春二Side
どうも、織村春二です。今、テレビのニュースを見ています。内容は僕達のことです。仕方ないですよね。僕達は男性で初めてISを動かした男性ですから。でもこれからどうしましょうか。ええと、一兄は……、
「箒……」
あの日からふぬけになっています。あれから一日中、箒ちゃんの名前をつぶやいている。どうやら、試験会場で箒ちゃんを見つけたらしい。でも、これって末期だよね? 大丈夫かな?
「……何をしている一夏」
「……千冬姉」
千冬姉がいつの間にか現れて、IS学園の制服を投げてきた。
「千冬姉、これは?」
「IS学園の制服だ。入学手続きはすませた」
「あれ? 僕達はまだ……」
行くって言ってないんだけど……。
「そんな事を言うな。一夏は行く気だぞ」
一兄を見てみると、まじまじと制服を見ていた。
「それにいけば、最低でも3年間は安全だぞ?」
「それもそうだけど」
ああっ! 何でこうなったの!?
「そう気を落とすな。IS学園にいくのも他の高校に行くのも変わらない。どこで過ごそうと日々を充実させるのはお前達だ。求めよ。さらば与えん。そういうことだ」
「……さすが千冬姉詳しいね」
「まあな」
……さてと、どうしようかな。
一夏Side
俺は自分の部屋に戻り、ある人に電話を掛けた。
『もしも~し! 久しぶりだねいっくん』
「束さん……」
俺は箒の姉で、ISの生みの親、篠ノ之束に電話していた。
「試験会場のISはあなたの仕業ですか?」
『そうだよ~。よく気がついたね~。しかも、ちーちゃんと箒ちゃんしか知らない携帯番号をよく調べたね』
「……何となくですよ」
『あれ~、怒ってる?』
「今回のことについては怒っていません。だけど……六年前の箒が連れていかれたときのことは恨んでるけど」
『あははは、怖いねえ~』
「……切りますね」
『ちょっと、待って~。IS学園に行くいっくんにプレゼントがあるよ~』
「プレゼント?」
『うん、いっくんに専用ISをプレゼント』
「専用IS?」
『そう、その名も『白式』!』
「『白式』……」
『うん、これを利用として日本と交渉してみて。じゃあね~』
そして、電話は切れた。
「白式か……」
まったく、束さんは相変わらず自由だな。だけど、感謝する。
「やってやるよ……」
絶対、今度こそ、俺の手で箒を守ってやる!!