ISビーストブラスト   作:汰灘 勇一

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第十九話「一夏VSイヅル」

春二SIDE

 

 セシリアとアサギの戦いが終わったあと、釘宮さんとボーデヴィッヒさんの戦いが始まった。だけど、結果はすぐ出た。

 

 結果はボーデヴィッヒさんの圧勝だった。イヅル達に聞いたところ、釘宮さんは情報収集、指示を担当しているらしい。

 

 そして次は入江さんと鈴ちゃんの試合。のほほんとしているから入江さんが負けると思ったけど、結果は意外なことに入江さんが勝った。入江さんは鈴さんに向かってミサイルやレーザービームを打ちまくってさらに、シールドを展開して鈴ちゃんに向かって突進してきた。鈴ちゃんは避けることが出来ずにクリーンヒットしてシールドエネルギーがゼロになった。

 

 負けたあと鈴ちゃんは、『あの大きな胸が目に入って戦えなかったのよ!』と言っていた。

 

 次の試合はスルガとシャルルの試合。両者、ガンナーということで銃を撃ち合った。結果はお互いシールドエネルギーがお互い、同じ数値で時間切れとなって引き分けとなった。

 

 そして次は最後の試合、一兄対イヅルの試合。一兄が勝てば引き分け、イヅルが勝てば僕たちの負けだ。

 

「じゃあ、行って来るねみんな」

 

「行って来い、イヅル」

 

「勝ってこい!」

 

「負けたら許さないのら~」

 

「がんばってイヅル」

 

「ああっ!」

 

 イヅルはみんなの声援に送られて、戦闘態勢に入る

 

「レッド5、ブラストオフ!」

 

「白式! ヴァルヴレイヴシステム一号、起動!!」

 

 イヅルは紅いマスクに紅い鎧のIS、レッド5を展開した。

 

 一兄は白式を展開して、白式は体に紅い線が走り、ヴァルヴレイヴシステムが発動された。

 

 あれ? 今一号って言った? ということはまだまだヴァルヴレイヴシステムがあるって事かな?

 

「「うおおおっ!」」

 

 一兄の雪片弐型とイヅルのブレードがぶつかり合い、火花が散る。

 

 イヅルは荷電粒子砲からレールガンを放つ。一兄はその攻撃をヒラリとかわし、ヴルトガを構え、トリガーを引き赤と緑のエネルギーを放つが、イヅルはヒラリとかわし、急接近してブレードを振り下ろすが、一兄はジーエッジでその攻撃を受け止める。

 

「すごい……」

 

 一兄もすごいけど、その攻撃を受け止めてるイヅルもすごい!

 

「すげえな一夏……」

 

「ああ、あのイヅルと互角に渡り合うんだからな」

 

「確かにそうね」

 

「すごいのら~」

 

「あいつ本当に訓練を受けていない一般人か?」

 

 一般人か? こう言ってるって事は、スルガ達は軍人ってこと? でも、グランツェーレ都市学園から来たっていったよね? 名前からして普通の学校ぽいけど。

 

「……このままじゃ、埒があかないな。あれも使うか」

 

 一兄はそう呟く。ジーエッジをクローズした。

 

「ヴァルヴレイヴシステム五号、起動!!」

 

 一兄がそう叫ぶと、白式に走る線は青に変わり、膜のようなシールドが現れる。武器も変化して、クロスボウ型の武器が現れる。

 

「っ!」

 

 イヅルは一兄に向けてビームキャノンを連射して放つ。対して一兄は膜のようなシールドを展開して突っ込んでいった。

 

「何!?」

 

「零落白夜!!」

 

 イヅルは予想外の行動に動揺したのか、隙が出来た。一兄はゼロ距離で零落白夜を発動して、イヅルに振り下ろす。

 

 イヅルは避けることが出来ずに直撃してしまい、大幅にシールドエネルギーが減らされてしまう。

 

 イヅルは後ろに飛び、距離を取る。だけど、一兄はそんなこと関係ないかのようにクロスボウを構える。

 

「ビースト・ファランクス!」

 

 一兄がそう叫び、引き金を引くと青と緑のエネルギーが放たれ、イヅルのISに当たり、イヅルのISぼシールドエネルギーはゼロになった。

 

「……負けたよ。強いね一夏」

 

「いや、イヅルも強かったよ。あの零落白夜が決まらなかったら俺が負けていたよ」

 

「でも、次やるときは負けないからね」

 

「ああ」

 

 そして、一兄とイヅルはお互い手を出し、握手をした。

 

「すげえよ二人とも!」

 

「ああ、イヅルも負けたけど、お互い一歩も譲らない攻防だったな」

 

「二人とも格好良かったのら~」

 

「……(ぽっ)」

 

 二人をほめるスルガとアサギ、入江さん。イヅルを見て頬を赤くする釘宮さん。

 

「まだ、力を隠していたんですね」

 

「どんだけ強いのよ」

 

「この二人だけは敵に回したくないかも」

 

「……一夏」

 

 一兄のヴァルヴレイヴシステムを見てため息をつくセシリアさん、呆れる鈴ちゃん。苦笑をするシャルル。そして、一兄を見て寂しそうな顔をする箒ちゃん。

 

 そして、その後、ISを装備しての歩行訓練を行った。専用機持ちの一兄、僕、セシリアさん、鈴ちゃん、シャルル、ボーデヴィッヒさん、イヅル、アサギ、スルガ、入江さん、釘宮さんが補助することになった。

 

 特に問題なく、行ったけど、一兄に補助される箒ちゃんの前の子が立ったままISを解除したから箒ちゃんは一兄にお姫様だっこされてISを装備することになった。箒ちゃんは顔を真っ赤にしてたよ。

 

 その光景を口を開けて羨ましそうにしていたクラスの大半の女子が千冬姉に叩かれた。




今回は一夏とイヅルの戦いを書きましたが、いかがだったでしょうか?

次回はみんなでお昼をとる所を書く予定です。
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