一夏SIdE
セシリア・オルコットと戦う日の朝、ある困ったことが起きた。
ムニュッムニュニュ。
箒が俺に抱きついて寝ている。いつの間にか箒が俺のベットで間違って眠ってしまったようだ。や、やばい……このままだと理性が……。
俺は脱出しようとしたが、箒が俺の服をつかんで離さない。
「一夏……いやだ……離れたくない」
「っ!」
寝言だろうか、だけど、箒は涙を流していた。……箒も寂しかったのか。
「大丈夫だよ、箒。俺はもう、お前を離さない……」
俺はやさしく箒を抱きしめた。
春二SIDE
どうも、織斑春二です。今日はオルコットさんと戦う日です。あれから僕は、箒ちゃんに剣術を教わったり(まあ、僕はガンナータイプだけど)一兄にISの基本的なことを学んだ。これならオルコットさんにも勝てそうです。ですが問題が……。
「何時になったら僕の専用機がくるんだろう……」
そう、僕の専用機はまだ来てない。今日はオルコットさんと戦うというのに。
「知るか」
……僕の隣にいる箒ちゃんはものすごく不機嫌だ。一兄が政府の関係者に呼ばれてていないからね……。そういえば、一兄顔がものすごく赤かったけど、どうしたのかな?
「あ、いました! 織斑くーん!」
すると、山田先生がパタパタと走ってきた。……その後ろからは千冬姉が落ち着いて、ゆっくりと歩いてきた。
「山田先生、どうしたんですか?」
「はい、来たんですよ! 織斑君の専用機が!」
「えっ?」
「とりあえず、来てください!」
「ちょ、ちょっと待って……うわあああっ!」
僕は山田先生に引きずられながら、ピットにたどり着いた。
「ふううううっ、死ぬかと思った」
「では、ご紹介します。これが織斑春二君の専用機、その名も、
山田先生が指をさす方をみるとそこには、獣がいた。
獅子を思わせるようなヘルメット、鋭い爪のようなものが付いている籠手……名前のように獣のようだ。
僕は引き寄せられるかのようにビーストの前にいき、それを装着した。……とても快適だ。まるで生まれたときから身につけているようだった。
「春二、違和感はないか? 大丈夫か?」
すると、千冬姉が心配そうに聞いてきた。……僕のことを名前で呼ぶってことはすごく心配しているんだな。
「大丈夫だよ。何時でも行ける」
「そうか……勝てよ春二」
「うん!」
負けられない、千冬姉や一兄に情けない姿は見せられない。
「織斑春二、ビースト、行きます!」
ビーストを装着した僕はピットからドームへと移動した。そこには、すでにオルコットさんがいた。
「あら、逃げずにきましたのね」
「まあね、ここで逃げたら男が廃るから」
「そうですの……今、ここで泣いて頼むならハンデを付けて差し上げますわよ」
「……ハンデはいらない」
一兄も、ハンデはいらないと言うはずだ。それなのに、僕がハンデをもらったらなさけない。
「そう……なら、お別れですわ!」
「っ!」
オルコットさんの持つライフルから放たれた光線がビーストの肩の装甲を吹き飛ばす。
「くっ! 何か、武器はないのか!?」
こっちは何も武器を持っていない。このままでは勝負にならない。そう思い、探してみるが、……何もない。
ええっ!? ま、まさかの素手!? 殴り倒せってこと!? ……うん?
ふと僕は、創造と書かれたパネルを見つけた。……何これ?
僕はそこを押してみた。すると、『あなたの思いが武器を創る』と出てきた。思い?
……試しに僕はスーパーロボットOGに出てきたサイバスターのディスカッターを思い描いた。
『
すると、僕の手にサイバスターのディスカッターが現れた。……本当に出てきた。創造と書かれたパネルは消えていた。
「……やるしかないよね」
「ふん、中距離型の私に近距離型の武器で挑むなど笑止ですわ」
「そんなのやってみないと分からないよ」
僕はディスカッターを構え、飛び込む。
「……二十七分。もった方ですわね」
「それはどうも……」
あれから、僕はレーザーやビットの攻撃を避けたり、当たったりとでビーストはボロボロになった。
「シールドエネルギーは残り67……これで終わりにしますわ!」
オルコットさんが手をかざすと、ビットからレーザーが放たれた。僕はそれを避け、ピットを両断した。
「なっ!」
「この兵器は君の指示がないと動かない。しかも、その兵器を使ってるときは君は他の攻撃が出来ない!」
僕がそう言うと、図星だったのか、オルコットさんの目尻が引きつった。
……これなら、行けるかも。僕は神経を集中させディスカッターを構える。
「いや~、すごいですね織斑君」
ピットで行われている織斑春二とセシリア・オルコットとの戦いを見てため息をついてつぶやく。ISを起動させるのが二度目とは思えない戦いだ。
対して、千冬は忌々しげな顔になっている。
「あいつ……浮かれているな」
「へっ!?」
「さっきから左手を閉じたり開いたりしているだろ? あれは一夏とあいつのくせでな。あれが出ると、たいてい大きな失敗をする」
「へえええ、そうなんですか~。よく知っていますね~」
「まあ、私の弟だからな。それより、試合を見ろ」
「は~い」
モニターを見てみると、勝負は大詰めになっていた。
「はあああああっ!」
僕はオルコットさんの間合いに入ってディスカッターを振り下ろそうとした。
「ふっ、かかりましたわね」
すると、オルコットさんは不敵に笑った。ま、まずい!
「ブルーティアーズは六機ありましてよ!」
オルコットさんのスカート状のアーマーから、ミサイル型のビットが放たれた。間に合わない!
僕は、爆発に巻き込まれた。僕の負けだ、そう思った。だけど、
フォーマット、フィッテイングが終了しました。
そんなパネルが現れると、機体に変化が現れた。真っ白な機体に碧い線が入った。……これは?
「ま、まさか一次移行!? あなた、初期設定の機体で戦っていたのですか!?」
成程、そういうことだったんだ。これで、この機体は僕専用になった。……うん?
ふと、僕は『二重単一仕様能力
……何だろうこれ……。そう思いながら押してみると……
『
「っ!」
急にディスカッターが消え、体中が碧く光りだし、籠手についている爪は、鋭くエネルギーを帯びていた。……力が満ちてきた。
「こ、これは……」
何だかわからないけど、勝てる。そんな気がした。
「うおおおおおおっ!」
「くっ! 調子に乗らないでください!」
オルコットさんは残ったビット二機を飛ばしてきた。僕はそれを籠手で切り裂いた。
「なっ!」
「これで終わりだ!」
僕はシールドを破ろうと、籠手を振り上げた。これで勝てる。そう思ったが、
ビー!
『試合終了勝者、セシリア・オルコット』
「「ええっ!?」」
突如、試合終了のアラームが鳴り響いた。
そ、そんな……何で? そう言おうとしたが、突然、目の前が真っ暗になって僕は気絶した。
はい今回は、春二の専用機を出しました。ということなので、今回は春二の機体を説明します。
機体名 ビースト
その名の通り、獣のような見た目。武器は基本的にない。本編には出ていないが、束が制作したIS。白式の兄弟機。第四世代型IS
単一能力 獣王想像 ビーストのもつ二つの単一能力のうちの一つ。操縦者の想像した武器を作ることができる。他のISの単一能力とは違い、一次移行していなくても使えるが、武器は一つしか作れない。
二重単一能力 ビーストが使えるもう一つの能力。武器を捨て、エネルギーを体に纏わせ戦う。この攻撃はあらゆる攻撃、シールドエネルギーを無効化する。素手の零落白夜みたいなもの。ただ、零落白夜は無効化することができない。
二重単一能力、ビーストと白式だけがもつ特性。通常一つしかない単一能力が二つ使用することができる。ビーストの能力は創造と破壊を象徴している。
後輩にスーパーロボット大戦OGの機体、武器、技を出してくれと頼まれたので、出してみましたが……知識がないのでうまくかけたか不安です。
あと、ヴァルブレイヴの機体、武装、技を出すことにしました。アニメ見て出してみたいと思ったので。急きょですが、銀河機攻隊マジェスティクプリンスとクロスオーバーにします。これも後輩に勧められたのですが、アニメ見て面白そうだなと思い、やってみることにしました。これ書き始めた時は放送されていなかったから。チームラビッツのメンバーも出てきます。
次回予告です。次は一夏とセシリアの試合です。……もう、白式じゃないと思われるほどに改造しちゃっています。