東城優の転生記録~主役になりたくない少年の運命   作:ソラたん

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俺は、今、月村と一緒に廊下を歩いている。

何でこんなことになったんだ? まぁ東のせいなんだがな。

しかし、随分とニコニコしてるな、月村はそんなに俺と一緒に帰るのが嬉しいのか?

「あ! すずかちゃんっ!」

 

 

 遠くから、月村を呼ぶ声が聞こえる。そっちの方に目を向けると……そこには、高町と……えっと、アリサ・バニングスだっけ? がいた。あと、この世界のもう一人の転生者の仙波亮がいた。

「あれ? すずかの用事って優を呼びに行くことだったのね」

 

「え? 用事?」

 

「そう。用事があるから、ちょっと待っててと言って、すぐどっか行っちゃったのよ」

 

「わーわー本当にちょっと用事があったの! そのあと、優君も誘うと思っただけ!」

 

「はいはい。そういうことにしといてあげる」

 

 

 この歳の子は中々複雑なんだな。まだまだ、これからなんだから選択は間違うなよ若者。

まぁ、俺も、今のこの姿だけ見れば若者だな。

そんな事より、さっきから、仙波が睨んでくるんだが……何なんだこいつは? 俺に何か恨みでもあるのか?

「すずかも戻って来たことだし、帰ろうぜ」

 

「あ。そうだね、ごめんね待たせちゃって」

 

「大丈夫だよすずかちゃん」

 

「そうそう。優と一緒に帰りたかったんだもんね」

 

「もうそれはいいって~!!」

 

 

 女の子たちから笑いが上がる。

「ほら、行くぞ!」

 

 

 ありゃりゃ。仙波はこいうい空間が苦手なのか? それとも単純に俺の近くにいたくないのか。

 

 

「はーい」

 

 

 高町が反応をする。

 

「ねえねえ。優は可愛いと思った女の子とかいる?」

 

「何? 急に……」

 

「いいから!」

 

 

 正直に言うと俺からすれば、どの女の子も可愛いと思うが……。

あと、けして、俺がロリコンってわけではないからな?

「んー、いないな」

 

「そうなの? なら、すずかとかどう?」

 

 

 なるほど、そうい事。

 

「そうだね。可愛いよ」

 

 月村の顔が赤くなるのが分かった。

ははッ! 月村には悪いがこういう反応見るのは、ちょっと面白いな。

「ついでに言うと、アリサちゃんも気が強いところがあるけど、それが、また可愛いと思うよ」

 

「な!? 気が強くて悪かったわね!!」

 

 

 さて、そろそろからかうのは止めるとするか、男の子からの殺気がだいぶ強くなってきた。

 

「亮君はどうなの?」

 

「え!? 何がだ?」

 

「ほら、可愛いと思える女の子いないの?」

 

 

 俺がそういうと、仙波はちらっと高町を見た。

なるほど、こいつは高町なのはが好きな奴だな。

まぁ、フェイトが好きだったら、そっち行くもんな。当然か……。

「そうだな。俺も特にはいないな」

 

「そうなんだ~」

 

 

 嘘つけ……高町見てたの見逃さなかったからな。

まぁ、もしかしたらフェイトも好きなのかもしれないが、まぁ、基本両方好きな人の方が多いのかもしれないがな。

「僕はてっきり、なのはちゃんと言うと思ったんだけどな~」

 

「な!?」

 

「え!?」

 

 

 ふふん。俺に殺気をぶつけてきた分は、お返しさせてもらうからな?

「なんでそう思うんだ?」

 

「え? だってすごく仲良いし、いつも一緒にいるから、好きなのかと思って」

 

 

 おーおー焦ってる焦ってる。

「はは。冗談だよ」

 

「そ、そうか」

 

「うん。でも、なのはちゃん可愛いとは思ってるでしょ?」

 

「うっ。まぁ……な」

 

「ありがとう……」

 

 お互い赤くなちゃって。初々しいね~

俺がそんな事を思っていると、横腹が刺される。

「なに?」

 

「優……あんた、分かっててやってるの?」

 

「何が?」

 

「亮がなのはの事好きなの」

 

「もちろん! 気づかないはずないじゃん」

 

「ふーん。意外と鈍くないのね」

 

 

 当り前だろう。俺は精神年齢はお前たちより上なんだぞ? それに、俺は一応彼女いたんだ、そのくらいは分かるさ。

だから、月村すずかの俺に対する好意も分かっている。

でも――俺は今は誰かと結ばれるつもりはない。だから、月村の気持ちを分かっていても、受け止めることはできない。

まぁ、まだ小学生だし。いずれは他に好きな人もできるだろう……。

「優君どうしたの?」

 

「え? 何?」

 

「いや、なんかぼーっとしていたから」

 

「あぁ、ちょっといい天気だからさ、眠くなってきちゃって」

 

 

 今までの演じてきた感じなら、これでも、不思議ではないはずだ……。

 

「……そうなんだ」

 

 

 あれ? なんか全然俺の予想と違うんだが……。

それにバニングスも何かを疑っているような顔してるんだが。

 今のはそんなに変だったのか?

「どうした? すずか、アリサ?」

 

「何でも無い」

 

 

 若干の棘を感じる言い方でバニングスはそういった。

明らかに、何でも無いって感じはしないが……

これを本人に言うとキレられるのは明らかだ。

「何でも無いようには見えないんだが」

 

 

 あ。言ってしまったか。

そして、言ってから気づいたのだろう、しまったという顔をしている。

「……はぁ、本当に何でもないわよ」

 

「そ、そうか……それならいいんだ」

 

 

 その後は若干気まずい雰囲気で家に帰った。

こういう時に東が居れば場の雰囲気を変えたのかもな……。

 

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい。いやー、なんか気まずい雰囲気でしたね」

 

「は?」

 

 

 こいつ……ずっと見てやがったな。

「そうか……」

 

「いやー、あういう雰囲気は自分が体験するのは、ちょっと嫌なんですけど、見てるのは若干楽しいものですね」

 

「……自分の飯は自分で作れよ?」

 

「え? 今なんと?」

 

「自分の飯は自分で作れよ?」

 

 

 今のこいつはちょっとお仕置きが必要なことがはっきりと分かった。

「待ってください!! 私の料理の下手さ知ってるでしょ!」

 

「別に食べれなくはないだろう?」

 

「食べれなくはなくても、不味いのには変わらないですよ!」

 

「知らん」

 

「そんなぁ~今日の事は誤りますから、どうか慈悲をっ」

 

 

 その後も同じことを言ってきてやかましかったので、仕方なく作ることにした。




どもども。風邪は治ったんですけど、喉がすごく痛いです。

皆さまは大丈夫ですか? 最近、風邪が流行っているみたいです。体調管理には気を付けてくださいね。


それでは、楽しんでいただけたでしょうか? それではまた次回を気長に待っていてください。
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