なのは?ねーよ、んなもん。   作:スタノヴァ

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結論、シリアスって難しいね。
・・・・いうほどシリアス分なんてなかったけど。


夏企画・無印編4

 

俺達はクロノ君の指示に従ってアースラに乗り込んだ。

 

その間もバカルテットはわいわい騒いだりこちらのなっちゃん等が注意したりと騒がしくしてクロノ君の血管の

 

ブチギレを煽っていた。

 

本当にスマンクロノ君。だが今は耐えてくれ。

 

漸く大人しくなった連中を引き連れここの艦長であるリンディ艦長の元へと通された。

・・・・・・・・・・・・あれ?人形じゃない?!

 

「・・・・・・・・・・それでは、貴方たちの話をまとめるわね?」

 

はい。

 

「「お願いします。」」

 

『はよ。』

 

最後の連中の催促に一瞬青筋が浮かんだように見えたがリンディさんは話を続けた。

 

「こちらのはのはさんとユーノ君はジュエルシードの封印に回っておりその際に他の魔導師によって妨害されて

 

いた。その時に其方のなのはさん達が乱入して来て大暴れした。と・・・・」

 

概ねその通りです。

 

俺は魔王組を見て頷く。今も戸棚を無言で開けたり中身を漁ったりとしてクロノ君に怒鳴られている。

 

それをも無視して漁りまくって勝手に菓子を取り出し貪り食っていた。

フリーダムってレベルじゃねーぞ。

 

「それにしても、・・・・・・ふむ。」

「何かしら?」

一通り漁りきったのか高町はリンディさんの顔を見て唸る。

 

「貴様は本当に館長か?私の世界の艦長はもっとこう、柔らかかったぞ?」

確かに柔らかかったな。主に全体。

「あの、話が見えないのだけど。」

 

「貴様の派遣社員なのか?大変だな不景気で。」

「艦長職が派遣に務まるわけ無いでしょ!どうしてそうなるの!!」

 

「でも私達の世界では人形が指揮してたわよ。」

「何それ!!?」

 

「うん、たこ焼きあげれば色々としてくれたよね?『今時の時代派遣も大変でな~。魔法少女の相方だけでは食べていけんのや。ま、あの寝顔を写メってネットでうpすれば馬鹿のように金は入るんやけどな。』とか言ってたし。」

「魔法少女の兼任なの?!てかうpって、犯罪じゃない!何やってるのそっちの管理局は!!!」

 

頭を抱えて唸るリンディさん。

 

そうなるわな。頭痛くなるわな。

隣のクロノ君も「大丈夫なのか?・・・・・あダメでしたね、すいませんでした。」と謎の独り言をこぼしていた。

 

「そんなことよりこの事件が終わるまで保護をぷりーず。」

 

「ネット完備でオナシャス。」

 

「お風呂とフカフカベッドも所望する。」

 

「序でに外出届けも受理してくり。」

 

「いっぺんに喋るな!!てか図々しいわ!己ら!!」

本当に図々しいよな。俺もそう思うもん。

取り敢えずクロノ君、余りコイツ等を相手にしない方がいい。頭の血管をやってしまうぞ。

 

「・・・・あ、ああ。・・・・・・君は彼女等と常にいるのかい?」

 

 

好きで連んでないよ。

勝手に家に住み着いてんだよ。

マジ勘弁してくれよ。家に居ても外に出てもコイツ等と顔を合わせるとか拷問だよ。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(´;ω;`)ブワッ」

 

俺の顔を見てクロノ君はボロボロと涙を流していた。

同情なんかいらねえよ。ちくしう。

 

「あ、あの。それでジュエルシードのことは?」

 

かなり話を流されて息をしていなかったなっちゃんとユーノ君が話す。

それによって気を取り戻したリンディさんは話の軌道修正をとりだした。

 

「本件は私達管理局が受けたまります。ですから貴方たちはこれ以上本件に関わらないように。」

 

「そんな!?」

 

リンディさんの答えになっちゃんは悲鳴を上げる。

その隣で高町は鼻を掘じっていた。

・・・・・・・・・どこで差が付いたのかヒロイン力。

 

 

「・・・けど、少し整理するのに時間が必要でしょう。今日は帰ってしっかりと話し合いなさい。」

 

それだけ言いリンディさんは2人を帰すよう指示した。

 

 

その時だ。

 

「・・・・・・・・・・・・・・うっさんくせー事してんな。オバさんよぉ。」

 

 

オバさんという言葉に周りの気温が下がったような錯覚を覚えた。

 

俺の後ろではバカ(金髪)が隠れその隣では金髪と2号をあやすロリババア。

そんなことは知らんとばかりに茶菓子とこの甘ったるい緑茶を飲み干す紫とバニングス。

 

直様撤退したそうに扉に離れていくクロノ君。彼だけが本能に忠実のようだ。

 

云うもながらなっちゃん達は互いにしがみついて震えている。

 

思わず引き寄せて2人を撫でてしまおうかと思った。

てか気づいたら手が伸びていた。

 

無意識っておかしいね。(混乱)

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・さて、バカな実況はここまでにして現実を見よう。

 

リンディさんはオバさんと言った相手を『笑顔』で見据える。

 

しかしその瞳には光がなくどこまでも暗かった。

 

対してオバさんと言った張本人、我らが魔王様はフンと鼻を鳴らして言う。

 

「どうした?オバさんと言われたのがショックだったのか?それとも自覚が無かったのか?それは飛んだお笑い

 

種だな。」

 

そのまま煽るように言う高町。

 

おいおい何やってるんだよお前は!

 

 

「・・・・・・・・何が言いたいのかしら?」

 

 

「ふむ、遠まわしに尋ねているのには気付けなかったか?これは済まないな。では率直に言わせて貰おう。・・・・・・・・・・・・・遠まわしに(仮にも)私を利用しようとするんじゃねぇぞゴラァ!!」

 

一瞬にして怒りの表情に変わった高町。

その言葉に先程までの冷たさは感じられず代わりに表情には見えない何かを感じた。

 

「え?・・・え?」

なっちゃんは何が起こってるのか理解できず右往左往する。

 

「さっき貴様はこういった筈だ。『本件は管理局が受ける』と、・・・・・それなのにどうして考える時間を与える必要があるんだ?おぉ?」

 

確かに。そう言われると違和感を感じる。

このような大事件(前回の経験は置いておくとして)が発生すれば本来は民間人を巻き込むというのは非常に邪魔だ。

 

管理局がどういう組織かちゃんと把握していないが、日本における警察でも爆弾なのが見つかれば周りの民間人などは避難させて独自の組織で処理するだろう。

 

そして管理局はその警察をも賄っている(筈)。それならば遠まわしではなく「こちらで処理するのでもう関わるな。」と言えば済む話だ。

 

 

それを「考える時間」などと言ってお茶を濁す必要はない。

何故そのような言い方をしたのか。

 

「前の世界、まぁ私の世界での管理局はな、万年人員不足で多世界から派遣社員を雇ってなんとかやりくりしていたんだよ。流石にここではそこまでイカンだろうが高魔力の魔導師自体は少ないだろう。例を上げるとそこにいるクロノ執務官(未来では杉○智和さん)はリンカーコアはAそこらだ。そしてそこの私モドキはAAAと馬鹿みたいな差がある。・・・・・・・これはほっとけないよなぁ~?こんな高魔力の人材を局員に出来れば今まで以上の効率も見込めるものなぁ~?」

 

挑発するように、しかし語尾に怒りを浮かばせるように罵る高町。

 

 

先程から一転して表情を消してただ聴き続けるリンディさん。

 

俺を含め異世界組は高町の変化に動揺しながらもリンディさんを見つめ、なっちゃん達は疑いの視線でリンディさんを見始めた。

 

「貴様!いい加減にしろ!!散々好き勝手いいよって。提督がそんな手を「いいのよクロノ。」かあ、・・・提督!?」

 

怒り心頭で高町の間に入ってきたクロノ君だったがリンディさんによって止められる。

 

「そうね、確かに高町さんの言う通り。私はなのはさんを利用しようと考えていたわ。この事件にはS級のロストロギアも含めAAランクの魔導師も敵にいる。もしその魔導師と対決するならばどれだけ被害が出るか。そう考えもし受けてくれればという軽い気持ちで誘ったのよ。」

 

「ほう、・・・・誘導して自らの意思でコチラの戦力にしようとしていたのだな。」

 

 

「・・・・・・・・・・・えぇ。」

 

 

徐々に自白していくリンディさん。

ソレを見て信じられないような表情を浮かべるクロノ君となっちゃん達。

 

だが、一つ言わせてくれ。

 

 

 

 

・・・

 

 

・・・・

 

 

・・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・高町は転生者かなにかなのか?!

 

 

何だよアレ、よく見る神様転生のリンディ論破じゃねーか!

 

 

何であれだけのやり取りでそこに気づくんだよ!おかしいじゃねぇか!?

俺は高町のキレの良さに驚愕し何時もと違う雰囲気を感じた。

 

矢張り別次元とはいえ自分が良いように扱われているのが気に食わないのだろうか。

 

ああ見えてプライドが高いからな。

 

 

 

多少高町の評価を見直そうと考えながらも事の次第を見守る。

 

 

「あの、・・・・・私、そういう駆け引き?見たいのはわかりません。けど!私はフェイトちゃんとまだ決着をつけてないんです!ちゃんとお話をしたいんです!ですから「バッカモォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッッッッッッ!!!!!!!!」ッッ!?」

 

 

 

 

なっちゃんの心の叫びが言い終わる前に高町の雷が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなことを怒っているんじゃない!!管理局に強力するというのが問題じゃない!!!問題なのは、それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無料(タダ)で扱われようとしていることだよばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・へ?」

 

 

 

 

 

 

皆が皆まるで時が止まったかのように感じた。

その中でも高町だけは話を進めた。

 

 

「いいか良く聞けこの頭ん中お花畑女が!魔力ランクAAAってのはなぁ、とぉぉッても貴重なんだよ!例えればガンブレでのアロンやツイバス、更にゴッドの腕並に貴重なんだよ!!!ソレを出すためにドレだけの人間が課金廚に成り下がったのか分かるか!!それだけ貴重なんだよ!!!」

 

 

「訳分からないの!!!」

 

 

なっちゃんはあらん限りの叫びを声を上げる。

 

本当に訳分からん。

 

「仕方がないな。では私が交渉してやろう。分け前は私が4、お前が6でどうだ?いいな?・・・・・・・・・・・・・という訳でリンディよ。報酬の話を始めようか。」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

余りの汚さに言葉を失う一同。

 

先程まで自身の上司の汚さすらも凌駕する外道ぶり。

 

皆の冷ややかな視線もなんのそのというように「ヒッヒッヒ!」と嗤う高町(外道)。

 

 

 

 

コイツはやっぱりクズだった。

 

俺の評価マイナスから天元突破しもうカスを見るような目になってしまった。

 

・・・・・・・・・・取り敢えずアイツの暴走を止めなくては、

 

俺は近くにあった拳大のボールを見つけ、ソレを高町に狙いを定める。

 

○○の投擲99

 

ダイスロール・・・・01

クリティカル!!

 

ボールは綺麗に米神を捉え壁まで吹き飛ばされる。

 

そのまま高町は気絶したようだ。

 

 

・・・・・・・・・・・・どうしてこんな技量だけは上がっているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、周りは戦々恐々といった表情で俺の事を見るんだが、ハテ?何かやっただろうか?

 

高町が気絶したあと、なんやかんやで話は纏まりなっちゃん達は管理局に協力し俺達は見学(略:勝手に動くな)するように言われた。仕方ないね♂

 

 

 

時々金髪が消えたりしているが、・・・・・・大丈夫なのだろうか?

なんか「あれをこうして、・・・」だのなんだのと言っていたが。

 

リンディさん等が無視していたし放っておいていいのだろう。




次回、ジュエルシード集合&なっちゃんVSフェイトンの決着!!
・・・・・なればいいな?
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