あの後の千冬は、授業を進められる状態ではなくなったため副担任の真耶が引き続き授業をするが生徒たちはあまり授業に集中せずにボルキュスのことばかりを気にしだした。現在コアを開発できる人物は、失踪中の篠ノ之博士とボルキュスの2人のみだ。彼とお近づきになれれば自分専用のISが手に入るかもしれないと甘い考えをしている。
その中一夏は、自身の弟が自分たちの前にまた現れたと思ったら自分が知っている弟ではなくなってしまっていると感じ千冬とは違った意味で混乱している。そんな一夏を励ますかのように箒は、一夏に声をかけるがその彼女さえも昔の命のことを少なからず知っているが今目の前にいる者が同一人物とは同じだとは思えなかった。昔の彼であれば千冬や一夏に対してこんな冷たい目で見たりしないっと思った。
そんな集中もせずにやっている授業を見学していると
「え~っとボルキュス君でいいのでしょうか?」
真耶が呼び方について質問をしてきた。ボルキュスが千冬と一夏の弟であるということは同じ織村ということになるのでそのために聞いたのであろう。
「ええ。それでかまいませんよ。それでどうかしましたか・・」
「えっ。あっはい。授業を見てどうでしょうか?」
「ふむ・・・・・そうですね」
少し考えたようなそぶりを見せると
「一言で言ってお遊びですね」
「っえ?」
その一言で授業をしていた生徒達全員の動きが止まりその視線をボルキュスに向けた。
「な、なぜそんなふうに言うのですか!?皆さん一生懸命にがんばっているんですよ!!」
真耶がボルキュスにたいしてそう言うが二人の間にイオが割って入った
「山田先生。貴女は、どう思うかの質問をしたのに対して将軍はただ感じたことを言ったただそれだけでなぜそんなに熱くなるんだ」
「で、ですがイオ先生」
真耶がイオに対して何かを言おうとするがそれを割って入るかのように
「納得いきませんわ!!!なぜ急に着たばかりのそんな子供に私たちの授業内容がお遊びなどといわれなくてはならないのですか!!!!」
生徒達の中から金髪でブルーの瞳をした女性とが抗議してきた。
「それに、先ほどの会話からさっするに貴方織村先生の弟だからと言って少し調子に乗りすぎではありませんか?それにこのIS学園に貴方のような子供がくることこそお遊びにきたのではなくて?」
その女性とがそう言うと近くにいた。レトとニケが前に出て
「・・・・将軍この女解体してもいいですよね?」
ニケがそう言い殺気を出した目でその生徒を睨む
「ニケ・・・それは私が撃ってからにしなさい」
レトは殺気は出してはいないがさっきのボルキュスのような目をした。
「やめろ!!ニケ、レトここは一応は学園なんだぞ!」
「ですが大佐!!!」
「いいから黙っておけ!」
イオが二人を止めるがそのイオも若干怒りをだしている。
「ほぉ・・・では、貴女は私のことをそこまで言うのであれば自信があるのでしょうな」
ボルキュスがそう言うとその女性とは当然と言うふうな態度で
「もちろんですわ!!私セシリア・オルコットは、イギリスの代表候補生にして入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから」
「(確か一夏お兄ちゃんも倒しているはずですがまぁいいでしょう)」
本来ボルキュスも編入試験を受けなければならなかったがIS学園の教師達がそれを拒否したと言う理由で試験は行われてはいなかった。どんな人物がくるのかも知らされていなかったがアメリカのISはバリア無力化攻撃が全機体可能であるという情報だけは知っていたのでそれに情報規制等のせいで一般人にはあのクーデターの時の映像で殺す所だけは報道されてはいないが教師たちはそのことを知っていた。
「ほぉ・・・それはそれは、私はエリートと言われている無能をそれなりに見ましたが貴女もその類なんでしょうな」
「あ、あ、あ、貴方!私を侮辱するつもりですか!!!」
「あぁ。私は、思ったことをただ言ったまでだが気に障ったのなら謝ろうか?」
「っく!!!いいでしょうそこまで言うのでしたら来週そこにいる織村さんと・・貴方のお兄さんと決闘することになっていますし貴方とも戦ってさしあげて私が本当のエリートということを証明してさしあげましょう!!!」
セシリアがそう宣言すると一夏と箒を除く生徒達は盛り上がったようで歓喜の声をあげているが一夏と箒は複雑そうな表情をして真耶はとても顔色が悪くなった。
「ほぉ・・いいでしょう受けますが。私はいくつハンデをつければいいのかな?」
そう言うとセシリアと他の女生徒達は笑い出した。
「それ本気でいってるのw」
「さすが織村君の弟だねおんなじこと言ってるよw」
「むしろ私がハンデをつけますわ」
そんな中ボルキュスに対して話しかける女性とがいた。
「ねぇ。ボルキュス君今からでも遅くないからハンデつけてもらえばいいよ」
「そうそう、男が女に勝てるわけないんだし」
「ふむでは、私はハンデを何もつけずに戦っていいということでよろしいかな?」
「えぇそうですわね」
そのやり取りを聞いていた真耶がボルキュスに対して
「あ、あのボルキュス君!ハンデをつけてくれませんか!?」
その対応になぜと言った表情をしたセシリアが
「山田先生そんなものは要りませんわ。それに私がこのような子供にまけるわけないです。まったくアメリカはなぜこんな子供を代表候補にしたのでしょうとても理解になやみますわ」
「っだそうですので山田先生私は、ハンデはいらないらしい。では、今日はこれで失礼させてもらいます」
そう言うとアリーナから出て行きその後をニケとレトがついていったがその後を追いなんとか考え直してもらおうと追いかけようとした真耶をイオが止めた。
「イオ先生なぜ止めるのですか!」
「オルコット自身必要ないといったんだ。ならば将軍がハンデを負うことはないでしょう」
「ですが、貴女ならよく知っているはずですもしもオルコットさんと戦えばほぼ確実にオルコットさんが・・・」
「山田先生そこからは知られては不味いはずですが?・・・それと山田先生」
「・・・なんでしょうか」
「オルコットは少し我が祖国を・・・ボルキュス将軍を馬鹿にしすぎた。あの場では私はあの二人を止めるだけで精一杯だが私もこれ以上は我慢はできないぞ」
その一言で真耶は、自分が先ほどのセシリアの暴言に対して何も対処していなかったのを忘れていた。現在このイオは先生としてここに着たが現役のアメリカ軍のボルキュス大隊所属の大佐であるしボルキュスも将軍という立場の人間であの場でのことを持ってこられこのIS学園に干渉することさえできる現在のアメリカは、条約を無理に守る必要性がまったくないため攻めてこないという可能性はないわけではない。
「なに、将軍もむやみに殺したりはしなはずだ・・・・たぶんだが」
そう言われとても不安になってしまった真耶だが最後の一言は一夏に少し聞こえていた。
「(殺す?なぜ命がオルコットの事を殺すんだ?ISに乗っていれば殺される事はないんじゃないのか!?・・・命お前はどうして変わっちまったんだ。俺がもっとお前の事をかまってやっていれればこんな風にかわったりしなかったのか?)」