ジルクニフ日記   作:松露饅頭

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その18

□月×日 090

 今日は朝から大雨で、うんざりするような天気だった。

 しかし、こんな鬱陶しい日でも部屋でゴロゴロしている訳にはいかないのが、皇帝たる身の辛いところだ。なにしろやるべきことは山ほどある。

 

 とりあえず、日課の帝スポを読み、最近二倍に増やした朝の運動を済ませると、竜王国援軍派遣延期言い訳検討会議を延期して、「1/3スケール PG アインズ・ウール・ゴウン V○r.Ka」を組み立てることにする。

 何か問題でも?

 文句のあるやつは意見を四百字詰め原稿用紙20枚以内に纏めて、バハルス帝国帝都アーウィンタール皇城内郵便局留め、ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクス宛に送るように。尚、採用者の発表は当選者への返信をもって換えさせて頂く。

 

 さて、キットの組み立てだが、部品は多いし多少面倒ではあるものの、組み立てるのに難しいということは特に無い。説明書の指示通りにコツコツと根気良く進めれば誰にでも組み立てられるようになっている。

 ロウネの手紙によれば、様々な機能が組み込める高級品ということだったが、デフォルトの機能として「『絶望のオーラLv.0.1』を再現できるエフェクト付き」と説明書にあって、腹の部分に納める赤い玉にこの効果を持つ魔法が封じられており、発動させると延べ時間で約1ヶ月程度、お部屋の蚊を落とします、と・・・ああ、「Ve○.Ka」のKaって蚊のこと・・・。

 

 腹部の玉は別売りのオプションと交換もできるようになっているが、今回は気の利いたことでロウネのやつがオプション品も同封で送ってくれている。

 それを見ると、オプション品は色違いの玉で青と緑があり、青い玉はブルーの光を発し、その光を患部に当てることで水虫を治療できる治癒魔法が封印されているらしい。また、緑の玉はグリーンの光と共に黴や雑菌の繁殖を抑えるプラ○マク○スター・・・やーめーろー、だから見境無く喧嘩売ってギリギリのライン探って歩くスタイルやーめーろー。

 

 ともあれ、何分にも作業量が多いので完成にはもう暫く掛かりそうだ。

 そうそう、「1/6スケール HG すーぱー炎莉」の組み立ての方はロクシーに頼んでおいた。

 さすがに女の子の人形を俺が組み立てるのは世間体というものもあるし、最初は〝重爆〟のやつに頼もうかと思ったのだが、あいつでは重要な点を見落とす心配もあるので、その点、ロクシーなら信頼できる。と、持ち上げた所で小遣いの増額も一緒に提案したが、そっちはけんもほろろに却下された。

 

 上手くいくと思ったんだがなあ・・・。

 

 

 

□月△日 091

 今日も朝から雨で天気が悪かったが、軍の訓練や帝都周辺の視察に一日中外出しての公務となった。

 特に軍の訓練は天候に関わらず行われるので、これの視察についてはサボるわけにもいかない。

 天気が悪いからと以前から予定されている視察を中止するようでは、悪天候の中、訓練に精を出す騎士や兵士達の士気に関わるからな。このくらいのことは皇帝として当たり前のことだ。

 

 視察に同行した秘書官は、今日は晴れるはずだったのにとブツクサ言っていたが、聞くと翌日の天気を1/2の確率で見抜くタレントの持ち主に聞いたのだそうだ。なんだ1/2って。それはタレントという認識でいいのか? それ、むしろ高確率で予想外してないか?

 秘書官には、そいつとの付き合いは少し考え直した方がいいとアドバイスしておいた。

 

 午前中の視察を終え、昼食はいつもの店(いい響きだよな)で済ませたいところだったが、今日は取り巻きが大勢いるのでそうもいかない。

 あの店では俺は貧乏貴族の三男坊ということになってるし、変装用の着替えや小道具も置いてきた。それにツケも貯まってるのにこんな大勢で押しかけたりしら出禁になってしまうじゃないか。

 ん? 俺、何か変なこと言ったか?

 

 とりあえず昼食はロクシー手作りのキノコピラフ弁当とキノコサラダ、戦闘糧食として兵にも配布しているカップ麺で済ませた。

 手作り弁当を残すとロクシーが恐いので、カップ麺を半分残す。両方食べると多すぎるが、片方だけだと、ちょっと物足りないんだよな。〝重爆〟の視線が痛かった。

 

 午後は帝都周辺の視察だが、帝都のエリアを出てすぐの空き地でサーカス小屋のテントを発見した。

 秘書官によると、ちゃんと事前に申請されており、許可も得て運営されているらしいので何の問題も無いが、雨宿りついでに少し覗いてみることにする。

 別にサボるわけじゃないぞ。雨が強くなってきたので随行の兵達の休憩も兼ねて、小一時間ほど見学してみるだけだ。

 

 直径15mほどの円錐形のテントで、中央に太く高い柱が設置されており、これで天幕を支える構造になっているようだ。中央10mほどの円形ステージの周囲にドーナツ状に客席が配置されている。

 客の入りは半分ほどだが、外の悪天候を考えたらよく入ってるんじゃなかろうか。

 

 用意された席について、渡されたプログラムの羊皮紙を見ると、もう既にステージは進行している(こちらが飛び入りなんだから仕方ない)ようで、トブの大森林の奥に住むというトブ・ベアの一輪車乗りが終わったところだった。次は道化のジャグリングに続いてトブ・グレート・タイガーの火の輪潜りというスケジュールになっている。小さなサーカス団だし、たいした芸はやってないな。

 

 ただ、丁度我々のいる席からステージを挟んだ真向かいの席ではしゃいでいる、全身ピンクの衣装を纏った夫婦連れらしいのが気になって仕方ないんだが、これは恐らく触れない方がいいんだろうな。俺のこういう勘は当るので、見なかったことにしてしまおう。

 ピンクの2人から少し離れたところにいる、顔面白塗りの悪魔っぽいのも同様だ。

 

 小一時間過ぎて、外の雨も小降りになってきたという報告もあったので、そろそろ出立しようかと用意をしていたらサーカス小屋の入り口付近で何やら騒動が起こった。

 周囲に何があったのかを聞くと、どうやら不審者を捕らえたというので興味をそそられて見に行くと、王国の皇太子が捕まっていた。なにやってんだこのデブ。

 

 いったい何してるのか問いただしたが、サーカスを見に来ただけだと言い張ってるし、騒ぎを大きくすれば外交問題にも発展しかねないし、正直もう面倒臭いので強制送還させるように指示しておいた。

 変装のつもりだろうが、上下黒のシャツとズボンに茶色の袖なしベストの出で立ちに、野暮ったい眼鏡と無精髯って、お前、だんだん最近影の薄い某独裁国の将軍の長男じみて来てないか?

 

 

 

□月◇日 092

 法国の駐在文官と話す機会があった。

 

 知っての通り法国以外の諸国は基本的に「火」「水」「土」「風」の四大神を信奉しており、法国のみがこれに「生」と「死」を加えた六大神を信奉している。

 法国の、人類種以外への極端な主張もさることながら、「生」と「死」という2大神の存在も諸国と法国との間の大きな溝となっているのは間違い無い。

 将来、我がバハルス帝国が諸国を統一した折には、こういった相違が障害になることも考えられるし、指導者として見識を深めておくことは必要になるだろう。

 そこで、その辺の相違について、法国の駐在文官の一人が本国では学者だということもあり、意見を聞く場を設けたというわけだ。これが神官だと一方的な狂信者の主張を繰り返すのみで聞く価値すら無いが、学者であれば冷静な意見が聞けるだろうという判断でもある。

 

 この学者が言うには、六大神や四大神などの数は重要ではないそうで、長い伝承のうちに対象となる神の性格によって融合・分離を繰り返し、例えば生の神と死の神を、1人の生と死を司る神として伝えている地域もあるらしい。

 また、地域によっては七大神として伝えられる地域もあるそうで、Seven God for Good Fortune 7人の幸運の神として、それぞれ「家内安全」「五穀豊穣」「夫婦円満」「長寿長命」「国家安泰」「無病息災」「商売繁盛で笹もって来い」という御利益を象徴しているそうだ。最後のちょっとおかしくないか? 俺の知ってる神と違う気がするが、知らないと思ってまた作者のやつ暴走してないか? 大丈夫か? 読んでるのが関西人とは限らないし、一見簡単そうに見えて関西人でも相当ニッチなネタだぞ? 1000人中999.9人置いてく二重ネタ仕込むのやめろよ?

 

 モデルとなった人物や出来事が同じでも、長い年月を経ることで、その地域の風土にマッチした神へと変化するという話自体には説得力があるとは思うが、どうもこの学者が胡散臭いというか、本国では異端扱いだったというのも頷ける。いや、確かに話してみると見識は深そうだし、優秀な学者なのだろうことは疑ってないが。

 南方の国の民族・文化には特に詳しいそうで何冊もの著作があり、帝国への駐在も、我が国に於ける民間の奇怪な伝承や事例の収集目的だろうとか言われてたな。

 なんでも法国では有名な学者だそうで、特に一部の識者(マニア)には人気があり、妖○ハ○ター(本人はそう呼ばれたくないそうだ)の二つ名を持つらしく、ジ○リーに似てるとも評判らしいが、ジュ○ーって誰だよ。

 

 

 

□月▽日 093

 久しぶりによく晴れた気持ちの良い朝だった。

 こんな朝はメイドの淹れてくれたお茶を飲みながら読む帝スポも格別と言うもの。

 目を引く記事は特に無かったが、世の中が平和な証拠でもあるだろう。

 

 そうそう、1つだけ、ナザリック殺人事件の続きが載っていた。

 連続殺人の端緒だと思っていたバレバレ氏殺しが、屋敷の小間使いのルフーとの浮気を疑った妻の犯行だったとは意表を突かれた。

 しかも、バレバレ氏を遊びで浮気に誘ったのはルフーの方からだと言うではないか。やっぱり女は恐い。

 そしてバレバレ氏殺しの真相が探偵ミス・ゴールドによって暴かれるのと入れ替わるように、今度は館の主人クリンガ氏が殺されてしまった。

 氏の遺体は屋敷横の墓地で発見されたが、両目にはスティレットと呼ばれる刺突武器が1本づつ突き立てられた状態で、しかも全身に焦げたような跡があったと言う。

 実に念入りな殺し方で、犯人はよっぽど深い恨みがあったんだろうな。

 俺の見立てだと、メイドのバラ殺しの捜査で浮かび上がったラインハルトとか言う美貌の青年が怪しい気がするんだよな。どうもコイツは見た目と裏腹に性格に問題があるようだし。

 いずれにせよ次回が解決編らしいので、今から楽しみだ。

 

 帝スポを読み終わって、さっそく午前の公務に入り、執務室で秘書官と三騎士を交えて打ち合わせを行っていたら、以前頼んでおいた「1/6スケール HG すーぱー炎莉」 が完成したからとロクシーが持って来てくれた。

 

 ロクシーが言うには、「炎莉将軍」と呼ばれる実在の女をモデルにしたもので、別名「血塗れエンリ」の名は俺も聞いたことがある。彼女の配下には数千匹のモンスター軍団がいると説明書に書いてあったそうだ。模型の顔は可愛らしいのに、とんでもない女だな。

 ロクシーは「優秀で可愛らしいお嬢さんみたいですし、嫁候補に加えられたら?」などと言うが、俺はもっと淑やかな女が好みなのだ。軍勢率いてるような女は御免蒙りたい。

 しかし、そんな俺の抗議もあっさり無視して、「軍勢を率いるような優秀な相手との子供でしたら、次の皇帝にもぴったりですからね」などと言いながら、ロクシーのやつ秘書官に相手の身辺調査を指示していた。

 現皇帝の意向は無視ですかそうですか。

 

 キットの方は、スカートのような装甲の付いた女性用フルプレート鎧姿で、ギミックとして胸部に背中のボタンを押すとバネの力で発射するオッパイミサイルが搭載されている。

 なんだろう、この違和感。俺の考えてた「1/6スケール HG すーぱー炎莉」と何か違う。絶対違う。

 頭の中に「超○金」「アフ○ダイA」「ダイ○ミック○ロ」と記憶に無いキーワードが次々に浮かぶんだが。

 

 ロクシーが言うには、このギミックの搭載された戦闘バージョン仕様と、普段着で衣装を着せ替えることが出来る「キャストオフ」仕様のどちらかを選択して作るようになっていたそうだが、「当然、戦闘バージョンで作りましたけど問題ありませんよね?」と笑顔で念を押された。「不要パーツは既に破棄しておきました」という追撃込みで。

 そんなもん、否と答えられるわけがなかろう。なるべく冷静に「当然だ」と答えたつもりだが、声に少し動揺があったかも知れん。

 おい〝雷光〟も〝激風〟も、二人共そんな露骨にガッカリした顔するんじゃない。そんな目で俺を見るな。ていうかこっち見んな。

 お前達の気持ちは痛いほどわかるが、ロクシーと〝重爆〟がこっち見てるだろうが。これ以上小遣い減らされたら、お前達に責任取らせるからな。

 

 

 

□月□日 094

 今日、主席秘書官と話している時に、ちょっとしたことに気付いた。

 本人なりに目立たないよう気を使ってはいるようだが、発言していない時や休憩時間など、何やら菓子のようなものをポリポリと食べてる様子なのだ。

 

 しかも、注意して見ると主席秘書官だけでなく、三騎士や警護の騎士達など、けっこうな人数が何かの菓子を食べてる様子が伺える。

 別に皇城内で飲食禁止とか、そんな窮屈な規則は設けてないので、職務に影響さえ無ければ特に問題視するつもりは無かったのだが、皇城内に菓子の甘ったるい臭いが充満しているのはどうしたものか。

 さすがに牛みたいに四六時中口をモグモグさせていたら気にするなという方が無理だし、品位という点からも放置はしておけないと判断した。

 

 秘書官に問い質したところ、なんでも三騎士からそれぞれ色んなお菓子を貰うので、捨てるのも偲びがたく折を見てせっせと消費しているらしい。元凶はあいつらか・・・。

 

 あまり窮屈なことは言いたくないのだが、このまま放置して“自由で伸び伸び”と“大雑把”を履き違え、某狸球団や猫球団みたいになられても困るので、締めるべき所は締めさせてもらうことにする。

 秘書官には綱紀粛正の為に指定の時間と場所以外での皇城内飲食禁止を通達させると共に、三騎士への事情聴取を行うことにした。

 

 まず〝雷光〟が言うには、何でも最近エ・ランテルで流行しているという“駄菓子屋”なるものが帝都にも支店を出しており、三騎士うち揃った折に興味本位で覗いてみたところ、なぜか見る者にノスタルジーを感じさせる店構えと商品の取り揃えを気に入り、3人して色々買い漁ってるらしい。

 

 なんでも〝雷光〟個人は特にビッ○リマン○ョコが特にお気に入りだそうで、オマケのシール集めにハマってると言っていた。

 現在は冒険者組合とコラボした、有名な冒険者のイラストレアシールが付属しているとかで、超激レアの蒼薔薇ラキュース嬢や漆黒のナーベ嬢などのシールは、マニアの間で金貨10枚以上の高額で取引されているらしく、〝雷光〟もそれを狙っていわゆる“大人買い”しており、それで一人では食べきれない余ったお菓子を配って歩いていたというのが事の真相のようだ。

 

 シールは後で返して下さいねと念を押された上で俺も一個貰ったが、薄いウエハースに挟まれたチョコは口当たりも良く美味かった。シールの方はどうせ例の“大胸筋”とかってオチだろ、と思って空けてみたところ、ダインとかいう銀級冒険者の髯面のおっさんだったので、チョコだけ食って捨てた。

 

 次に〝激風〟のやつは“あげ芋ナザリック・ドラゴン味”とかいうポテトチップスにハマったそうで、味が気に入ったのもさることながら、封入されているナザリックにいる41人+αの一般メイドカードを集めているそうだ。

 確かにあそこは美人揃いだからな。でも+αって何だろう?

 

 なんでも希望するメイドカードを10枚集めて応募すると、抽選でナザリックで開催される握手会の握手券が当るとかで、がっつり箱買いしているそうだ。なにそのどこかで聞いたようなボッタクリ商法。

 しかも、ランダムに入ってるカードから10枚同じ物を集めた上で、さらに抽選って、それ、絶対当てさせる気無いと思うぞ。本家より悪質そうだが大丈夫なのか? 騙されてないか? ていうか、お前、わざわざ握手会にナザリック行く気なの?

 

 試しに1袋貰って開けてみたが、ドラゴン味というのは何とも香ばしい焼肉のような、それでいてフルーティーさすら感じさせる味で、これは確かに〝激風〟が気に入るというのも納得できる。しかし、メイドカードの方はどこかで見た黒い目出し帽の男だった。なんだこれ?

〝激風〟に聞くと、これが+αというやつで、けっこうな確率で入ってるハズレだそうなので捨てた。やっぱりお前、騙されてると思うぞ。

 

 最後は〝重爆〟のやつだが・・・お前はもう少しマトモだと思ってたんだけどなあ・・・2人と同列だったとは・・・お前には失望したぞ。

 

 それで、だ。〝重爆〟がハマったのはチョコ菓子らしく、ナッツ味、苺味、ミルク味に、コーン、キャラメル、バナナ、グレープ、プリンなどなど、見たことも聞いたことも無い味も含めたバラエティーの豊富さが売りなのだそうだ。

 キ○トカ○トだろって思ったお前、浅いな。

 

 パッケージには中にアタリとハズレの表示があり、アタリだと“金のアインズ”か“銀のアインズ”が印刷されているので、銀なら5枚、金なら1枚をナザリックに送ると“オモチャの缶詰”が送り返して来るらしい。

 たかがオモチャにとも思うのだが、店に置いてあったサンプルを見ると、たかがオモチャもナザリッククオリティーに掛かると素晴らしい美術品と言っても過言ではないアクセサリーの数々だったそうで、それなら〝重爆〟が夢中になるのも解らなくはないかな。

 ん? 最初からチョ○ボールと予想してたって? そんなもんが自慢になると本気で考えてるなら、早めにカウンセリングを受けることをお薦めする。

 

 とりあえず自分達の金で買い物をするのは自由だし、動機がイマイチ不純とはいえ、お裾分けにも悪意があるわけじゃないので、三人には厳重注意と新たに設けた規則の遵守を厳命すると共に、次にその店に行く時は必ず俺も連れて行くことを命じて一件落着だ。自分達だけ楽しむとかズルイじゃないか。

 

 


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