提督夫妻が鎮守府に着任しました。   作:珈琲と紅茶

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六回目の投稿。
少しずつとはいえ、心境の表現に手を付けようと思います。
分かっている知識だけでは限りがあるので慎重且つ大胆に出来るように(…結構キリキリしながら)努力していきます。
…では、お楽しみ下さい。稚拙ですが…


6 夫妻と艦娘達の食事風景とその他

食堂 昼

 

そこでは、既に食べて始めている艦娘のグループが何個かあり、食べる量も様々であれば食べている料理も様々。

駆逐艦組の暁型四姉妹は今日のお勧めにあった麻婆豆腐を食べているようだ。

…雷、何時の間に

 

「辛、辛いわよ!なんで、赤城さんはこんなモノを美味しそうに食べられるのかしら!やっばり、レディだからかしら…」

「…それは暁がお子様だからじゃないの?それに赤城さんなら」

「…姉さん、毎回同じ反応だけど学習しているはずだよね。」

「確かに辛いのです。でも、それを上回る程の美味しさ!…暁お姉ちゃん、辛いのがツラいなら電が代わりに食べちゃうなのです!」

…やはり、暁は此処でもれでぃ()だった。

 

当の赤城は加賀と食べに来ており今回の麻婆豆腐は寸胴鍋に入ったまま置いてあり、ご飯もそれに見合う量の入った小櫃があった。

…正規空母は皆こんなにも食べるものなのか。

 

赤城はひたすらに、加賀は時折赤城を見ては笑みがこぼれている。

加賀自身もあまり辛いのはダメなようで、少し口元が腫れていた。

…食べるペースは一定なのに

 

他の娘達もサンドイッチだったりラーメンを食べている。

…間宮さんお疲れ様です

 

そして、私達も昼食を食べるためにトレイを持って間宮が居るところに行くと、向こうから

「…お二人が着任された提督ですね!お名前訊かせてもらっても良いですか?」

せっかくなので自己紹介をすることにした。

「私は葉山佳夜。今日のお勧めをお願い」

「で、俺は彼女の夫の悠だ。俺も同じのを頼む」

「分かりました!では、お二方此方をどうぞ」

そう話をしつつも手を動かし、用意してくれた。

 

遠目で見たときと違い、飾り付けも山椒や刻み唐辛子が載っていたりしてとても綺麗だった。

食べるために席を探していると長門を見つけた。

向かい側には陸奥も居て軽く手を振ってくれた。

 

「貴女は確か…長門だったわね」

「貴方方が着任してきた提督なのだな。」

「そうよ、で、貴女に頼みたい事があるの協力してくれるかしら」

「と言うことは自己紹介と此の鎮守府の取り決めか」

「その通り!だから引き留めておいて欲しいの」

「…それをせずとも集まってくれると思うのだが」

 

ふと、俺が食べながら周りを見ると食べ終わった娘達が此方を囲みながら座っているのが判った。

…一部の娘達からの色々な身の危険も一緒に、な

 

「…長門、此は毎回のことなのか。今までの提督で此処で逃げた奴はいるか?」

「…一人居た。年は貴方より少し若く気が弱かった。致し方無いとはいえ、申し訳なかったと思う」

「…やはり、居たんだな。ならアイツは実家で農業やってるのも納得がいく」

「!、では、幸せに暮らしているのだな」

長門は安堵していた。

(既にいない人とはいえ、会ったときから気さくでこんな私に言葉を掛けてくれた 。あの後は酷く後悔した。)

「…ああ、そうだよ。今頃は結婚式を挙げてる筈だ」

 

取り敢えず嫁も食べ終わったので、トレイを間宮に渡して自己紹介をする事にした。

「皆、俺が葉山悠だ。本日付けでもう一人の提督として着任する。呼び方は各自で決めてくれ」

「?、私は、葉山佳夜。旧姓は佐々木よ。私も提督として着任ね。私も呼び方は任せるわ」

目がキラキラしている娘も居れば…ギラギラしていたり、溜め息をつく娘もいる。

大半は最初にした方だ。

分かり易くて良い。…溜め息は常識人か。

…後は触れてはいけない気がする

 

「さて、気になることが無ければ此処のルールについて話し合いたい」

「…質問、良いですか」

一人手を挙げた。…弥生か。

「良いよ」

「…は、初夜は…どう…でしたか」

…いきなり重い。出来れば言いたくない。

 

「…ノーコメントで。知りたかったら個別に来て…私が話すわ」

佳夜はモジモジしながらも顔は無表情。

…我慢したな。ってそういう問題じゃない!

本気か佳夜!!

あの娘達コソコソ、ソワソワし始めちゃったじゃん。

…赤面しながら。

 

「…もう無いなら次行くぞ」

もう一人挙げた。…大井だ。

「…なんだ」

「…恋愛に限界なんて有りませんよね」

…これまた重いモノを。

言うと思ったけど此の場でか。

「…推奨とは言わないが黙認くらいだな」

そんなものあまり気にしたら此処でやっていけないだろう~。

…踏ん切りも付くさ

「…私は、良いよ!」

…!?、解ってはいたから良いよ。

好きにしてくれ

「…もう良いな、次だ」

「ルールだが、俺は幾つか設けたい」

前もって書いておいた紙を読み始めた。

┌───────────────────────┐

│・安全第一。殲滅作戦や進行作戦、あらゆる作戦に│

│ おいて中破になったら即時帰還せよ。異論は認め│

│ ない。 │

│・少しでも損傷が認められるなら即入渠。 │

│・各自で、装備を決めよ。必要に応じて開発するの│

│ を許可する。別途、理由を纏めた書類を提出。 │

│・意見があれば常識の範囲での提督室への入室を認│

│ める。緊急時は特例措置をとる。尚、執務に支障│

│ が無ければ遊びに来ても良し。 │

│・原則、演習組は必ず入れ替わる。特例はこの限り│

│ でない。 │

└───────────────────────┘「これに追加したい項目はあるか?」

一人手を挙げた。伊58だ。

「休みはどの様に取れば良いのでち?」

「ん、そりゃ~何も無い日だろう。一応は警戒態勢にしつつな。」

伊58は納得したようで座った。

「では、解散よ。此の後呼ぶ娘達は必ず来てね」

そして、食堂を後にした。




…何気に疲れてしまう。
原稿用紙数枚なのに(泣)
最近では恋愛に全く興味が無い人やどちらとも恋愛対象となる人も居るわけで、私個人としての意見は至って可笑しいとは思いません。
それに、愛情表現が不思議な人達だって、それが彼らにとっての「普通」なのだから。
…こんな事を書いていて当の本人は至ってノーマル。
解っているようでいて、出来ていないかもしれません。
まあ、適当が何時もの私ですからね(オイ!
次を気長にお待ち下さい~

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