この素晴らしい日常に祝福を! 作:変な天道虫
私は、我慢できずに結局三作目に手を出した大馬鹿者です。
この作品は投稿もあまりできないかもしれませんが、それでも頑張っていきたいと思っています。
それでは、本編どうぞ
暖かな日差し、うららかな天気。
迫る春の香りが鼻腔をくすぐり、
「ひゃあ! あ、あははははっ……! め、めぐみん、何するの……!?」
「なかなか良い反応ですね」
私はめぐみんにくすぐられていた。
「あはははっ! あ、朝ごはんあげるから、もう許してえぇぇえ!」
「ふむ、そこまで言うなら許してあげましょう。感謝するのですよ、くーたん」
「まったく、いつもいつもなんであんなことをするの?」
「ふぉれふぁ……」
「口の中のもの飲み込んでからでいいよ!」
しばらくして、めぐみんは食べ物をごくんと飲み込み、フォークで次の食べ物を……
「って、何やってるの!? 飲み込んだら質問に答えてよ!」
「……くーたんはいつも元気ですね。くすぐる理由ですか? まあ、くすぐると反応が面白い上に食べ物が手に入りますから」
「……」
「ほらお前ら、席につけー」
担任が入ってきたため、私とめぐみんの会話は中断される。
ここは紅魔の里にある小さな学校。
私たち紅魔族は、ある程度の年齢になるとこの学校に入学して、一般的な知識を身につける。そして十二歳には、アークウィザードという魔法使いの上級職に就けられる。
そこから魔法の修行が始まるのだ。
――まあ、私はアークウィザードじゃないんだけどね。
私の職業はマジカルソードマスター、いわゆる魔法剣士というやつだ。
ほとんどの人は私がアークウィザードだと思っているけど。なんて言ったって、私の二人の親友にも言ってないんだもん。
私の親友はめぐみんと――
「くーたん! くーたん!!」
「は、はい!?」
「ったく、出席を取ってるんだから呼ばれたら返事くらいしろ」
「す、すみません」
「もういい……さきべりー! どどんこ! ねりまき!」
担任に呼ばれ、次々に生徒が返事をしていく。
そういえば、私たち紅魔族の名前は、里の外の人間から見るとおかしな名前らしい。
私からしたら外の人たちのほうが変な名前だと思うんだけど……。
「めぐみん!」
「はい」
「よしよし、今日も全員そろっているな。では」
担任のぷっちん先生は、めぐみんの名前を呼び、名簿を閉じようと、
「先生! 私の名前が呼ばれてませんが……」
したところで、一人の生徒が手を上げた。
「ん? おおっ、すまん! そういや、一人だけ次のページに掛かっていたんだったな。悪い悪い! では……ゆんゆん!」
「は、はいっ!」
困ったような顔をしているこの娘こそ、私のもう一人の親友、ゆんゆん。
私はこんな二人と、とっても楽しく毎日を過ごしている。
だから私はこう言いたい。
このすばらしい日常に祝福を!
いかがでしたか?
今回はほとんど原作をなぞっただけでしたが、次回からは原作崩壊……というか、原作では描かれていなかった部分に触れて行きたいと思います。
ご意見、感想、誤字脱字などお待ちしております。