東城優の転生記録~主役になりたくない少年の運命 作:ソラたん
ゆっくり読んでいってください。
ここは? ちゃんとリリカルなのはの世界に来たのだろうか?
俺は辺りを見渡してみる。
「やっぱり、小学生くらいの背丈になっているんだな」
辺りの物は自分の身長より大きい物ばかりだ。
そういえば。俺は何歳くらいなのだろう?
「大体、六歳くらいっすよ」
「え?」
突然、後ろから声をかけられる。
振り向くと。金髪のツーサイドアップにしている女の子がいた。
「君は?」
「私ですかぁ? 私は東城優さんのサポートを頼まれた者です」
「俺の?」
「はい」
それは助かる。俺はこの世界にたいしても無知だしな。
「まず、この世界の主人公は高町なのはっていう女の子です」
「あぁ、何故かは分からないがキャラクターの名前は知っている」
「それは、アテナさんがのおかげっすね」
なるほど。それなら納得だ。
俺も全部ではないが、アニメを少しみていたからな。だけど。今、俺の頭の中にあるキャラクターには全く見たことないはずの人物もいるのに、俺はその子を知っている。
なんだか、とても不思議な感じだ。
俺はあることに気づいた。
「なぁ。俺、一応アニメは見たことあるはずなのに、そのストーリが全く記憶にないんだが?」
「あぁ、それもアテナさんの所為ですね~」
「そうなのか?」
「はい。おそらく、物語を先読みできないようにしたんでしょう」
しかし、キャラクター達の見た目と名前は全て頭にあるのに、物語を分からなくして意味はあるのだろうか?
「意味あるのかそれ?」
「じゃあ。フェイトテスタロッサに会うにはどこに行けばいいですか?」
「いや、分からない」
「まぁそうっすよね。気にしない方がいいですよ。アテナさん結構抜けていますから」
そうなのか……。あれ? よく考えたら、この子の名前を聞いてないな。
それに、この子はアテナと結構親しいのだろうか?
「そういえば、君の名前を聞いてないな」
「わたしっすか? 私は……
「あずま……りん?」
「はい」
「もう知ってると思うが、一応自己紹介しておくよ。俺の名前は東城優だ」
「はい、よろしくお願いします。東城優さん」
そう言ってニコリと東凛は笑った。
その笑顔に少し照れてしまった。
「あ。顔が赤くなりましたね、照れてるんっすか?」
「うるさいッ!!」
今度はニヤニヤしながら俺を見てくる。
何なんだこいつは……。
「……」
「どうしたんっすか?」
「いや――何でもない」
まだ少ししか話してないけど。こいつの性格、誰かに似ている気がする。
しかし、誰なのか思い出せない。
「そんなにジッと見られると、私も照れてしまいます」
「あぁ、すまない」
「全く……私は皆の凛ちゃんですよ?」
本当に何なんだこいつは……。
「まぁ、それは置いといて。これから何をしたら良いんだ?」
「そうですね~まずは、転校生として小学校に入りましょうか? そのあとは高町なのはと仲良くなるのも良し、第二の人生を満喫するのも良いかもしてませんね」
「絶対に高町なのはと仲良くなっておく必要はないのか?」
今、俺が一番気になっていた事を聞いてみた。
「特にはその必要はないですね。ただ、顔見知り程度には、なっておいた方が良いかもしれませんねぇ」
「なるほど……」
そこまで気にする必要はないみたいだな。まぁ、もしかしたら同じクラスになるかもしれないし。関わる機会があったら話しかける程度にしておくか。
俺自身ストーカーまがいの事はしたくないからな。
「あ。それと、今日はいいですけど。明日からは私と一緒に特訓しますよ」
「え? なんでだ?」
「優さん能力の扱い方知ってるんすか?」
「あ……知らないな」
「まぁ、そうっすよね。だから、毎日、私が特訓相手になるんっすよ。それに、優さんには物語が始まる始まる頃には、フェイトとなのは二人同時に相手しても、勝てるくらいには強くなってもらいます」
えー!! なんで、そんなにならないといけないんだ。
「あ。今、なんで、そんなにならないといけないんだって思ったでしょ?」
「うぐっ」
なんで分かったんだ? もしかしてこいつも人の考えを読む事の出来るタイプか?
「一応、言っておきますが。私は別に考えを読むこと出来るわけではないですよ? ただ、私が同じ立場だったら、こう思うかな~って事言っただけですから」
「な、なるほど」
「それじゃあ寝ますか」
「え? もう寝るのか?」
「ええ、転生したばかりだと。結構、体に負担掛かってるもんなんすよ。だから、早めに寝るのが一番。何より、もう、深夜一時ですからね」
深夜の一時という言葉に焦って、時計を探す。
すると、壁に時計を発見した。そして時刻は一時を指していた。
「明日は転校生として小学校にもいかないといけませんし、何より私との特訓があるんですから。さっさと寝てしまいましょう」
「あぁ、分かった。ところでここには布団はあるのか?」
「押入れにありますよ? さっさと取って来てください」
俺は『了解』っと言って押入れに向かおうとするが、あることに気づき足を止める。
「どうしたんですか? 早く持ってきてくださいよ私が寝れないじゃないですか」
「お前も手伝えよ!!」
「何でですか? 私は明日、優さんを特訓するんですよ? 布団くらい出してくれてもいいじゃないですか」
確かに、その通りだ……。俺を強くしてくれるんだ、このぐらいならやっても良いかな? だけど、一度でも良いっと言ってしまうと、そのまま、雑用係りとしてコキ使われそうなんだよな。
「分かった。だけど、特訓してくれる日限定な? もう、特訓の必要が無くなったら自分でしろよ?」
「む~まさか、そんな言葉が出てくるとは。何も言わずに、そのまま良いよって言ってくれれば、特訓終わった後も、コキ使おうと思ったんですが」
やっぱり、そのつもりだったのかよ。危なかったな。
☆
「えーっと布団は……あった」
ご丁寧にちょうど二枚用意されていた。
初めから、サポートを付けるつもりだったんだな。
「アテナも言ってくれればいいのに……」
そして、俺は布団を取ろうとするが、なかなか取れない。
「体が小さいっていうのも、こんなに不便なもんなんだな」
何とか、一枚布団を取ることができた。
「おも……」
布団てこんなに重かったのか。
俺はフラフラしながら布団を運んでいく。
「なんだか、見ていて危なっかしいですね。見てられないので手伝います」
そういうと、東は俺から布団を取ると、軽々と運んで行ってた。
「東。重くないのか?」
「これでも、私は先輩転生者ですよ? 見た目はともかく、能力はそこらにいる大人くらいあります」
なにそれ……。なら、はじめっから東が運べば良かったんじゃないのか?
というより、今、東は大人くらいと言っていたか? だとしたら、東が神から貰った能力は力はそれほど、上がらないやつなのか。
「何を考えてるか知りませんけど、早くもう一個運んで来てくれませんかねぇ?」
「あぁ、悪い」
俺は直ぐにもう一個の布団を持ってくる。――やっぱり、フラフラしながら。
「これは、何処に持っていけば良いんだ?」
「横に敷いてください」
「分かった……ええ!? お前と一緒に寝るのかッ!」
俺は驚いて転生して初めての大声を出した。転生前もそんなに出したことないけど。
「何を驚いてしているんですか?」
「だって、東の隣って」
「何ですか? 恥ずかしいんですか? 情けないですね。あ。それとも、襲ってしまいそうになるんですか? だったら、最低ですね」
確かに俺の反応も大げさだったけど、なんでここまで言われないといけないのだろう?
というか、襲うってなんだよ。確かに、成長したら可愛くなると思うけど。今の見た目は小学生くらいだし。俺もだけど。
何より、この姿、精通してるのかよ?
「まぁ、たとえ襲われても、今の優さんなら指一本で十分ですけど」
だろうな……向こうは最低でも一回は転生経験がある転生者。そして、こっちは初めての転生に加え能力の使い方も分からないときた。これの何処に彼女に勝てる要素があるだろうか? 否――無い!!
「あ。優さん布団はもう少しくっ付けてください」
「え? なんで?」
「何でもです」
「はぁ……」
良く分からないが、俺は言われた通りに布団をくっ付ける。
「これで宜しいですか? お嬢様」
「うむ。よろしい」
俺の執事の様な台詞に東も乗っかってくれる。
随分とノリがいいな。
「それでは、寝ましょうか」
「その前に一つ良いか?」
「はい。なんでしょう?」
俺は転生してから、ずっと言おうとしてることを言うことにした。
「お腹すごい空かない?」
「……」
しばらく無言が続く。その間、約二十秒くらい。
「……少しだけ食べましょうか」
と、ひとこと言った。
さて、どうでしたでしょうか?
プロローグに出てきた先輩転生者。東凛ちゃんの登場です。
さて、あまり話が進んでいませんが、これからもゆっくりのんびり進めていきたいと思います。それでは、また、次回もお楽しみにしていてください。
あ。それと、お気に入り登録してくれた方ありがとうございます。こんなめちゃくちゃな作品を読んでくださるとは嬉しい限りです。
それと、評価をつけてくださった方もありがとうございます。
そしてその評価はなんと……!? 1です!!
はい……ちょっとショックでした。 まぁ本来なら0でもおかしくはなかったので、良い方でしょう。そして、次、見に来てくれた時にこの1が2にそして3になるように頑張らせていただきます!!(できるかな?w)
でわでわ~