ISビーストブラスト   作:汰灘 勇一

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第十一話「セカンド襲来!!」

春二SIDE

 

「ということで、クラス代表は織斑一夏君に決定しました!」

 

 翌日のホームルームでクラス代表が発表された。まあ、そうだよね。一兄強いし。

 

 ちなみに副代表には箒ちゃんを選んだらしい。

 

 これからどうなるかな……。

 

 

 

 そして、色々あって放課後……。

 

「祝、織斑一夏クラス代表記念パーティ! 始めるジェイ!」

 

「「「イェエエエエエイ!!」」」

 

 場所を借りて一兄の代表就任記念にパーティをやることになった。……どうでもいいけど五十人くらいいるんですけど、明らかに無関係な人きていますよね。

 

 一兄は苦笑いしてみんなに手を振ってる。それを見て明らかに不機嫌になっている箒ちゃん。

 

「あ、あの織斑さん……」

 

「「はいっ?」」

 

 僕と一兄は呼ばれて振り返った。そこにはセシリア・オルコットさんがいた。

 

「あのこの前はひどいことを言ってしまってすいません」

 

 ああ、あのことね。

 

「いや、気にしてないから大丈夫だ」

 

「僕もだよ」

 

「そ、そうですか……あの、お二人のことを名前で呼んでもよろしいですか?」

 

「いいぜ、俺もセシリアって呼ぶぞ」

 

「じゃあ、僕もそうしようかな」

 

 僕たちがそう言うとセシリアさんは笑顔になっただけど……。

 

「い~ち~か~!」

 

 箒ちゃんがすごい形相で睨んでる。

 

「ほ、箒!? どうしたんだ!?」

 

「あ、篠ノ之さん、こちらでお話ししませんか!?」

 

 セシリアさんが箒ちゃんを端まで連れて行った。

 

「篠ノ之さん、私が好きなのは一夏さんじゃなくて、その……」

 

「春二……なのか?」

 

「ええ……なので、安心してください!」

 

「そうか……お互いがんばろうな。ええと、セシリアって呼んでいいか?」

 

「はい! 私も箒さんって呼ばせてもらいます」

 

 ……よく分からないけど、仲良しになったらしい。

 

「ちわ~す、新聞部の副部長の二年黛薫子です」

 

 すると、眼鏡をかけた人が入ってきて名刺を渡してきた。……すごい画数が多い名前だな。

 

「ちょっと話題の男性操縦者の二人にインタビューいいですか?」

 

「いいですよ」

 

「かまいません」

 

「じゃあ、一言ずつもらってもいいかな?」

 

 一言か……。

 

「とりあえず、がんばります」

 

「ええ~もっと強気なコメントちょうだいよ。まあ、いいわ。織斑一夏君、お願い」

 

「俺の大事な人を守れるように強くなります。こんな感じでいいですか?」

 

「うん、いいよ!じゃあ、写真撮らせて。一夏君は篠ノ之さんを、春二君はセシリアさんを抱き寄せて」

 

「「えっ!?」」

 

 ……何で抱き寄せる必要があるの?

 

 そう思いながら、セシリアさんを抱き寄せる僕。

 

「しゅ、春二さん!?」

 

「うん? どうしたのセシリアさん」

 

「い、いえ……」

 

 セシリアさんは顔を真っ赤にして俯いた。どうしたんだろうね。

 

「い、一夏、顔が……」

 

「ん、嫌か?」

 

「そ、そんな分けない!」

 

 一兄のせいで顔が真っ赤になってる箒ちゃん。気づこうよ一兄……。

 

「じゃあ、一夏君と篠ノ之さんからとるね」

 

 そう言って写真を撮った黛さんは今度は僕とセシリアさんの写真を撮った。のはいいんだけど、

 

「何でみなさん入ってるんですか!」

 

「いいじゃん別に」

 

「一夏君と篠ノ之さんとはとれないし、ってか殺される」

 

「セシリアだけ、いい思いはさせないんだから!」

 

「うっ……」

 

 ……そんなこんなで夜が更けていく。

 

???SiDE

 

「へえ~、ここがIS学園か」

 

 あたし、鳳 鈴音はバックを担ぎながら、目の前の学校を見上げた。

 

「ここに一夏がいるのね」

 

 あたしは一年前に別れたあいつのことを思い出していた。ま、まあ、ちょっと嫌な思い出があるけど、大丈夫よね。

 

「アタシのこと……覚えてるかな。って何、弱気になってんのよ!」

 

 あたしは思わず、自分で突っ込んでしまった。

 

「今日は楽しかったね」

 

「そうですわね」

 

「ふああ、ちょっと眠いな」

 

「っ!」

 

 すると前方に幼なじみ二号の春二、あと誰だか知らない金髪ロール。それに会いたかった一夏を見つけた。

 

「いち……」

 

「箒、大丈夫か? 顔が赤いぞ」

 

「だ、大丈夫だ。問題ない」

 

「っ!」

 

 一夏に声をかけようとしたが、やめた。一夏は隣にいるポニーテールの女の子と仲良さそうに話していた。

 

「本当に大丈夫か? 俺はお前の体を心配してるんだぞ」

 

「そ、そんなことは分かっている!」

 

 そう話しながら四人は帰って行った。

 

『悪い、鈴、俺には好きな人がいるんだ』

 

 あたしは嫌なことを思い出してしまった。ふらふらと事務室に行ったアタシは、2組の代表になったこの名前を聞いた。代表を変わってもらうために。

 

 

春二SIDE

 

「ねえねえ、一夏君、春二君、隣のクラスに転校生がきたって噂知ってる?」

 

 翌日、クラスに登校して見るとこんなことを聞かれた。

 

「いや、知らないよ」

 

「でも、こんな時期に転校してくるということはすごい優秀な生徒なんだろ」

 

 確かに転校するということは国の推薦がないとだめなんだよね。

 

「気になるのか?」

 

「まあな」

 

「一夏、お前はクラス対抗戦のことを考えろ」

 

「はいはい」

 

 クラス対抗戦とはその名の通りクラス代表が競い合う戦いだ。

 

「そうそう、織斑君が勝てばみんなハッピーだよ!」

 

「クラス代表で専用機もってるのは1組と4組だけだから楽勝だよ!」

 

 僕は苦笑いした。確か優勝したらクラス全員分のスイーツ無料券をくれるらしい。

 

「その情報は古いよ」

 

 どこかで聞いたことのある声が聞こえた。振り返るとそこには僕と一兄のセカンド幼なじみの鳳 鈴音ちゃんがいた。

 

「鈴、鈴じゃねえか! 久しぶりだな」

 

「ほんと久しぶりだね」

 

「ええ、元気にしてた二人とも」

 

 僕たちは再会を喜んでいると……。

 

「春二さん、その方は誰ですか!」

 

「一夏、まさか、彼女じゃないだろうな」

 

 あ、箒ちゃん、地雷ふんだ。

 

「……れたわよ」

 

「えっ?」

 

「振られたわよ!! あたしは一夏に振られたわよ!」

 

「「「「ええっ!?」」」」

 

 みんなは驚き、鈴ちゃんは箒ちゃんを睨んで逃げていった。




今回は鈴さんが登場しました。実は過去にあることがありました。

次回は一夏と鈴に何があったかを書きます。
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