超次元ゲイムネプテューヌ Re;Birth1 Origins Alternative   作:シモツキ

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第八十六話 終焉を呼ぶ闇色の柱

あれから一週間経った。女神の皆は汚染モンスター討伐(発生より討伐の方が速いペースだったのが日に日に汚染モンスター発生報告は減っていった)を続けながらも天界へと向かう準備を進め、コンパ達はそれぞれで女神の皆の手伝いを行なっていた。

そうして各自が天界へ向かう日の為にやる事をやる中、私は……

 

「……うん、これは見逃そうかな」

 

森の中で、数匹で群れて楽しそう(あくまで私の主観だけど)にしているモンスターを背にしてその場を去る私。どう見ても今見つけたモンスターは汚染化していない…つまり誤報であり、街からもかなり離れたダンジョンだった為に危険性は低いと判断して見逃す事にした。…モンスターが相手でも、むやみやたらに殺すのは気分の良いものじゃないからね。

私は報告会の前と変わらず遊撃中心の汚染モンスター討伐を行なっており、恐らくパーティーメンバーの中で最も報告会前後で変化の少なかった人だと思う。…まぁ、全く変化がない訳じゃないけどね。例えば、

 

「…長めのお散歩とでも考えようかな、モンスターに襲われる可能性あるからまったりは出来ないけど」

 

ダンジョンから街へと戻る時、女神化せず最後まで徒歩で帰る様になった。理由は…勿論、先日の女神化解除とそれについてのイストワールさんの回答があったから。皆の為なら力を失うのもいとわない、って意思は変わらないけど、出来るならば失いたくないし、失うにしてもこんなろくに描写もされない様なところで失うのはあまりに惜し過ぎる。……とはいえ出し惜しみして大怪我負ったら本末転倒だし、場所や状況によっては女神化して移動したりもするけどね。

 

「…女神化、か……」

 

仲間の力を借り、私とその力を用意してくれたもう一人の私に後押しされて戦いに望んだ結果、その力に不備が発生するなんてあまりにも皮肉過ぎる。シェアクリスタル無しで向かったら生き延びるのは絶望的だから力を失うだけで済むのはむしろマシな方と考える事も出来るけど…。

 

「……失いたく、ないな…」

 

自分に過去が無い事、創られた存在だったって事には一応自分の中で納得いく形に持っていけたし、偶然や運も関係してるとはいえそのおかげで今の私と皆との生活がある訳だから今更思い悩む事ではない。……けど、女神化…というか女神の力は私に取って唯一の『最初から持っていた』ものであり、今の私がある大きな要因でもあるから、力を失うのは嫌だし…怖い。だけど、それを皆や私の守りたいものと天秤にかけるのは何か違う気がするというか、記憶が戻ると思っていたとはいえ、ネプテューヌと一緒に力を開け渡そうとしてたあの時の私より利己的になってる様な気がするとか……

 

「…あーもう!止めだ止めだ!…うん、なるべく失わずに済む様にする、でいいじゃない…はぁ……」

 

額に手を当ててため息を吐く私。答えの出せない様な事を一人で考えた挙句自ら気を滅入らせる…前から思ってはいるものの、中々治せない私の悪い癖だった。

 

「……こういう時は…あれしかない、ね」

 

一度こうなってしまうと中々気分を切り替えられない私。けど、どうしようもない訳でもない。だから私はそのどうにかする手段の一つを実行する為、極力能天気な事を考えつつ街へと歩みを進めるのだった。

 

 

 

 

「あ、開いてる…ただいま〜」

 

扉が開く事を確認した私は扉を開けて中へ…コンパの借りているアパートの部屋へと入る。実は中に鍵の持ち主がいる訳ではなく、泥棒によってこじ開けられただけだった…という可能性は、考え出したらキリが無いので思考から追い出し、玄関と廊下を通ってリビングルームへ行く。

 

「お帰りなさいです〜」

「討伐帰り?お疲れ〜」

「あ、ネプテューヌ…という事は、こっちも討伐帰り?」

「そうよ、今日もねぷ子がふざけてて大変だったわ」

「ま、まぁちゃんと討伐はしたので大目に見てあげて下さいアイエフさん…」

 

私を迎えてくれたのは四人の顔触れ、所謂汚染モンスター討伐プラネテューヌ組だった。最悪留守かもなぁ…と思いながらここへ来た私としては少々意外であり…喜ばしかった。

 

「やーこの面子で集まるのは久しぶり…って程じゃないから、ちょっと振り?」

「いや、この面子で集まるのは初めてじゃない?そうでしょ?イリゼ、ネプギア」

「そうだね、私とネプギアは今までフルメンバーで集まった時しか一緒に居なかったし」

「そういえばそうですね…ええと、改めて宜しくお願いします」

「…ほんと、どっちが姉だか分からない姉妹だよねぇ」

 

そういうとネプテューヌはむ〜、とちょっと不満気な表情を浮かべるも、特に反論したりはしない。…言われない様に頑張ってるのかただ単に言われ慣れただけなのか…うーん、まあネプテューヌだし恐らく後者だよね。

 

「…あれ?イリゼちゃん、右手に持ってるのは何です?」

「あぁこれ?何だと思う?」

「魔装錬器かしら?」

「私魔装少女じゃないんですけど!?」

「じゃあ、ソウルジェム?」

「魔法少女でもありません!っていうかこれどう見ても紙の箱だよね!?宝石には見えないよねぇ!?」

 

なんて事ない至って普通の質問にすらパロディボケをかましてくるからうちのパーティーは困る。しかも基本は突っ込み担当のメンバーですら隙あらばボケに回るものだから油断ならない。……私も時折ボケるから人の事言えないけど。

 

「…えと、もしかして…ケーキの箱ですか?」

「あぁ、ネプギアは良い子だね…そうケーキの箱、じゃーん」

『おぉー…!』

 

リビングのテーブルに箱を置き、取っ手とか蓋になってる部分とかを組み外して中を見せる。そこに入っていたのはショートケーキやチョコケーキ等の色鮮やかな五つのケーキで、それを見た皆は途端に色めき立つ。

そう、私の『こういう時』の『あれ』とは甘いものだった。いやほら、だって甘いもの食べたら幸せな気分になるでしょ?お手軽な気分転換の方法としては最適だよ。

 

「もしかしてわたし達にもくれるの?やったー!」

「いやまだ何も返答してないじゃん…そのつもりだけどさ」

「ありがとうですぅ。あ、じゃあ紅茶淹れますね」

「…これ、お菓子屋のケーキよね?高くなかった?」

「高いか安いかで言えば高いけど…汚染モンスター討伐のついでにクエストも受けてたからね、これ位なら懐に響きはしないよ」

 

皆はそさくさとお茶やお皿を用意し、テーブルの上を片付ける。その様子たるや、水を得た魚の類義諺として『ケーキを得た女の子』というものを作りたくなるレベルだった。

 

「さて、準備も出来た様だし…皆さん召し上がれ。私が作った訳じゃないけどね」

『頂きまーす』

 

各々好きなケーキを取り、フォークで一口運ぶ私達。私達の口の中にケーキの甘さと柔らかさが広がり、自然と頬が緩んでしまう。はふぅ…炬燵には人を惹きつけ話さない魔力があるって言うけど、女の子にとってはケーキもそれと同様の魔力がある様に思えるなぁ…。

 

「んー、これぞまさに至福!」

「だね、あ…お姉ちゃんちょっとこっち向いて」

「ほぇ?どしたのネプギア?」

「ほっぺにクリーム付いてるよ、ほら」

「あ…ありがとねネプギア、あむっ」

「わっ…お、お姉ちゃん!?」

 

ケーキを頬張るネプテューヌ。そして彼女の頬に生クリームが付いてるのをいち早く気付いたネプギアが、指で生クリームをすくってネプテューヌに見せる。

おてんばな姉としっかり者の妹、というネプテューヌとネプギアの関係性を表しているかの様な微笑ましい光景に、私達三人はほっこりしていた…そんな中だった。ネプテューヌが生クリームをネプギアの指ごと咥えたのは。

 

「んー?」

「んー?じゃないよ!?」

「じゃあ、んんー?」

「そういう問題じゃないからね!?」

 

姉の突然の過剰なスキンシップに目を白黒させるネプギア。ネプテューヌの事だから別に下心は無いだろうし、実際生クリームを舐めとった後は口を離していたけど…ネプギアからすればいきなり姉に指を舐められた訳で、まだ他の面子程ネプテューヌの事を知らないネプギアには、ネプテューヌの真意を知る由もない。

そして、私といえば……

 

「な…ななな……っ!?」

「ねぷ子あんた……って、イリゼ?」

「イリゼちゃん?どうしたですか?」

「……あ…な、何でもない…」

 

ネプギアと同じ位目を白黒させていた。……まさかこんな伏兵がいたなんて…くっ、妹属性恐るべし…!

 

「うぅ、驚かせないでよお姉ちゃん…」

「あれ、今のって食べて良いよアピールじゃなかったの?」

「違うよ!?……早くお姉ちゃんのキャラに慣れないと体力持たないかも…」

「…残念だけどネプギア、私達常識派突っ込み組は慣れたとしてもいつも体力の危機に晒されるんだよ…」

「そ、そうなんですか…」

 

ネプテューヌ達の『……常識派?』って言いたげな視線をスルーしてネプギアに現実を伝える私。この言葉には文字通りの意味の他にも少しばかり別の意味を持たせたつもりだったけど…ネプギアには文字通りの意味しか伝わってない様だった。……やっぱこれはノワール位にしか伝わらないかな…。

 

「なんか妙な空気になったわね…」

「あはは…そういえば、イリゼちゃんはわたし達がいるかもと思って五人分買ったんですか?」

「あ…うん、そうだよ。ケーキは日持ちしないし、誰もいなかった場合不味いなぁとも思ってたけど」

「へぇ…あれ、いーすんは?いーすんもいるかも…とは思わなかったの?」

「イストワールさんがいたら私の分を少し分けるつもりだったよ?だってイストワールさんは、ケーキ一切れどころか私達の一口か二口分しか食べられないでしょ?」

 

そう言って私は一口分をフォークで切り分け、刺して持ち上げる事で皆に見せる。吹けば飛ぶ…程では無いにしても、吹けば転びそうなサイズのイストワールさんは当然食べる量も少なく、私達の一口分がケーキ一切れかそれ以上に該当してしまう。物凄く食費がかかりそうにない存在、それがイストワールさんだった。

 

「それもそっか…ふぅ、ご馳走様〜」

「ねぷねぷ、もう少ししたら今度はお仕事の時間になるですよ?」

「えぇー……はぁ、記憶が無くて前どうやって仕事こなしてたか分からないんだからもっと仕事量少なくしてくれても良いのに…」

「自分で記憶取り戻さないって選択したんだから自業自得よ。書類仕事については私達が手伝える事も限られてるし、諦めて仕事しなさ--------……っ…!?」

「え……地震…?」

 

他愛ない会話に戻り、何となくガールズトークっぽい雰囲気になりつつあった最中……揺れが、発生した。乗り物に乗っておらず、台風や竜巻が発生している訳でも近くで激戦が繰り広げられてる訳でもない状態で明らかな揺れを感じるとすればそれは地震しかない。慌ててテーブルの下に隠れる程ではなく、でも全員が感じる程度には揺れて、瞬時に私達の雰囲気がガラリと変わる。

--------が、私達を驚かせたのはそれだけではなかった。

 

「……何、あれ…」

 

窓の外へと目を向けていたネプテューヌが、ぽつりとそんな声を漏らす。そのネプテューヌらしくない、唖然としているかの様な声音につられて私達が目を向けた先には……

 

 

禍々しい『何か』を感じる、闇色に輝く巨大なエネルギー体の柱がゲイムギョウ界の空を貫いていた--------。

 

 

 

 

突然現れた、正体不明の闇の柱。それに呼応する様に発生した地震。それを見、感じた人々はそれに動揺しない筈もなく、崩壊を免れた区画にて、出来る範囲で教会としての機能を維持させていたプラネテューヌ教会も例外ではなかった。

闇の柱出現と地震の発生から約数十分後。私達は、プラネテューヌ教会に急行していた。

 

「いーすん!今どうなってるの!?教会の皆とか他国行ってる皆とかは無事!?これからまだ何か起きる!?」

「お、落ち着いて下さいネプテューヌさん、そんないっぺんに言われてもちゃんとは答えられません!(>_<)」

「あ……ご、ごめん。…じゃあ、一つずつなら答えられる?」

「…はい、答えられますし聞かれなくても言うつもりでしたので、一旦皆さんは座って下さい」

 

イストワールさんを吹っ飛ばしそうな勢いで質問を畳み掛けたネプテューヌは、イストワールさんの言葉に冷静さを取り戻し、近くの椅子に腰を下ろす。それに続く様に私達も座ると、早速イストワールさんが説明を始めた。

 

「一番答え易いのは…皆さんの安否の事ですね。うちの職員も他国の皆さんも無事ですよ。まあ、探せば地震で転んで膝を擦りむいた、とか位は出てきそうですが…

( ̄▽ ̄;)」

「そっか…まぁそりゃそうだよね、よく考えたらあの弱めの地震以外、すぐに実害ありそうな事は起きてないし」

「…で、次に何が起こっているかですが……単刀直入に言いましょう。今現在、引き寄せ合っているかの様に四大陸が一斉に動き出しています」

 

元々ふざける事の殆どないイストワールさんだけど、今回はいつになく真剣な様子だった。言葉の内容は勿論、そんな彼女の様子を見て私達は、それがただ事ではないと察したけど、私達に比べると知識もイストワールさんの人柄も知らないネプギアは不思議そうな表情を浮かべている。…最近までの私やネプテューヌも、こんな感じだったのかな…。

 

「あの…確か大陸って、普段も近付いたり離れたりしてるんですよね?それとは違うんですか?」

「えっとですねギアちゃん。それはその通り何ですけど、四大陸が一斉に近付くなんて事は滅多にないんです」

「滅多に、であって前例がない訳じゃないけど…このタイミングで起こるなんて、偶然とは思えないわよね」

「そういう事ですか…じゃあ地震もその影響ですか?」

「そうだと思うよ。急に大陸の動きが変わったからだろうね」

 

ネプギアの疑問にそれぞれで答える私達。……因みにその間、ネプテューヌは「ほぇー…そうなんだ」とか言ってたけど…触れない事にする。

 

「そしてもう一つ。あの巨大なエネルギー柱ですが…あれは十中八九、負のシェアによるものでしょう。イリゼさんとネプテューヌさん、ネプギアさんは何か感じませんでしたか?」

「あ、感じましたよ。あれはユニミテスとか汚染モンスターと同じものを感じます」

「では負のシェアで間違いありませんね。詳しい原理は説明すると長くなるのですが…大陸移動はあのエネルギー柱によるものです」

 

あの柱自体がとんでもなく禍々しさを感じる上、それが天変地異クラスの事態を起こすとなればもう明らかに冗談で済む話ではない。イストワールさんの話を聞く私達の顔も、尚一層真剣なものへと変わっていく。

 

「…もし、このまま大陸が近付いていったら、どうなるんですか…?」

「……四大陸が激突し、未曾有の大災害となるでしょう。いったいどれだけの生命が散るか、分かったものではありません」

「じゃ、じゃあどうすれば良いのさ!?たかが大陸一つ、女神の力で押し返してやる!パープルハートの名は、伊達じゃない!とか言えば良いの!?」

「こんな時までボケないで下さい…止めるには、あのエネルギー柱を発生させ、制御しているであろう存在を倒すのが一番良いと思います」

「……その、制御しているであろう存在ってのは誰?」

「…こんな事をするのは、マジェコンヌ以外考えられません」

 

ごくり、と唾を飲み込む私達。イストワールさんの説明を聞く前から…もっと言えば、闇色の柱を見た時点で私達は恐らくマジェコンヌが原因だろうと踏んでいた。…けど、今度は私の頭に一つの疑問が浮かぶ。

 

「…マジェコンヌにそこまでのシェアがありますか?確かにユニミテスを含めた様々な方法で負のシェアを集めていた事は分かってますが、それでもあんな巨大な負のシェアの柱を作るなんて……」

「無理でしょうね。ですから、あれはマジェコンヌの有するシェアのみで起こしている訳ではないと思われます。あの柱がある位置には、何がありますか?」

「何、って……まさか、ギョウカイ墓場!?」

「そうです。自身の持つシェアをスターターにする事で、ギョウカイ墓場の膨大な負のシェアを利用したのでしょう」

 

ギョウカイ墓場には、本当にあり得ない程の負のシェアが存在している。そんなギョウカイ墓場の負のシェアを利用しているのなら、天を貫く程巨大なシェアの柱を形成するのも不可能ではないと思えるけど…今度は女神四人の力を有しているとはいえ、そのシェアの柱を制御しているマジェコンヌの能力、精神力が末恐ろしく感じられる。…改めて思う。その在り様はどうあれ、マジェコンヌはとても普通の人間の枠に収まる様な存在ではないと。

 

「……倒しに行こう、皆」

「…まだ元の予定日は先です。万全を期す為に、予定日まで待つというのも手ですよ?」

「分かってる。でもさ、マジェコンヌなら更に何かしてくるかもしれないし、何より皆不安になってる筈だよ。…だから、危険だとしても、もし皆が予定日まで待つとしてもわたしは行くよ」

「…それは勇猛、じゃなくて無謀ってものだよネプテューヌ。……だから、私も着いて行くよ」

「わたしもです。ねぷねぷだけ行かせるなんて、そんな危ない事させられないです」

「一人で行くより、一人でも戦力は多い方が良いでしょ?…私も行くわ」

「皆……」

 

ネプテューヌの前に立ち、一人一人意思を告げる私とコンパとアイエフ。それを見たネプテューヌは一瞬驚いた様な顔をし…その後、本当に嬉しそうな表情を浮かべた。

 

「…皆さんならそう言うと思ってました。…ですがネプテューヌさん、国民の為を思うなら混乱した状態の国民をほっとく訳には行かないのでは?(´・ω・`)」

「あ……え、えーっと、それは…」

「……明日の朝までは待ち、その間に然るべき事をして下さいネプテューヌさん。そうすれば、全員一斉に天界へ向かう事が出来ます」

「え……それって…」

 

目を瞬かせるネプテューヌに対し、イストワールさんは頷く。それぞれの国に今はいる皆も、行けるのならネプテューヌ同様今すぐにでも行くつもりだったのだった。

 

「…分かった、明日の朝まで待つよ。それと、明日の朝までに出来る限りの事はしたいから、皆手伝ってくれる?」

「うん。勿論だよ、ネプテューヌ」

「よーし、それじゃあ…頑張るよ皆!ゲイムギョウ界の為に、ゲイムギョウ界で生きる人達の為に……わたし達の、未来の為にっ!」

 

ネプテューヌの言葉に、全員が頷く。その時のネプテューヌは…凛々しく気高い言動を振るう彼女は、紛れもなく守護女神・パープルハートだった。




今回のパロディ解説

・魔装錬器、魔装少女
これはゾンビですか?に登場する用語の事。ケーキの箱型の魔装錬器を手に、イリゼは魔装少女に!…うーん、一発ネタとしては面白そうですが、これ絶対書き辛いですね。

・ソウルジェム、魔法少女
魔法少女まどか☆マギカに登場する用語の事。ケーキの箱型ソウルジェムを手に、イリゼは魔法少女に!…上記のネタ以上に書き辛そうですね、多分私は書かないでしょう。

・「〜〜たかが大陸一つ、女神の力で押し返してやる!パープルハートの名は、伊達じゃない!〜〜」
機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの主人公、アムロ・レイの名台詞の一つのパロディ。プロセッサユニットにサイコフレームが組み込まれていたら…まぁ、無いですけどね。

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