ピピピピピピピピピピピピ!
「う~ん……」
目覚まし時計が鳴り響く部屋で明久は朝を迎えていた。
「時計はっと……(ガシャ)よしこれでもう少し寝られる」
目覚まし時計を止めるもそのまま再び眠りにつく明久、このままならば遅刻は免れないだろう。
しかし・・・・・・
ピピピピピピピピピピピピピ!!!!!!!
「ってなんで!?」ガバッ!
再び、更に大きな音で鳴り響く目覚まし時計に明久は起きるしかなかった。
「一体どうして目覚ましがなったのさ……ん?」
明久がうなっていると枕元にメモが置いてあった。
「え~っと何々? 『明が二度寝するのは大体予想してたから目覚ましに細工をしておいた』ってこれ楓かな?」
メモを見ながら明久は昨日から同居することになった人物を思い浮かべていた。
「まぁ、起きちゃったんだし少し早めに行ってもバチは当たらないよね」
ん~! と伸びをした明久はそのまま制服に着替え、下に降りた。
「さて、と今日からまた節約生活しなくちゃ」
節約生活をすることとなったのは明久本人の行動(ゲームの大量買い)のせいである。
「あれ?スンスン なにかいい匂いがする。この匂いはまさか」
ドタドタドタッ!と明久がいそいで一回にある机に向かうとそこには少し冷めてしまってはいるが食事が置いてあった。
「一体何で……あれ、またメモが置いてある……『転校初日ということで自分は先に家を出る、多分少し冷めてると思うけどこれを食べてから学校に向かうことあと玄関にあるものも持っていくこと by楓真四季』僕は本当にいい同居人を持ったものだよ……」
明久はガツガツと朝食を食べながら涙を流していた。
久しぶりの満足いく朝食だったためすくに終わってしまったが満足いくものだったようだ。
「ふんふふ~んふふ~ん♪ そういえば玄関に何が置いてあるんだろ?」
明久が学校に行く支度を済ませるとメモを思い出して玄関に向かった。
「こ、これはまさか………………………!」
明久が玄関で見たもの、それは長いあいだずっと見てこなかったもの、そう、それは……。
「弁当、じゃないか!」
久しぶりに弁当を見た明久は思わずその弁当を上に持ち上げていた。
弁当を持ち上げながら叫ぶその姿は他人が見ていたらとてもおかしなものだっただろう。
そのまま明久は上機嫌のまま学校に向かっていた。
※ちなみに余談だが原作よりも早く起きたにもかかわらず弁当に対して喜びまくっていたため結局遅刻ギリギリ、要するに原作と同じ時間の登校となった。