フェイトエクステラをやってましたすいませんm(_ _)m
もう一つ言うと、今回は短いです。
次回早く投稿するので許してください!
主人公SIDE
ベットに横になりながら、俺は北欧神話の神々と戦うかを考えていた。
………俺の知っている北欧神話はラグナロクと呼ばれる神々と巨人族の戦争によって神々も巨人族も滅びる形で終わっている。
でも、この世界では神々は居ても、巨人族は居ない。そもそも、居たらフェンリルやヨルムンガンドが生きている訳がない。
フェンリルとヨルムンガンドという名は純粋にそういう名前なんだろう。
俺の知っている北欧神話とは違っている。だけど、変わっていない所もある。
「入っても良いかの蓮?」
扉の向こうから、ヨルムンガンドの声が聞こえる。
「どうぞ〜 」
フェンリルから借りているとはいえ、部屋の主人は俺だから礼儀を通したと言うのだろうか。
ヨルムンガンドが確認してくるなんて、らしく無い様な。
「ふむ。何か、失礼な事を考えておるのぅ? 」
「…神を殺すのに必要な事はないのか?」
純粋に魔族の力だけで勝てれば、神という存在に意味は無い。
もう一人の人間も神という存在を弱体化こそさせたが、消してはいない。
それは神がまだ、魔族やそれに与しようとする人間を押し留める事が出来るから残したのだろう。
「聡い奴よのぅ。この世界の仕組みを僅かとはいえ、理解するか。
純粋な魔族の力では神を殺す事は出来ん。其れが、抗うことの出来ぬこの世のルールという訳だ 」
「それって… 」
「魔族は悪、それを打ち倒す英雄若しくは、力を授ける神は正義。
昔からの決まりよ。故に、我等の先祖が契約という物を生み出したのだからな。
まぁ、妾とフェンリルには裏技があるから神を殺す事も可能だがの 」
「裏技?」
「妾は、魔族の長として神に対抗する手段を持っておる。
フェンリルは主と契約した事で、人の意思を通したものとなる。人の意思ほど、神を殺す武器になる物は無い 」
何処かで聞いたことがあるが、神という存在は人の集合無意識が形になったものらしい。
俺のいた時代と違い、科学が発展していない時代では災害を神の天罰と判断していた。
病気もそうだ。人は、抗うことの出来ないものを神の行いとして、恐れた。
そして、それから救われる為に神を信仰した。
だから神は人に仇なす存在と守る存在があるのだろう。
「神は人の信仰無くしては存在できない? 」
「そうじゃ。神を完全に殺すには、人の信仰が消えなければ意味は無い 」
ならどうすればフェンリルを助けられる?
「なに、そう思案する事はない。この世に姿を現している限り神とて一個の生命じゃ。
いずれ再生するとしても、この世界で消滅させれば神の効力は失われる 」
「それなら、フェンリルを救えるな。全く、先に言ってくれよそういう事」
溜息を吐く。色々と考えて疲れた。
「…本当に良いのか?神との戦いは超常の戦いとなるぞ。
最悪、お主は命を落とすかもしれん。恐怖はないのか? 」
ヨルムンガンドが真剣な表情になる。
フェンリルもヨルムンガンドも優しいよな。俺の時代の神話は何かの間違いじゃないのか?
「恐怖はあるさ。死ぬ事は怖い。
でも、そんな恐怖より絶望に染まった声と顔をもう二度として貰いたくないと思う気持ちの方が強い 」
あれは夢で見た出来事だ。
俺の心に刻み付いた。それを起こした神を許すことなんて出来ない。
「そうか。なれば、主にこれを授けよう 」
ヨルムンガンドが扇子をなにも無いところに、なぞるように振ると其処から剣が出てくる。
「この剣は『ティルフィング』呪いの魔剣じゃ 」
ヨルムンガンドからティルフィングを受け取る。
確か、持ち主の願いを三度叶えると持ち主を殺す魔剣だよな?
そう思いながら、剣を眺めていると急に頭痛に襲われる。
「がっ!……なんだ……これは…… 」
「ティルフィングが主を担い手として相応しいか選定する。
……これは賭けじゃ。フェンリルを救いたいと思うのなら無事に戻ってくるが良い 」
頭痛が更に酷くなる。
俺は意識を手放した。
ヨルムンガンドSIDE
蓮が意識を失いベットに倒れる。
「ティルフィングには、呪いがかかっている。
妾がそれを消す為に試練を設けた。………戻ってくるのじゃぞ我等が救世主 」
扉に結界を張り、フェンリルが入れないようにする。
妾は近くにあった椅子に座る。
蓮よ、主が試練を通過するまで妾は此処で待とう。
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