いやぁ、戦闘って難しいね。
次回で最終話にしたいな。
というわけで最終決戦になりました。
「どういう訳なの?!ちゃんと教えてよ○○。」
俺が知るか。ここに来たらいきなり高町が近寄ってきて、
「これから金髪を粛清せねばならん。」
と言って飛んでいったんだから。
「粛清って、・・・何時もやってるじゃん。」
なぁ。これ以上酷くなるのか?
「彼女、死なないかな。」
まさか、流石にそこまではしないだろう。
「そ、そうだよね!流石になのはもそこまで追い詰めないよね?」
大げさだな~ユーノは。
『HAHAHAHAHAHAHAHA。』
・・・・・
・・・・
・・・
《どうしよう、不安でしょうがないんだが。》
口には出さないが今までのことを思いだし有り得るんでね?と思ってしまった。
俺はその考えを捨てブリッジに入る。
ブリッジに入ると艦長のケロちゃんとバニングス(黄衣の王状態)、更にクロノ君がモニター越しで決戦を
見守っていた。
あれ?御理朱君は?
「ああ、彼なら・・・・・」
そう言ってクロノ君はモニタを指差す。
よく見ると高町のバインドによって縛られた御理朱が泡吹いて気絶していた。
顔には「なのはんまー」と書かれていた。アイツ何したんだよ。
「いや、彼は何も。・・・タイミングが悪かったんだ。ブリッジから出ようとした時に高町さんとぶつかっ
て、そしたら。・・・・・」
あ~はいはい。所謂ラッキースケベな展開になったと。
「ああ。それによって高町さんと、・・・・・」
ちらっと自身の隣に立っているバニングスを見る。
顔は仮面を着けていて分からないがオーラが出ている。
正に覇王というようなオーラが。
「あの者は私の胸を触ったのだ。死以外あるまい。」
バニングスは実に漢らしい声で喋る。
そのまま「爆熱!!」とか「ゴッドフィンガー!!」とか「ナチュラル如きがッ!!」とか言いそうだな。
てかもう、くぎゅう!!じゃねーじゃん。
誰だよってレベルで違うじゃん。
「私の姿よりも、今はあちらの戦いを見るべきだ。」
そう言われて視線をモニターに移す。
そこには今まさに最後の戦いが幕を開けようとしていた。
フェイトSide
下は海面。この前の戦いを思いだし心のどこかで震えるのが感じた。
あの時、私は海面に叩きつけられ意識を失った。
その際に私は、勝てない。そう思ってしまった。
圧倒的な魔力。それを制御する能力。そして、非道なことでも簡単に行えるその異常な精神。
まさに魔王と呼ぶに相応しいバケモノだった。
だが、今日は違う!今日の私はこの前の私ではない!!
母さんが言っていた、「昨日とテメェにだけは負けるな。」と。
「人は壁にぶつかった時、それを乗り越えるかどうかでそいつの価値が決まるんだよ。フェイト、テメェが
それを乗り越える事が出来れば、お前は更に先に進める。」
その言葉に私は勇気を得た。希望を見た。そして私は真の意味で理解した。
「人間讃歌は、・・・・勇気の讃歌!!」
今対峙している少女、高町なのはの睨みつける。
彼女は未だに笑みを浮かべ王の如く慢心していた。
「ほう。のこのこと現れるとは、てっきり不意打ちしてくるものだと思っていたの。」
可愛らしい声で相手を見下す。その片手では気絶した少年が中釣りで引っ張られていた。
・・・・・そういえば前回もバインドにかけられていなかっただろうか。
あだ名は「ハングドマン」にしよう。そうしよう。
「ほう。・・・よくぞ逃げなかったな。褒めてやろう。」
「呼び出したのはこちらだからな。それと一つ聞きたい。・・・・高町なのは、貴女は一体何が目的でジュ
エルシードを回収している?あれは危険な存在だ。強い意志がアレに注がれては星すらも破壊する災厄とな
るだろう!私はそれを封じるために戦う。お前はどうなんだ!!」
私はこの戦いで悩んでいたことを聞く。
そうだ、彼女はその強大な力を行使し続けている。だがそれが解決に導いたことがあっただろうか。
今まで私が見てきた中で安全にことを収めたという記憶がない。
「私が行使する理由?・・・・そんなの決まっているだろう。この力、もっと有意義に扱うべきだと思わな
いかね?」
「・・・何?」
!?どういうことだ?有意義とは、・・・
「私はこの力を得て様々なモノを見てきた。そしてジュエルシードの事件を解決していった。だからこそこ
の力を一つの意思に統一し制御できればそれは揺るがない正義となる。」
「そんな事が出来るわけないだろう!人間ではアレは扱えきれない!!その欲望で世界を壊すのかッ!!!
」
そうだ。それでは海鳴市で起こった事件となんら変わりはない。下手をすればそれ以上の災害を起こしかね
ない!
「ふん。凡人には、・・・・そうであろうな。だが、このなのはは違う!!なのはの下には邪神(旧神)く
ぎゅぅぅぅがいる!!その数多くの人格の中には神の人格もある。それによりこの力を制御し恩恵を得れば
、私は永遠の正義、つまりインフィニット・ジャスティスとなるのだぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「そんなのでは正義じゃない!!人は自由であるべきだ!!強くも誇りのある自由!だから私はフリーダム
でありたい!!戦い続けるストライクフリーダムに!!!」
「フンッ!!貴様とはどこまで言っても平行線だ。・・・・ならばここで決着をつけるとしよう。どちらの
思いが真に正義であるか。今ここで運命(ディスティニー)の名の元に!!」
「・・・・・・・・ククク。運命の名の元に、か・・・・・・。ならば私の勝ちだ。何故なら私は運命(フ
ェイト)だからだ!!!」
私は叫びと共になのはに接近する。
デバイスを起動させ両手(・・)に纏う。
「!?・・・斧じゃない?」
「ああ、今まで私は己の力の制御が出来ておらずこの子を手放して戦っていた。だが今は違う!私達は真に
一つとなった!!今の私達には!!」
なのはの杖の腹を思いっきり殴り相手の手に振動を与える。いくら魔王でも体は少女だ。筋トレをしている
わけではないので耐えられる筈もなく。
「クッ!??」
杖を持つ腕が浮いた瞬間にその腹に向かって、
「迅雷疾走(サンダードライブ)ッ!!」
雷の力をなのはに打ち込む。その力により、なのはは吹き飛ばされる。
「これが人間の力だ!魔王なのは!!今日、私は貴様を超える!!その為に、私の全てを持って貴様を倒す
!!私は、伝説(レジェンド)となるッ!!!!」
構えを取りどこから攻撃されても対応できるようにする。
しかし、・・・
「・・・・・・・・・。」
なのはは動きを見せずただその場に留まっている。
後ろのハングドマンは顔を真っ青にして震えている。
いや、真っ青を通し越して土色に近い色になっていた。まるで圧倒的絶望に対面し全てを諦めたかのような
姿だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・さんぞ。」
ボソっと小さく彼女は呟いた。
「許さない、絶対に許さんぞ!フェイト!!この私に、魔法少女に物理攻撃などとッ!!日朝キッズが見た
ら泣いてしまうではないか!!このような戦闘シーンは仮面○○ダーや、ス○パ○戦隊などでお腹いっぱい
なんだよ!!」
魔法少女は物理攻撃をしない?
今まで貴様が行ってきた外道にも劣る行為はどうなんだ?
ていうかその般若も裸足で逃げ出しそうな顔はやめろ。流石に怖い。
「・・・・いいだろう。もう貴女を雑魚とは思わないの。この魔法少女マジカルなのはの手でなのなのにし
てやるの!!」
語尾に「の」をつけるな。所々で可愛さアピールをするのはやめてほしい。気が削がれる。
「くらえ!ディバイン!!バスターーーーーッ!!!」
そうこうしている内になのはが砲撃を撃ってきた。
「ッ!!?相変わずの馬鹿砲撃か!!」
私はなのはの後ろに回り込む為ソニックムーヴを使う。
「1対1ならこちらの方が上だ!!」
奴の後ろに回り込み拳を叩き込もうとして、・・・・
「グボォォッ!?」
何の抵抗も無く腹に入っていく。・・・・ハングドマンの。
「なッ!?いつの間に!!」
何時入れ替わった!いやそれより奴は何処だ!?
ピィィィィィィィィィンッ!!?
私は僅かな、ホンの僅かな殺気を感じ咄嗟に横に飛ぶ。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッ!!!!!!!
先ほどいた空間に無数の魔弾がハングドマンに撃ち込まれた。
「・・・ほう。まさかあの弾幕を察知するとは、それでこそこのなのはの敵というべきか。」
声の方向を見ると空中に100を超える魔力弾を浮かべたまま見下ろすなのはの姿が。
「貴様!!あそこには貴様の仲間もいたんだぞ!なのに何故攻撃した!?」
私は先ほどの空間をもう一度見る。
そこにはボロボロになり、「え?何このボロ雑巾、さっさと捨てなよ。」と言いたくなるような姿となった
ハングドマンが。
「仲間?今仲間と言ったか?・・・・・くくく、クフフフフフ、・・・ハーッハッハッハッハッハッハッハ
ッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!アーッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!そのモノが仲間だ
と?笑わせるな、そのような雑魚が私の下僕な訳なかろう。それにそいつは昔ウザったいほどまとわりつい
て来たのだ。幾ら殴っても蹴っても「ハハハ、全くなのはは照れ屋だな。」と言ってなのはの頭を撫でまし
てくるのだぞ?そんな者が仲間な訳なかろう。怒りが極限に達した際に馬乗りになって永遠と殴り続けてや
ったわ!!勿論鈍器でなッ!!!」
・・・・・・・なんともコメントしずらいな。確かにウザイが、そこまですることか?
「・・・・そいつのことは、まぁ置いておくとして。いつの間に入れ替わった。殴りつける瞬間まではそこ
にいた筈だ。」
「フフフ、・・・敵に手の内を教えるとでも、思っているのかぁぁぁぁあッ!!!!」
掛け声と共に降り注がれる魔力弾。
それを私は水面ギリギリまで下降し並行を保つように飛ぶ。
私を追いかけてきた魔力弾の内数発が海面に直撃、更にその水飛沫が他の弾幕に当たり数発が消滅した。
だがまだ私を追いかけてくる。
「ちぃぃ!!迅雷疾走!!雷手裏剣(サンダーカッター)!!!」
この前見たジョジョでシー○ーが繰り出した攻撃を真似して作り出したカッター。
電撃をおびているので他の魔力弾との電気で、
「擬似的な雷の網となる!!」
電気が魔弾同士で繋がり、何十の魔力弾を捕縛し爆発を起こす。
よし、これで魔弾は防いだ。
「ディバインバスター!!」全てを撃ち落とした事で気が緩んだのか前に回り込んでいたなのはに虚を突か
れた。
「だが、発射までのタイムラグは承知している!!」
それに合わせてソニックムーヴをかけなのはの側面に飛ぶ。
「ハァァァァァァァァア!!」
雷撃を拳に乗せて、殴り、・・・
「ッ!!?」
殴りつけることは無くすり抜けていく。
!!ま、まさか!?
ゴッ!!!
私はあるひとつの説が浮かび背筋が凍る思いになったその時、後頭部に激しい衝撃を受けた。
「ガァッ!!?」
不意に対応できず落下していく。それを更に追撃すべく砲撃を撃ちまくるなのは(悪魔)。
「・・・・・ァァァアアァァアァア!!」
獣の叫びに似た雄叫びを上げ全力で回避する。誘導弾では無いのでその一撃は海面を叩きつけていた。
「こ、これは、この魔法は!!」
「そうだよ!!ソニックムーヴだよ!私のは貴様の使った魔法を改造して私の魔法にしたがね。」
!!?な、なんだってー!!
そんな、馬鹿な!!あの一瞬で私の魔法を奪ったのか?有り得ないッ!そんな、アイツは真に才能に愛され
ているのかッ!!
「フン!私がアリサの影に隠れて砲撃を撃つことしか出来ないとでも思ったか?思い上がるな!貴様と違い
、この!高町なのはは、!!全てにおいて頂点に立つ乙女なのッ!!!」
私は震えた。この才能に、その成長に。
力の差に打ちひしがれ、驚異の成長に恐怖し、その邪悪さに吐き気を感じた。
それらを抑えるように、私は雄叫びをあげる。
「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあッ!!!!!」
叫びとも思える声を出し、私は魔法を連射し、直進する。
だが奴はそれを見て、哂って(わらって)いた。
ッ!!?
なんとも言えない気持ちが込み上げ私に全てを壊せと囁く。
その黒ずんだ気持ちを全てブツケテやる。
そう思い、
「フォトンランサー!!」
拳を前に突き出し直射式魔法で必死に魔法の弾幕を張る。
「フッ、その程度が、弾幕と言えるか!!アクセルシューターッ!!」
30の弾幕がフォトンランサーを打ち消し私に迫る。
先ほどと同じく避け、打ち込む。
「サンダーレイジ!!」
「ディバインバスター!!」
私達の魔法がぶつかり激しく発光する。
「ぬぐぅ?!」
相手はこの光に耐えられなかったのか腕で遮る。
今だ!今なら奴を倒せる!!
拳を突き出した状態から計10のバインドを放つ。
この数ならば流石の奴でも、簡単には外れまい!!
案の定、奴は私のバインドに縛られている。
「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブ
ラウゼル。フォトンランサー・ファランクスシフト。撃ち砕け、ファイアーッ!!!」
私は持てる最高の魔力を注ぎ込み、最大の魔法を打ち込んだ。
ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッ!!!!!
・・・・・やったか?
私は正直、高町を討ち取ったと思っていた。
しかし現実は残酷だ。
「・・・その程度、か?」
「ッ!!?・・・・・・・なん、・・・・・・・・・だと!??」
土埃が晴れ、その先には多少ボロボロになったバリアジャケットを纏った高町なのはの姿が。
そ、そんな。・・・・・・・私の最大威力を、・・・・・・・・
思わず呆然として立ち尽くす。
それがこの戦いの勝敗を分けた。
「!?」
四脚をバインドで縛り上げられ、空中で固定されている。
「ふむ。・・・・中々楽しめたぞ。フェイト、褒美だ。ありがたく受け取れ!ディバインバスターを元に改
良し極めた砲撃、・・・・・」
杖を高々と持ち上げると周囲の魔力を集めだす。その時間、わずか3秒。
「チャージなどするものか。」
それを最後に桃色の何かが私に迫り・・・・・・・・・
~フェイトside終~
「これはヒドイ。」
俺は画面上でもう何度目かも分からないツッコミをしていた。どういう訳か音声が入ってこなかったが色々
とツッコミたい気持ちになった。
御理朱君とか、あの無数の魔弾とか、最後に鬼畜砲撃とか。・・・
「僕は、どうしてあんなバケモノを生み出してしまったんだ。・・・・」
隣でユーノ君がorz状態になり頭を抱えていた。
「御理朱ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
彼の盟友であるクロノ君は、彼の散りざまを見て男泣きをしている。
あの童顔で、だ。
「ふむ。勝負あったな。あのフェイトとか言う少女も奮闘したが魔王少女なのはには叶うこともできなかっ
たということか。」
コイツは何時までこのイケメンボイスなのだろうか。
そろそろ戻れと。オマイは作品とはかんけーねーだろと。
「よっしゃー!さっさと捕獲するでー。まーあの状態だと保護するってのが正しいと思うけどなー。」
この人形は笑顔で命令をだしているのに違和感を感じる。てか感想それだけかよ。
「事件解決さえすれば過程はどうでもええんやで?」
コイツ最低だ。
・・・・・・・・今更か。・・・
御理朱~入学編
「どうしてこんな所にきてしまったんだろう。」
俺は頭を抱えて悩んだ。
転生して早2年。
小学校に進学してアリサ達に近づこうとしてそうそうに諦めた。
だっておかしいんだもん。
素でコンクリをワンパン破壊とか、鉄筋を槍のように匠に使いこなしたりとか、風を操ったりとか、何なんだよここは?!
本当にリリなのなのか?
「おい、御理朱よぉ?」
「は、はい!な、なんでしょうかアリサさん。」
俺の椅子の足を蹴ってくるアリサ。
「てめぇが名前で呼ぶんじゃねーよこのタコ!!」
( ゚д.∵:・..ヒデブ!!
イキナリ殴られた。
ヒドイ。
「腹減ってんだよ、酢昆布買ってこいよ。」
「あ、あの、こここ、この後授業が、・・・」
「さっさといけっつってんだろグオォォォルアァァァァァァァァァ!!」
「ひぃぃぃ!!?」
恐怖の余りに失禁しそうになり堪らず逃げるように教室を出る。
ホントに、なんだよここは。
マジ泣きたくなってくるよ。
これじゃ転生前と変わらないじゃないか。
「あ、御理朱君。どこ行くの?授業始まるよ?」
ここでの唯一の癒しであるすずかが声を掛けてくれた。
この子は原作と変わりは無く、寧ろあの2人に振り回されてる可哀想な子だ。
「俺、これから酢昆布を買いにいかなくちゃならなくて。・・・」
「ふーん。頑張ってね。あ、後午後ティー買ってきてね。ロイヤルミルク。」
「へ?」
どうやら唯一の癒しは悪魔達の尖兵でしか無いようだ。
「スクイハナインデスカ!!」
スクイハナイネ☆
どこからか返された気がした。(´;ω;`)ブワッ