「ルールを説明するわ。弾幕を三回被弾させる。もしくは、相手を気絶させたら勝利よ。スペカの枚数は一枚だけ。それでいい?」
「わかった。」
「それじゃあ始め。」
始まった瞬間、俺は魔理沙と距離を取った。魔理沙の弾幕は威力重視。だから、食らえばかなりダメージが入るだろう。
「この場合は相手の射程外から射撃だな。」
俺は射程重視にカスタマイズしたアステロイドを構える。
「一応レイガストも出しておくか。」
これなら、魔理沙の弾幕も少しは防げるだろう。
「よし、それじゃあ行くか。」
俺はアステロイドを魔理沙めがけて放つ。
「こんなんじゃ当たらないぜ。」
「む、立ち回りが速いな。」
俺の弾幕をスイスイと避けながら、射程内に入ってきた。
俺は牽制としてアステロイドを一発放つが大量の弾幕で相殺してきた。
「げ、まずいシールド。」
大量の弾幕がシールドに当たる。しかし、徐々にひびが入り割れてしまった。
「俺のトリオン量でも防ぎ切れないか。こりゃ余計被弾できないな。」
シールドはトリオン量が多いほど、強度も増す。しかし、かなり多いトリオン量を持つ俺でさえ魔理沙の弾幕を防ぐことができなかった。
つまり、威力がとても強いということだ。
「さあ、次はこっちの番だぜ。」
魔理沙がすごい量の弾幕を放ってくる。さっきの攻防でシールドで防げないのは分かった。ならば...
「相殺させればいいんだな。低速散弾。」
俺の周りをアステロイドが覆う。大量の弾幕は、アステロイドに当たって相殺された。
「よし、上手くいってくれたな。さあて次だ!ハウンド。」
魔理沙は、さっきと同じように避けようとするが、追尾してくることが分からず被弾してしまった。
「まずは、一回だな。」
「なかなかやるじゃないか、蒼也。でも次は食らわないんだぜ。」
「そうかい。じゃあ次も食らわせてやるよ。バイパー。」
「うお、この弾は曲がるんだな。」
魔理沙は、俺のバイパーをなんとか避ける。初見でバイパーを避けるとは、凄いな。
う~ん困ったな。これで、相手に見せていないトリオン弾はメテオラだけだが、メテオラは弾速が遅い。
だから、相手に当てるのは結構難しい。
「どうしようかな~。」
「なにぶつぶつ言ってるんだぜ?」
「あ。」
気がつけば後ろに魔理沙がいた。そして、案の定被弾してしまった。
「戦いの最中にボーッとしてちゃダメだぜ。」
「す、すまんな。考え事をしてたらついボーッとしてしまった。」
でも、いい作戦を思いついた。この作戦が成功しやすいのは...あそこの林の中だな。
「とりあえず、林の中に逃げる!」
「あ、ちょ、おい待て蒼也!」
よし追ってきたな。これで、作戦成功だ。
「あれ~どこいったんだ?蒼也の奴。」
ここで、石ころを投げて音を出す。
「お、あそこに居るんだな。」
よし!かかった!
この時、魔理沙は気がついていなかった。自分の服に銅線のような物が引っ掛かっていたことを。
ドドドドドドオン
一斉にメテオラが爆発した。
「うお!なんだ!?」
魔理沙が慌ている隙にアステロイドを大量に放つ。
土煙で周りが見えなくなっていた魔理沙は、アステロイドに気づかす被弾してしまう。
「これで、二回目だ。」
「くっそ~。罠が仕掛けてあるとは思わなかったんだぜ。」
「さあ、次で終わらせてやる。」
「そう、簡単に負けはしないんだぜ。」
俺達が、弾幕ごっこを再開しようとした時、
「オイコラ蒼也こっち来い。」
「え...」
鬼の形相をした霊夢がいた。
「なに、あんたは林を平らな土地にしとんのじゃあ!」
「わ、悪かった霊夢。俺だってあそこまでの威力があるとは思わなかったんだよ。」
「そんなもんは言い訳でしかない!」
「ちょ、だからごめんって言ってるでsy痛だだだだだだだ間接技決めないでえぇ!」
「お、おい霊夢もう許してやりなよ。蒼也だって謝ってるんだからさ。」
「まったく、しょうがないわね今回だけよ。」
「た、助かった...」
こうして、俺と魔理沙との弾幕ごっこは勝敗がつかずに終わった。
ワールドトリガー語録解説
アステロイド:特別な効果はないが、その分威力が高い通常弾。
メテオラ:爆発して、広い範囲を攻撃できる炸裂弾。
バイパー:弾道を設定して、好きなコースを飛ばせる変化弾。
ハウンド:目標を追尾する誘導弾。視線誘導と探知誘導がある。
シールド:薄い板のような物。弾を防ぐことができる。一点に集めることで、強度を上げることができる。
レイガスト:ブレード部分を自由に変形でき、攻撃力を捨てて耐久力を上げる
「盾モード」を使用できる。また、トリオンを噴出してブレードの動きを加速する
専用オプション「スラスター」がある。
スパイダー:トリオンで作られたワイヤー。メテオラとあわせて罠のような物もできる。