ISビーストブラスト   作:汰灘 勇一

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第二話「一夏VS……」

一夏Side

 

 何でこうなった?

 

 俺、織斑一夏は困惑していた。箒を見つけ、探していたらある部屋を見つけた。そこに入ったら、ISがあった。さわってみると、何故か起動してしまった。どうなっているんだ?

 

「さて、次の相手は誰だ? ……い、一夏?」

 

 ふと、知っている声を聞いて振り返ると……、

 

「千冬姉?」

 

 ISを身に纏った、元世界最強のIS操縦者であり俺の姉、織斑千冬がいた。

 

「一夏、何でお前がそこにいる。というより、何でISを?」

 

「い、いや。俺にもよく分からないんだ。確か、ここ藍越学園の試験会場じゃなかったけ?」

 

「ま、まさか、あのばかが……」

 

 うん? 何か千冬姉が頭を押さえている。どうしたんだ?

 

「そういえば、千冬姉はなんでここにいるんだ?」

 

「あー、お前達には言ってなかったが、私は今、IS学園の教師をやっているんだ。その関係で今は試験監督をやっている」

 

「へえ~」

 

 ……千冬姉が試験監督とは受験生は大変だっただろうな。

 

 そういえば、俺は何を急いでいたんだっけ?

 

「ああっ!! ち、千冬姉!! 箒を見なかった? この試験会場にいるはず何だけど」

 

「うん? まあ、知っているが」

 

「本当!? なら……」

 

「教えてやっても良いが」

 

 すると、千冬姉が笑った。

 

「私に勝てたらな」

 

「はいっ!?」

 

 俺は千冬姉の言ってることの意味が分からなかった。

 

「今、お前はISを身につけている。なら、私と戦えるはずだ」

 

「だ、だけど……」

 

「それとも、また何もせずに諦めるのか? あの時のように」

 

 っ!!

 

「……やってやる」

 

 もう、あの時のように後悔はしたくない。

 

「では、……いくぞ!!」

 

 ……20分後……

 

「ぜいぜい」

 

「はー、はー」

 

 ……俺と千冬姉は息切れしていた。

 

 シールドエネルギーはお互い少ししか残っていなかった。

 

 えっ? 二十分間で何があったのか? ご想像にお任せします。

 

「……次で終わりだな」

 

「そうだね」

 

 俺と千冬姉は剣を握り直し、正面からぶつかった。そして……。

 

『勝者 織斑一夏』

 

「ヨッシャアアアアアアアッ!」

 

 勝った!! 俺は勝ったんだ。

 

「……見事だ。一夏」

 

「千冬姉……」

 

「約束通り、居場所を教えてやる。と言っても、今頃試験を終えているだろう。裏口にいけば会えると思うぞ」

 

「わ、分かった。千冬姉、ありがとう!!」

 

 俺はISを解除し、千冬姉にお礼を言い走り出した。

 

 会える、箒に会える!!

 

 そう思い、試験会場の裏口に行ってみると……、

 

「箒!!」

 

 車に乗りかけている箒がいた。

 

「い、一夏?」

 

 だが、箒は押し込まれ、すぐに車は走り去った。

 

「くそっ!」

 

 俺は拳を地面に叩き付けた。……間に合わなかった。チクショウ……。

 

「……一夏」

 

「千冬姉……」

 

 すると、心配してくれたのか千冬姉が俺の肩に手を置いていた。

 

「……今回は間に合わなかったな」

 

「そうだな……」

 

「だけど、お前にはまだチャンスがある」

 

「? どうして?」

 

 俺は千冬姉の言っている意味が分からなかった。

 

「篠ノ乃はIS学園の試験を受けていた。そして、一夏、お前は男なのにISを動かした。たぶん、政府はお前をIS学園に入れるだろ」

 

 そうか、それならまだチャンスが……。

 

「……箒」

 

 俺は自然にそうつぶやいた。

 

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