トリガー使いは幻想に生きる   作:実力派エリート

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紅魔館訪問その1

「よし、行くか。」

 

俺は、昨日約束した通りに紅魔館に行くことにした。

 

「あ、そうだ。どうせ行くんだったら何か持って行ってみようかな。」

 

そう言うと俺は、戸棚から紅茶を取り出した。

 

「霊夢には悪いが、元々俺の渡したお金で買ったって言ってたからちょっとくらい良いだろ。」

 

いよいよ支度が出来た俺は、神社を離れることにした。外は夜だ。

 

「吸血鬼が活動する時間ってのが夜だから、夜行くのは当然なのだろうけどちょっと怖いな。」

 

この前の異変解決時は、たまたま妖精にしか会わなかったけど、本来は力の強い妖怪がよく出てくるらしい。

 

「まぁ、トリガーあるし大丈夫でしょ。」

 

そうして俺は、紅魔館を目指すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ。やっと紅魔館に着いたか。」

 

道中いろんな妖怪に会ったが、なんとか逃げ切ってきた。

 

「トリガーを使っての殺害は、なるべくしないように決めたからな。」

 

殺されるときの痛みは誰よりも分かってるつもりだ。だからこそトリガーをただ殺すための道具にはしたくない。

 

「まぁ本当にヤバイ時には殺したりもするんだろうなぁ。それを言っても仕方ないんだろうけれども。」

 

そんな事を言いながら歩いていると、門の前に着いた。

 

「確か異変解決の時には、塀から侵入したから、ここに来るのは初めてか。」

 

俺が、さらに門に近づくと、誰か居るのに気づいた。

 

「誰か門の前で立ってるな。門番か?一応声掛けてみるか。すいませーん。」

 

返事はない。さらに近づいてみる。

 

「すいませーん。門番さん中に入れてもらえますか?」

 

返事はない。

 

「ちょっと門番さん、聞いてます?」

 

俺は顔を覗き込んだ。

 

 

 

「ぐーぐーむにゃむにゃ・・・」

 

驚いた。まさか門番が寝ているとは。

 

「起きてください門番さん。」

 

「うーん・・・・・・はっ、咲夜さん!?あ、あのこれには深い理由が・・・」

 

「あのー、俺は咲夜じゃないですよ。」

 

「あ、あれ?客ですか?こんな真夜中に・・・」

 

「そうです。レミリアに呼ばれて来たんです。」

 

「じゃあ名前をお願いします。」

 

「神田蒼也です。」

 

「神田蒼也さんですね。分かりました。それじゃあ咲夜さんに許可とって来ますので待ってて下さい。」

 

「その必要はないわ。」

 

「さ、咲夜さん!?」

 

「よぉ咲夜。約束通り遊びに来たぜ。あ、あと紅茶持って来たからな。たぶんおいしいと思うぞ。飲んだ事ないけど。」

 

「あら、ありがとう。それじゃあ中に入って。あと、美鈴も入って良いわよ。」

 

「あ、あの、咲夜さん。この蒼也さんって人何者なんですか?」

 

「そうね・・・あなたには教えて無かったわね。蒼也はね・・・」

 

 

 

 

「フランお嬢様を狂気から救い出してくれた人よ。」

 

 

 

 

「・・・それ本当ですか?」

 

「ええ本当よ。」

 

美鈴は思った。もしかしたら私は、とんでもない人間と出会ったかもしれないと。

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