垣根とは土方見たい感じっていいましたけど、攘夷時代に死んじゃたんで高杉みたいな感じで!!
垣根帝督は逃げていた。第2位で相当な力を持っているにも関わらずにだ。
どうしてこうなった?
いや、もう自分では答えは見つかっている。しかし今は、あれから逃げる事を優先しなければならない。
「待てって……言ってるでしょーがぁああああ!!!!垣根ェエエエエエエ!!!!」
「あーもう!!悪かったって!お前の大事な兄貴との時間、潰しちゃってよぉ!!!」
そう短刀を持って迅速な速さで追ってくる鬼、
坂田心理に。
その理由は昼時の事だ。
「オイ、今仕事って言った?しかも今日中?」
垣根は自室でノンビリしていた時に雇い主から連絡が掛かってきた。
学園都市にいる反乱分子の始末。
それが垣根率いる【スクール】に周ってきてしまった。
最悪だ。と少年は思った。
3人の幹部みたいのがいる内、1人の予定を知っているからだ。
いつの間にか通話が終わっていたのを感じて遮断してメール機能に切り替えた。
「俺、どうなるんだよ……なんで部下にビクビクしてなきゃならねぇんだ。全部あのヘラヘラしたクソ野郎のせいだ」
あの白髪の少年を思い出して苛立ち、次にはその妹について考えて顔を青くした。
あの白髪と一緒に居るところを邪魔すれば、味方であろうと容赦なく殺す勢いで襲い掛かる危険人物だ。残りのメンバーも重々理解していると思われる。
もうすでに集合場所を送っている地点で、垣根の運命は決まっている。
(嫌だなぁ。ボイコットしてぇよ。てかさぁ暗部って、何なの?)
もう正常になれない程にブルーになっているが、行かなければいけないと重い体を動かし、外へ出た。
そして
垣根含めた4人は集合場所に集まった。空気は最悪だが。
「ち、ちょっ垣根さん……なんかヤバイんスけど」
「言うな。何も言っちゃいけねぇ。口を開けば地獄が待っている」
ゴーグルを付けた少年が、冷や冷やしながら垣根に訴えていたが、ゲンナリして何の事を言っているのかわからない。
もう1人の男、砂皿に目を向けると、
「あんた、大のおっさんが何、隅っこで隠れてんスか!?」
ライフルを抱えて身を隠していた。そして何も喋らない始末。
「ちょっと」
「「「はいっ!!」」」
そして不穏な空気を漂わせている張本人が口を開くと、3人は同時に直立不動になった。
「早く終わらせましょう?私の邪魔したんだから……メッタ斬りしなきゃ気が済まないわ」
ニッコリと笑っている心理にゾッとした。次に発した言葉に垣根はもっと地獄を味わう。
「それが終わったら、次はテメーだ。垣根」
(嫌だぁああああああああああああ!!!!!!!)
絶望した彼は心の中で、絶叫した。
それからも仕事中はそれはそれは大変だった。
敵がいつもより残虐に殺されていたからだ。
真っ二つになった死体、原型がもう、人かもわからない死体などグチャグチャになっていた。
此れには垣根も吐きそうになった。彼の始末はいつも能力である未元物質【ダークマター】で跡形もなく消し飛ばす。だから、あんまりグロテスクなものは見た事がないのだ。
(うげぇっ!いつも以上にひでぇな)
いつもの坂田心理ならば、急所を狙って斬る。または能力を使って自分との心の距離を測ってから殺すと言う方法もある。
今回の殺し方を見ると、よほど機嫌が悪いんだろう。既にわかってはいたが。
(何で剣術なんてコイツに教えたんだよ……第1位ぃ……)
我流とも言える彼女の剣術は銀時から教わったと、本人は言っていた。隙が有りそうでない、そんな彼女の剣に垣根は見惚れた。
ならば、それを教えた銀時の実力は計り知れない、と改めて思う。
しかし今はそれさえも恨む。
そして今現在に至る。
(くそ、白髪でもいいから助けてェエエエエエエ!!!!)
既に暗くなって夜の夜景になった学園都市のまわり人の通らない場所へと走っている彼はもう限界だった。
背後からはもう既にチャキ、と首筋に短刀を突きつけられてしまった。
(お、終わったぁ!!)
諦めかけていた彼に、フフッと鼻声が聞こえた。
「馬鹿ねぇ。幾ら何でも仲間を殺す訳ないでしょ?憂さ晴らしよ、憂さ晴らし」
短刀を懐に閉まって彼の前に移動した。
「い、今まで俺達で憂さ晴らしで遊んでたのかよっ!?」
ホッとしたのと、怒りを覚えるが彼女に対して危険過ぎるので、何とか耐えた。
「ごめんなさい。今日はちょっとやり過ぎたわ」
「ちょっとじゃないから。グロテスクすぎっから」
てへっと可愛く首を傾げた彼女につっ込んだ後、疲れたかのようにその場に座り込んだ。
彼女も疲れたのか、隣に座り込んだ。
「ねぇ。リーダーには言ってなかったけど」
「なんだよ?」
何か思い詰めた顔に不審そうに見る。
「私、兄妹なんていないの。あの人とは血が繋がってないのよ」
突然の爆弾発言に垣根は唖然としただけだった。
銀時は家でダラけながら妹が帰ってくるのを待っていた。少し心配はしている。だけど心理は暗部の人間で、昔みたいに自分に護られるほど弱くはない。それが少し寂しく思ってしまっていた。
「1人でいると、感傷に浸っちゃうんだよねー」
ここに来る前は、高杉や桂、坂本など賑やかな連中でいつも忙しなかった。それが突然、終わり来て新しい始まりが来た。
最初に出逢ったのが、あの心理定規である彼女だった。自分と同じ1人だった。だからだろう、話しかけたのは。
いろいろと思い出を巡っていると、ガン!!とベランダから音がした。
「は?何、不審者?」
だとしても叩きのめすだけだが。木刀に変形させて窓を開けると
「え?」
ベランダに白い何かがぶら下がっていた。
さて、意外と前と設定違ってますね笑