「どらぁっ!」
「おっそー。やる気あんの? ほらほら、こっちこっち」
「ちっ、この…!」
「隙だらけよ――っとと! 危なっ…!」
「くそ、惜しかったか」
王国の要とも言える、王都『リ・エスティーゼ』 当然王国領の中でも随一の面積を誇り、故に当然ながらそこに滞在する冒険者も多い。となればある程度訓練や修練を積む場所がそこかしこに点在するのもまた必然である。
ここはそんな広場の内の一つであり、多目的に使われる場所ではあるが本日は冒険者用に開かれているようだ。依頼の無い冒険者チームがまばらに散って、思い思いの練習をしている――いや、していた。
国単位で見ても非常に少ないアダマンタイトの冒険者。その中でも特に有名な――女性のみで構成されているということでもだが――『蒼の薔薇』のチームの人間が模擬戦をしているとなれば、練習など手に付くはずもない。好奇心ということもあるが、やはり優秀な冒険者の戦いを直に見る事は、百の経験とは言わずとも十の経験に勝る程度には重要だろう。
「よっと。はい、終わりー」
「ぬ、ぐ…」
終始圧倒していた女性の方が、余裕綽々といった風にスティレットを相手の首筋に突きつけたところで模擬戦は終了した。戦闘をしていたのはガガーラン、そして新しく加入したクレマンティーヌだ。
もはや逃げられぬのなら、逆に庇護下に入ってしまえと言わんばかりにシャルティアにすり寄っていったクレマンティーヌ。
その態度を見たシャルティアは、新しい手下は非常に従順かつ素直で容姿も充分、必要な知識もあり、ついでにそこらの有象無象よりは強いということで素晴らしい拾い物だったと高笑いをしていた。ちなみに夜の方も素直で従順だったそうな。
「凄い……ガガーランを子供扱いなんて、イビルアイくらいしかできる人知らないわよ? あ、あとシャルティア」
「尻尾も似合ってた。良い拾いもの」
「ティア、お前はもう少し節操というものを持て。シャルティアが来てからいっそう酷くなってるぞ」
「ウィンウィンの関係だから問題ない」
「…私を巻き込むなよ」
少なくないギャラリーの中、それでも目を引く美女の集団。今戦っていた二人を除いた『蒼の薔薇』の全員だ。朝の起き抜けにいきなり紹介された新人を品定めする意味でここにきた訳であるが、結果を見れば正反対――彼女達こそが試される側だと言ってもいいほどの実力だったわけだ。無論二人の例外を除いての話だが。
「くふ……クレマンティーヌ。ぬし、中々どうして使えるではありんせんか」
「お嬢ほどじゃないけどー、これでも人類の守護者とか呼ばれてたぐらいだし。ね? 役に立ちそうでしょ?」
「ふむ……これなら正式に眷属にしてやってもいいでありんす」
「え? あ、あははー……そ、それはまた今度の機会に…」
「おやおや。人間を辞める程度で臆するとはまだまだでありんしたか? ……ま、気持ちは解らんでもありんせん。決心がついたらすぐに言いなんし」
「はーい、お嬢」
呼び捨ては怖い、一応仲間なので様付けもなにか違う、さん付けは他人行儀すぎるということで、クレマンティーヌからシャルティアへの呼び方は『お嬢』となった。どこぞの姫君かお嬢様と呼ばれても違和感のない容貌のシャルティアにはぴったりだ。しかしそれにつけてもこの女、媚びっ媚びである。
「あーくそ。やっぱ英雄の領域ってのは、遠いぜ…」
「そう腐るなガガーラン、お前はお前だろう。少なくとも純粋な筋力ならばクレマンティーヌにも引けを取ってはいないぞ」
「それ以外は全部勝ってるけどねー」
「ええい、お前はもう少し人に気を使え新入り! まったく…」
ガガーランは一流の戦士だ。それは間違いない、間違いないのだが……やはり超一流である『英雄』の領域には届かない。指先は届いているかもしれないが、しかしそこまでなのだ。年齢も既に若いとは言えず、伸び盛りの時期は過ぎた。渇望しても届かない、自分の限界を薄々と感じている今日この頃。それは今のクレマンティーヌとの戦いでさらに実感してしまうこととなった。しかもクレマンティーヌの心無い――わざとだが――ひと言で更に気を落ち込まされている。
しかし更に更に心無い言葉の槍が彼女を襲う。
「人……でありんすか?」
「オ、オークにも気を使え新入り! まったく…」
「おいイビルアイ。後で宿屋の裏な」
「な、なんで私が悪くなってるんだ」
「今のはイビルアイが悪いわね」
「同意」
「最低」
「うぐ…」
「オ、オークっ、くひっ」
いまだにガガーランのことを人間ではないと勘違いしているシャルティアを誤魔化すためイビルアイはわざわざ言い換えたのだが、流石に酷すぎである。ちなみにクレマンティーヌは耐えられず地に屈した。これはガガーランの判定勝ちとも言えるかもしれない。
「ふむ、わらわは生まれついての強者ゆえ解りんせんが……強さが欲しいでありんすか? ガガーラン」
「ああ。わりいか?」
「くふ、弱者が強さを望むのは滑稽ではありんすな。然りけれど、今は一応仲間とも言える間柄。わらわが強くなる方法を指南してやってもいいでありんすよ?」
「マジか!?」
「然り、わらわが噛めばぬしは一瞬にして吸血オーク。馬鹿力がさらに増し、その一撃は山をも砕きんす」
無茶苦茶だが間違ってはいない。彼女が吸血行為をし、眷属を創る意思があればガガーランは吸血鬼になり強くなるだろう。亜人は人間よりも強く、そして吸血鬼は亜人よりも強い。無論実力など個人個人によってまるで違ってくるが、そもそものスペックが人間種は脆弱なのだ。吸血鬼になればいくつかの技能が失われるだろうが、それでも得られるもののほうが大きくなるのは事実だ。
しかし――
「…そのまま強くなりてえんだよ。自分が自分のままで。英雄の領域に立ちてえんだ…!」
「ふうむ……我儘でありんすねえ。ならばここはひとつ、わらわが創造主ペロロンチーノ様の仰っていた『英雄のてんぷれ』というものを教えてあげんしょう。そこにきっとヒントが隠されているでありんす」
「『てんぷれ』? なんだそりゃ」
「御方が言うには、それがそうであることに必要不可欠なものである、ということでいんした。つまりそれを……英雄の『てんぷれ』とやらをなぞれば、ぬしは英雄に近付けるということでありんす」
「おお!」
ペロロンチーノがここに居れば、きっとこう突っ込んだに違いない。そんなわけないでありんす、と。
「幸いにして『アインズ・ウール・ゴウン』は悪のカリスマギルド。悪に拘るならば、それは正義に拘ることと同義であると御方らがよく議論していんした。『英雄』の条件とやらもよく話されていたでありんす」
特に、悪に拘りを見せる男『ウルベルト・アレイン・オードル』はそういったことに情熱を燃やしていた。シャルティアとて全ての至高の存在に軽々しく近付くことなどできはしなかったが、悪を愛する彼と……そして正義を為すワールド・チャンピオン『たっち・みー』の声はあらゆる意味で大きく、そしてその喧嘩のような言い合いは時と場所を選ばなかった。故に記憶の断片に彼等の会話が残っているのだ。
「確か……うむ……はて。むむむ……そう、あれは、あれは…………うん、忘れたでありんす」
訂正。残ってはいても引っ張り出せないのが、シャルティアクオリティなのだ。
「そこまで言ってかよ!? ……何か少しでも思い出せねえのか?」
「うーむ……あ、一つ思い出したでありんす」
「おお!」
「確か……『死』が必要である、と仰っていたでありんすな」
「死? どういう意味だよ。死ねってか?」
「うむ『強くするなら、とりあえずいっぺん死んどけ的なとこあるよねー』と仰っていんした。『死』が必要というのはつまり……『一度死んで復活』するという意味でありんす。古今東西、英雄というのはそれによって覚醒するらしいでありんすな」
それは英雄ではなく主人公である。
「んなこと聞いたことねえけどな……だいたい、死んでから復活できたとしても弱くなるのが通説だろうよ」
「わらわもそうは思いんすが、至高の御方の言うことに間違いなどありんせん。ガガーラン、ぬし…」
「あん?」
「いっぺん、死んでみるでありんすか?」
「嫌に決まってるだろうが! そんなあやふやな記憶で誰が死ぬってんだよ。ったく」
突っ込み疲れたガガーランは、今しがたのやり取りにお腹を抱えて笑っているメンバーを一睨みして溜息をつく。とはいえ自分の実力に悩み、新人にそれを突きつけられ、挙句の果てに人間扱いされていない現状ではそれも当然だろう。むしろ普通の感性をしていれば、怒って帰るレベルである。
「ふう……あれも嫌、これも嫌。これでは弱いのも納得でありんす。ぬしもそうは思いんせんか? クレマンティーヌ」
「ほんとほんと。お嬢の言う事はいちいち正論だよー」
「クレマンティーヌ、お前……ほんとにそのキャラでいくのか? 無理してないか?」
「黙らっしゃい。仕方ないでしょうが」
渡る世間は鬼ばかり。薔薇の中には鬼二人。彼女とて好きで媚び諂っているわけではないが、現状では仕方がないのである。
普通の人間でも機嫌が悪い時、何かにあたってしまうことはよくあることだ。しかしこの世界では個人個人の強さが信じられないほどに離れていることがあるため、それ故に自制心というものが大事なのだ。イラついて、つい殴りつけてしまった時にそのレベル差が20あったとしよう――間違いなく大惨事だ。下手をしなくとも首から上が消失してしまうかもしれない。
いわんや、クレマンティーヌとシャルティアのレベル差などそれ以上だ。どうみても精神お子様で癇癪持ちなシャルティアの機嫌を損ねてしまえば、つい殺されるかもしれない。だからこそ彼女は両手をもみもみ、シャルティアを持ち上げるのだ。ちなみに昨日はもみもみされて持ち上げられたらしい。どこをとは言わないが。
「さてと! それはともかく、これからよろしくねクレマンティーヌ。『蒼の薔薇』は貴女を歓迎します。実力は充分理解できたし、とても心強いわ!」
「ま、不本意ながらだけどね。一応よろしくー」
「小憎らしい言い方だな、まったく……そういえば冒険者登録をしなければならんな。この際だ、シャルティアとまとめて済ませてしまうか?」
その言葉に驚きを露わにするラキュース達。確かにパーティとはいっても、それは彼女達がそう言っているだけに過ぎない。対外的にそう認めさせるならば、冒険者組合への加入は必須事項だろう。
とはいえ彼女達が今までそれをしなかったのは王国のためだ。いきなり新人が『蒼の薔薇』に加入などということになれば、嫉妬にかられた一部の馬鹿がシャルティアへちょっかいを掛けるのは想像に難くない。そしてそんな馬鹿のせいでシャルティアの怒りがどこぞに飛び火すればたまったものではないのだ。それを忘れたのか、と言うようにガガーランがイビルアイに耳打ちをして確認する。
(おいおい、マジで言ってんのか? イビルアイ。どう考えても騒動の種にしかなんねえだろうよ)
(うむ……だが口だけでパーティ加入というのもな。形式とはいえこういったことは意外と重要で、証が目に見えれば愛着もわくかもしれん。なによりシャルティアの方も随分角が取れてきたように思えるし、良い機会だと思わんか?)
(そいつはそうかもしんねえけどよ……いや、お前がそう言うなら大丈夫か)
(ああ。何かあれば私がサポートするさ)
密談は終わり、シャルティアとクレマンティーヌの二人に向き直るイビルアイ。美少女に美女といってもいいこの二人が、今この国でほとんど最強と言っても過言ではないという事実に苦笑いが浮かぶが、それを飲み込む。こんな簡単なことで愛着をわかせようなどと、臍で茶がわくようなものだ。
しかし踏み出さねば何も変わらない。自分のため、彼女達のため、仲間のため、そして国のためにもできることは全てやるべきだと、イビルアイは決断した――が、続けて言葉を発する前にシャルティアから否定の言葉が出る。
「お断りでありんす。わらわは守護者であって冒険者ではありんせん。ぬしらはあくまで仮の仲間だということを忘れていんせんか? あまり調子にのるようなら――」
シャルティアが最後まで言葉にする前に、イビルアイは仮面を外す。少し頬を染めながら上目遣い。両手を胸の前に持ってきて、瞳を潤ませる。
「しゃるてぃあとパーティ、くみたいな」
グハッとシャルティアが血を吐いた。後ろには何やら巨体のバードマンの幻影が見えており、親子ともどもノックアウト寸前だ。だがそれも仕方ないだろう。何せ金髪ロリ吸血鬼が上目遣いでおねだりをかましてきているのだから、変態紳士の血脈である彼ら彼女らに抗うすべなどない。しかも狙ったように舌足らずで可愛くなのだ。
まあ狙っているのだが。
「も、もう一回!」
「続きはパーティに入ってからだ」
「ええい、何をしているでありんすか! さっさと冒険者組合に向かうでありんすよ、クレマンティーヌ!」
「ちょ、そっちは逆の方向……お嬢待ってー!」
「うお、速えっ!? さっきの戦いでも本気じゃなかったのかよ…」
人外の速度で駆けていく二人。特にクレマンティーヌは爆風のような速度で砂煙を上げて走っている。武技『疾風走破』を使用してはいるものの、シャルティアに追いすがる様は流石と言えるだろう。むしろ素な上に全力ではないシャルティアがそれと同等というのがおかしいのだが。
そしてそれを見やりながら、イビルアイは後ろの仲間達へサムズアップをするのであった。えげつねえな…とガガーランの独り言が空に消えゆく、そんな昼日中の出来事である。
風花聖典における『草』 それはさながら異世界――こちらの世界から見た場合だが――に昔存在した『根』のようなものである。あるいは同じく『草』と呼ばれていたりもしていたが、とにかく彼らの役割は情報の収集に尽きる。それはどこかへ潜入するといったスパイの花形のような役目ではなく、その地域に違和感なく溶け込み市井の情報を集め分析するといった地味な活動が多い。
もちろん場合によっては戦闘をこなす者なども存在するが、やはり実力としては大したことがない。
――とはいえ少人数で防衛されている程度の地下牢に押し入り、目的の人物を救出することなど造作もないことではある。なにせ弱いとは言ってもそれは法国が誇る聖典の中での基準だ。一般的に見た場合、冒険者の上位勢にも引けをとらない程度には鍛えられている。
「禍災でありましたな、陽光聖典隊長ニグン・グリッド・ルーイン殿」
「うむ。だがこうして救いの手が差し伸べられる機会があることこそが、神の導きなのだろう。もちろん貴様達にも感謝している」
「は……戦士長が貴族共を警戒するあまり、限られた人物のみでの監禁だったこと。あの裏切り者がこの街にきたこと。そして謎の闖入者の存在。そして何より我等の情報網に引っかかり、絶妙のタイミングで救出が可能だったこと。ニグン殿が仰るように、全て神の御導きに他ならないでしょう」
風花聖典の根草はあらゆる場所に潜む。それは自国のみならず、人間の生存圏に存在する全ての国においてもだ。王国の要所とも言えるこの街に常駐していることもまた必然であり、なればこそガゼフが心血を注いで秘匿しようとした陽光聖典の存在も知ることができたのである。
「しかし……その闖入者。王国戦士長を意にも介さず、元とはいえ漆黒聖典『クインティアの片割れ』を怯えさせるとはいったい何者なのだ」
「潜んでいた者によると、吸血鬼……それも『真祖の吸血鬼』と名乗っていたそうです。聞いたことのない種族ではありますが、まず間違いなく吸血鬼の上位種であると考えられるかと」
「厄介な……下手をすると伝説の『国堕とし』の再来やもしれん。報告は既に上げているのだな?」
「はい。しかしニグン殿も知っての通り、漆黒聖典は巫女姫の予言により破滅の竜王の捜索を最優先としています。早急な対応は難しいでしょう」
そして風花聖典の者はクレマンティーヌにより虐殺されてはいたが、その全てが死んだ訳ではない。当然のように戦闘を監視し、裏切り者を見失わないよう細心の注意を払っていたのだ。
つまり彼等にとって陽光聖典の奪還は二の次であり、今ここで救出していることは彼等にとっても予想外のことだった。だがガゼフという障害は気絶。クレマンティーヌは完全に見失ったため手詰まり。ならば余力を陽光聖典奪還につぎ込むのは当然の行動と言えるだろう。
「しかしやつの首を取れなかったことが悔やまれる…」
「それについては謝罪のしようがありませんな」
「ああ、解っている。他の聖典の任務内容など知っているほうが問題なのだからな」
無防備に気絶しているガゼフを放置した風花聖典。それはひとえに聖典同士の繋がりが希薄なせいだろう。とはいっても情報の漏洩を考えればそれは当然の対策ではあるし、ニグンが言うように知っているほうが大問題である。
風花聖典にとっても陽光聖典の捕縛は青天の霹靂であり、この街に入ってきて初めて知ったことである。故に本国からの指示を待っては手遅れになる可能性があり、この救出作戦も独断に近いものとなっている。
――それは今この街に詰めている者が末端だったからこそ、ではあるが。実際のところ陽光聖典の動向は風花聖典によってある程度監視されていたし、状況もそれなりには把握されていた。まあどちらにしてもこの状況に至ったならば救出の指示が出ていたことに変わりはないだろうが。ただでさえ脆弱な人間の勢力、その中でも精鋭の集団であり、多数の殲滅に向いた彼等を失う愚は法国とて犯したくないのである。
「この失態、どう償えばいいものか…」
「心中お察しします」
風花聖典の隊員も不憫な者を見るような目でニグンに視線を向ける。任務の内容など知る由もないが、あろうことか王国の戦士長にとっ捕まるような大失態を演じたことだけは間違いないのだ。ニグンが優秀な指揮官であるとはいえ、何らかの処分は免れないことだけは理解できる。
「なるようにしかならん、か……では陽光聖典はこれより本国に帰還する」
「はい。我らは裏切り者と件の吸血鬼の足跡を追います。どちらにしても放っておける存在ではありません」
「ああ、息災を祈る。無理をするなとは立場上言えんが、まず間違いなく漆黒聖典預かりになる案件だ。犬死にだけはないようにしろ」
「肝に命じます。では」
本物の国堕としがこの会話を聞いていれば、勘弁してくれと涙目になっているだろう。まあどちらにしても賽は投げられた。恐ろしい吸血鬼の存在は法国の知るところとなり、法国の戦力の大部分は吸血鬼ツインズの知るところとなった。争いが始まるかどうかは――
きっと、運次第。意外と番外席次がごろにゃんとおねだりすればいけるかもしれない。ロリコンでロリでビッチな因果は果てしなく続くが故に。
ガガーランが藁人形を手にする日も近い