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これからも風邪にも花粉にも負けず、書いていこうと思います。
第十二話です。
ほかの人はこういう時にどうするのだろう。
知らない奴が自分の個人情報を知っていて、俺はお前のことを知らないと言ったら相手が泣いたときは―
「ひどいやっ!昔、あんなに遊んだのに、親友って言ったのに!」
「ええ~」
俺はテンパりながら、自分の記憶をさかのぼる。
えーと、友達友達…
幼稚園の時喧嘩した、加藤。小学校低学年の時喧嘩した、加藤。高学年で喧嘩した、加藤。中学で喧嘩した、加藤。
だめだ!加藤しか出てこない!てか、喧嘩しすぎだろっ!
俺がうんうん頭をうならせていると、笑い声が
「ごめんね、トキア。僕、トキアの知り合いでも何でもないよ。呼び捨てにしたけどいいよね」
「え、う…そ…なの?」
「うん、そうだよ」
満面の笑みで答える美少年。
なんだ、嘘かよ。心臓止まるかと思った。
「で、お前は誰なの?名前は?」
すると、美少年は驚いたように目を開かせる。なんだ?また、俺をだます気か?
「えーと、僕の名前…デュエルするときに表示されたはずだけど…」
「あ」
やべぇ、完っ全に忘れてた。
「もしかして、見てなかったの?」
「うぐっ」
何もいえねぇ…
「しょうがないなぁ、教えてあげるよ。僕の名前はソラ。Soraだよ」
ソラか…聞いたことないな
「ところで、なんでお前は俺のリアルネームを知っているんだ?知り合いじゃないんだろ?」
「うん、僕らは知り
一方的に知っている?それでは、まるでストーカー…
「さきに言っとくけど、トキアが思っているのと全然ちがうからね」
心読まれた。
「僕のリアルネームを言ったらわかるかも」
リアルネーム言ったらわかる?そしたら、俺はこいつを知っているのか?
「僕の名前は
西条…珍しい苗字だな…でも、どっかで聞き覚えがあるようなって…
「あーーーーっ!」
俺の突然の驚きにソラは耳をふさぐ。でも、俺はそんなのお構いなしに話す。
「西条って、あの西条グループか!電子機器から家具に至るまでなんでもこなすスーパー企業!」
「おー、うちの宣伝してくれてありがとー」
「叔父さんから聞いたことがある。今いる社長は置物でここまで西条グループを育て上げたカリスマ少年…その名は―」
「「名探偵コ○ン!」」
「すごいや!トキア!僕ら、会ったばかりなのに息ピッタリだよ!」
「あぁ!運命を感じるな!」
―気を取り直して―
「そう、それが僕。西条宇宙だよ!」
なるほど…あれ?まてよ、まだ疑問が…
「なんで、俺の名前知ってんだ?」
「え、デュエルするときに表示され…」
「そうじゃなくて、どうして俺のリアルネームを知っているのかってこと」
そうすると、またソラは驚いたようにパッと目を開かせる。
「え、トキア応募したじゃない。うちのボディーガードの試験に。未成年の以前に中学生ということで書類落ちだけど」
あー、なんかしたような気がしなくもない…
「それで、僕と同じ年の子が受けるって知った時はびっくりして、一度は会ってみたかったんだよ。それもこんなところで会えるなんてね!運命の黒い糸で結ばれているのかな?僕たち」
「あぁ、そう…だな」
徐々に思い出してきた。
一企業を立ち上げた俺くらいの少年がいるって叔父さんに聞かされたとき、俺はそいつに会いたくてボディーガードに応募したんだった。本当に会えるなんて…
「で、どうするの?」
「へ?」
「だから、負けた方が絶対服従ーてやつ。勝った方が忘れてどうすんの」
うわ、すっかり忘れてた。
「えーと、感動の出会いをしたことだし…なしでいいかなぁ~て思っているんだけど」
すると、ソラは満面の笑みで
「そ。じゃあ、これからよろしくね!トキア!」
「あ、あぁ。よろしく…って、これから?」
「うん!」
運命の出会いを果たした俺とソラはこれから旅を共にすることとなった。
先に言っておきます。
作者もトキアもソラも皆ノーマルです!
ヒロインは後々出てきます!
多分…