『…し、失礼しました。私は川内型軽巡洋艦の川内です。s、葉山提督夫妻、ようこそ鎮守府へ 私達は歓迎致します。』
見た目が凛々しいがまだ垢抜けない感じも残る少女。
…高校生位か。
『特Ⅲ型駆逐艦の一番艦、暁よ!一人前のレディとして扱ってよね』
『同じく二番艦の響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ。』
『三番艦の雷よ!かみなりじゃないわ!』
『四番艦の電です。どうか、よろしくお願いいたします。』
此の娘達は中学生位。
色々な艦娘が居るのは知っていたが個性も様々。
「宜しく!…敬語とかは辞めてもらって良いわ。私の名前は佳夜って呼んでねそれ以外も可よ。良いでしょ?貴方」
「そうだな、俺としても仲良くありたいしそれにやり易くなるから良いよ。後、俺は悠だ。他のでも良いぞ」
「…では、佳夜さん、悠さんこれから宜しくね。暁達は先に補給行っときな。此の二人は私が案内しておくから。」
「わかったわ、ではまた!」
そう言うと暁達は行ってしまった。
第一印象は大丈夫そう。雷を除いて。
…あの娘、俺を見て黒い何かが出ていた気がする。
…気を取り直して
「…じゃあ、二人を提督室に連れていくね」
「「ああ、頼む(ね)」」
入り口から入り廊下を通っていると挨拶を艦娘達にされる。
一部の連中は俺か嫁に黒い何かが向いていた。
提督室の前に着くと
「さて、二人が提督だよね。事前の連絡だと一人だとなっていたから提督室の机と椅子は一セットしかないんだよ。届くまでどうする?」
川内が聞いてきたので
「じゃあ、ソファーあったっけ?それを俺が使うよ」
「良いの?ありがと。」
「ゴメンね~。急ぎで工厰に頼んでおくよ!それじゃあまた後で~」
川内は工厰に行ってしまった。
すると直ぐに三回ドアをノックする音がした。
「「入って良いよ」」
見ると黒い何かに覆われている娘達が入ってきた。
「初めまして、龍田だよ。提督代理をしていましたあ~。」
「高速戦艦、榛名です。提督達が着任されて榛名、感激です!」
「扶桑型戦艦の姉の方、扶桑です。宜しくお願い致します。」
「同じく妹の方、山城です。宜しくお願い致します。」
「こんにちは。高雄です!こんな素敵な提督達が来てくれて良かったわ!」
「軽巡洋艦、大井です。北上さんは好きだけど…提督達も好き…ですよ。」
「改めまして雷よ。もっと頼ってくれて良いわよ。」
「僕は時雨。…提督達居なくならないでね…。」
「私、荒潮です。もう、提督達が来てくれなくてどうにかなってしまいそうでした~」
…恐らく此の娘達が困ったちゃん達。
今いるだけで九人。他にも居るとすればかなり大変だ。
どうするか考えているとまた三回ドアをノックされた。
「「良いよ」」
「Hey!提督達。そろそろlunch timeなので一緒に行きましょう!! 」
金剛がやってきた。
タイミング良いね~。
折角なので私達は顔合わせ序でにお昼を食べるために食堂に向かう。
やっぱり無理だった。
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…誤字報告を受けまして修正しました。