戻す予定になりますので待っていてください。
 サブタイトルがパッと思いついてまんまとは思いましたが、下手なものよりいいと判断してこの形になりました。
 
 本題ですが、実はネプテューヌへの知識が段々薄れて設定が6割しか覚えてない危ない状態です。たまにYouTubeでVⅡのプレイを観て復習してます。
 今後の展開については駆け足でコツコツと進めたいと思います。ネプテューヌ編以外にも書きたいクロスオーバー作品がありすぎる故の結論ではありますがそうせざる負えません。
 
 忍者ネプテューヌはまだかと期待しながらまたお会いしましょう。ターンエンド!

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