比翼連理   作:風月

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お待たせしました。
3月中に投稿できてよかった……。


運命は休みをくれない

 夜に紛れるようにして、無数の影が動く。

 大きな乱が収拾し、旅人や無数の商隊でにぎわうようになった街道であっても、夜は静かである。

ゆえに、その異常ともいえる光景を見咎める者はいなかった。

 

 無数の影は、人であった。目立たぬように全身を黒の衣服で覆い、馬と同じような速度で走っている。

数人がほろ付きの荷車を引き、他の者は荷車を中心として守るようにしながら、駆けている。

 

 彼らは、珊酔隊諜報部(さんすいたいちょうほうぶ)に所属している、みな団栗(どんぐり)の紋章を珊酔から与えられた、精鋭たちであった。

珊酔の副将であり、実質諜報部を指揮する立場である牛金の姿もある。

だが、牛金の顔に笑顔はない。

人目につかぬよう、だが少しでも早く、荷車の中身を陳留まで運ばなければならなかったからだ。

 

 荷車の中には、上半身……とくに右肩から先を包帯でぐるぐるまきにされている、銀髪でやせ形の男が横たわっていた。珊酔(さんすい)である。

普段薄い肌色は血流が悪いせいか薄黒く変化しており、顔は青白い。

(まぶた)を閉じているが、寝ているわけではない。馬に引かれるのに比べたら微々たるものではあるが、車輪から伝わる振動が右肩からの怪我に響き、珊酔を苦しめていた。

目の下には、何日も寝ていないかのような、どす黒い隈ができている。

 

 実際、珊酔は、曹操の傍で目を覚ましてから、ろくに眠れていなかった。

それは、怪我の影響というよりも、気配に敏感すぎるという珊酔の性質によるものであった。

国境の城に努めている兵たちは、曹純の直属の兵ではあるものの、珊酔にはなじみのない者達が多かった。ゆえに、彼らの存在そのものが、珊酔を苦しめることになったのである。

 

 城の中で活動する多くの見知らぬ気配。警備という仕事柄、昼夜問わず、動き回る気配、気配、気配。

体中、それこそ脳の中までも害虫に荒らされているような、そんな怖気が走るような、気持ち悪い感触。

怪我の痛みに加え、そんな拷問のような感覚を、珊酔は四六時中味わう羽目になった。

健康かつ睡眠が足りているときは、その感覚を強靭な精神力でねじ伏せてきたが、今は体が弱っている。

曹操が傍に居るだとか、兵を遠ざけるとか、そんな事では対処ができなかった。

 

 眠ることもできぬまま、傍にいると誓った夫が、日に日に衰弱していくさまを見た曹操は、見たことがないくらい動揺した。

珊酔が寝ている間に手をとり、ひっそり涙したことも数度ではない。

 

 怪我が癒えるまで国境の城で安静にさせる方針であったが、置いておくことで衰弱してしまうのならば、意味がない。

陳留までは、馬の得意な者が駆けて半月。珊酔隊精鋭であれば、10日。

珊酔の体が移動に耐えられるかどうかは賭けではあったが、最終的に、曹操は珊酔を陳留に移すことを決断したのである。

 

 とはいえ、移動は弱った珊酔により負担をかける。

 本物の張角達をかくまうという、知られたら朝敵(ちょうてき)扱いになってしまうことをしでかした後である。

 しかも、曹操の知己であり、(一方的に敵対視されている)袁紹からの探りも別件で強まっていた。目立つわけにはいかないし、できるだけ珊酔が人に接触しないように移動させねば、余計に苦しめてしまう。

 苦心の末に決断したのが、珊酔隊の少数精鋭による、夜間の移動劇ということであった。

 

 諜報員として各地に派遣されることが多い彼らは、道についても良く知っていた。人目につかぬよう、だがそれ以上に珊酔の負担にならぬような道を選び、進んでいた。

一行が国境の城を離れて、5日がたっていた。長い道のりも、ようやく半分まできた。そんなときである。

 

 荷車の中で大人しくしていた珊酔が、突然大声を上げた。

 

「道をはずれろ!」

 

「隊長?」

 

「早くしろ!巻き添えを食うぞ」

 

 不自由な体を動かし、荷車から身を乗り出して叫ぶ珊酔だが、周囲には動くものはなにもない。

兵たちの困惑した視線は、現状の指揮官である黒髪の女性へ集まる。

 

「……全員、岩陰に移動。隊長の許可が出るまで、待機」

 

  移動部隊の指揮をとっている牛金の許可が出たため、部隊はわき道にそれ、目だたない岩陰に潜んだ。

 

 全員で息をひそめること、しばらく。

珊酔以外の全員が、待機指示そのものに疑問を持ち始めた時、それはやってきた。

 

 それぞれの武器を肩に担ぎ、赤い髪と紫の髪を風になびかせ、騎馬を走らす武人二人。

呂布と張遼である。二人の表情には、全く余裕がない。

なぜか陳留の方向から現れた二人は、騎乗している騎馬の限界速度ギリギリを維持したまま、国境の方に消えて行った。

 

 牛金は半ば呆然として、その後ろ姿を見送った。

あのまま知らずに走っていたら、騎馬にひかれたか、はたまた賊と判断され切りかかられたか。

面倒で済まない事態におちいっていたことだろう。

 

 張角達の公演で呂布と対峙した時の記憶がふっと脳裏に浮かび、とっさに自らの体を抱きしめる。平然とした顔で仕事に復帰したものの、死にかけた恐怖は完全に拭い去られたわけではない。

そんな牛金を思考の海から引き戻したのは、彼女の上司である珊酔だった。

 

「あいつらが戻ってくる気配はない。……急に怒鳴ってすまなかったな」

 

「珊粋さま……」

 

 力なく荷車に背をあずける珊酔。ふう、と大きな息が珊酔の口から漏れる。牛金に負けず劣らず、緊張していたのだろう。

 

「呂布が来たって、何でわかったの?」

 

「……体が覚えてるんだ、呂布の気配を。見えなくても、反応する。あれが来ると、警報を鳴らす」

 

 残念ながらな、と、珊酔は、本当に嫌そうに、顔をしかめている。

 

「あの呂布が、帝の使いで各地を走り回ってるって話は知っていたが、まさかこの道ですれ違うとは思わなかった。黄巾党のことは、上手く誤魔化せたみたいだな」

 

 帝からの使者が来るという知らせで、曹操は先に陳留へ戻っていた。曹操が斬られただの、帝と戦争になるだの物騒な知らせは届いていないので、張三姉妹の件も、珊酔の動きも悟られずに済んだという事だろう。

 牛金の脳裏に、呂布を相手取っても、すまし顔でしれっと嘘を並べる曹操の姿が浮かんだ。

内心では荒れ狂ってはいても、それを外に出さない度量と才覚はぴか一である。また、それができなければ、張三姉妹を懐に迎え入れようなどとは思わないのだろうけれど。

 

「でも、焦ったよん。ぐったりしてても、やるときはやる。流石っ」

 

「意識しすぎているだけなんだけどな……今回は褒め言葉としてうけとっておく」

 

 短い銀髪をかきあげて、どこか珊酔は苦しそうに笑っていた。

牛金が疑問に思って問いかける前に、珊酔が目をつぶって休む体勢になってしまったので、追及ができなかった。

口元を引き締めて、自分達の様子をうかがっている部下達に指示を飛ばす。

 

「危機は去った!全軍、移動開始!」

 

『おう』

 

 控え目な呼応の声があがり、荷車部隊は引き続き陳留に向かって出発した。

 

 

 

 

 

 

 それから、五回日が昇って沈んだ時。珊酔を乗せた荷車は、暗闇の中、無事に城へ到着した。

そんな彼らを、曹操を筆頭とした事情を知る幹部たちほとんどが出迎える。いないのは、不運にも詰所の夜勤当番に当たった曹仁だけである。

 珊酔と馬が合わない荀彧ですらも、不機嫌そうな表情を作りつつ、その場にいる。 

(なぜいるのかと質問したら、『華琳さまのために使える駒の状態を把握するのも軍師の務めである』、と叫ぶだろうが)

 

 珊酔は無事な左腕で牛金の肩によりかかりつつ、荷車から降りた。砦にいた時も、移動中も、最低限しか動いていないため、筋肉が落ちて足元がおぼついていない。

 

「えっ!?」

 

「犬野さま……!?」

 

「ひどいとは聞いていたが、これは……」

 

 周囲から、思わず漏れてしまった息を、飲みこむ音が響く。陳留を離れる前の珊酔しか見ていない者達からすれば、そのやつれようは想像以上だったに違いない。

 珊酔は上半身裸だった。傷をふさぐために右肩から手のひらまで包帯が巻かれている。さらに、腕が動かないよう、今度は茶色の布で右肩から二の腕まで、体にがっつりと固定されていた。珊酔の表情も周囲が暗いせいで、余計生気のないように見えた。

 

 そんな夫の姿を、曹操が黙ってみていられるはずがない。珊酔の傍まで慌てて走り寄った。

 すぐにでも珊酔の体を引き受けたいが、身長差があるため、それは叶わない。触れようとしても、空いているのは怪我をした手の方だ。行き場のない気持ちを持て余し、手をもじもじとすり合わせながら、珊酔の顔を見た。

 

「……調子は?」

 

「ちょっと疲れただけだ。そんな情けない顔をしなくても、死なないよ。向こうにいた時より、かなり楽だ。もぞもぞして気持ち悪い感触も、ほぼない。机に向かって働けというなら、明日にでもできる」

 

「この私を侮辱しているつもり?そんなこと、この私がさせるはずがないでしょう!」

 

「……」

 

 突然あふれた曹操の怒気に、珊酔以外の全員が身をちぢこませた。

 曹操の気迫に怯まなかった珊酔にしても、曹操が怒ったのは予想外だったため、気まずそうにしていた。

珊酔からしてみれば、少し元気になった手前、曹操の苦しそうな顔を見ていられずに茶化してしまっただけだったのだから。

 

 荷車に乗せられていた時は、振動が伝わって痛かった傷も、降りてしまえばそこまでではない。

それに国境の城から離れて以降、珊酔が寝るときに周囲にいたのは、珊酔隊の者だけ。つまり、知らない気配に敏感に反応して眠れなくなることはなかった。

珊酔にしてみれば、怪我をして以降、今が一番調子はいい。

 故に、今より元気のない自分を見ているはずの曹操が今の自分を見て不安がっているということが、不思議でならないのである。

 

「ちょっとした冗談だ。働けといえば働くが、気持ちの上では働きたくない程度だと言いたかったんだ」

 

 そう弁解しても、曹操の怒りは収まらなかった。怒気を漏らしつつ

 

「貴方の言う事は信用できないわ。……牛金」

 

「へっ?なに?」

 

「犬野の具合は?」

 

 硬直して夫婦喧嘩を見守っていた牛金は、急に話を向けられたせいで素っ頓狂な声をあげた。が、咳払いを一つし、即座に移動中の珊酔の様子を伝える。

 

「ほぼ死にかけだった移動中に比べれば、今は元気だね。とはいえ、仕事なんて論外、今すぐ寝台に放り込むべきだと思うよ」

 

「おい、牛金」

 

「なら、その通りにしましょう。だれか、担架をここへ。犬野を寝所まで運ぶわ」

 

「はっ!」

 

 夏候惇が医務室に向かって弾丸のように飛び出していった。

 

「おい。こいつの肩さえ借りれれば、俺は歩けるんだが」

 

「残念だけど、あたしも撤収作業しなきゃいけないからねん。大事な部下をこの場に放りだしたままじゃだめでしょ?」

 

「担架みたいに大げさなのは嫌だ。別のやつに支えてもらう」

 

「自分の身長を考えてみなよ。この場に、私以外で、犬野っちを支えられる女の子がいないので、無理です。こっそりとはいえ、何日もかけて荷物みたいに運ばれてきた人が、何言ってるのさ。ここから自室まで担架で運ばれるくらい、どうってことないでしょうに」

 

「そこに、陸炎(りくえん)がいるだろ。俺より小さいが、お前と同じくらいはあるし、問題ない。ほら、担架が来る前にかわっ……!」

 

 共に陳留に戻ってきた、若い男性兵の名前を出した珊酔だが、牛金の表情を見て黙り込んだ。

 牛金は目を細めて笑っている。ただし、目は一切笑っていないので、非常に怖い。

 

「あのね。今から珊粋さまが行くのは、どこ?」

 

「俺の部屋……です」

 

「正解。で、その部屋で普段寝泊りしているの、珊粋さまだけじゃないよね」

 

「最近は華琳の方が寝てる……です」

 

「そうね。貴方がいないせいで、ずっと一人寝を強いられていたもの」

 

 曹操が腕を組んで、頷いている。珊酔の肩を持つ気は全くない。

 

「だよね。で、君主でもあり、女の子でもある『華琳の部屋』に、普通の男の子を入れていいとでも思ってるの?」

 

「……非常事態時には可能だろうと」

 

「いいとでも思ってるの?」

 

「……駄目です」

 

「だよねー。なら、大人しく担架に乗ってね。ここに来てる女の子のうちの誰かが運んでくれるから」

 

「……」

 

 負けた。珊酔はうなだれた。

 

 そのやり取りを近くで見ていた曹操は満足げに胸を張る。周囲で見守っていた女性陣も当然だというように頷いていた。

 数分後。夏候惇と夏侯淵の持つ担架に、居心地悪そうに乗る珊酔の姿があった。曹操が二人を先導し、東の塔の自室に向かっていった。丁寧な夏侯淵はもとより、普段はおおざっぱな夏候惇であっても、細心の注意を払って担架を扱っている。

 担架を壁にぶち当てて、珊酔の傷が開く、などという事故も起こるまい。

 

 曹操たちの後を追って、集っていた幹部たちも足早に城に戻って行った。

そこまでを視認して、牛金は大きく伸びをした。凝り固まっていた肩が、鈍い音を立てる。同じ姿勢で止まっていたのは短時間なのに、ここまで体がこわばるとは。主人がいなくなったことで、強行軍の疲れが、どっと体にのしかかってきたのだろう。

 

 早く帰って休みたい。

 

 そんな気持ちを顔に出さずに、珊酔隊の面々に指示を出し、撤収作業を行う。皆疲れている。珊酔が弱っている今、諜報部を支えられるのは自分だけだ。癖の多い面々に甘くみられ、隊の雰囲気を壊すわけにはいかない。

 彼らが荷物の片づけに点呼、最後に簡単な連絡を終えたのは、もはや夜も明けようかという頃だった。

十数人の部下達に、牛金が最後の声掛けをした。

 

「お疲れ!本当にお疲れ!今日から三日間は全員休みだから、体をしっかり休めてね。あと、これからは昼の活動が多くなるから、昼に動けるように調整すること。夜の仕事は、数日に一度の夜間警備ぐらいしかないからねん」

 

「外周りの仕事はないってことで?」

 

「今は足元をしっかりさせようってこと。今は外から情報を得るより、中から情報が漏れることを防ぐ方が大事だよ。犬野っちの怪我も、曹純隊に視察に行って馬に乗った時に落馬したってことになってる。名前を失った旅芸人さん達も、不審を抱かれないようにしつつ、活動ができるようにしないといけない。他国の間諜の徹底排除が、わたしたち珊酔隊・諜報部の任務になるかな。また、忙しくなるよん」

 

「俺たちゃ常に忙しい気もしますけどね」

 

「隊長がいないせいで、仕事を失敗したとなったら、怪我を押して現場に出てきそうですな。大将に早く復活してもらうためにも、頑張りますか!」

 

『おう!』

 

 夜の闇に、力強い声が響く。珊酔を慕う者達ばかりの集まりだ。珊酔の為の仕事が続くことに、疲労はあっても、士気が下がることはないようだった。

 牛金は部隊を解散させ、城に入る。と、彼女の目の前に小さな人影が現れた。

 

「ちょっと」

 

「へ?」

 

「話があるの。疲れているところ悪いんだけど、私の部屋まで来てくれる?」

 

 荀彧である。牛金は、荀彧が近くにいたのは気配で分かっていた。が、まさか自分に用があるとは思わなかったため、目を瞬かせた。

 

「話?私に?」

 

「ええ」

 

「わざわざ待ってたってことは、急ぎ?」

 

「ええ」

 

「私、珊粋さまに不利になるようなことはしないよ?」

 

「わかってるわよ!確かに!あの男は気に入らないけれど!あれだけ華琳さまがお心を痛めているのを見て、何かする気になんてなれないわよ!」

 

 両腕を振り回して、荀彧が抗議する。

 

「じゃあ、何の用事?」

 

「部屋に行ってから話すわ」

 

「私眠いの。わざわざ部屋に連れて行って、変な内容だったら、温厚な私でも怒るかもよ?」

 

「……」

 

 ぐっと、荀彧は言葉につまる。実際、大したことない話なのではないかと、牛金が疑り始めた頃。ようやく、荀彧が口を開いた。

 

「袁紹があの男に執着している理由について知りたいの」

 

「執着?」

 

 小首を傾げる牛金。

 

「袁紹が、あの男……珊酔様が落馬し怪我をしたと聞いて激怒していると。袁紹に仕えている親戚から連絡があったの」

 

「へ?」

 

「華琳様が珊酔様を大事にできないのなら、袁家で引き受けると。金品や地位も保障するから何としても連れて来いと。……近々、董卓討伐の檄文を送るから、そのときの使者に預けるように、言い含めろって事で、直接私に文が来たわ。文を持ってきた人間は宿に留め置いているけど、そう長く返事を待たせられない」

 

「いやいやいや。何でそんな話に」

 

「私だってわけがわからないわよ。華琳さまに話をしたのだけれど、放っておけとおっしゃるだけで、理由はお話してくれないし。突っぱねるにしても、事情を知らないまま返事をして、華琳さまの不利になることは避けないと。筆頭軍師として、失敗は許されないもの」

 

 荀彧にしてみれば、ようやく巡り会えた(運命の人)である。主を悲しませるような選択も、足を引っ張るような行動も、絶対に取りたくはなかった。心情は別として、珊酔を差し出すわけにはいかない。

 

「お願い」

 

「……わかったよん。私が知っている範囲で良ければ、話してあげる」

 

「ありがとう!」

 

 珍しく、荀彧は素直に礼を言い、慌てて牛金の手を取った。

 

「なら、早く部屋に行きましょう!疲労回復の美味しいお茶も入れてあげる!大奮発よ!」

 

「え、ちょっと!引っ張らなくても、逃げないよ!!」

 

 

 その後、荀彧が喜々として大きな牛金を部屋に連れ込む様子は、不運にも夜間警備の兵に目撃されていた。

 日が昇ってから、『牛金と荀彧が怪しい関係である』という噂が場内を駆け巡ってしまい、当事者二人は揃って頭を抱えたという。

 




これにて、黄巾の乱編、終了です。

……1話の伏線を拾える手前まで来れて、ほっとしています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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