爆走暴走激走疾走!!俺の名前はヴォルボロス!!   作:メガネ愛好者

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今回ヴォルさんが尊敬するモンスターが現れます
誰だと思います?答えは本編で!!


師匠ができました

 

 

『…話がある』

 

『どうしたのだ?急に』

 

『溶岩と間違って古龍の血だまりを飲み干しちゃいました?』

 

『あれ不味かったわ。なんかゲルっぽかった』

 

『飲んだのか!?いやそれよりもその言葉は古龍種が泣くぞ!?』

 

いやだって本当にゲルっぽかったんだもん

なんかこう…玩具にあるスライムを飲まされたような感覚だったからな。その後お腹壊したし

たまたまキティちゃんが轢いてしまったオオナズチさんの血は…不味かったです

 

…え?何で轢いたんだって?だって透明で視えなかったんだもん。シカタナイネッ♪

 

 

 

因みにその時の会話はこちら

 

 

『うえぇええええん!!ごめんなさああああい!!』

 

『とりあえず唾つけとけば治るよ。ついでに舐めとけばより回復すっぺ』

 

『あ、そう?んじゃよろしくお願いします』

 

『お前がやらんのかーい!まぁいいや。ペロペロペロ………マズゴファッ!?』

 

『ああっ!!ヴォル君しっかりしてえええ!!?そんな不味かったからって溶岩噴き出さなくても!?勿体ないよ!!』

 

『こいつ等………ッ!!』

 

 

こんな感じだった

いやぁマジで不味かったね。そのままその日は帰っちゃったもん

…え?オオナズチはどうしたって?とりあえず傷口は溶岩で焼いて塞いでおいたぜ☆

いや~泣いて喜んでたし、いいことしたね!!

 

※オオナズチに火属性攻撃はあかん。それ弱点や

 

 

 

ってそうじゃなくて

 

『大事な話があるんですよ』

 

『『頭大丈夫(か)?』』

 

『ふっふっふ…泣けるぜ』

 

いやマジで。俺の真面目タイムは不評のようだ

てか俺がまともに話してるのはそんなにおかしいのか?おかしいと思う人は挙手をお願いします!!

 

 

満場一致だったら素で泣いちゃうぞ?☆

 

 

『とりあえず言います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 師匠ができました』

 

『『……………』』

 

そう、俺はこの前、尊敬すべき大先生こと師匠に出会ったんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれは…俺が水没林を走っていた時の事だ

自分の熱波で周囲の水を蒸発させて視界が水蒸気で見えなくなっていた時の話だ。あれはつらかった

その日はキティちゃんと別のルートを走っていたんだ

 

とりあえず目の前が見えないからひたすらまっすぐ走ってた

その時だ

 

 

 

 

 

 

『…若者よ。そのまま進めば川に落ちるぞ。6秒後に跳べ』

 

『…!!』

 

俺は直感的にその言葉に従った

数秒後に跳躍する俺と共に、近くで同じく跳躍する音が聞こえた

誰かいる…?それよりもこの水蒸気の中、地形を把握しているだと!?

俺は驚きを隠せないでいた。何とか見えたが跳躍した真下は確かに深そうな川がそこにはあった

あのまま進めば最悪足を躓かせていただろう…危なかった。時速200km超してるところで躓いてしまえば大クラッシュもんだ…

 

こいつ…出来る…ッ!?

俺は疑問になり、水蒸気で見えない相手に問いかけることにした

 

『貴方は…周囲の状況が分かるのですか?』

 

『あぁ。…言っておくが、日頃から走っているところだからという理由ではない』

 

『なっ!?そんなことが可能なのですか!?』

 

もう驚きを隠せないと同時に、俺はこの隣に並走している者に自然と口調が敬う形になっていた

 

………なんとなく、わかるんだ

この隣にいる者に…俺は負けている

強さではない……走りの技術が、だ

 

悔しい

 

俺はスッゲー悔しかった

走りに自身があった俺が、横にいるこの者に劣っているという事実を突きつけられているように感じて…

 

だからこそ、教わろうと思った。その走りの技術を…

そんな俺は隣の者に教えを乞うように語りかけるのだった

 

『…気配を感じるのだ』

 

『気配を?』

 

『そうだ。お前は目に見えるものでしか判断せずに走っているだろう?』

 

『あ、あぁ…それが普通じゃないのですか?』

 

『それではいかん。目に見えることが全てではないのだ。それでは惑わされてしまう』

 

『う……』

 

た、確かに…そのせいでオオナズチさんに気づかなかったしな

もしキティちゃんと場所が逆転していれば、間違い無く俺が吹き飛ばしてしまっていただろう…

 

『だからこそ…気配を感じるのだ。例え見えずとも、隠されたものを感じ取る第六感。それを鍛えよ。やり方は教えてやる』

 

『…っ!はい!!』

 

 

こうしてこの日、俺に尊敬すべき師匠が生まれたのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そんなわけだ』

 

『ふむ…お主が走りで負けを認めるとはのう…』

 

『ほえ~。世の中広いですねぇ』

 

俺はあらかたの事情を二体に話した

別に隠す必要は無いし、それに…

 

『とりあえず呼んでみた。この場に』

 

『マジですか!?』

 

『その者は大丈夫なのか?このような環境に足を踏み入れて…』

 

『師匠なら大丈夫でしょ。そんな訳で出番ですよマイティィィィチィィィァァァアアアアア!!!!!』

 

俺の合図に師匠が近づいてくるのを感じる

この数日で俺は気配を感じ取ることができるようになった…これも師匠の教授のおかげだ

だからこそみんなに紹介しようと思ったのです

 

 

………ドッドッドッドッドッドッドッ!!!

 

 

少しずつ近づいてくる足音

俺の真剣な表情にグラ婆もキティちゃんも緊張の眼差しで足音の発生源の方に視線を向けるのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『焼き豚になりそうだお。ぶー』

 

『『ドスファンゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオ!!!??』』

 

『イェアァァァアアアアアアアア!!!!!』

 

現れたのは…何の変哲も無いドスファンゴだった

流石に予想外だったグラ婆とキティちゃんは素で驚いてしまう

そんな驚くことかねぇ?

 

『師匠舐めんなよ?これでも水中から飛び出してきたガノトトスを真正面から突撃して首の骨折ったほどの実力者なんだからな?』

 

『『マジでッ!?』』

 

『マジ照れるわ。ぶー』

 

『いやそれはおかしいだろ!?そもそも回想と雰囲気や口調がまるで違うぞ!?』

 

『え?こんな感じでしょう?』

 

『明らかに美化されてますよぉ!!一度も回想で語尾にぶー何て言ってませんし!?』

 

『熱いから帰っていい?ぶー』

 

『あ、お疲れっす。ついでに溶岩飲んでいきます?』

 

『『やめたげてよおおおおおお!!?』』

 

 

※ドスファンゴに火属性攻撃はあかん。それ弱点や

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずいろいろすっ飛ばして

 

『朱色の師匠ッ!!ここに爆ッ誕ッ!!!』

 

『よろしく。武撃(ぶー)

 

『『語尾がカッコよくなった!?』』

 

はい、飲ませました

ただ慣れるまで白目向いてたから…ちょっと危なかった?

師匠も『これは…フフッ、私もまだまだ甘いな。この程度で根を上げるとは修練が足りぬ証拠。だが、故に私はまだ高みに登れるというものよ…』って言っていたし…

およ?つまり師匠と一緒に修行できる!?うおおおおおおお!!感激だぁあああ!!!

 

『実際には【し、死ぬ。ぶー………助けてぶー】だったぞ?』

 

『やっぱり美化されてますねぇ…』

 

『でもガノトトスを初めとした大型モンスターの首をへし折ったのは本当だぞ?』

 

『美化してるって認めおったぞ!?』

 

『いえそれ以上に爆弾発言がありましたよ!?ガノトトスだけじゃないんですか!?』

 

『あぁ。ガノトトスから初め、ロアルドロスにゲリョス、ドボルベルグにラギアクルスと…後よろよろだったオオナズチ。後は…』

 

『『もういい、聞きたくない』』

 

武撃(ぶー)

 

 

※誰か犠牲になったオオナズチさんを気にかけてあげてください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―某所にて―

 

 

「なぁ…新しいクエスト出たの知ってるか?」

 

「あぁ…あの正気の沙汰とは思えないクエストか?」

 

「そうそう。報酬はすげーけど、正直やる奴いねーだろって話」

 

「この前賞金に目が眩んで受けた馬鹿が帰ってきたときに廃人化してたもんな。ありゃ無理だわ」

 

「てかさ?もしあれができたらそいつ自身に討伐クエスト出るんじゃね?」

 

「「「「言えてる言えてる」」」」

 

 

最近各所のギルドにはある意味噂になっているクエストが出回っていた

その内容が…これだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クエスト名【滅暴の三頭竜】

 

メインターゲット

 

・走滅竜ヴォルボロス

・咬滅竜イフェスティオレックス

・放滅竜グランボス

 

目的地:灼炎火山・溶窟内深部

制限時間:10分

報酬金:300000000z

契約金:0z

 

サブターゲット

 

・朱王猪ヴォルファンゴの討伐

 

報酬金:52500z

 

依頼主:環境保護団体

 

依頼内容

 

お願いします!!助けてください!!!

この三体のせいで現在、各地の生態系が壊滅の危機へと瀕しています!!!

その凶悪すぎる灼熱を発する者達によって山は、森は、川は、海は、挙句の果てに我々人類が住まう街や村を滅ぼしつくしています!!!

このままでは近いうちに人類は滅びの一途を辿るやもしれません!!!

幸いこの三体は最近確認した、あの突発的にグラビモスの熱線攻撃が降り注ぐ火山を住処にしているようです!!!そこを叩けば…!!!

 

しかし問題があります

ここ最近で急激に火山内の温度は上昇!その上ターゲットのいる場所はその奥深くの生物が住める環境とは思えない溶窟内です!!

クーラードリンクでは最早熱による体力の消耗は抑えられません!!そこに出入りするための往復時間も考え、短期勝負となってしまいます!!

その上、基本この三体は固まって行動しているため確固撃破はほぼ不可能!!

更にそれぞれが尾槌竜の如く巨大な体格の上、それに見合わぬ俊敏さと機動力を持ち合わせています!!!マジで危険です!!!

 

それでも…それでも人類生存のため!!!どうか!!!どうかこの三体の同時討伐を成し遂げてください!!!

契約金はいりません!!!報酬はそれ相応の額を差し上げます!!!

 

お願いします!!この星を…あの三頭竜から救ってください!!!!!

 

また、通常種とは異なる大猪も乱入する場合があります!体格こそ通常種と大差はないですが、その突進はまさに一撃必殺!!十分に危険です!!

そちらの対処もよろしくお願いいたします!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「正直やる気がしねぇ…」

 

「一度様子見に行ったけど…あれは無理。あの三頭に囲まれたらもう命があれば他は何もいらなくなってくるレベル」

 

「ファンゴの方も、知り合いが一撃で昇天される程の威力を持ってたようなこと言ってたしな」

 

「威力だけならそいつが一番高いとか」

 

「しかも気づいたら突っ込まれてたらしいぜ?」

 

「結論」

 

「「「「このクエ、マジキチ過ぎ」」」」

 

 

クエストは出る者の、率先してやる気を出す者はいなかったという…

 

ゲームでいうなら…マジ無理ゲーってやつです

 

 




師匠がドスファンゴだと…誰か予想は出来たかな?フフフ…

そしてとうとう古龍に手を出してしまったヴォルさん達でした

ヴォルさん以外の三体にも名前がつきました
キティちゃんの名前の由来は確か…ギリシャ語で火山だった気がする
グラ婆はそれっぽい名前を。べ、別に「grandmother(祖母)」から文字った訳じゃないし!
師匠はヴォルさんと同じ

因みに愛称の変化はありません。人類が勝手に名付けただけですからね

最後に…このクエスト出来る人います?いたらもう尊敬します!私には無理です
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