覚えてた人いるのかな?
あ、この小説は見切り発車でーす!
主人公SIDE
「極東の茶葉が手に入ったのでな 」
目の前に出てきたのは、明らかに西洋の器に入った緑茶だった。
シュールな絵図らだなぁ〜。
「まず、何から聞きたい?」
「この世界はなんなんですか?」
まずはこれだろう。
何を知るにも、自分の置かれている状況を知らない事には話は進まないし。
「そうじゃのう〜。この世界は魔族と人が共存しておった世界じゃ 」
「共存?」
ゲームや、アニメじゃあ魔の着くのは悪役ばっかだったけど、違うのだろうか?
「そうじゃ。我々、魔族は人の知識を頼って、人は我々の力を頼っての。
魔族は力こそあるが、全員馬鹿の集まりでの。
人は、知識はあるが限界があってな、それを知った我々の祖先は人と会談を設けたらしいのじゃ 」
まぁ、人の力なんか底が知れてるからなぁ。
俺のいた時代なら、機械とかで出来るけどこの世界では魔族が代用されてたのか。
「ん?共存していた?過去形 」
「そうじゃ。数百年前、お主の様な格好をした人間が現れて人々を誑かし、我々を殺し始めた 」
「殺した‼︎如何して、お前達は人と共存していたんだろう!」
勢いよく立ち上がる。
「落ち着け。その人間が何をしたかは知らん。
だが、そいつと話した人間は我々への憎悪が大きくなっておった 」
憎悪が大きくなる?
アニメとかの催眠か何かか?
でも、この世界なら兎も角、俺の時代から来たのならそんな特殊な能力は無いはず。
「それでな、お主を召喚した理由じゃが 」
「あ、そういえばそうだった。
俺はなんで呼ばれたんだ?今の話を聞く限り、人間に頼るなんて思えないんだけど 」
人によって殺された魔族が、人に頼るなんて思えない。
「うむ。それはの、お主に魔族の力を最大限に引き出す能力があるからじゃ 」
へ?能力、俺に?
一般人でアニオタの俺に?
え、でも色々試してそんなのが無いなんて分かってるんだけど。
カメ○メ波出ないし、心は硝子じゃないし、ギフトなんて持ってないよ!
「引き出すといっても、戦うのはお主だがの 」
「俺が戦うのか?」
夢のスター○ースト・ストリ○ムとか使えるのか‼︎
「お主の能力は『契約』と『行使』じゃ 」
「契約と行使?」
「そうじゃ。契約はこの世界なら珍しいものでは無い。
その字の通り、魔族と協力関係を結ぶだけのものじゃ 」
なんか、喜んだ気分が落ちていくなぁ〜。
「重要なのは、行使のほうじゃ。
契約した魔族の力を、最大限に引き出し自分の力の様に扱える能力らしい 」
「えーと、つまり魔族の皆さんの力で、俺の強さが変わる?」
「そうじゃの。付け加えると、契約した魔族の数だけお主は人外に近づくと言う事じゃな 」
「なんで?」
行使するだけでしょう?
それだけなら俺が使わなければ良いだけでは?
「我々、魔族の力を最大限に引き出すのじゃぞ?
もし、不死の力を持った魔族とお主が契約したとする。ああ、不死に近い物でも構わん。
するとお主は死なない。正確には、死に辛くなるといったほうが良いかの 」
死なない。俺が?
そうか、不死と云うのが能力であれば其れを俺は、最大限に引き出してしまう。
しかも、ヨルムンガンドは行使しないと云う選択は言わなかった。
「行使には、常時発動するものがある?」
「賢いのう。そうじゃ。
行使には、大きく分けて二つ。常時発動するものと、お主の意思で発動するものじゃ 」
何かの条件があるのか。
「常時発動型は、命に関わるものじゃ。
先ほどの不死もそうじゃが、他にも毒への耐性若しくは無効、呪殺などの呪いの類の無効。
傷の即時回復などじゃな 」
「うん。人間辞めてるな 」
「お主の意思で発動するものは、特殊な能力じゃ。
火を吹いたり、体の変質などと云ったものじゃ。こちらはキリがない 」
うーん、なんなんだかな。使い方を間違えたらアウトだな。
「さて、契約の仕方じゃがお主の場合は、少々特殊じゃ 」
「特殊?」
「うむ。本来の契約は、魔族の血と自分の血を混ぜる。
指をナイフで少し切り、そこから出た血を互いに触れさせる。
それが、通常の契約じゃ 」
ヤクザみたいだな〜。
血と血で契約だなんて。
「俺の場合は?」
「魔族とキスをする。若しくは、好きと云う感情を芽生えさせるかのどちらかじゃ 」
「いや、ええーーー!!!!」
「心配するな。魔族の大半はお主の言うところの女性じゃ。
良かったの。はーれむを形成できるぞ?」
親父、天国の母さん、優。
俺はとてつもない事に巻き込まれそうです。
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