-ユウキの部屋-
『以上が、エイジス計画の裏で進行していたアーク計画の全容よ。』
ペイラーにシオが居なくなったと報告した後、サクヤからターミナルのある個室に集まって欲しいと連絡が入り、ユウキとソーマとコウタはユウキの部屋に来ていた。
コウタはソファに座り込み、ソーマはターミナルに近い開けた所で壁に背中を預けている。ユウキはターミナルを操作している。
そこでサクヤとアリサから、完全なる再生を迎えた地球に、再び人類が降り立つと言うアーク計画の真実と、その隠れ蓑であり、架空の計画であるエイジス計画の事が明かされた。
「…俺達が任務に出ている間に、随分と無茶してくれましたね。」
『今は怒らないで。どうしても、アーク計画の正体を知りたかったの。』
若干怒っているユウキに対して、サクヤは冷静に潜入した理由や経緯を話していく。
しかし、ユウキはあることに頭を悩ませていて、サクヤの話は殆ど聞いていなかった。
「エイジス計画が…嘘…?そんなのって…」
その理由は絶望したかのような表情で項垂れるコウタだった。独りで黙って無茶した事に関しては怒っているが、エイジスに潜入した事自体にはあまり怒ったりはしていない。と言うのもサクヤがアーク計画の事を知った時、あまりにも不自然なまでに関わりを絶たせようとしていたからだ。今にして思えば、周りを巻き込まないようにしていたと考える方が自然だった。
しかし、タイミングが悪すぎた。コウタがエイジス島を見て決意を新たにしたところで、シオの失踪とエイジス計画が嘘っぱちだったと言う真実…特に後者は、エイジス計画を盲信していたコウタを絶望させるには十分過ぎるものだった。
『…そのリストによると、フェンリルのゴッドイーターを含めた職員とその二等親族までの乗船が許可されているわ。』
「このまま大人しくしていれば、俺達の戦い続ける日々は終わる…って事ですよね。」
『そうね。このまま行けば、貴方達全員新しい世界で戦う事なく生きていけるわ。まあ、私とアリサは今回の件でリストから外されたけどね。』
だが、音声だけで会話しているサクヤ達にはその事は当然伝わらないが、どこか違和感を感じながら、サクヤは置き手紙にあったリストについて説明していく。
「どうせ俺は半分はアラガミだ。そんなヤツが次の世代に残れるはずもない…」
『それでも支部長は…貴方のお父さんは、貴方を助けるつもりでいるわ。』
「知ったことか…」
リストにはソーマの名前も載っているが、自分には次の世代に残る資格は無いと足蹴にする。
ユウキはそれを見聞きして悲しく思いながらもサクヤ達の今後の動向を聞いてみる。
「2人はこれからどうするんですか?」
『少なくともアナグラには戻れないかな?お尋ね者になっちゃうでしょうし。』
「そうですか…」
『何にしても、私達はこの非人道的な計画を認めるつもりはないわ。しばらくは身を隠して、エイジスへの再潜入を試みるつもりよ。』
やはりあくまでアーク計画を止める為に動くようだ。再びエイジスに侵入出来ないか検討するらしい。
「分かりました…気を付けて下さい。」
『ええ、分かってる。アーク計画に乗るか反るか…貴方達の命にも関わることよ。しっかりと考えて結論を出して。例えそれで敵対することになっても、恨むつもりはないから安心して。』
『でも、邪魔するようなら容赦はしませんよ?』
『アリサ!!』
この状況下ではアリサの強気な発言も洒落にならない。サクヤがアリサを嗜める。
『冗談です。でも、そうならない事を祈ってます。出来るなら、支部長の狂行を止める側について欲しいです。』
『それじゃ、もう切るわね。何度も言うようだけど、しっかり考えてから答えを出してね。』
サクヤがそう言った瞬間『プチッ』と言う音を立てて通信が途絶えた。その後、何処か気まずさを感じさせる沈黙が続いたが、不意にコウタが口を開く。
「ごめん…俺…アーク計画に乗るよ。」
「コウタ…」
「…そうか。」
それだけ聞くと、ソーマは背中を壁から離してユウキの部屋を出ていった。
「俺は…母さんやノゾミを守る…守れるのなら…どんな事でもやる…どんな選択だってしてやる…!そのために、ゴッドイーターになったんだ…!」
「…」
なおもコウタの独白は続く。ユウキは黙ってそれを聞いていた。
「計画に乗るってことがどう言うことなのかは分かっている。でも…俺は…」
「分かってる。」
1度全部吐き出させた方が言いかと思ったが、これ以上吐き出させると罪悪感から家族を選ぶ事に迷いを覚えそうだったので、少々強引にユウキが会話を断ち切った。
「コウタが家族を大切に思っているのは俺も分かってる。だから、そう言う選択をするのは、何となく分かってた。」
「…ごめん…」
「そう何度も謝らないでよ…」
コウタの戦う理由も覚悟もユウキを始め、第一部隊の面々は十分に理解しているつもりだ。
家族の生活や命を守るため、自ら生き死にの世界に志願したのだ。並大抵の覚悟ではないはずだ。そんな覚悟をもった決断を非難できるはずもない。
しばらく黙っていると、コウタがずっと気になっている事をユウキに聞いてきた。
「なぁ、ユウは…どうするんだ?」
「…分からない…簡単には選べない…」
「…そっか…」
しばらく沈黙が流れる。その間、コウタはユウキの『簡単には選べない。』と言う言葉を思い出していた。
コウタ自身、一瞬悩みはしたが、家族を守るためにアーク計画に乗ることを即決した。その事自体は覚悟を決めた上で、納得して出した結論だ。
しかしユウキの言葉を聞いて、心の何処かでこの決断は間違いなんじゃないかと迷いを覚えていた。
『神裂ユウキさん。リッカさんがお呼びです。神機保管庫までお越しください。神裂ユウキさん、神機保管庫までお越しください。』
どちらも黙っているとヒバリが館内放送でユウキを呼び出す。それを聞くとユウキはターミナルの終了処理を始めたので、コウタは一足先に部屋を出る。
「最後まで家族…守り抜きなよ?」
「うん…」
部屋を出る直前、コウタの背中からユウキの声が聞こえてきた。コウタは振り返ることなく、小さな声で答えて部屋を出た。
-神機保管庫-
「で?これはどう言うこと?」
神機保管庫に呼び出されたユウキは、保管庫に入るや否やいつぞやの様に鉄板の上で正座させられていた。
対してリッカは素敵な笑顔を浮かべながら青筋を立て、片口スパナとメガネスパナが合わさったコンビネーションスパナの丸い方に指を引っ掻けてブンブン振り回している。
「え…えっと…」
冷や汗をダラダラ流して正座し、完全に萎縮する。そこには第一部隊隊長とは思えない、技術班限定で公開処刑を受けている哀れな子羊状態のユウキが居た。
もっとも、こうなったリッカは恐ろしい上に止める事は出来ないので、技術班の面々は『見ざる言わざる聞かざる』を貫いて関わらないようにしている。その為、今近くには人が居ない。
「この傷のつき方…神機構成の特性や扱い方を無視して力押しで攻撃した結果でしょ?ねえ…どうなの?」
「お…仰る通りです…」
相変わらずリッカは素敵な笑顔を向けているが、その背後にはどす黒いオーラを纏っている様にも見える。どう考えても怒っている。恐ろしさからユウキも思わず敬語になる。
「どういう状況だったの?」
リッカがため息を着きながらスパナを振り回すのを止め、修理の段取りのために自身の推測が当たっているかを確認する。
「金色のボルグ・カムランを攻撃したら盾で防がれて…その後力任せに振り抜いたら、盾を斬る事はできたけど神機がこんなことに…」
「…私さ、整備士としてそれなりに経験積んで、神機の傷でどんな戦い方をしたか分かるようになってきたつもり…」
ユウキの報告を聞き、リッカは1度落ち着いて自身の経験則からここまでのユウキの戦い方を独自の解釈で語り始める。
「今までの君の戦い方は仲間や自分を守るため必死になってる…そんな状況でも、神機の負担を減らすために、有効打を探りながら戦う…そんな風に感じる傷のつき方だった。」
そこまで意識したかは自分でも定かではないが、有効打を探しながら戦ったのは覚えがある。と言うよりも斬れないモノに無理矢理斬りかかった所で大したダメージを与えられない。自然と弱点を見つけたらそこを重点的に狙うように体が動いていたのだろう。
「でも、ディアウス・ピター討伐の辺りからかな?神機の負担を考えない、乱暴で力任せな戦い方になってる…そうしなきゃいけなかったのかも知れないけど、神機だって生きてるんだよ?もう少し労ってやりなよ…」
しかし、リッカはここ最近で有効打を探す事なく強引な戦い方で、今までの戦い方とは違いすぎて違和感を感じると言う。
実際、それを証明するように火刀は変形の際に可動する伸縮部から反りが強くなっている。
ユウキ自身はいつもと変わらぬ感覚で神機を扱ったつもりだったが、それが神機にとっては大きい負担だったようだ。
「…はい。すいませんでした…」
「謝る相手が違うよ。私に謝ったってしょうがないでしょ?」
リッカの骨身に染みる説教を受けてユウキは思わず謝ったが、リッカは謝る相手は他に居ると、その相手への謝罪を促す。
すると、予想してない人物が仲裁に入る。
「まあ、そんなに神裂君を責めないでやってくれ。」
「「博士!?」」
ペイラーだった。ユウキとリッカがすっとんきょうな声を上げるが、ペイラーは涼しい顔で神機の方に歩いていく。
「神裂君の神機が破損したと聞いてね…もしやと思い様子を見に来たのさ。」
どうやらユウキの神機がこうなった事に心当たりがあるようだが、ユウキは他にも聞きたい事があった。
「は、博士…こんな所に居ていいんですか?シオの事は…?」
「ああ、その事か…網は張ったよ。後は反応があれば私の携帯端末にも情報が送られるようにしてある。ただ…」
周りに人が居ないのを確認してからシオのことを聞いてみる。すると、打てる手は既に打ったようだが、何やら不味い状況なのか、歯切れが悪かった。
「今回の一件でヨハンにもシオの存在がバレてしまっただろう。今頃血眼になってるシオを探しているはずだよ。こうなると現地調査が出来るヨハンが有利だ。後は運次第になるだろうね。見つけたら…わかってるよね?」
ヨハネスもシオを探しているとなれば、普段から様々な手を打って探しているはず。今まではペイラーの部屋に匿っていたから見つからなかったが、今回はヨハネスの張った網にシオ自ら飛び込んだ形になる。
さらには特務で個人的な現地調査も可能なヨハネスの方が捜索能力が高いと踏んで、ペイラーは自らが不利だとしている。ならばヨハネスの捜索力を利用するまで、とシオを見つけても自分の元に連れ帰って欲しいとユウキに釘を指しておく。
ユウキが静かにうなずいたのを確認すると、ペイラーはユウキの神機を観察し始めた。
「ふむ…神裂君、これは普段斬れない様な硬いモノを力業で斬ったのかな?」
「え…はい、そうです…」
ペイラーはユウキの返事を聞くと、顎に手を当て考え込むような仕草をする。
「成る程…どうやら私の予想は当たっていたようだね。時に神裂君…君は『火事場の馬鹿力』って言葉を知ってるかな?」
「知ってます…けど?」
ユウキは突然の話題の切り替えに着いていけず、吃りながら返事をする。
「あくまで私の仮説なんだが…一時的なものか、或いは恒久的なものかは分からないが、君はディアウス・ピターとの戦いで臨死体験をしたはず…その時に脳のリミッターが外れた、あるいは外れやすくなったのではないかと考えている。今回の件は、神機が君の力に耐えられずに破損したんだろう。」
「戦闘行為と言う命の危機に、その『火事場の馬鹿力』が発揮されたってことですか?」
リッカがユウキの質問を代弁するように、ペイラーに詳細の確認をする。
「結論から言うとその通りだ。だが、気を付けないと…君自身の体が崩壊するよ?」
「…っ!!」
それを聞いた瞬間、ユウキとリッカの表情が強張る。
「そもそも、何故人間の脳にリミッターがかけられているのか…それは100%の力を引き出し続ければ、その力に耐えられずに骨が折れたり、筋肉が断裂する可能性がある。その結果、2度と回復しないダメージを受ける事もあり得る。」
「そんな…」
思った以上に深刻なユウキの状態にリッカは狼狽える。
「今のうちに力の加減を覚えないと…2度と動けない体になるかも知れないよ?」
それだけ言うとペイラーは神機保管庫を出ていった。唖然とした様子でユウキとリッカはそれを見送ると、ユウキがボソッっと呟いた。
「…加減を覚えなければ…2度と動けないかも知れない…か…」
「神裂君…」
ユウキは自分の手を見つめながら考え込み、リッカは心配そうにそれを見ている。
「加減を覚えれば…神機をこんな風にしないで済むのかな…?」
「うん…それは間違いないと思う。」
「ならどっちにしろ…加減を覚えないといけないね…」
力に振り回されれば待っているのは自身の破滅…ならばやることは決まっている。
ユウキは神機に近づいて手を添え、目を閉じながら額を鈍く橙色に輝くコアの辺りに軽く当てる。
「ごめんな…お前をもう一度扱える様になるから…少し…手伝ってくれ…」
まるでユウキの謝罪が届いたかのように、神機のコアが一瞬だけ淡く橙色に輝いた。
(あ…)
ユウキは気づいていないようだったが、少し離れた場所から見ていたリッカはこの変化に気づいていた。
まるで意思の疎通ができているかのような不思議な光景を目の当たりにしてリッカは呆けていた。
「リッカ…全ての装備の修理と強化お願いできる?」
「あ…うん。任せてよ!」
リッカが呆けているうちに、ユウキが装備の修復と強化を依頼する。どうにか聞き取り、空返事ではあったが了承する。
「それから、雷刀の製作も頼んでいい?」
「おっけ!1日預かる事になるけど、いいよね?」
「うん。頼むよ。」
全装備の強化と修理、さらには新装備の製作とリッカにとっては『少し』ボリュームのある内容だったが、それだけ神機を弄れる時間が増えるからそれはそれで良しとした。
リッカから1日神機が使えないことを聞き、それを了承するとユウキは踵を返し、神機保管庫を出ていった。
(こう言うのだったら…簡単に選べるのに…)
アーク計画での選択とは違い、今回の選択はあっさりと決められた。アーク計画に乗るか反るかも、このくらい簡単に選ぶ事が出来たらと思いながら歩き続けた。
しかし、ユウキは自身は選べない理由など分かっていた。いや、どちらも選べない理由があるから、未だにどちらも選ぶ事が出来ないままでいた。
-エントランス-
答えの出ない選択を考えながらユウキはエントランスに戻ってきた。するとエレベーターからコウタが大きな荷物を持って出てきた。
「なあ、ユウ…」
コウタがユウキに気づいて声をかけるが、その声は覇気がなかった。
「なに?」
「もし…もし、まだ迷ってるならさ…俺ん家…来ないか?」
「え?」
コウタの突然の提案にユウキは戸惑う。何故このタイミングでコウタの家に誘われるのか、そんな事を考えていると、コウタが話を進めていた。
「アーク計画に乗るか乗らないか…考える材料になると思うんだ…」
「分かった…準備する。」
アーク計画に乗るか、判断の材料になる。その言葉に食い付いてユウキはコウタについていく事を決めた。
-外部者居住区『E26』-
コウタの家に向かう途中、外部居住区の住人に睨まれたり陰口を言われたりしながらも、無事にコウタの家についた。
「ただいまー!」
「お、お邪魔しまーす…」
コウタはいつものように元気良く帰ってきたと伝え、ユウキは恐る恐る遊びに来たことを伝える。
実はユウキは今まで誰かの家に上がった事がなく、初めての経験に緊張していた。
しばらく待っていると、バタバタと走る音が聞こえてきて家の扉が開いた。そこにはコウタと何処と無く似ている10歳前後と思われる少女が現れた。
少女がユウキを見ると、少しずつ信じられないと言った表情になる。
「あ!お兄ちゃんお帰…り…」
「よう、ただいま!ノゾミ!!紹介するよ!こいつは…」
「お、お母さーーーん!!」
コウタがユウキの事を紹介しようとするが、それよりも早く少女は母親を呼びながら家の中にすごい勢いで戻っていく。
「お兄ちゃんが…お兄ちゃんが『彼女』連れてきたあぁぁぁあ!!」
「「…彼女?」」
この場にはコウタとユウキしか居ない。お兄ちゃんはコウタの事で間違いないだろう。ならば彼女と言うのは一体誰だ?ここには男しか居ないはず。その状況下でコウタが彼女を連れてきたと勘違いしたと言うことは…
(女と間違えられた…)
あからさまに落ち込むユウキをなんとかフォローし、コウタはユウキを家に入れた。
-???-
時は遡り、座礁した空母付近の荒野で携帯端末を使ってユウキ達と連絡を終えたところまで遡る。
サクヤが通信を切りった所でしゃがんでいるアリサに簡単な報告をしつつ皆がどのような選択をするか考えている。
「報告終了ね…皆はどうするかしら?」
「たぶんソーマは乗らないでしょうね…支部長に従う気はないでしょうから。」
アリサがソーマのイメージからどちらに付くか考察する。
「コウタは乗るかしら…家族を守るためにゴッドイーターになったんだもの…」
「そうですね。でも…ユウは迷うと思います。」
コウタがゴッドイーターになったり理由を知っている2人はコウタがアーク計画に乗るだろうと考えた。実際その通りになり、コウタはアーク計画を止める戦力から外れていた。
しかし、ユウキはどっちを選ぶか2人には全く予想がつかなかった。今まで近くに居たにも関わらず、ユウキが戦う理由が分からなかったからだ。
アリサは膝を抱えながらユウキの考えを読んでいく。
「ユウは…自分も他人も…死ぬことを怖がっています。そうやって何でも1人で抱えてしまう人なんです。だからどっちを選んでもどちらかが死ぬ今回の選択は優しすぎるユウには選べないと思います。」
「アリサ…」
それでもユウキの人柄はよくわかっているつもりだ。アリサはユウキの人柄から、最終的にどちらを選ぶにしても、ユウキは選ぶのに時間がかかると考えている。
ユウキの事をよく理解しているアリサの様子を見てサクヤはニヤニヤしながらアリサを見る。
「ユウの事よぉく見てるのね?」
「え?!あ!!いや!!その!!?!」
「でも、本当に良かったのアリサ?」
アリサが赤くなりながら狼狽えると、サクヤは少し深刻な表情でアリサに気になっていることを聞く。
「私はこんな非人道的な計画は認められないわ。でもこっちに付いたらユウと敵対するかも知れないわよ?」
「それとこれとは別です。私もアーク計画は間違っていると思います。ユウたちとはアーク計画を止めた後にまた会いに行きます。」
サクヤもアリサもアーク計画の非道さから端から止めるつもりのようだ。アリサもそこに私情である恋愛感情を持ち込む気はないらしい。
「そっか…ありがとうアリサ。必ず支部長を止めましょう。」
「はい!サクヤさん!」
アリサも立ち上がり、エイジス再潜入に向けて動き出した。
To be continued
後書き
アーク計画の内容を聞いてユウ君以外の第一部隊はどっちを選ぶか即決しましたが、ユウ君はどっち付かずな感じで迷っている様子を書いてみました。しばらくは普段の任務をこなしながら悩むユウ君が見れると思います。