超次元ソードアイズ ネプテューヌBS   作:アポドラ

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NepFile5

 バトルデバイス
 謎の人物がノワールに作らせたシステム。これによりライフというバリアが生成され、カードに秘めたパワーを抑える。また、ライフが0になった時、カードとのリンクが強制的に切断される。


7Nep「九尾の魂」

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 ノワールがわたし(ネプテューヌ)に言い渡されたのは、わたしへの挑戦だった。

 

 「ノワールってばいつの間に冗談が言えるようになったんだ?もう驚かさないでよー」

 

 わたしは聞き間違いだと判断し、いつも真面目なノワールを茶化した。わたしが知ってるノワールじゃ冗談を言えそうにないと思うけどね。

 

 「あなたが理解するまで何度でもいうわ。ネプテューヌ、あなたの対戦相手はこのノワール(わたし)よ!」

 

 この言葉が耳に聞き入れた瞬間、わたしの耳に聞き違いなんてしてなかったと理解した。

 

 「え?マジ?でもノワールまだ怪我してんじゃん。それに、カードがなきゃデバイスは使えないんじゃ?」

 

 説明書に書いてある通りなら、バトルデバイスを使用するにはカードを40枚以上を束ねたデッキが必要。これがなければカードのエネルギーによる変身が出来ない。そんなはずだった。

 

 「カードならもうとっくに40枚揃ってるわ」

 

 ノワールは揃ってる証拠にデッキを見せた。おまけに丁寧に1枚ずつ確認できてちゃんと40枚で構築されてる。

 

 「いい?ネプテューヌ、あなたがそれ(カード)を持ってるなら持つ者同士戦わなければならない。あの時(原作無印)もそうだったでしょう?」

 

 ここであの時(原作無印)の出来事を振るなんて予想外だった。てかノワールさん次元間違えてるよ?ここ超次元だけど無印と関係ないよね?

 

 と、とにかくノワールと戦わずに説得しないと。

 

 「ノワール?急に戦えなんて言われても、主人公オブ主人公のわたしでも困るよ?それにわたし達友達じゃん?戦う理由なんて一つもないはずだよ?」

 

 わたしはノワールの説得を出来る限りを尽くした。

 

 「確かにあなたのことをかけがいのない友達の一人よ。でも、わたしには戦わなきゃいけない理由があるの!だからここであなたと戦わなきゃならない運命だったのよ!!」

 

 ノワールの言葉から強い意思を感じる……。その意思にデッキが反応し白くて強い光りをだし、PS・βをセットし、ノワールがスクリーンを見せつけるように構えだした。

 

 『Standby(スタンバイ)……』

 

 ノワールは待機音声と共に〇ボタンに手を添える。

 

 「アクセス(変身)!!」

 

 ノワールが〇ボタンを押したと同時に周りが暗くなり、妖しげな炎がノワールを激しく包む。

 

 『この炎、まさか……!』

 

 シャイニング・ドラゴンは周り異変に気付いた、だがこれが初めてという訳ではないらしい。

 

 炎が静かに消滅すると共に暗闇から現れた。服装はクリアドレスはではなく、白き九尾を連想させる狩衣のボリュームを少なくなった感じに変化してる。おまけに絆創膏と包帯も燃え尽き、怪我も全治してる状態で女神の姿、に変わった。

 

 『はぁい、ネプちゃん初めして、そしてシャイニング・ドラゴン、久しぶりねぇ』

 

  この女性染みたねっとりした口調の男性的な声、おそらくノワールのカードだ。

 『やはり君だったか、《闇皇ナインテイル・ダーク》!』

 

 声の正体は【闇皇ナインテイル・ダーク】と呼ばれるスピリットだった。

 

 「おかしいわね、あなたの意識は封じ込めるようにプログラムされてるはずよ?」

 

 『作りが甘かったんじゃなぁいの?』

 

 ノワールは「ふぅ~ん」と軽く返した。

 

 「そんなことよりあなた、ネプテューヌが言ってたあの《輝竜シャイニング・ドラゴン》の知り合いなの?」

 

 『えぇ、あの時(剣刃編)以来よぉ、まさかまたこの形で出会う事になるなんてねぇ』

 

 ナインテイルは対立することが既に予測していたようだった。

 

 『どちらにせよ戦う事には変わらない、バトルスピリッツは昨日の友が今日の敵であることが日常茶飯事だからな』

 

 シャイニング・ドラゴンの言ってることはまさに今の状況と同じだ。これが日常茶飯事なんて……。わたしはシャイニング・ドラゴンの世界の戦い(バトルスピリッツ)は辛い日々を送ってることを理解した。

 

 『ネプテューヌ、ノワちゃん…いや、ノワールは本気で君を潰しにかかるつもりだもはや戦う以外の選択肢はない!君も変身をしたまえ!』

 

 ノワールがここまでするんだからもう止められない。

 

 「わかった、ノワールが望むなら相手にするよ。でもこれだけは約束して、この戦いが終わったら戦う理由を教えて」

 

  わたしはノワールと戦うことを決意した。

 

 『Standby(スタンバイ)……』

 

 ノワールと同じようにデバイスの〇ボタンに手を添えた。

 

 「括目せよ(変身)!」

 

 女神化と共にシャイニング・ドラゴンのパーツが自動的に装備され、いつもの刀剣の先をノワールに構えた。

 

 「いいのかしら?最初っから飛ばして」

 

 「システム上この戦いは楽しんだもの勝ちよ、だからこそ最初から本気出させてもらうわ」

 

 「『楽しんだもの勝ち』ね……。そう言ってられるのも今のうちよ!」

 

 ノワールはレイピアを手に取り、素早くわたしに襲い掛かった。

 

 ノワールの刃に抗い、刀剣で鍔競り合いが始まった。

 

 このまま鍔競り合いに勝って、すぐ斬りつけるようとしたが、受けた反動で攻撃を仕掛けるタイミングはノワールのほうが速く刃に押され真っ直ぐ刃を突き出す。

 

 わたしは刃を避けるため受けた衝撃を利用し、回転して後ろに飛び込みダメージを受けずに済んだ。

 

 さすがノワール、一筋縄にはいかないようね。

 

 「ふん!」

 

 ノワールが人差し指と中指を立てて力を込めると、複数の青い炎がノワールの周りに現れた。

 

 「喰らいなさいっ!」

 

 青い炎はわたしに襲い掛かって来た。

 

 これはまともに受けたらマズい攻撃だとわたしは勘づき、スタジアムを飛び回って回避行動を取った。

 

 攻撃を外した青い炎は壁に激突し、弾けて静かに消えた。

 

 このような攻撃は今まで見たことない、これもカードの能力の一つなの!?

 

 「やっぱりこの程度じゃ当たりもしないのは当たり前ね」

 

 ノワールは一枚のカードを取り出した。そのカードは鳥型の機械系のスピリットカード【シュライクン】だった。

 

 『能力追加(スキルアード)

 

 ノワールはデバイスにカードを読み込ませ、わたしに向かって飛び込む姿勢を取った。

 

 「はあぁっ!」

 

 ノワールの腕に翼が生成され、人並み以上に高く飛び上がりすぐわたしとの距離を縮めた。

 

 ノワールは再び炎を出し、腹部に直撃を許してしまった。

 

 ライフのコア一つが、バリアを展開した。しかしバリアは砕かれ、痛みがわたしを襲う。

 急降下するが体勢を立て直し着地をする。ノワールも着地をするがその後、生成された翼が消滅し、元の腕に戻る。

 

 「ここまで力の差が縮まるなんて、少し油断したわ」

 

 「当たり前じゃない、戦いも女神としての務めもバッチリだし。それにあなたを倒すために、このカードを完全に使いこなすために休むことなく鍛錬を積んできたのだから」

 

 「確かにあなたのテクニックは認めるわ。でも、あなたは少しだけミスを犯したこと気付いてないようね」

 

 「?」

 

 ノワールはわたしの言葉に疑問を抱いた。

 

 「あなたは数分前地上戦に持ち込むため、カードを一枚消費した。そのカードの能力は、飛行能力!わざわざカードを使わなくても届かないはずがない距離であなたは使った。要するにあなたは、損をしてるのよ!」

 

 わたしは口元をニヤリと笑う。

 

 「……ぷっ、あはははははは!何を言うかと思えばそんなこと?バカね、あのカード使ったことに意味があるのよ。それを今、教えてあげるわ!さぁ、かかってきなさい!」

 

 ノワールは余裕を見せながらわたしに挑発をした。

 

 「なんのつもりかわからないけれども、望み通りかかってあげるわ!」

 

 わたしは思いっきり地面を蹴り上げ、ノワールに刀を振り下ろした。

 

 しかしノワールは振り下ろした刀を横に避け、ノワールを通り過ぎようとした。

 だが避けることまでは予測通り。約3m離れた瞬間、このままカウンターをかける!

 

 ノワールから離れた瞬間、かかとで急ブレーキをかけた。

 しかし、力がさっきより弱まって中々止まらず予定より3m離れてしまい転倒してしまった。それでも体制を立て直し、次の攻撃に備える。

 

 「あら、まだそんなに時間は経ってないのに息が上がるなんてだらしないわね」

 

 確かに攻撃を受けた後に少し疲労を感じる。この状況、教会の中で戦った時と同じような状況だったような気がする。

 

 「ノワール、あなた一体なにをしたの……?」

 

 わたしはノワールに問いかけた。

 

 「『なにをした』って、ナインテイルの特殊能力の一つに決まってるじゃない。しかもその能力は条件付きだからそれを満たしたのよ」

 

 「条件?まさか【連鎖(ラッシュ)】!?」

 

 「鋭いわね。そう、【連鎖】。その条件は緑のシンボルがあること。能力は疲労よ」

 

 やっぱり【連鎖(ラッシュ)】があったのね。でもナインテイルの属性は白のはず、この場には他属性のスピリットがいない。考えれば考えるほど謎が深まるわ。

 

 「一つ教えてあげるわ、【シュライクン】は飛行能力を付けるだけじゃない。シンボルの色も変えることが出来るのよ!」

 

 属性の変化……!?でも【シュライクン】の属性も白だったはず。それにカードの色が条件と合わせないと条件は満たせないはず。

 

 「まだ理解出来ないの?【連鎖】の条件はカードの色だけじゃなくてシンボルの色、それさえ近くにあれば【連鎖】の発揮は十分よ!」

 

 条件はカードの色じゃなくてシンボルの色!?なるほど、これで説明が付く!【シュライクン】の特殊能力でノワールが持つシンボルは変化してた。

 つまり【連鎖】の発揮条件に他色のシンボルは必要だということになるわね。

 

 「ま、【シュライクン】のコストが少ないから能力の付着時間が少ないのが欠点よね」

 

 右上の数字、コストと呼ばれるものは強さだけじゃなくて、能力の付着時間を表してるということも分かった。

 

 恐らく《連鎖》の発動の為、【シュライクン】は3枚デッキに投入してるはず。今1枚消費したから【シュライクン】はあと2枚、発動時間は約1分と見たわ。1分なら何とか逃げ回れるし、もし当たりそうなら【ツインフレイム】で向かい撃てばいいわ。

 

 「さ、考察時間もこれで終わりよ、時間が勿体ないもの」

 

 ノワールは再び片手に剣を構える。

 

 「えぇ、わざわざ考える時間も与えてくれるのはとてもありがたいわ。御蔭さまであなたの戦法がわかった」

 

 わたしはデッキからカードをドローし、ノワールに見せた。この時、予想以上に早く手札に来るとは思わず、プランを変更した。

 

 「だからわたしの手の内を今、見せてあげるわ!」

 

 ノワールに見せたカードは12本の剣刃の一本【輝きの聖剣シャイニング・ソード】。

 

 『召喚(サモン)!』

 

 そのカードをデバイスに読み込ませ、剣刃(つるぎ)を呼び出した。

 

 「西洋剣?あなた、得意武器は刀剣じゃないの?」

 

 ノワールはわたしの行動に呆れたようだ。だがこれで終わりなわけがない。

 

 「ノワール、もしかしてだけどナインテイルから聞いてなかった?バトルスピリッツはいつ何が起こるのかわからないわ!」

 

 わたしは剣の持ち手を右手で握った。

 

 「こんな風にね!」

 

 シャイニング・ソードが炎と光の渦に包まれ、シャイニング・ソードの造形———————西洋剣から刀剣に変化した。

 

 「【神器化】、【輝きの聖刀シャイニング・ブレイド】!!」

 

 

 

 

 Save The Data……

 




 皆さん、お久しぶりです。
 ネプテューヌに続いてカードを使ってバトルが可能になったノワールが原作よりも好戦的になってしまった……。いわゆるキャラ崩壊が発生しましたね。ハイ。
 さて、ノワールのエーススピリットの闇皇ナインテイル・ダークの性格がオカマで驚いた方も少なくはないでしょう。どうしてそれに至ったかというと、ナインテイル・ダークの後ろにアノネデスが映り込んだのです。そのほうが面白いかと思いましてナイインテイル・ダークはオカマになりました。
 まあ結局、スピリット側は空気となりましたが、後付けで調整します。

 続いて説明するのは【神器化】ですね。これには二つ理由があります。一つは修正前、【神剣化】で表記してましたがストーリー上変更しました。もう一つはネプテューヌがよくシャイニング・ソードを刀剣化する現象についてそろそろ設定を付けなければならないと考えた結果、シャイニング・ブレイドが誕生しました。まぁ聖牙刀でもよかったけどね!詳しい説明は次回で明らかになります。
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