とある侍の一方通行・改   作:ドレアム

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高杉達の動向です。


仲間ってなんかいいよね

上条、美琴、風斬、インデックスは高杉に言われた通りに病院に着いた。何故か、桂と呼ばれた者についていた神裂とステイルもいたが。

 

 

「……どうしてアンタらもいるのよ?」

 

病院の目の前にして美琴は険悪な表情で2人を睨む。

 

「元々、その子に用があるのだからね。当然の事をしたまでだよ」

 

神裂の方は黙っていた。その代わりにステイルが答えた。

 

あくまでインデックスが2人にとっては重要なものであるのだから離れるわけにはいかない。

 

「アンタらが、この子を何で狙ってるかなんて今はどうでもいいのよ。でも……この子がアイツ(銀時)を必要としている……それを私達が、あの高杉って男が黙っていると思うの?」

 

上条も風斬もインデックスを庇うように2人を睨む。

 

「ビリビリ……とうま……ひょうか……」

 

「誰がビリビリだっ!!ったく、アイツといい、高杉といい、全部アイツらのせいよ」

 

美琴は呼び方にキレていたが、インデックスは嬉しかった。

 

自分の周りにはこんなにも護ってくれる者達がいる。今はそれだけで充分だった。

 

「ちょっと。病院の目の前で何やってんの?ドンパチでもやるの?いいわよ。私は裏の人間だし?喜んで参加するわよ」

 

「貴方達は……晋助といた時の……?」

 

「オイオイ。心理定規さん?こんな所で刀出すんじゃねぇよ。ってかお前、そんな攻撃的だったっけ?」

 

病院の中から2人の女性と1人の男が出てきた。

 

包帯を巻いている男は美琴に気付いた。それに美琴も反応する。

 

「お、第3位じゃねぇか。アレイスターに呼ばれて以来だな」

 

「第2位の垣根帝督……」

 

坂田心理に、見知らぬ白い隊服を着た女性。それに自分より1つ上に立つ存在、垣根帝督が姿を現した。

 

「まさかトップ3を見れるなんて……幸運なのか、不幸なのか」

 

「あ、あはは……」

 

上条がボソリと呟いた言葉に風斬は苦笑していた。

 

「あ、この人は今井信女さん。アンチスキルに所属しているわ」

 

心理は隣にいる信女を紹介すると、彼女は軽く会釈した。

 

それを見てから、心理はインデックスを見つめる。

 

「ここり……ぎんときは?」

 

「あぁ……銀兄なら、ケリをつけに行ったわよ?」

 

心配そうな声とは逆に淡々とした口調で返した。垣根は初めて聞いた為に眉を顰めていたが、信女も表情を変えずに黙っている。

 

それにはインデックス達は驚く。

 

「馬鹿よねぇ。どんなにボロボロになっても誰かの為に動くなんて……でも私達には止められないの。信念を貫いて生きているあの人を止めれる筈がないのよ」

 

どこか呆れたような、吹っ切れたような表情で彼女は言う。

 

侍とはそういう生き物なのだろうと自分なりに理解し始めているから無駄な事はしないようにしている。

 

銀時も自分が暗部にいるのは納得してないが、そこまで止めたりはしないのだから。

 

「それが銀兄だから。それが……私達だから」

 

「銀は一生変わらないわね」

 

信女がそう言うとコクンと頷く。

 

「……その2人の前に、高杉さんがいないのは何で?」

 

静かに様子を伺っていた2人を横目に心理は美琴達に視線を移す。

 

美琴が事情を話した。そこの2人、神裂とステイルがインデックスを狙っている事。高杉がそれを防ごうとした所で桂という男が現れたと言う事。2人は紅桜を殲滅する為に動き出した事を。

 

「あ、そういえば小太郎もいたんだった」

 

「あの人、桂さんて言うのね」

 

心理と信女は銀時がやられた場所に桂がいたのを思い出していた。

 

「まぁ……高杉さんと桂さんはいいとして私達も銀兄の所に行くわよ」

 

携帯を全員に見せる。そこにはGPS機能がついており、マッブのある場所に赤い点が記されている。

 

「私が渡した刀に付けといた。まぁ今頃気付いているかもしれないけど」

 

今度は信女が説明する。

 

「色々……聞きてぇ事はあるけどよ。俺もやられっぱなしは気に入らねぇ」

 

垣根は首を鳴らしながら好戦的な笑みを浮かべる。

 

その様子にインデックスは

 

「終わったら……ぎんときにこれでもかって言うくらい噛み付くんだよっ!!」

 

別の意味で張り切っていた。もう自分の居場所は銀時の所なのだから。

 

「俺もこんなに被害出てるんだ。見過ごすわけにはいかない。微力かもしれねぇけど、協力するよ」

 

「私も……銀ちゃんに救われましたから……今度は私がやる番です」

 

上条も風斬もこれからの戦闘に備える。

 

「アイツには……色々ガツンと言わないと気がすまないわね。それに久しぶりに暴れたいなー……なんてね!」

 

美琴は少し嬉しそうにしているはそこは気にしない。

 

「じゃあ、行きましょうか。その前に」

 

行く前に心理は神裂とステイルにこう放った。

 

「貴方達はどうするの?……魔術師さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し外れた場所にある郊外地区に異形な者達が沢山いた。

この者達こそ、銀時がいた世界に襲来した宇宙人、天人だ。

 

そこには制服を着てゴーグルを掛けた全員、同じ顔した少女達もいる。

 

その中央には木原数多が立っている。

 

「さぁて、これから盛大なパーティーが始まるぜぇ」

 

不敵な笑みをこぼしながら周りを見る。

 

「ショウタイムだぜぇ?クソガキィ」

 

ポケットから装置を取り出し、少女達と天人達をある場所へ送る。

 

 

 

 

 

高杉はイライラしていた。桂は別行動をしようと言い出した為に1人で行動している。

 

それに路地裏に入っただけで、不良の領域だかなんだか知らないがやたらと絡まれる。

 

適当にボコりながら前に進むと別行動していた桂が何故かいた。

 

「どこも治安が悪いのはあるものだな。高杉」

 

建物に寄りかかり、一息ついた桂は目を瞑っている。

 

「フン。だから俺達はそんな世界をぶっ壊して、根刮ぎ変えてやるのが役目なんだろうが。まずは、その為に紅桜も奴らも根絶やしにする他はねぇ」

 

 

高杉は表情を変えずに周りを見渡す。こういう武装集団を見ると、あの頃を思い出す。

 

 

鬼兵隊を引き連れて戦場を駆け回っていた情景を。

 

「……貴様。変わったな」

 

高杉はチッと舌打ちをして頭を掻いただけで何も言わなかった。

 

 

「高杉晋助と桂小太郎、ですね?とミサカは確認します」

 

 

ふと少女の声が聞こえて振り返るとゴーグルを付けた無表情の少女がいた。

 

「電気女か?オイ、銀時んとこに行ったんじゃねーのか?」

 

「貴方の言う、電気女とは御坂美琴お姉様の事ですよ。とミサカは説明します」

 

ミサカと名乗る少女は怪訝そうな高杉と桂にある資料を渡す。

 

「……貴方達になら問題ないでしょう。とミサカは坂田銀時の仲間に信頼を寄せます」

 

絶対能力者進化計画。妹達(シスターズ)。

 

御坂美琴の代わりに2万人の妹達の殺害により坂田銀時が絶対能力者に進化すると断定された。

 

と、その様な内容が書かれてあった。

 

 

桂は表情を険しくし、高杉は資料をクシャクシャに握り潰した。

 

「坂田銀時は拒否しました。ですが、ミサカ達はまた別に利用されようとしています、とミサカは…」

 

言葉の途中でミサカが崩れ落ちた。

 

「!?おい!大丈夫か!?」

 

突然の事に驚き、桂はミサカを支える。

 

体内に何かが仕組まれているのか、ミサカは息を荒くしてなんとか伝えようとする。

 

「……ミサカが……案内しますから…………どうか、私達を助けて下さい、とミサカは……貴方達に救いを求めます」

 

苦しそうにしている彼女を尻目に高杉は怒りを表す。

 

「あぁ。紅桜もこんな実験の存在自体もぶっ潰して……テメェらを救ってやる。だから、安心して俺達に護られてろ」

 

高杉がそう言うと、ミサカはそこで漸く表情を柔らかくした。

 

「ありがとうございます……」

 

桂に支えられながらゆっくりと感謝の言葉は伝えた。

 

高杉と桂は目的の為に、妹達を護る為に再び足を進めた。

 




紅桜が終わると同時に誰かが犠牲になります。
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