ISビーストブラスト   作:汰灘 勇一

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第十三話「一夏VS鈴」

春二SIDE

 

 どうも、織斑春二です。あれから鈴ちゃんが転校してきてから一週間経ちます。あれから何も起きません。なぜなら、鈴ちゃんが一兄を避けてるから。

 

 一兄は声をかけようとするんだけど、鈴ちゃんが避けてるんだよね。

 

 結局、クラス対抗戦の今日まで何も話していない。

 

 クラス対抗戦の組み合わせは1組と2組、一兄と鈴ちゃんだ。

 

 僕は鈴ちゃんを捜している。30分ぐらい探し歩いていると、鈴ちゃんを見つけた。すると、僕を見て走り出す。

 

「ちょっと、鈴ちゃん! 何で逃げ出すの!?」

 

「な、何だ春二か」

 

 僕だと気がついて止まる鈴ちゃん。まあ、僕と一兄は顔が似てるから間違えても仕方ないけど。

 

「……いつまで逃げる気なの?」

 

「べ、別に逃げてる訳じゃ……」

 

「嘘だね。じゃあ、何で僕の顔を見て逃げたの?」

 

「それは……」

 

 僕から目をそらす鈴ちゃん。

 

「いつまでも逃げちゃだめだよ。ちゃんと向き合わないと」

 

「分かってるわよ。そんなことぐらい。じゃあ、あたしはもう行くね」

 

 そう言って、僕から顔をそらしたまま鈴ちゃんは試合会場に向かっていく。……大丈夫かな?

 

 

一夏SIDE

 

「……」

 

 俺は今、試合会場であるドームにいる。……鈴はまだこない。やっぱり別れ方が最低だったからな。

 

 俺がそんなことを考えていると鈴がきた。

 

 鈴のIS……甲龍、見えない砲撃を放つ衝撃砲『龍咆』を装備しているパワータイプのISか。

 

「鈴」

 

「っ! 何よ」

 

 俺が話しかけると鈴はビクッと体を震わせた。

 

「たとえ、友達だって言っても俺は全力で戦うからな」

 

「何言ってるのよ、そんなの当たり前でしょ!!」

 

 鈴はそう言って双天牙月を構える。……少し、鈴らしくなったな。さて、俺もアレを使うか。

 

「……ヴァルヴレイヴシステム、発動」

 

 俺はヴァルヴレイヴシステムを発動させた。俺の手には雪片弐型の他に、日本刀に似た刀、ジーエッジがある。

 

「織斑一夏、いざ参る」

 

 鈴との戦いが始まる。

 

春二SIDE

 

 一兄の白式は試合が始まると同時に、体に赤いラインが入り、翼からは赤と白が混じった光が生じる。もしかしてこれが一兄の考えたヴァルヴレイブシステム?

 

『はああっ!』

 

『テヤアアアッ!」

 

 一兄と鈴ちゃんがぶつかり合う。鍔迫り合いをする二人。すると鈴ちゃんのISの肩から砲台のようなものが出てきた。何故か一兄は回避行動を取る。

 

 すると、何かがアリーナの壁を破壊する。

 

「な、何アレ」

 

「……衝撃砲。空間を曲げて砲身を作り出し、それを放つ。ブルーティアーズと同じ第三世代型の装備ですわ」

 

「そうなんだ……」

 

 一兄、勝てるかな?

 

「一夏……」

 

 箒ちゃんの方を見てみると、はらはらと試合を見ている。……がんばって一兄。

 

 

 

一夏SIDE

 

「……やっぱりやっかいだな」

 

 見えない衝撃砲。俺は空気の流れや勘で避けているが、いつまでもつか分からない。ここは一気に零落白夜で……。

 

「鈴、次で終わらせる」

 

「ふん、やってみなさい!」

 

 俺が刀を構え、鈴が牙月を構えてぶつかり合う。その直前、

 

 ドカアアアアン!

 

「「っ!」」

 

 黒い何かが俺たちの間に入った。




ちょっと展開が早いですが鈴と一夏との試合です。

次回はゴーレムとの戦いです。
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