役人転生〜文部科学省学園艦教育局長に転生した私はどうしたらいいのだろうか〜 作:トマホーク
主人公VS○○みたいな戦闘シーンを書くとしたら登場します。
(´∀`)
……今さっき大洗女子学園と聖グロリアーナ女学院による練習試合が原作通りに進んで終了した所なんですが。
この状況は一体どういう事なんでしょうか?
「つ、辻局長!!宜しければそのカメラでわたくしを好きなだけ撮って頂いてかまいませんわよ!!」
試合後にあんこう踊りをするみほちゃん達を激写しようとカメラを準備していたらパンツァージャケットを着たダージリン君に拉致されて変な倉庫の中に連れ込まれたんですけど。
というか、マスクと帽子で変装していた私をどうやって見つけたんでしょう?
……やっぱり私GI6に見張られてたりします?
「ダ、ダージリン君?一体これはどういう……」
「辻局長」
「……何ですか、ペコ君」
「何も言わずに写真を撮ってあげて下さい」
「ダージリン様のために」
ペコ君。それにアッサム君。
何で君達はそんな悟ったような顔をしているんですか?
「はぁ……まぁ、撮らせてくれるというのであれば撮りますが……いいんですか?」
「か、構いませんわ!!辻局長の気が済むまで撮って下さいませ!!」
何だかよく分かりませんが……撮らせてくれるというのであれば思う存分撮りましょう(ゲス顔)
「それでは私達は外で待っていますから、終わったら声を掛けて下さいね」
「はい。分かりました」
……ふぅ。大満足。
「……辻局長?」
「……なんでしょう?」
「写真を撮っていただけなんですよね?」
「はい」
「では何故ダージリン様の腰が抜けているんですか?」
「……。何故でしょう?」
「……」
「……」
いや〜ハッハッハッ。
ダージリン君を撮りまくっていたらついつい調子に乗ってしまい、欲望の赴くまま過激なポーズを要求してしまったせいで、ダージリン君が羞恥心で腰を抜かしてしまいましたよ。
……やり過ぎました。
「……まぁ、喜んでますけどね。ダージリン様」
「何か言いましたか、ペコ君」
「いえ、何も」
だって可愛いんですもん。ダージリン君。
しょうがないですよね。
「はぁ……はぁ……」
「それでは私達はそろそろおいとまさせて頂きますわ」
「そうですか。気をつけて帰って下さいね」
アッサム君に肩を支えられてダージリン君が倉庫を出ていきました。
っていうかダージリン君本当に大丈夫なんでしょうか?
足がガクガクしてますし息が上がってましたけど?
まぁ、ペコ君とアッサム君が居るのですから大丈夫ですよね。
……しかし、うーん。しょうがないですか。
「ちょっと待ってください、ペコ君」
「はい?なんでしょう」
「このカメラ預かっておいてくれませんか」
「……何故ですか?」
「仮にも教育の立場にある者が女子高生の写真を大量に所持しているのは不味いでしょう」
「……確かに」
渡したくないんですよ!?本当は渡したくないんですよ!?
でも万が一こんな写真を大量に持っていると他人に知られたら社会的に死ねます!!
「ではカメラは私が預かっておきますね」
「お願いします」
「では、ご機嫌よう」
さて。最後まで残っていたペコ君も帰って行きましたね。
私も帰りますか。あっ……みほちゃん達のあんこう踊りの写真撮るの忘れてました。
時間的にもう終わってますよ。トホホ……。
……まぁ、ダージリン君のベストショットを記念に1枚だけ携帯の画像フォルダに隠してあるのでよしとしますか。
1枚ぐらいならね。記念にね。セーフですよね。
「――失礼ですが、携帯を拝見させて下さいまし」
「はい」
めっちゃ怖い顔で睨んでくる女の子にダージリン君のベストショットを消されました。
……多分、あれがGI6のグリーンって子です。