「どこだ?ここは...」
目を開けると真っ白い空間が広がっていた。
「なんだ?どうしてこんな所に俺は?」
「目が覚めたかのう?」
「!! 誰だ?お前は?」
俺は体を起こして急に現れた爺さんに質問する。
「儂か?儂は神じゃよ。」
「はあ?」
「信じていないようじゃな」
いや当然だろ。急に現れた爺さんが神って誰が信じるんだよ。
「証拠を見せろ証拠を」
「良かろう、見せてやろう。儂が神だという証拠を。」
そう爺さんが言うと急に周りが光始め、俺は光に呑み込まれた
「ふむふむなるほどお主は東京都のB12地区第3南高校の2年生
身長は173cm体重は59kg誕生日は5月19日なんじゃな。」
「!? 何で知ってるんだ!?」
「言ったじゃろう儂は神じゃと。神ならばこんなこと簡単に出来るんじゃよ。」
「なるほど、あんたが神だというのはよくわかった。じゃあ何故神様が俺の前にいるんだ?」
「覚えてないのかのう、自分が死んだということを。」
「え、待って俺死んだの!?」
「そうじゃよ。通り魔に刺されてな。」
「マジで?」
い、一旦頭の中を整理しよう。
俺は最初同級生の早苗と通学してたはずだ。そしたら前からナイフを持った奴が早苗めがけてつっこんで来たから
庇って刺されたんだ。ってことは...
「俺死んだーーーー!!!」
おい、マジかよ。確かに俺は刺されたけどそこまで急所じゃなかっただろ。
それでも死んだってことは現代医学はそこまで進歩してなかったのかよ
うわあああマジで死んだせっかく高校ライフを満喫してたのにもう終わりなんだああああ
「お、落ち着けそうだお主にいい話をしてやろう。」
「 ...ぐすん。一旦なんだよ」
「それは転生じゃ。」
「え、も、もう一度言ってくれ。」
「じゃあもう一度言うぞお主転生をしてみないか?」
「な、なんで俺が?」
「あの場面で同級生を庇うというお主の勇気に儂は感動したんじゃ。
だからこのまま死なせるにはちと惜しいと思ってな。だから好きな世界に転生させてやる。」
「やっほう俺転生出来んのか!?ありがとう爺さん」
俺はめっちゃ興奮していた。だって俺の長年の夢である転生が出来んだぞ!!
俺何度そのシチュエーションに憧れたことか。
「そ、それで?転生の行き先は?」
「それはだな...」
「そ、それは?」
「東方projectじゃ。」
「キターーー!!!」
マジかよ、よりによってあの超人気な東方の世界に転生出来んのかよ。
じゃああれじゃん、こう美少女との恋愛だって出来るんだろ。もうこれ俺死んで良かったよ。
「じゃ、じゃあさ東方の世界に行くってことは能力も当然あるんだろう?」
「もちろん能力は付けてやる。ただ...」
「何か問題でもあるのか?」
「お主に付ける能力が決められないんじゃ。」
「どういうことだ?」
「お主も知ってると思うが、東方の世界は幻想郷という場所に成り立っておる。
そして、その世界にお主を送るわけだが、弱い能力を付けて送っても妖怪に喰われるかもしれん。
かといって、強すぎる能力を付けて送ると、幻想郷のパワーバランスが乱れるのじゃ。」
「ふむふむ」
「だからちょうどいい能力を探しているんじゃが、なかなか見つからなくてのう。
だから困っておるんじゃ。」
「じゃあさ、俺に決めさせてくれよ。」
「別にいいが、何にするんじゃ?」
「それはトリガーを自在に操る程度の能力だ。」
「トリガー?なんじゃそれ」
「俺の好きな漫画にワールドトリガーっていう漫画があるんだが、その中に登場する武器がトリガーなんだ。
だからそのトリガーを自在に操れるようになりたかったんだ。」
「なるほど、トリガーか...」
爺さんは少し考えてから
「良かろう。お主の能力はトリガーを自在に操る程度の能力じゃ。」
「よっしゃあーー!!!」
なんということだ。俺の大好きだったワールドトリガーの武器を使えるようになるとは。
「じゃあこれから少し注文するけどいい?」
「何じゃ?」
「まずトリオン能力は原作の二宮さんと同じ程度で、身体能力とかは今と同じ感じで。
そんでサイドエフェクトは相手の感情が色で見える的なやつでお願い。」
「それだけでいいのか?」
「ああそれだけで十分だ」
「わかった。ならばそこで立っててくれ転生を開始する。」
俺が言われた通りに立ってると足下が光始めた。
「じゃあな爺さんあっちでもうまくやっていくよ」
「うむ、達者でな。」
こうして俺は東方の世界に転生することになった。
彼が住んでいる世界では、早苗さんがいない東方が存在しています。
なので私たちが住んでいる世界とは若干違いますね。