ポケットモンスター〜Fire・memories〜 作:追憶の英雄
ー前回までのあらすじー
1番道路で、傷だらけのコラッタを見つけトキワシティのポケモンセンターに連れてく
ジョーイさんから、群れでのイジメがあると知らされる
治療を終えるもコラッタの心の傷は癒えなかった
おれの必死の訴えでコラッタは心を開く
強くなってイジメてきたやつらを見返そう!
コラッタの小さな体を活かしたスピード戦法を身につけるために実戦をする
とりあえず、1日目は終了。
「コラッタ……一日中、お疲れ様……明日も頑張ろうな」
寝ているコラッタの体を優しく撫でながら声をかけた。
〜2日目〜
2日目は、昨日の内容+不意打ちの攻撃でもよけられる反射神経を身につけるとこまでやろうかと思ってる。
ヒトカゲの入ってるモンスターボールに手をかけると旅に出る時に邪魔にならないように小さくなってたモンスターボールを大きくして空中に放り投げた。
「出てこい、ヒトカゲ!」
「カゲェ!」
ヒトカゲは空中で一回転すると地面に着地、赤い炎をはいた。
「ラッタァ!」
コラッタも昨日と同様、やる気満々だった。
「ヒトカゲ、れんぞくでひのこ!」
「カゲェ!」
れんぞくしてはかれるひのこを一つずつよけると一気に間合いをつめてたいあたりをしてきた。
ヒトカゲは、たいあたりをくらうもなんとか耐えると反撃とばかりにひっかくをくりだした
当然、それもコラッタは避けた。
「ヒトカゲ、ひのこだ!」
ヒトカゲは、ひのこをはなつと、れんぞくで出したひのこの一つにぶつけて爆発
爆風がフィールドを覆う。
「ヒトカゲ、ひっかくだ!」
「カゲェ!」
「コラッタァ!」
爆風のなか、コラッタのたいあたりとヒトカゲのひっかくがぶつかり合う。
コラッタのたいあたりが競り勝つとヒトカゲはフィールドの端まで吹き飛ばされた。
「ヒトカゲ、大丈夫か!?」
(あのヒトカゲのひっかくに競り勝つとは……なんてパワー、いやスピードか)
ヒトカゲのもとへと駆け寄りながらも昨日よりもコラッタのスピードが上がってることに感心した。
「すごいよ、コラッタ!昨日よりもスピードあがってる!!」
コラッタの頭や体など撫でながら褒めた。
この調子ならあと2日もあればヒトカゲに追いつくかもな
コラッタの少しだけど成長したことが嬉しくて仕方ない。
まるでわが子の成長を喜ぶ親のようなそんな感じだ。
まぁ、子供育てたことなんてないけどな
おれ、まだ10歳だし……
と、おれの年齢のことに関しては置いとくとして
ヒトカゲとコラッタの治療をお願いしなくちゃ
ポケモンセンターに戻ろうとしたら突然、コラッタが震えているのに気づいた。
「どうした?コラッタ」
様子がおかしいコラッタに声をかけるとおれの腕の中でじたばたと暴れなにかを嫌がっていた。
「コォラッタ!」
「あっ!こら!やめろ……コラッタが嫌がってるだろ!」
低い声のコラッタはおれの足元までやってくると腕の中にいるコラッタを睨みつける。
それに対し、小さな体を縮こませてがたがたと震えてた。
おれは、それをみて悟った……
「こいつが、お前のことを
「ラタラタ!」
そうだよ!と鳴くと首を縦に振った。
「……そうか」
コラッタをいじめることを諦めたのか、群れのリーダーは帰って行った。
〜数日後〜
コラッタが修行してると、昨日の低い声のコラッタがやってきた。
そのコラッタの後ろには取り巻きと思われるコラッタが数匹、睨みをきかせていた。
しかし、この数日で成長したコラッタはそんなのをものともしなかった。
それどころか、睨み返した。
それにたじろいだのか、取り巻きのコラッタは数歩分後ろにさがった。
そんな取り巻きの姿を、見かねたリーダー格のコラッタが1歩分前に出ると構えた。
コラッタも1歩前に出ると構えた。
2匹の間に風がふいた。
先に動いたのはリーダー格のコラッタだった。
リーダー格のコラッタは素早い動きで体当たりを繰り出すがコラッタは難なく避けた。
そして、反撃の体当たりをすると思わぬ反撃にリーダー格のコラッタは一瞬怯んだ。
しかし、すぐに切り替えるとコラッタをスピードで翻弄し始めた。
しかし、それに慌てることなくリーダー格のコラッタの動きを観察し始めた。
そして、コラッタはリーダー格のコラッタの動きに一瞬のスキができるのを見逃さなかった。
コラッタは、そのスキをついて攻撃しようとジグザグな動きをしながら体当たりをした。
(あれは!)
体当たりとは違う動きにもしや……と、思い図鑑をかざすと
『コラッタのでんこうせっか』
やっぱりな……コラッタのやつ、でんこうせっかを覚えたんだ。
でんこうせっかがリーダー格のコラッタに命中するとフィールドの外まで吹き飛ばした。
リーダー格のコラッタは目を回すと倒れた。
つまり、コラッタが勝ったということだ。
「……!!」
コラッタは信じられないという表情をしていた。
「やったじゃねぇか!コラッタ!!」
コラッタが勝った!やった!!
コラッタが勝った喜びに思わず叫んでしまった。
「コォ……ラッタ……」
リーダー格のコラッタを倒されたことにより士気が下がりどうすればよいのか分からなくなった取り巻きのコラッタはなにやら言ってたがそんなことは気にせずコラッタの体を撫で続けた。
成長をしたコラッタを見ておれはあることを決めた。
「なぁ、コラッタ……お前さえ良ければだけど」
「コラッ?」
「おれと……いや、おれたちと一緒に来ないか?」
コラッタを抱き上げると目を見て話しかける。
「おれが強くなるためにはお前の力が必要なんだ!」
「……コォラッタァ!」
コラッタは、うん!と言うかのように頷いた。
おれは、モンスターボールをリュックから出すとコラッタめがけて投げた。
コラッタはモンスターボールから出た赤い光に吸い込まれるとモンスターボールの中に入った。
モンスターボールが地面におち、左右にカタカタと揺れはじめた。
モンスターボールの揺れが収まるとカチッと音が鳴り中央の赤い光が消えた。
「よっしゃあ!コラッタ、ゲットだ!!」
おれは、モンスターボールを拾い上げるとよろしくな!と言って腰につけた。
こうして、おれは新たな仲間を増やし1番目のジムがあるニビシティへ向け歩みを進めた。