とある侍の一方通行・改   作:ドレアム

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あれ?展開が……


裏は裏でなんかヤバイ事が起きる

ねぇ……ぎんとき?

 

あん?……俺ってそんな名前だったの?てかオマエの事知らないんだけど。

 

っっっ!!覚えてない?貴方は私に、居場所を与えてくれたんだよ?

 

ふーん。俺っていい奴だったんだ。

 

それだけじゃない……私を地獄から救ってくれたんだよ?覚えてない?

 

さっぱりだな。

 

 

貴方は覚えてないかもしれないけど私は覚えてる。忘れるなんて出来ない。

 

…………。

 

……ごめんなさいっ!でもこれだけは言わせて?

 

私はっ……インデックスはっ……ぎんときの事が大好きなんだよ……

 

本当にごめんなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パチリと目を開き、銀時は起き上がる。

 

「あー。帰ったあと、そのまま寝ちまったか……」

 

お出かけから帰宅した後に疲れてしまったのか、少し眠っていたようだ。

 

ベランダから見える景色は夕焼けの色に染まっていて学園都市が綺麗に見える。銀時はまじまじと見て初めてそう思った。

 

「んー……ぎんときぃ。もっと食べたいかも……」

 

近くで声が聞こえて目線をそっちに向けると、ヨダレを垂らしながら幸せそうに寝ているシスターがいた。

 

また食いモンかよ、と思わず苦笑する。

 

それにしても、あの夢に出て来たものなんなのか。なんだか現実味あって忘れられそうにない。

 

あれは明らかに自分とインデックスの事だ。なのに、自分の名前どころか、インデックスまで忘れていた。それでも彼女は話かけていた。

 

泣きそうなのをグッと堪えて。

 

自分は彼女を助け、その代償に全てを忘れてしまったのか。自分がどうゆう存在なのかを。

 

それでもインデックスは最後まで思いを伝えていた。

 

「……大好き、か」

 

現実て言われたわけでもないのに何故か、その言葉だけが心に響く。

 

「クソガキが。……ませた事言うんじゃありません」

 

美しく光る銀髪に手を触れて微笑んで立ち上がる。

 

それと妹がいないのを見ると、また出かけたかと思われる。

 

銀時は何でか、なんていうのは大抵、予想できる。

 

「俺も少し、出るかな」

 

気分転換に外に出よう。やる事はあるが、まだ行動しようがないのだから。まだこの平和な日常を味わう事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方の心理はと言うと。

 

「……これはちょっと酷いわ」

 

路地裏に転がる惨劇に表情を強張らせる。

 

目の前にあるのは大勢の無能力者と思われる死体が無惨にあった。

 

「……だろ?一瞬、お前が殺ったのかと思ったぜ」

 

心理を呼び出した本人、垣根はケラケラと笑うが、キッと本気で睨まれたので怖気ついてしまった。

 

ゴホン、と咳を一つ零して本題に入る。

 

「どうやら、ここら一帯を仕切るスキルアウトのようだ。殺ったのは能力者だ。とは断定出来ねぇよな」

 

死体から見える傷は、明らかに刀傷の後だった。能力を使って斬撃を操ったのか、それとも相当、手練れた剣術を持ったものか。

 

心理には能力者ではない、と分かった。もし、ここまで完璧に斬りつけられた後を能力でそう簡単に出来るものではないようなものばかりだったからだ。

 

「目撃情報とかなかったの?」

 

心理は垣根に情報を促すと、曖昧な答えが返ってきた。

 

「あぁ。それなんだがよぉ。武器は刀ってのはわかるんだが……ちらっとみた目撃者が言うには、殺った奴の印象より、その刀が不気味だったらしい」

 

主犯より、武器が不気味、とはどうゆう事なのか。続きを待つ。

 

「なんかよ。刀が生きているみたいで、バケモンみてぇだったらしいんだわ」

 

「生きてるみたい、ねぇ」

 

刀に持ち主の魂が宿る、なんて事はあるかもしれないが化け物と呼ばれるまでになるのだろうか。心理は首を傾げた。

 

「オイ。そろそろジャッジメントか、アンチスキルが来る前に行くぞ。疑われちゃあメンドイしよ」

 

この街の風紀委員や警備員にここにいるとこを見つかれば、完全に容疑者扱いだ。それだけは勘弁してほしい。

 

それに銀時に何を言われるかもわからない。彼もなんだかんだで、心理を心配し過ぎる所がある。

 

それを思い浮かべ、薄く笑って

 

「そうね」

 

短く返した。

 

その後だった。ゾクッ!!と寒気がした。隣にいた彼も冷や汗を流す。

 

「……誰だ」

 

「……ほう。私の気を察知しましたか」

 

目の前に、どうやって現れたのか仮面を被り、鎧をつけた男が姿を見せた。

 

「お前が殺ったのか……?」

 

垣根は寒気が止まらないまま、その男に言った。

 

「いいえ。私はただ仕向けただけですよ?この世界でなんの力を持たない少年が嘆いていたのでね。私は《あるもの》を渡しただけですよ?」

 

「つまり、手は下してはないが、黒幕は自分だって明かしてんじゃねぇか」

 

「ふふっ。お好きに捉えて結構ですよ」

 

クスクスと笑っているように見えるが、とてつもない殺気が垣根達を襲う。

 

まるで自分達では相手にならない、と言われているかのように。

 

(く、そっ!!なんだよっ!!俺は第2位なんだろうがっ!!しっかりしやかれ!!!!!)

 

全身から感じる恐怖は増すばかりで収まる事を知らない。

 

すると、今まで黙っていた心理が口を開く。

 

「貴方の目的は?」

 

その男の答えは、彼女の怒りを買う事になる。

 

「伝説の白夜叉を復活させる。もしくは白夜叉を殺してこの世界の慣れ果てを楽しむ、ですかね」

 

「アアァァァあああああっ!!!!!」

 

ガキィイイイン!!!

 

路地裏に金属音が響き渡る。

 

「心理定規っ!!!!!」

 

垣根が目を見開いて叫ぶ。彼女がどうしてあんなに取り乱したのか理解できないが、危険なのは目に見えている。

 

そうしている間にも短刀と刀の打ち合いが始まっている。

 

「凄いですね。この世界にも素晴らしい腕前を持った剣術の使い手がいるとは驚きです」

 

「銀兄さんは、お前なんかには渡さない!!」

 

「なるほど。教えたのは銀時ですか。なら納得がいく」

 

キィイイインと弾かれ、心理は飛んで退く。

 

「安心しなさい。今はどうこうするつもりはありません。が、そのうちに少年が貴方達や銀時に姿を見せることでしょうね。私は私で他にやる事があるので」

 

男はそう言って、何処からともなく消えていった

 

彼女は急いで銀時の待つ家に帰ろうとするが垣根に止められる。

 

「何っ!?離しなさい!!」

 

「待てって!!白夜叉ってなんだ!?それよりお前もあの男も銀時って言ってたよな!?」

 

垣根にはやはり聞こえていたのだろう。伝説の白夜叉とは理解し難いが、銀時の名前が出てきた以上、見過ごすわけにはいかない。

 

「ごめん。これはっ……今はまだ話せない。だからその手を離してちょうだい」

 

心理の泣きそうな表情に、思わず掴んだ手を緩めてしまった。

 

その間に走って行ってしまった。

 

垣根は携帯を取り出して電話を掛ける。

 

「俺だ。調べて貰いたい事がある。あぁ?人だ、人。名前?」

 

「坂田銀時」

 

そう言って通話を切る。

 

「……クソッタレが」

 

この世界で何かヤバイ事が起きる。そう実感した垣根は小声で呟いた。

 

 

 




ってなわけで銀魂要素も出していきたいと思います。
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