提督夫妻が鎮守府に着任しました。   作:珈琲と紅茶

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八回目の投稿です。
一話辺り二千字位が丁度良い感じ。



7 秘書艦?誰だって良いだろう…大将、俺(私)は決められません!

 提督室に戻り、佳夜と二人で話しているとドアの前で三度ノック。

「悠さん、佳夜さん…加賀です。

秘書艦についてお話があります」

 

着任初日の初仕事。

大将のところだと、赤城が秘書艦としてよく頑張っているのを見ていたがウチの場合はどうしようか?

 

 

その時の大将の提督室

 

…俺は大将の下で輸送作戦の内容チェック係として働いていた

赤城「…提督」

大将「…まだ昼ではないし終わっとらんだろ…我慢せい」

赤城「はい…」

 

コン、コン、コン

悠「大将、葉山です。

今回の作戦で気になる点があるので相談したいのですが」

大将「…葉山か。入れ」

カリカリカリカリ……

悠「…失礼します」

大将「で、葉山。何処がだ? 輸送物は雑貨…特に問題無い物だ。

艦隊編成も駆逐の暁たち四姉妹に旗艦は軽巡の神通。

…まさか行き先の事か?」

悠「そうです。…彼処の鎮守府は前回も同じ内容ですが、気になったので独自で調べたところ…裏金の洗浄を請け負っているようです。

それも今まで分かっている額は…我が国の財源分はありました」

 

…ちなみに当時の国家予算は六九兆円程で海軍の割り当ては五分の一。

それでも毎年国家予算は必ず余剰金が出ており本来ならば日皇銀が今までの国債の精算に充てられている筈だが、どういう訳か歳出の部分にそれが明記されておらず「予備支度金の調整」としてあり帳尻が合うようになっていた。

 

だが「用途不明金が陸・海・空の軍上層部に流れている」という噂があり、

解決しようと動いているが…それは今となってもいたちごっこの状態である。

 

大将「!?、因みに何年位続いているモノだ?」

悠「…およそ二十年ですね。…他の鎮守府も同じような痕跡がありましたが、

いずれも既に処理されたようで…

今ではそれが冗談に聞こえる程にさっぱりしています。」

 

カリカリカリカリ…

大将「…解った、なら令状挙げて鎮守府もろとも強行捜索させてもらえるよう手を打つ。…赤城」

赤城「…分かりました。では、どの様に追加しますか?」

大将「…戦艦の長門、陸奥…軽巡の天龍、龍田…後は任せた」

赤城「…では、逃亡防止として五航戦の翔鶴、瑞鶴と潜水艦のイクとゴーヤに駆逐艦の島風を加えます…宜しいでしょうか、提督」

大将「…やり過ぎている様に思えるが…赤城、それでやろう。書き替えておいてくれ。令状は私が取っておくから終わったら直ぐに実行出来るように手配してくれ」

赤城「…昼ご飯は?」

大将「後だ。…そんな顔をするな。…心配しなくても後で奢ってやる」

赤城「…絶対ですよ」

 

…その後、一応は解決したが今もなお、別の処で続いている。

…解決後の大将は酷く窶れていたが赤城は何を頼んだのだろう?

 

『…入って良いよ』

静かにノブを回して引き、

「…失礼します」

入って来た。

…格好からのイメージもあるが、加賀も…良いよね!

 

内心思っていると

「!?」

佳夜がつねってきた。

…そんな事しなくても大丈夫だから。

 

「?、悠さん何かあったんですか?」

「いや、気にしなくて良い。で、そっちとしてはどうしたい?」

「…意外ですね。普通なら貴方方、提督が決めたものに私達が従いますが…」

「…どうせ、そうしようとしたらアノ娘達が黙ってないだろう。」

「…私としても日替わりでやってもらう方が

色んな娘達と話せるから固定は無しかな~」

「分かりました…では、此方でランダムになるように手は打っておきます」

『ありがとう(ね)』

「…今日は私、加賀が秘書艦を務めさせて頂きます」

…心なしか表情が柔らかくなった気がした

 




…どういう訳か筆の進みが良い適当野郎。
明日は雪でも降るのかなσ( ̄∇ ̄;)
まだ、不定期ですが、
週単位で一~二つ挙げられるように調整します
(但し、出来るとは言っていない)
…小論文も同じ様に書けたらな~

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