ログホラ1期と2期を見直して、展開やらヒロインやらをどうしようか細かく考えていたらこんな時間でした……!!!
ネタは浮かんでも文章に起こすと違和感が産まれて書き直しの繰り返し^q^
そんな不器用な自分なので今後も結構更新が遅れる可能性がありますすすすす^q^
アキバを離れ、チョウシの街のはずれでテント生活を初めてから早くも数日が経過していた。
さすがにこの世界の体にも慣れ、朝目覚めてから剣の稽古をするのが日課になりつつあった。
自分のキャラクター、「朱音朱雀」は
いまいち使いこなせているかは怪しいが……。
インベントリ内の装備品を整理している時に気付いた事が一つ。
ゲーム中では武器は最高で2つまでしか装備できなかった。もちろんそれはシステム上当然だし、適時持ち替えが必要というのはどのゲームでも当たり前だった。
しかし、この世界に入り込んでから試してみた結果、自分のキャパシティが許す限りの武器は装備できるようだ。
というわけで、腰にレイピアを二本と背中に直剣系の武器を二本二本装備してある。
敵のタイプに応じて装備を変更するというのはいい!
「男のロマンだよねー、換装システム……!」
日課である稽古をしながら満足気につぶやいた時に、ふと視線の先の木に隠れながらこちらを伺う赤いポニーテールの少女の姿が目についた。
身なりからしておそらく大地人であることは確かだ、まさか不審者と思われてるんじゃ……?
「マズいかなぁ、街のはずれとは言え今まで見慣れないテントがあるんじゃ流石に不審がられるか……。」
どう言い訳したものか、と考えていたところに先程まで木に隠れながら様子を伺っていた少女がこちらまで接近してきた。
(事案発生、これマジやばい俺捕まったんじゃね!?今までありがとうございましたお父さんお母さんぼくはとうとう事案で逮捕されるかもしれますん……。)
「おにいさん、ボーケンシャ?だよね。」
「私に剣の使い方を教えてほしいの……!」
この世界にいるはずのない組織に逮捕されることに怯えていた俺を尻目に、見た目は10か11かそこらになったばかりの少女の口から、ずいぶんと物騒なことが言い放たれたのであった。
―――
「教えるのは構わないんだが、如何せん俺はあんまり人と接する事が得意ではないというかなんというかだな……。」
幼女の話を聞いてみたところ、三ヶ月ほど前に母と兄をモンスターが襲われて亡くなってしまい、父もそれから傷心気味で仕事である行商もすっかり放棄して呑んだくれているようだった。
そこで、自分が強くなって父親の支えとなりたいという理由から、たまたま剣の稽古をしていた冒険者の俺に教えを乞ってきたというわけだった。
教えることはできないわけではない、こちらの世界に来てからのこの数日の間に我流ではあるがだいぶ剣術は身についたと思う。
俺としてはこんな年端もいかない少女が剣を持っていいのか甚だ疑問であるし、そもそも俺は人に慣れてないのに他人に指導なんて出来るのだろうか?という心配から少し気は進まない感じはある。
「じゃあ、こうしましょ!」
「お兄さんは私に剣を教える、私はお兄さんが人とおしゃべりできるように訓練してあげる!」
なるほど、その手があったかぁ……。
というか、この世界の
まだこの街の一部の人としか接触していないから全員がそうとは限らないのだが、あまりにも警戒が薄いような感はどうにも拭えない。
「むー……。お兄さん本当喋るのニガテなんだねー。さっきからずーっと何にも話さないで難しい顔してるよ?」
「あーいや、ごめん。じゃあお互いの利害関係の一致ってことで、これから何日かよろしくな。俺のことは朱雀って呼び捨てで構わないからさ。」
「私はヒナっていうの!これからよろしくねスザク!」
―元の世界で言うなれば季節は梅雨、6月に入って少し経ったくらいの時期に、10歳ほどの少女とギリギリ未成年の19歳の青年による奇妙な利害関係が始まったのである。朱雀の知らない裏で、アキバではいよいよ円卓会議が結成されようとしていた。
「殺スノダ……大地人ヲ屠ルノダ……。」
「余計ナプログラムノ集マリドモメ……。」
同時刻にチョウシの街近郊にある森の中で、一人のモンスターが目覚めた。
名は「殺戮の
このモンスターの存在によって、朱音朱雀の運命は大きく湾曲させられることになるとは露知らず……。