超次元ソードアイズ ネプテューヌBS   作:アポドラ

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3Nep「闇を照らす聖火」

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 「えっなにこれ?」

 

 放出された光は後に焼け野原となり、トナカイの群れは力尽き、元の姿のカードに戻り、お釣りとして青く輝く宝石がコロコロと落ちた。

 

 「シャイニング・ドラゴン……これ、どうなってんの?」

 

 「『輝きの聖剣シャイニングソード』の召喚時に、弱き魂はすべて焼け野原の餌になる。という説明ならすぐわかるかな?」

 

 いやいや!説明になってないよ!そもそもこれ、主人公が持つべき能力じゃないよね?それって世紀末の荒くれものがヒャッハー言いながらやることだよね?せめて、一体ずつ倒して勝利を勝ち取ろうよ!

 

 「ってうわー!火事だー!!消化器!誰か消化器持ってきてー!!」

 

 このままじゃノワールの教会が丸焼けになっちゃう!その時警報が鳴り響き、天井から水が降って来た。防火システムのおかげでなんとか火は収まった。さすがノワール!私には出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!じゃなくて、丸焼けにならなかったのはいいけど、部屋が丸焦げだよ……。ノワールにどう言い訳すればいいのかなぁ……。

 

 「それはあとで考えればいい!そんなことより次に備えるのだ!」

 

 その言葉の後、次々とスピリットの大群がこの部屋に侵入してきた。

 わたしは聖剣を手に取り、次に次へと切り裂き、カードに変化した。しかし、わたし一人じゃ中々数は減らない。この数をどうすれば……。

 

 「デッキの中に『ツインフレイム』があるはずだ。先ほど落ちたコアを利用して発動するのだ!」

 

 わたしは指示されたカードをデッキの中から取り出した。コアって、お釣りで出たこの綺麗な宝石のことかな?それを手に取り、敵にカードを見せびらかした。

 

 「Flash(フラッシュ)!」

 

 シャイニング・ドラゴンの掛け声と共に『ツインフレイム』は発動し、二体のスピリットを焼き尽くした。

 

 「おぉ!さっきのシャイニングソードもいいけど、これも中々やるねぇ!もう一発!」

 

 『ツインフレイム』が再び発動し、二体のスピリットを焼き尽くす。

 そんな中、スピリット達はスピリットの残骸のコアを吸収し始めた。

 

 「よし!今がチャンスだね!このままこの大群をやっつけよう!」

 

 「いや、チャンスなのは相手の方だ」

 

 この時、わたしはこの言葉の意味がわからなかった。

 どう見てもチャンスにしかみえないこの瞬間にその意味が実現してしまった。スピリット達はコアを吸収し終えた後、様子が変わった。

 

 「な、なんかさっきまでとは違う殺気が感じるんだけど……シャイニング・ドラゴン、説明よろ」

 

 この殺気を感じてしまったわたしはついに声を震えてしまった。

 

 「実際に戦ってみればわかる」

 

 説明雑っ!こういう時こそ解説が必要なんだよ。

 そして再びスピリット達はわたしに襲い掛かって来た。わたしは抵抗するものの、さっきとは力が強く、一振りでカードになったスピリットは一振りでは一部のスピリットには適わなかった。

 

 「スピリットはコアを吸収することでレベルが上がり、力も強くなる」

 

 説明おっそーい!するなら襲われる前にしてよもう!

 

 「力が強くなるだけではない。北東側にいるスピリットを見るんだ」

 

 わたしは指示された通りのスピリットを見た。そのスピリットは不気味なオーラを発してる。一体あれはなんなの?

 

 「ベア・ポーラーだ。君が以前戦ったトナカイのスピリット、ダーク・カリブー同様攻撃は不得意なものの、攻撃には備えてる」

 

 だからあのスピリットは打たれ強かったんだ。それがあのクマさん型のロボットと同じ特性があると。それで?

 

 「だが奴は闇のスピリット、特定の条件が満たされることによって更なる力が発動する」

 

 「え?あのクマさんまだ強いの?」

 

 わたしが唖然とした次の瞬間、目の前のベア・ポーラーとは違う同種のスピリットがわたしに襲い掛かった。わたしはその攻撃をかわし、カウンターを放った。しかし、その攻撃は受け止められた。

 

 「うぅ……さすがにレベルアップしたスピリットは少し腕が立つね……」

 

 わたしの言葉に応えるかのように唸りをあげるクマさん。

 鍔競り合いが起こる中、急にわたしの体に疲労が迫って来た。

 

 「あ、あれ?おかしいなぁ」

 

 クマさんはわたしの疲労を見抜いたかのように目つきは鋭くなり、わたしを振り上げ床に叩き落とした。

 

 「あ痛たた……わたし今レベル999までいってるのに、なんか体が……」

 

 わたし、もう歳?でも体はピチピチだよ?なんで?

 

 「これがベア・ポーラーの隠してた力だ」

 

 え?ひょっとしてクマさんって歳を取らせる力があるの?女の子の天敵を味方にするなんて、もう遊んであげないから!

 

 「違う、ベア・ポーラーの隠してた力は疲労を相手に与えるものだ。年齢とは関係はない」

 

 よ、良かったぁ。歳なんて取っちゃったら次作のヒロインに選ばれないからびびったよ。

 

 「最も、次作なんて作るかどうかは作者次第だが」

 

 「そ、そうなの?それで疲労になにか関係ありそうだけど、シャイニング・ドラゴンにもなにか影響するの?」

 

 「ああ、疲労はわたしたちスピリットの力を半分以下するスピリットの天敵である。特殊を使うのは勿論、この力を永続的に使うのも疲労に繋がる。疲労が限界まで達した場合、わたしの力は使えなくなる」

 

 「え~と……つまり、どういうこと?」

 

 一気に説明されてもわかりません、

 

 「今の話をまとめると、この力を使うのに制限時間があるってことになる。つまりだ、時間内に全部倒し切れなきゃわたしたちが不利になるということだ」

 

 「ウソっ!?それじゃあ貴重な制限時間がさっきの攻撃で減ったってこと!?」

 

 そのことを気付いたわたしは驚愕した。

 

 「先ほどの攻撃は他の属性が得意とする技なんだが特定の条件が揃ったことにより、他属性の技を得意とする技を発揮することが出来る。これをわたしたちでは『連鎖(ラッシュ)』と呼び、闇のスピリットが得意とする戦術だ」

 

 なるほど、少し勉強になったような気がする。つまり――――――――

 

 

 「その特定の条件を倒せば『連鎖』が発揮されないんだね?」

 

 「その通りだ。条件というのは他属性のスピリットが場にいることだ」

 

 なるほど、って言ってもこれだけの数じゃさすがに一度に倒すことが出来ない。

 そういえばこの剣、出したときにビームを出してたよね。

 

 「この剣、さっきの様にビーム出せないの?もう一回出したいんだけど」

 

 「無理だ。この剣を出した瞬間に光線が出る仕組みになってる」

 

 「だったらもう一度、カードにしてまた出せば――――――」

 

 「それもわたしの能力上無理だ。カードに戻すには制限時間を越えなければならない」

 

 えっ、じゃあビームを出すには一回変身を解いてもう一回変身しなきゃいけないってこと?そんなことしたらノワールの応援が来るまで持たないよ!

 ビームを出せない以上、どうすれば……。

 

 「ネプテューヌ、これだけの数の中、他属性のスピリットを見分けることが出来るか?」

 

 確かに今の現状じゃ、見分けるのが非常に難しい。この時ノワールならどうしてるんだろう……。

 

 無意識に剣を視線に入れたら、ある出来事を思い出した。そう、わたしがシャイニングドラゴンの力を初めて使ったあの出来事。

 

 「やれるかどうかわからないけど、試さなきゃわからないよね!」

 

 わたしは光に包まれ、女神の姿に変わった。

 

 「ようやく本気出すようになったか……」

 

 「そうでもしなきゃ、アレを出せないから」

 

 わたしは剣を構え、あの剣のイメージを脳内で描いた。すると剣は突然光出し、造形が西洋剣から刀剣に変化した。

 

 「この現象は一体……?」

 

 シャイニング・ドラゴンはこの刀剣に困惑した。

 

 「わからないわ。とにかくこの武器で、一掃する!」

 

 わたしは力を込め、聖剣の刃に聖火を纏う。さらに聖火はデッキのカード達の力を加え、さらに燃え盛る。

 

 「はあぁ!!」

 

 聖剣を横に振り、燃え盛る聖火は炎の波紋となり、部屋を占領したほとんどのスピリット達は消し炭となった。

 

 「これが、女神の力……」

 

 生き残ったスピリットは怯え、突き破った窓から飛び降りていった。

 

 「休むつもりだったのに、また戦うことになるなんて思いもしなかったわ」

 

 シャイニングドラゴンは「そうだな」わたしに同感した。

 

 「さっきの続きだ。この世界に存在する剣眼(ソードアイ)を持つ12人を見つけてほしい」

 

 「剣眼(ソードアイ)?」

 

 わたしは初めて聞く言葉に困惑した。

 

 「そうだ。剣眼(ソードアイ)は12本のソードブレイヴの所有権を得る資格がある。その手に持ってる剣もその内の一本だ」

 

 「つまりもう既にわたしは剣眼を持ってるということになるのかしら?」

 

 「事実上そうなるな。君の手で《輝きの聖剣シャイニングソード》の封印を解いてる。君の右目がその証だ」

 

 わたしは右目を見るため、自分を映す鏡を見た。わたしの右眼は赤く輝いてる。

 

 「あなたの世界ではこの眼の所有者はなんて呼ばれているの?」

 

 「わたしたちの世界ではソードブレイヴの所有権を持つ者を『ソードアイズ』と呼んでいる」

 

 『ソードアイズ』……あいちゃんが好みそうな感じね。

 

 「ネプテューヌ!応援はあと少しで……って、もう終わったの?」

 

 ノワールが部屋に戻って来た。でも応援が来る前に倒してしまったのはなんか申し訳ないわ……。

 

 「ノワール、わざわざ応援を出してくれようとしたのにごめんなさい」

 

 「い、いいのよ。それにあんな連中を一人で倒すなんてあなたホントすごいわね。わたしだって……」

 

 ノワールが悔しさを静かに拳で握った。

 

 「ノワール、その「ネプテューヌ、ごめん。やっぱり、今日は帰って……」

 

 わたしの言葉を言い切る前にノワールはわたしに帰って欲しいことを言い渡され、部屋から去って行った。

 

 『人はスピリットを倒すことはほぼ不可能。倒せるのはカードとその力を得た人のみ。ノワちゃんは自分の無力さを知り、悔しい思いをしてるだろう……』

 

 ノワール……今はスピリットに勝てる力はないけれど、もし貴方がカードを手にしたら共に戦い、共に探しましょ、ソードアイズとソードブレイヴを……。

 

 Neptunia side end

――――――――――――――――――――

 

 ? side in 

 

 ネプテューヌ、やはりお前はソードアイズであったか。その上、ソードブレイヴを女神化と共に自分が使いやすいように変化させた。さすがにこれは予想外だなぁ。

 

 ドアが開く音がした。知り合いの部下を貸して貰ってるのだが雑用には最適だ。

 

 「ご苦労さん。ネズミ君。おかげでいいもんが見れたぜ」

 

 「最後まで見てたっチュか。オバハンレベルまではいかないっチュが人使いも荒いし、あんな弱いっちいスピリットを教会に送るなんて、オッサンはなにを考えてるっチュか。すぐに返討ちにされたっチュ!それにオイラはオバハンの部下でもないしネズミ君じゃないっチュ!オイラには『ワレチュー』というチャーミングな名前があるっチュ」

 

 「ハハハ、悪い悪い。でもいいんだ。あれあげてるようなもんだし。ま、重装甲持ちのスピリットは戻って来ちゃったな」

 

 俺は笑いながらネズ……じゃなかった。ワレチュー君からあげてもあげきれなかったカードを渡された。

 ま、どうせ直接行くし、渡したいもんがあるからなぁ。

 

 「さてとっと、俺、そろそろ行かねぇと」

 

 俺は椅子とデスクから離れ、皮ジャンと新しく買ったサングラスを着用した。

 昔はサングラスをよく着けてたんだが、また着けることになるなんてなぁ。

 

 「ラステイションへ行くっチュか?それならもう帰っていいっチュ?」

 

 ワレチュー君はジト目で俺を見つめる。美少女以外のジト目はうれしくないんだがなぁ。

 

 「あぁ、今日のところは帰っていいぜ。ご苦労さん」

 

 ワレチュー君に時給として970クレジットを渡した。さすがにタダ働きは可哀そうだからな。

 

 「ヂュ~こんなことするくらいなら違法DLして稼ぐほうがよっぽど楽っチュ」

 

 「そんなこと言わないでくれよ、悲しむぞオイ」

 

 「オッサンに悲しまれても困るだけっチュ」

 

 「はぁ、まぁいいや次の鍵を届けに参りますか。この『白夜の宝剣ミッドナイト・サン』を」

 

 その剣は太陽のように輝かしく、まさに宝剣の名に相応しい剣をカード化させ、懐に入れた。

 俺は目的を果たすため、次の扉をこの手で開けた。

 

 ? side end

 

 

 

 

 

                                          Save The Data……

                                  




 リメイクに時間かかってしまいました。申し訳ございません!なんでもしませんから!

 最新話についてですが全く筆が進んでません。寧ろ別の番外編が頭の中で書きこんでネプテューヌ編や本編のストーリーが真っ白です!そんなわたしを許してくれるならば、気長にお待ちください!
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