神機の改修も終わり、再び戦場に出られる様になったがユウキだが…?
※オリジナルのアラガミが出ます
-支部長室-
ユウキ以外の第一部隊が第二のノヴァと戦って数日…第一部隊のメンバーとツバキ、リッカがペイラーの呼び出しを受けて支部長室に集められた。
デスクに座るペイラー、その隣にツバキ、そして彼らと向かい合う様に第一部隊とリッカが立っていた。
「さて、今回集まってもらったのはほかでもない。第二のノヴァと、その影響を受けたアラガミのサンプル解析の結果報告、そしてそれを踏まえた今後の対策について、話しておこうと思ってね。」
そう言ってペイラーはデスクに肘を突き、少し前屈みになって何故第一部隊を集めたのかを話し始める。
その場に居た者全てがどんな話になるのかと、少し緊張した様子で報告が始まるのを待っていた。
「まずは先日回収してもらったコクーンメイデンとハンニバルについて報告しよう。」
ペイラーがデスク上の端末を操作する。するとペイラーの後ろにスクリーンが降りてきたので、全員がそこに注目する。
「先日倒してもらったこの2体なんだけど、何かしらの形でノヴァの残滓の影響を受けた個体であることが分かった。」
ペイラーが解析の結果、ノヴァの残滓に関わっていた事を伝えると、スクリーンにコクーンメイデン、それからハンニバルとその侵食種が映し出される。
「結論から言うと、コクーンメイデンは直接ノヴァの残滓を取り込んだ訳ではなく、ノヴァの残滓付近に居続けた事による特異種への変化…ハンニバルは先日のヴァジュラの様に、ノヴァの残滓を直接取り込んだ事で進化の兆候を見せた個体であることが分かった。」
案の定、特異なコクーンメイデンと、攻撃的なハンニバルとその侵食のはノヴァの残滓の影響で現れたとの事だった。全員が口には出さなかったが、心の内では予想通りだと考えていた。
「コクーンメイデンは残滓の影響でアラガミが捕食したくなる様なフェロモンを出す様にコアが一部変化していて、ハンニバルはより攻撃性能を高める様学習したコアに変わっていたんだ。」
ペイラーがコアの図と共に、通常の個体のコアから変化したところをまとめたものを映し出す。ソーマ以外は研究に携わった事もないため、図の内容だけでは理解が追い付かない部分もあったが、ペイラーが口頭で結論をまとめてくれたお陰で件のアラガミに何が起こったのかは理解出来た。
「ん~?えっと…つまりどういう事ですか?」
「コクーンメイデンは特異な力を持った個体、ハンニバルは同じ姿をした別のアラガミ…って思えばいい。」
しかしコウタは理解が追い付いていない様で、頭から煙でも上げそうな程に難しい顔でペイラーに聞き返す。するとソーマがペイラーの説明をかいつまんで補足する。それを聞いたコウタはようやく件のアラガミがどんなそんな存在なのかを理解した。
「その通り。ノヴァの残滓によって、既存、新種問わずに様々なアラガミが影響を受け、これまでにない進化をしようとしている。その事を踏まえた上で、第二のノヴァ…通称『アリウス・ノーヴァ』の対策を話していこう。」
今度はスクリーンにアリウス・ノーヴァと名付けられた第二のノヴァが映し出される。もっとも知りたいアラガミの情報に全員に緊張が走る。
「まずアリウス・ノーヴァの特殊な偏食傾向から説明しよう。皆がアリウス・ノーヴァを攻撃した際、手応えのなさを実感していたと聞いている。これはサンプルを調べて分かった結果なんどけど、アリウス・ノーヴァは数えきれない程の偏食因子をその身に宿している事が原因だろう。」
そう言うとペイラーはデスクの端末を操作して、画面に無数のコメントが追加される。それを見てその場に居たの半分程はそれが全て偏食因子についてのコメントだと分かった。
「えっと…簡潔言えば、アリウス・ノーヴァは対アラガミ装甲壁の様な存在で…神機にとっては、すっごく食べたくない相手…って事ですよね?」
普段から偏食因子に関する技術に触れているリッカは、この偏食因子のコメント量を見てすぐにアラガミ防壁並みの防御能力を持っていると気が付き、ペイラーにそれを確認する。
「その通り。多種多様な偏食因子を宿したことで、アリウス・ノーヴァはアルダ・ノーヴァと同等…いや、それ以上の防御能力を得たと言ってもいい。」
「アルダ・ノーヴァよりも強力な防御力…厄介ね…」
「そうだね。しかし対抗策はある。」
かつてアルダ・ノーヴァの守りを突破するのに相当苦労した。その時よりも強固な守りを持つとアラガミだと聞いてしまうと、出来ることなら戦いたくないとさえ思えてしまう。
サクヤが思わず顔をしかめるが、ペイラーから対抗策の報告に全員が喜ぶ。
「その対抗策、切り札となるのは…リンドウ君、君だ。」
ペイラーの言う対抗策、その中核となるのはリンドウだった。それを聞くと全員がリンドウを見ると、当の本人は目をぱちくりさせながら自身を指差す。
「ん?俺ですか?」
「そう…リンドウ君のその右腕は…人以外を喰うと言う、『人と共存することを可能にした』オラクル細胞で構成されている。これはアリウス・ノーヴァには無い偏食傾向だ。戦闘の時、リンドウ君を異様に警戒したのはこの偏食傾向だと自身を傷つけられると察知したからだろうね。」
黒いハンニバルの一件の後、リンドウは人の身体にオラクル細胞の腕を生やし、その制御には相棒だったブラッドサージと同じコアが使われている。つまりは人の身体と右腕型のアラガミが共生しているのだ。
リンドウ本人は勿論、適合していない人間、リンドウの意思で捕食をするしないを決められると言ったこれまでにはない捕食傾向、かつリンドウの右腕にしか存在しない捕食傾向であるため、アリウス・ノーヴァに対抗策があるはずはないのだ。
「なるほど…じゃあ、アリウス・ノーヴァ討伐はリンドウさんを起点にして…」
「残念だが、そう簡単に済む話でもないんだ。」
対抗策の概要は理解出来た。リンドウが対抗出来るのであれば他はサポートに周り、リンドウにとどめをさせる。最短でアリウス・ノーヴァを討伐するならばアリサが提案する部隊運用しか無いが、ペイラーがそれに待ったをかける。
「アリウス・ノーヴァが発生したのはどんなに早くてもアーク計画後だ。たった半年足らずで既存のアラガミの攻撃をほぼ無効に出来る程の守りを手に入れたのは、捕食し、学習して、変体等で適応する言うプロセスをとんでもない早さで実行しているからなんだ。」
ペイラーの言う通り、アリウス・ノーヴァが発生したのはアーク計画後となる。その間半年程度で神機を含めてほぼ全てのアラガミに対して対応してしまったとなると、この先も同じように進化し続けるだろう。そうなるとリンドウ以外の神機使いは全く役に立たなくなり、リンドウの負担は大きくなる。
しかし、今ペイラーが危惧しているのはその進化の早さだけではなく、それを可能にする『ある特性』だった。
「さらには、元々は終末捕食を引き起こすノヴァの一部だった事からも、とても高い捕食力を持っている。これは単純な攻撃能力の高さでもあるが、何よりもどんなものでも捕食すると言う究極の『雑食性』を秘めているとも言える…共食いとも言える事を躊躇なく行う程のね…」
「と、共食い…?」
ペイラーが危惧している特性、それはノヴァの一部であるが故の絶対的な捕食能力だった。通常、偏食因子とはその名の通りオラクル細胞に対して偏食を起こさせて捕食させないものだ。それに関してはアリウス・ノーヴァも例外ではなく、偏食因子を取り込む事で他のアラガミへの防御手段を手に入れて進化すると同時に、取り込んだ偏食因子に近い偏食因子に近い偏食傾向になるはずだった。
要約すれば多くの偏食因子を宿しているため、他のアラガミから喰われないが、自身もあまり多くの種を喰わないと言う事だ。
しかしそんな予測とは裏腹に、アリウス・ノーヴァはあらゆるものを喰い尽くそうとしているし、実際に多くの敵を捕食している。こちらの攻撃は通らないが相手の攻撃は当たる…ペイラーがもっとも危険視しているのはこの特性だったのだ。
「前にも言ったけど、偏食因子には自身と似た存在として認知させ、オラクル細胞の捕食対象から外す効果がある。しかしアリウス・ノーヴァはその傾向を無視して、目の前のもの全てを貪欲に喰らおうとする。ソーマばかりを狙ったのも、ソーマ…正確には特異点だったシオの力を宿した神機を狙ったからだろうね。」
「チッ!!ふざけた事をしやがる…博士、俺たちが出来る対抗策はあるのか?」
「ある。そこで重要になるのが、先程話したノヴァの影響を受けたアラガミたちだ。」
リンドウ以外の神機使いにも対抗策はある。ペイラーは再度件のコクーンメイデンにヴァジュラ、ハンニバルとその侵食種の画像を表示する。
「彼らは既存のアラガミとは別の強力な存在…詰まるところ、彼らの偏食因子はノヴァもまだ手にしていない可能性が高い。これに加えてリンドウ君の右腕から偏食因子を採取して神機を更新し続ければ、こちらの攻撃も通る様になる…と言う訳さ。」
「…」
ペイラーの作戦は至極単純、アリウス・ノーヴァが対応出来ない捕食傾向にするために新たなアラガミを倒し続けて神機を更新すると言うものだった。いかにも神機使いらしい作戦だが、強力な個体を相手にするため、第一部隊は表情が引き締まる。
しかし、ユウキだけは既存のアラガミとは違うと聞いた瞬間から、僅かに表情から陰りが見えていた。
「皆にはこのノヴァの影響を受けた強力なアラガミ…言うなれば『超弩級アラガミ』の討伐任務を請け負ってもらう。部隊運用や作戦についてはツバキ君から説明してもらおう。」
今後は強力な超弩級アラガミを相手にしていく方針に決まった。ペイラーに促され、ツバキが今後の部隊運用の大まかな説明のため、一歩前に出ると、よく通る凛とした声が作戦内容を伝える。
「今回標的となる第二のノヴァ…『アリウス・ノーヴァ』討伐には、先に話した残滓の影響を受けたアラガミの存在が鍵となる。今後第一部隊は第四遊撃部隊と第五偵察部隊による、合同偵察部隊からの情報を元に、超弩級アラガミのコアを持ち帰ってもらう。」
ツバキが偵察隊の情報を基に超弩級アラガミの討伐作戦を伝える。ここまではペイラーの言っていた作戦と特に差はない。
「そして神機の更新が終了次第、アリウス・ノーヴァを討伐する。神機更新の間はリンドウ、お前がやつを惹き付けろ。何度か攻撃を入れた今なら、アリウス・ノーヴァも進化のためにお前を喰おうと追い回してくるだろう。」
だが大事なのはここからだった。第一部隊が超弩級アラガミと戦っている間、アリウス・ノーヴァの進化を止める必要がある。そこで切り札であり、最大の餌でもあるリンドウを囮にして、捕食による進化を防ぎ、時間を稼いでいる間にユウキ達が神機を強化すると言うものだった。
「やれやれ、この場面でも追いかけられる側か…しかも相手は猛獣ときたもんだ。きっつい仕事だなぁ。」
リンドウはいかにも気落ちした様な表情になり、頭を掻いて軽口を飛ばす。きつい任務だと言いながらも余裕を崩さないその姿は流石だとその場に居た誰もが思った事だった。
「安心しろ。サポートにはサクヤを付ける。補給等での離脱は回収班に向かわせる。いいな?」
「はい!!」
そしてリンドウのサポートにはサクヤ…公私共に最高のパートナーが相棒ならばリンドウの心配は無いだろう。しかし、最後にツバキが目付きを鋭くしてリンドウを見ると、作戦の続きを説明する。
「それからリンドウ、お前は囮となる間は一切奴に攻撃するな。サカキ博士の分析から、お前が攻撃する度に偏食因子を微量に取り込み、少しずつお前にも対応してくる可能性があるそうだ。そうなったら我々は切り札を失う事になる…威嚇や誘導はサクヤに任せるんだ。」
「了解しました。」
ツバキから囮になる際に注意することを伝えられた。相手はアラガミである以上オラクル細胞の塊には違いない。そんな相手に自身の右腕を使った近接戦やオラクル弾を撃ち込めば、そこからリンドウの偏食因子を取り込み対応してくる。
アリウス・ノーヴァに対策をさせないためにも、ツバキは決して攻撃するなとリンドウに伝える。リンドウも余裕を感じさせる雰囲気で任務内容を了承して、作戦の説明を終える。
「ではこちらも確認したい点がある。リッカ君、ユウキ君の神機改修の進捗状況はどうなっているかな?」
任務の説明も終わり、今度はペイラー側から最後の確認に入る。この作戦には当然ユウキも参加する。そのためペイラーは神機改修が終わったのかをリッカに尋ねる。
「えっと、刀身、神機本体共に機構の改良と動作確認は終わってます。これから最終調整に入るんですけど、もし数日内に見つかるようなら、最悪ぶっつけ本番になる可能性も…」
「…分かった。ユウキ君、調整が不十分な状態で戦場に送り込むかも知れないけど、最悪神機の不調を感じたら撤退してくれても構わない。いいね?」
「…わかりました…」
リッカから改修自体は終わっているが仕上げはまだだと報告される。ペイラーはそれを聞くと一瞬考え込んだが、すぐに任務が発令されたらユウキに出撃するように伝える。しかし、それを聞いたユウキの返事は落ち着いているもの…否、覇気の無い沈んだ返事だった。
「よし、これにてブリーフィングを終了する!!この作戦、成功させなければいずれ人類が消滅する。諸君らの健闘を祈る!!」
「「「「「了解!!」」」」」
「…了承…」
しくじれば世界が終わる…そんな任務を任されて全員(1名程除いて)が何かしらのプレッシャーを感じ、それを払拭するように返事をする。だがただ1人、ユウキだけが一瞬遅れて返事をするが、皆の声にかき消されて誰もその事に気が付かなかった。
ブリーフィングが終わり、全員が作戦の準備のためその場を後にする。部屋に残ったペイラーはそんな彼らの背中を見ながらあることを考えていた。
(本当はもう1つ対抗策はあるんだが…いや、止めておこう。ユウキ君をアラガミ化させるなんて方法…あまりに非人道的だ…)
ペイラーの考えていた第三の対抗策…それはユウキのアラガミ化を進行させて戦わせると言うものだった。アリウス・ノーヴァに対抗するには要は新たな偏食傾向があれば良い。ならば人からアラガミになることで新種のアラガミを人為的に作り出してしまえば良いと言う事だった。
しかし道徳的に認められる方法ではないのでペイラーはこの方法を伝える事はなかった。
(だが、何でだろうね…嫌な予感がする…)
しかしペイラーは胸騒ぎを覚えていた。それが何故なのかははっきりとは分からなかったが、以前ユウキの『アラガミと戦って良いのだろうか』と言う疑問を投げ掛けた事をこのタイミングで思いだしていた。ユウキの投げ掛けた疑問が胸騒ぎの原因だろうかと思いながらも、何か事が悪い方向に進んで行きそうな気がしてならなかった。
「皆…頼んだよ…」
誰も居なくなった支部長室でペイラーが小さく呟いた。
-神機保管庫-
ペイラーから作戦の説明を受けた後、各々準備のために別れた。その内ユウキとリッカは神機の最終調整のために神機保管庫に来ていた。
「さて、早く神機の調整を済ませないとね。」
「…」
ユウキの神機の最終調整を済ませるべく、リッカは気合いを入れた様子でユウキに作業を促すが、当の本人は何やら考え事でもしていたのか難しい顔で黙り込んでいた。
「どうかした?」
「いや、何でもない。早速試運転しよう。」
「うん。あ!!それと…はい。これ、使って。」
「ベルト…?何か付いてるけど…?」
リッカが声をかけるとユウキは我に帰り、試運転をするように促す。するとリッカは思い出した様にコの字形の物体が2つ付いているベルトを渡してきた。
「それは神機の鞘だよ。両手が塞がっちゃったら手を使う時不便でしょ?」
「あっそうか。」
「神機の刀身の峰をここに差し込んで保持出来るんだ。そのまま下にずらして外すことも出来るし、抜刀の動作でも外せるから扱い易くはなっていると思うよ。それから、アタッチメントはベルト上をスライドして好きな位置に変えられるし、支持部は縦にも横にも回転出来るからどんな向きでも神機を支持出来る様にしてあるから。」
「…ありがとうリッカ。早速試運転で使ってみるよ。」
リッカが説明しながら実際にベルト上のアタッチメントをスライドさせたり回転させて向きを変えていく。かなり位置取りの自由度の高いものに仕上がっているため、使い勝手は良さそうだとユウキは感じ、礼を言ってりがたく使わせてもらう事にした。
「よし!!じゃあ「リッカさん!!」しうぅん?!」
「カオルさん?どうしたんですか?そんなに慌てて…」
試運転に入ろうとするが、それは突然カオルがリッカに声をかけたため、リッカが驚いてすっとんきょうな声を上げた事で阻まれる事となった。
「何って第二のノヴァ討伐の為の偵察ですよ。ユウキさん達が戦える様に超弩級アラガミの捜索に行くんです。」
「えっ?こんなに早く準備出来るんですか?」
「僕らは偵察が主な任務ですからね。相手に見つからないようにするのが基本ですから。余計なものを持って行って物音を発ててもマズイですし、見つかっても戦闘をせずにスタングレネードを使って逃げる事の方が多いですね。情報を持ち帰る事の方が大事ですから。」
『なので準備するものってあまり無いんですよね。』と最後に付け足しながらリッカと共に出撃準備を進める。
「カオル準備出来たか?!って何だ、お前も居たのか。」
今度はヤナギが慌てて神機保管庫に入ってきた。すぐにユウキ質に気付いたようだったが、あまり構う事なくリッカに自分の出撃準備も頼むと、自分で出来る準備を始める。そんな中、ユウキがヤナギに話しかける。
「聞きました。もう任務に行くんですよね?気を付けて。」
「ああ。こっちもそうだがお前はどうなんだ?神機の改造してんだろ?」
「それはほとんど終わったよ。でも最終調整はこれからだね。」
神機の改造状況をリッカが答えると、『なるほど…』とヤナギは準備をしながら呟く。
「まあ、そんな都合よくターゲットが見つかるとは思えねぇが、万が一早く見つかっても焦るんじゃねぇぞ。調整は慎重にしていけ。」
「分かってます。ヤナギさんもカオルさんも…偵察相手は今までと比べ物にならない程に強力な相手になるはずです。気を付けてください。」
「はい!!」
「ふん。分かってらぁ。」
一通り準備を済ませると、ヤナギとカオルを始めとした第五部隊が任務に出る。そして出撃する第五部隊をユウキとリッカは後ろから見送った。
「リッカ、俺たちも調整に入ろう。」
「オッケー!!」
次に動くのは自分たちだ。すぐに出られる様にユウキ達も準備を始める。
-数日後、贖罪の街-
偵察隊からの情報が入り、旧居住区に見たことの無い大型のアラガミが現れたと情報が入った。リンドウとサクヤのチームがアリウス・ノーヴァを引き付けている間に、ソーマ、コウタ、アリサは新種と思われる超弩級アラガミを討伐しに旧居住区の待機ポイントに来ていた。
「予測通りならそろそろこの辺りを通るはずだが…」
ソーマがポケットから端末を取り出して時間を確認する。
「ユウ、間に合わなかったのかなぁ。」
「分かりません。でも、最悪ユウ無しで作戦を実行する必要も…」
現状、神機の調整でユウキが来ていない事を考えると、戦力不足の状態で戦う必要もある。相手は超弩級アラガミである以上、可能な限りは避けたい事態だが、そろそろユウキ不在の可能性を考慮して動かなければならないだろうと考えていた。
しかし、そんな時に小さな音で『バババババ』とプロペラが回る音が聞こえてきた。
「ヘリ…?あっ!!もしかして!!」
音のした方を向くと確かにヘリが待機ポイントに向かっていた。このご時世、ヘリを飛ばせるのはフェンリルかその傘下の企業しかない。
しかも作戦領域の真上を突っ切りるヘリなど、戦闘員である神機使いを乗せたヘリ以外あり得ない。ヘリは待機ポイントの真上に来るとゆっくりと降下し、やがて着地すると中から見知った人物が現れた。
「「ユウ!!」」
「待ちくたびれたぜ。」
「ごめん。遅くなった。」
ヘリから降りてきたのは案の定ユウキだった。ただしいつもと違い、両手は手ぶらな代わりに、刀シリーズと同じ形状で橙色の刀形の刀身が付いた神機と、通常よりも幅が広く、浅紫色をした刀形の刀身が装備された神機を両腰に挿していた。
「遂に完成したんだね!!」
「うん。雷炎刀と氷神刀…これでまた、ちゃんと戦える。状況は?」
コウタが神機完成に喜んでいる。ユウキもようやく戦える事に喜んでいるが、何処か複雑な表情で神機の柄を無意識に握る。
しかし何時までも喜んでいるわけにもいかない。仕事に戻るため、現状の確認をする。
「まだターゲットは現れていない。大型種で蛇の様な見た目らしい。大きさと風貌から目立つだろうから、見つかっていないならまだ来ていない可能性が高い。」
「…わかった。全員降りて探索する。可能な限り密集しすぎない程度の距離を保つんだ。」
「分かった。行くぞ。」
ユウキが指示を出すと、ソーマの一言で全員が待機ポイントから飛び降りた。
-1時間後-
「…居ない…ね。」
捜索を始めて1時間が経過して教会横の広場に来たが、それらしい敵とは1度も遭遇しなかった。『どう言うことだ?』と考えているうちに、嫌な可能性が頭にちらついた。
「まさか…もう通りすぎたのか?」
「いや、この辺りを通ってない…はずだ。まだこの辺にいる…と思う。」
「う~ん…近くに居るのかも分からなくなってしまいましたね。どうしましょうか?」
『~なはず』や『~と思う』と言った、確証が無くどうにもフワフワした曖昧な返事しか出来ないソーマは、少しの苛立ちを覚えていた。
アリサもこのままグルグルと周回するだけじゃ見つからないと感じたのか、ユウキに今後の動きを相談する。
しかし、その後すぐに足元からビリビリと小刻みに衝撃が伝わり、次第に『ゴゴゴゴゴ』と低い音が辺りに響き渡る。
「ななな何だぁ?」
「じ、地震?!」
「この気配…まさか?!」
地面が揺れだし動揺するコウタとアリサ。ソーマその間に足元から何かを感じとり、その正体に察しがついた。
その瞬間、ユウキの足元から『ミシッ!!』と言う音と共に地面が小さく隆起する。
「っ!!下だ!!散れぇ!!」
ユウキの声と同時に全員がその場から離れる。ほんの少し遅れて隆起した地面が『バゴンッ!!』と鈍い音と共に砕かれる。
地中からの攻撃を避けた第一部隊が元々居た場所を見ると、紫色でヴァジュラよりも細く長い体で、尻尾の先が出刃包丁に似た形状になっており、額には人の顔が貼り付けられ、さらには大きな牙の間から細長い舌をちらつかせた蛇が居た。
『シュルルル…』
「ほ、報告通り蛇みたいなアラガミだな…」
『しかもでけぇ…』とコウタが呟く。蛇の様なアラガミは頭を持ち上げながら舌をチロチロとちらつかせた後、飛びかかる様な動作で素早くユウキに噛みついてきた。
「チィッ!!」
それをユウキは寸でのところで咄嗟に右に跳んで躱す。標的が居なくなったところで『ガチンッ!!』と金属が噛み合う様な音が響く。
「ユウ!!」
「食らえ!!」
ユウキが避けた隙をカバーするためにコウタとアリサがオラクル弾を発射する。
『キン!!』
しかし強固な鱗に阻まれ、蛇の様なアラガミには一切効いている様子はなかった。
結果的に隙を埋める事は出来ずに、ユウキへの追撃を許してしまう。蛇の様なアラガミは尻尾の先の刃物でユウキを右から切り裂こうと横に尻尾を振る。
先の噛みつきを避けた後では上に跳ぶ以外には回避方法は無いため素直に上に跳ぶ。しかし逃げる術を失ったユウキに敵が口を開けて襲いかかる。
「クッ!!こいつ硬い!!」
「なら…こいつでどうだ!!」
ソーマがユウキの後ろから飛びかかり、蛇型のアラガミの頭に全力で神機を振り下ろす。
『ズシャッ!!』
『シュラララァ!!』
ソーマの一撃が蛇型のアラガミの鱗を砕きながら頭に傷を着けて怯ませる。
「通った!!」
「氷属性か破砕攻撃のどちらかが有効なようですね。」
ソーマの一撃通った事を見届けたコウタとアリサが各々氷属性の爆破弾を神機にセットしていく。
対してユウキは蛇型のアラガミが怯んでいる間に着地する。それと同時に一気に前に出て、両手をクロスして神機の柄を掴む。
「ジャラァ!!」
右に雷炎刀、左に氷神刀を装備した神機を握り、抜刀の要領で怯んだアラガミの腹に横に2本の切り傷を着ける。
しかし今度は怯む事はなく、蛇型のアラガミは頭を振り回してユウキとソーマを攻撃する。それをユウキとソーマは後ろに下がって避け、ユウキはアラガミの正面に、ソーマは左に側に大きく下がる。
「コウタ!!弾丸の属性を氷で固定!!アリサは他の属性を試しつつ隙を見て捕食するんだ!!」
「はい!!」
「了解!!」
ユウキから指示が来るとコウタはそのまま氷属性、アリサは神属性の爆破弾をセットし直して攻撃していく。
「ソーマ!!後ろから狙え!!挟み撃ちだ!!」
「任せろ!!」
弱点と思われる氷属性と破砕属性の攻撃を受けて一瞬怯み、その間にユウキとソーマが動き、前後から挟み撃ちにするため、神機を振り上げる。
「グッ!!」
「ガッ!!」
しかし蛇型のアラガミは首を軽く持ち上げると、体全体をバネにして一瞬のうちに前方のユウキに大口を開けて迫ってきた。辛うじてユウキは攻撃を躱し、後ろから攻撃を仕掛けたソーマは、飛びかかる時に振り回した尻尾を装甲で防いだため、奇襲は失敗に終わった。
そして蛇型のアラガミは標的を失った事により、勢い余ってビルの壁に激突して埃と土煙を巻き上げる。その後すぐに頭を起こす。蛇型のアラガミは壁の破片を咥えてユウキを睨むと、『バゴンッ!!』と大きな音を発てて咥えた壁を噛み砕いた。
「チッ!!なんて咀嚼力だ!!コンクリを簡単に砕きやがった!!」
ビルの壁を噛み砕いたところを見たユウキが心の内で舌打ちをする。
「正面に立つときは気を付けろ!!飛び込みがかなり速い!!」
正面に立ったユウキへの反撃の速さを見た第一部隊はユウキに言われるまでもなく、蛇型のアラガミの正面を避ける配置に着く。結果、コウタとアリサが左右から銃撃し、ソーマが横または後ろから奇襲、ユウキが囮になるように敢えて正面に立ちつつ反撃する配置になる。
再度蛇型のアラガミが噛みつく体勢を取ってきたが、それよりも先にソーマが後ろから神機を振り下ろす。コウタが氷属性、アリサが雷属性の爆破弾を続いて撃ち込む。
しかしそれでも止まることはなかったので、ユウキは後ろに跳びつつも両手の神機を銃形態に変形する。
「当たれっ!!」
大型ライフルの様な形に変形した神機をアラガミに向ける。そして更に後ろに下がりながら開いている口に向かって狙撃弾を両方の神機から発射する。
『『バンッ』』
2発の狙撃弾がまっすぐにアラガミの口に吸い込まれ、そのまま口内を貫通して蛇型アラガミの頭に風穴を開けた。
「よっし!!」
「口は貫通属性に弱い見たいですね。少しずつ見えて来ました!!」
蛇型アラガミの動きが止まり、コウタとアリサも銃撃を続け、ソーマが後ろから追撃のため神機を振り上げる。『このまま押しきる』と言った雰囲気の中、一瞬のうちに怯みから回復し、再度ユウキ向かって飛びかかる。
「チィッ!!」
ユウキは辛うじて横に跳んで攻撃を躱す。追撃にコウタは氷属性、アリサは火属性の爆破弾に変えて蛇型のアラガミを狙うが、素早く蛇行して離れていく敵を捉える事は難しく、1度も当てることは出来なかった。
しかし、蛇型のアラガミへ隙だらけのユウキに目もくれず、そのまま教会の裏手に回ろうと進み続ける。
『『グォォオ!!』』
「ヴァジュラテイル?!」
蛇型アラガミの行き先には赤い体のヴァジュラテイルが2体居た。大きく吠えて威嚇していたが、『そんなもの知らん』と言った具合にまったく気にすることなく、顎が外れたと思わせる程に大きな口を開けて2体のヴァジュラテイルに突っ込む。
ヴァジュラテイルは左右に別れて避けたが、蛇型のアラガミは突然軌道を右に変える。その結果右側に逃げたヴァジュラテイルは綺麗に蛇型アラガミの口内へと呑み込まれた。
「うっ!?ま、丸のみにしやがった…」
普段から血飛沫やグチャグチャになった死体を見ている第一部隊でも、丸のみするのはまた別のグロテスクさがあり、コウタが特に引いていた。
第一部隊が呆けている間に蛇型アラガミはもう1体のヴァジュラテイルに飛びかかる。
ヴァジュラテイルは辛うじて横に逸れるが、体半分を前牙に噛みつかれる。丸のみのインパクトから真っ先に立ち直ったアリサが火属性の爆破弾で頭を攻撃する。
『シャァァア!!』
蛇型アラガミは爆破の衝撃で噛みついたヴァジュラテイルを落としてしまう。
アリサの攻撃で第一部隊の男共は我に帰り攻撃を再開する。コウタは銃撃を再開し、神機を剣形態に変形したユウキとやや遅れたソーマは前に出る。アリサはそのまま銃撃を続けるが、蛇型アラガミは頭を守る様に下げたと思いきや、今度は嫌がる様に頭を振り回すと、そのまま回れ右をしてユウキ教会の裏手に回り込む。
その反応を見た第一部隊に仮説が1つ思い浮かぶ。
「ユウ、あの反応…」
「ああ、火属性にも弱いかも知れない。アリサは火属性バレットで固定!!追撃するぞ!!」
「「「了解!!」」」
当然ユウキたちも追いかけるが、その途中でアリサが横目にあるものを見た。
「…?あれは…」
アリサが見ていたのは先程倒されたヴァジュラテイルだった。一見死んでいる様に見えたが、よく見るとビクビクと小刻みに痙攣していた。
「ユウ!!あの牙には毒があるようです!!恐らく神経を麻痺させるものです!!注意してください!!」
「分かった!!」
アリサが蛇型アラガミには神経毒がある可能性をユウキに伝える。だが毒があろうと無かろうと正面に立つのは危険である事には変わらない。最初にユウキが先の気配に神経を集中させながら教会の裏手に回ると、蛇型アラガミが勢いよく飛びかかってきた。
「グッ!!」
「クソッ!!」
「うわぁっ!?」
裏手を警戒していたユウキは大きくジャンプして攻撃を躱し、ソーマは右に、コウタは危うい感じはあれど左に避けきった。蛇型アラガミはそのまま大口を開けてアリサに向かってくるがアリサは火属性の爆破弾を連射する。すると蛇型アラガミは急ブレーキをかけ、真後ろに急反転すると今度は空中に居るユウキを狙ってきた。
それに対して、ユウキは両手の神機から、見たことのない鎌の様な捕食口を展開する。
「喰い尽くせ!!」
右手の神機を横に振って蛇型アラガミの頭を左側から捕食する。するとユウキの体がフワリと少し浮き上がる。そして半回転して今度は左側の神機で捕食すると再び少し浮き上がる。
「何だ?!あのプレデタースタイルは?!」
「資料にない捕食口?!」
今までにまったく見たことのない、さらには資料には一切乗ってないプレデタースタイルが発現したことで、その場に居た者は驚いていた。
その間に蛇型アラガミは左から連続捕食を受けながらも怯む事なく、ユウキを喰うために接近する。しかしユウキが捕食のために行った回転はまだ生きている。蛇型アラガミの鼻先を狙って裏回し蹴りを当てて無理矢理軌道を逸らすと同時に怯ませる。
「今だアリサ!!腹を狙え!!」
「ッ!!は、はい!!」
ユウキの指示で呆けていたアリサが剣形態に変形しつつ前に出る。少し遅れてコウタが蛇型アラガミの胴体に爆破弾を撃ち込み、ソーマが頭に神機を振り下ろす。蛇型アラガミの頭は勢いに負けて地面に叩きつけられた事で更なる隙が出来る。
「捕食します!!」
ソーマとコウタのサポートの間にアリサが蛇型アラガミの頭から少し離れた位置でチャージ捕食が成功させる。しかし一方的に攻撃を受けた蛇型アラガミはアリサを睨むと、勢いよくアリサに向かって飛び出した。
「「「アリサ!!」」」
コウタが銃口を蛇型アラガミに向けて銃撃、ソーマが飛び出して追撃する。だがアリサと蛇型アラガミが近い事もあり間に合わない。ユウキも着地したところで、ワンクッション遅れた時点でどうあっても間に合わない。
しかしアリサは銃形態に変形しつつ大きくジャンプして攻撃を躱すが、最後の一押しと言わんばかりに大きく開いた口に生えた毒を含んだ前牙がアリサの足に迫る。それでもアリサは焦る事なく冷静に空中で足を振り上げ、水平になったところで足をたたむと蛇型アラガミはアリサのすぐ真下を勢いよく通り過ぎる。そしてを神機振り回すことで体ごと銃口をユウキに向ける。
「ユウ!!渡します!!」
アリサが受け渡し弾を3発全て発射し、ユウキの右手の神機に2発、左手の神機に1発渡され、リンクバーストLv3に引き上げる。
「よっしゃぁっ!!」
「デァッ!!」
ユウキに受け渡し弾が渡されるのを見たコウタが爆破弾を発射すると、最初にソーマが与えた傷に直撃し、思わず頭を持ち上げて怯む。
さらにはソーマが神機を下から振り上げて顎を捉えると、衝撃で上体を大きく反らせて隙を作る。
「今だ!!ユウ!!」
仲間達がチャンスを作った。その隙にユウキは飛び上がり、ながら左手の神機を逆手に持ち変え、右手の神機の柄と接続して1本の神機にする。
仲間達が作った隙を生かしてリンクバーストLv3での全力の一撃を与えるため、雷炎刀で蛇型アラガミをたたっ斬るために神機を振り上げる。
「…っ!!」
神機を振り下ろす直前、蛇型アラガミを真っ二つにする場面を想像する。
「ユウ!!何してる左だ!!」
「っ!!」
ソーマの声を聞いてユウキはハッと我に帰る。左と言うが何も迫ってくる様子はない。一体何なのかと思っていると、突然ユウキの左の脇腹に衝撃が走り、何かに巻き込まれながら地面に叩き付けられる。
「ガッ!!?!」
本来なら地面に叩き付けられても、バウンドする事で衝撃を多少逃がす事は出来る。しかし今回は戦闘から一瞬意識が離れた事と、自身の左目が失明していた事を失念していたため、反応が遅れて蛇型アラガミの尻尾に対応出来なかった。結果、尻尾が付いて回ったまま地面に叩きつけられ、ユウキは背中から衝撃をもろに受ける事となった。
「グッ…!!ギッ…」
痛みに顔を歪めながらユウキは無意識のうちにエビ反りに近い体勢になる。これを好機と捉え、蛇型アラガミは動けないユウキに向かって顎が外れたかの様に大きく口を開けて迫ってくる。
「「ユウ!!」」
「させるかぁあ!!」
しかしソーマが飛び上がり、蛇型アラガミの後ろから神機を神機を全力で振り下ろす。すると蛇型アラガミの額にイーブルワンが直撃し、額の顔を砕きながら地面に頭を叩き付ける。強烈な一撃を受けた蛇型アラガミはそのまはま頭をグチャグチャに叩き割られて絶命した。
「危なかったぁ…」
「ユウ!!動けますか?!」
取り敢えずユウキが無事生きている事を確認したコウタが安堵し、アリサは未だに痛みに顔を歪めているユウキに付き添う。
「何とか終わったか…」
まずは1体、超弩級アラガミを倒す事は出来た。ユウキはコウタとアリサが観ているので自分はコアを回収しようと、蛇型アラガミの到るところを捕食する。
『グジュッ!!』
しばらくすると生々しい水音と共にコアが抉り出される。その後すぐに蛇型アラガミは黒い霧となって消滅した。
(…どうしたって言うんだ?ユウ…)
そんな中、ソーマは仲間に支えられてどうにか立ち上がったユウキを見ながら何故とどめの瞬間動きを止めたのかを考えていたが、結局答えは出なかった。
To be continued
後書き
何だか何に対してもやる気が起きなくなって気が付いたら1ヵ月放置してました。ごめんなさい。
ようやくアリウス・ノーヴァ討伐に動き出すことが出来ました。今まで出なかった堕天種を出すついでにオリジナルの超弩級アラガミを出したりとこの先やりたい放題になりますがまた読んでもらえると嬉しいです。
元々蛇は神聖な生き物として信仰され、現代でも強力な毒を持っていたりして畏れられてもいるので、この手のゲームではうってつけのモデルだと思うのですが…モデリングや動きの演算が難しいのかな?(3で出るといいな)
次で雷炎刀、氷神刀、蛇型アラガミの設定です。
・雷炎刀
通常の刀シリーズと同じ形状の橙色のロングブレード。攻撃は切断属性、付加属性は火、雷の複合タイプ。
・氷神刀
通常の刀シリーズよりも幅広形状の浅紫色のロングブレード。攻撃は切断属性、付加属性は氷、神の複合タイプ。
・蛇型アラガミ『ナーガ』
紫色の体にヴァジュラと比べて一回り細く、倍程長い体の大型アラガミ。 外見の特徴は額に取り付いている叫んでいる様な人の顔が取り付いている事。
毒を含んだ前牙で噛みつかれると神経を麻痺させる神経毒を流し込み、身動きを奪ってくる。この神経毒はオラクル細胞の塊であるコアにも有効で、コアの指令回路をズタズタに破壊する程の強力な毒を自身で精製する。
苦手な物理属性は胴体は破砕、口は貫通、腹が切断が弱点。付加属性は炎と氷。
【挿絵表示】