ポケットモンスター〜Fire・memories〜 作:追憶の英雄
第8話 初接触……! つきのいしを守れ!
ーおつきみやまー
黒い服に胸には紫色でRという文字が入ってるのを着てる男は同じような服装の部下を連れてなにやら怪しい行動をしていた。
「素晴らしい……!これがつきのいしですか!」
『つきのいし』:ニドリーナをニドクインにニドリーノをニドキングにピッピをピクシーにプリンをプクリンに進化させるために必要な石でこのおつきみやまでもごく稀にしか手に入らないものだ
ピッピたちが一斉進化するという儀式を控えるなか男はそれを奪おうとしていた。
「これがあればボスのニドリーノをニドキングに進化させられるだけではなくロケット団全体の戦力アップにつながります……非常に素晴らしいですね」
男がうっとりとした表情を浮かべていると部下のひとりがそれをたしなめた。
「おおっと、そうですね……早く手に入れなくては邪魔が入る前に」
男がつきのいしに手を伸ばそうとしたらピンク色のポケモンーーピッピが体当たりして邪魔をした
それにキレた男はピッピの体をつかむと地面に叩きつけた
「ポケモンの分際で人間の邪魔をしてるんじゃありませんよ!」
さらにボコろうと拳を構えるとその拳を誰かによって阻止された
「てめぇ……いま、何してた?」
ソウヤである……
ソウヤの声は低かった……怒っている証拠である
「そこにいるピンクが邪魔したのでお仕置きをしようとしたのですよ……邪魔しないでください。」
つかまれている方とは逆の手で今度は殴ろうとした。
「つくづく、腹の立つ野郎だ……てめぇ俺とポケモンバトルしろ」
「いいでしょう……ロケット団に歯向かったことを後悔させてあげますよ」
「名乗り忘れてましたねぇ……
「俺は……最強を目指すトレーナーソウヤだ」
スペードと名乗る男はロケット団幹部だった。
『ロケット団』:ポケモンを使い世界征服しようと企む悪の組織でカントーを中心に活躍しているが他の場所にも何人かいるらしくジュンサーさんも把握できてない
その中でもやばいのはロケット団幹部でそのロケット団幹部も何人もいるため大変なのだ
「出てきなさい……ズバット」
スペードが出したのはズバットだった
「出てこい!ニドリーナ!」
対してソウヤが選んだのはニドリーナだった。
このニドリーナはニドラン♀が進化した姿でなぜニドリーナに進化したのかピッピの助けに間に合ったのか……それは遡ること30分前である
〜30分前〜
「ここがおつきみやまか……」
ニビジムでタケシさんとの戦いを終えたおれはジム戦で傷ついたリザードとコラッタを回復させるべくポケモンセンターに行きジョーイさんに預けて回復を待っていたら2人組の怪しげな男がおつきみやまにあるつきのいしを狙っていると聞き俺も行ってみることにしたのだ
つきのいしといえばニドリーナをニドクインにするのに必要なためおれは欲しいと思ったからである
まずは、ニドラン♀をニドリーナに進化させなくてはならないので3番道路で鍛えながらおつきみやまを目指そうかと思ってる
3番道路で鍛えた甲斐がありニドラン♀は二ドリーナに進化した
よし!あとはおつきみやまにあるという巨大なつきのいしに行くだけだな
巨大なつきのいしは普通のつきのいしとは違い使ってもなくならないらしくつきのいしを使わなくちゃ進化できないポケモンを持つトレーナーはその巨大なつきのいしを求めておつきみやまに足を運ぶそうだ。
まぁ、おれもそんなトレーナーの1人だけどな
おつきみやまの前にあるポケモンセンターで回復させると
ニビシティのポケモンセンターで見かけた怪しい男二人組かおつきみやまに入っていくのを目撃した
その男の後をついていくと、巨大なつきのいしのところに黒服の男が数人いたところにたどり着いた。
「あれは……つきのいし」
じゃあ、あいつらの目的もつきのいしで進化するポケモンを進化させることなのか。
だが、怪しい動きをしていたので岩の影に隠れ様子を見ることにした。
「ピッピィ!」
「……!」
ピッピの悲鳴が聞こえたので咄嗟に飛び出した。
そして、今に至る。
「ズバット、きゅうけつです……」
「ニドリーナ、避けてどくばりだ!」
ズバットがきゅうけつしようと突撃してくるのをギリギリでかわすとニドリーナはどくばりを発射する。
しかし、ズバットはそれを軽々と避けた。
「(あのズバット……早いな。流石はロケット団幹部か)」
「ニドリーナ、もう一度どくばりだ!」
「コォラッタァ!」
ニドリーナがどくばりを発射しようとした刹那、コラッタがものすごいスピードで走ってきてニドリーナを吹き飛ばした。
「っ!?」
突然の出来事に俺は理解出来なかった。
「よくやったぞ。」
ロケット団幹部が部下を褒める。
「まさか……!」
ロケット団幹部が下卑た笑みをうかべる。
「てめぇ……!」
ゆ、ゆるさん!許さんぞぉ!
どこぞの戦闘民族よろしく怒りで髪の毛が金髪になるってことは全然ないが
怒りでおかしくなりそうなのは確かだ。
相手が2体使うってんなら俺も……
コラッタのボールに手を回そうとしたらニドリーナが立ち上がり大丈夫!私がなんとかする!と目線で訴えてきたので俺はわかったと頷き手を引っ込めた。
「……止めをさしてあげますよ!ズバット、きゅうけつです!」
「(そうだ、あれを使おう!)ニドリーナ、つきのいしに触れろ!」
「させるかっ!コラッタ、でんこうせっかだ!!」
そうはさせまいとコラッタがしかけてくるがきゅうけつしようと突撃してきたズバットとげきとつする。
「今だ!ニドリーナ!!」
ニドリーナがつきのいしに触れた途端、身体が青白く光る。
「ニド!」
四速歩行から二足歩行になり鎧のような頑丈な体へと変貌を遂げた。
「これが……ニドクイン……」
すげぇ!つよそう!
「進化したお前の強さを見せてやれ!どくばりだ!」
ニドクインはどくばりを飛ばすと効果は今ひとつのはずのズバットに命中し一撃で戦闘不能にした
さらには、先ほど吹き飛ばされたコラッタのでんこうせっかにも耐えた。
「パワーだけじゃなくて耐久力もあがったのか……いける!」
「ニドクイン、もう一度、どくばりだ!」
ニドクインはもう一度どくばりを飛ばすとコラッタは戦闘不能になった。
「これで、お前らのポケモンは戦闘不能になったな……まだ続けるのか?」
「……今日のところは引きますが次はこうは行きませんよ。」
そう言ってズバットをモンスターボールに戻すと部下に撤退するように伝えた。
「(ロケット団……とんでもない奴らに目をつけられたな)」
これからの旅がますます厳しいものになったがそんなことは関係ない……ポケモンを悪事に利用することは絶対に許さない。
絶対に潰す!
ロケット団が完全に撤退するのを確認すると先ほどのピッピの元へと行き怪我の手当をした。
「ピッピィ!」
ピッピは律儀にお礼を告げてくれた。
「じゃあな……今度は気をつけるんだぞ。」
そう言っておつきみやまを出ようとしたらピッピにズボンの裾をくいくいと引っ張られついてくるように言われた。
「なんだ?」
とりあえず、ピッピの後をついていくと
さっきの巨大なつきのいしの前でとまり鳴くと大勢のピッピが集まってきた。
そして、つきのいしに触れると一斉進化を始めた。
「ピィクシー!」
そして、ピッピ……いやピクシーたちは進化したことを祝うかのようにつきのいしの周りをダンスしながら回っていた。
「ははっ……お礼にしてはすごいものだな。」
おれはすごいお礼に思わず笑ってしまった。
こうして、おれはピッピたちの一斉進化という神秘的な場面に立ち会いおつきみやまを後にした。