インフィニット・アサシンズ   作:鬼城

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暗殺教室の映画がもうすぐですねー!

というわけで書いてみました!
ISキャラも入れていけたら入れていこうと思っています!
なかなかの亀更新ですがプロローグははやめに出したいと思います。


始まり始まり
プロローグ Ⅰ


真っ暗な暗闇の中、聞こえる音は無機質に響く機械音と男性だと思われる低い声。既に手足の自由を奪われ、声も出ない。

あぁ、自分はここまで壊れてしまったのか。と思わなくもないが…、手足の自由がないのは唯単に縛られているからであり声が出ないのは麻痺薬による痺れによるものなので別に壊れたわけではない。今のところは…だが。

 

「…アレを入れろ」

「ですが、彼はすでに…」

「そんなことはどうだっていい。早くしろ!」

「いや、ですが…。取引できなくなります!」

「はぁ、おまえは俺の言うことが聞けないのか?死ななければいいだろ?」

 

聞こえる声はどれも心地の良い会話ではない。

何回も投与されるソレは自分でもなにが起こっているのかぐらいわかる。俗に言う人体実験というやつだ。意識がある中で行われるそれらは途轍もなく常軌を逸している。

最初は痛みがやばかったが人間ずっとやられると慣れるものだ既に慣れたその痛みは今や感じられない。

 

「投与完了しました」

「そうだ、それでいい」

「…なっ!暴走します!」

「なんだと?今までそんなことなかっただろ!」

「拒絶反応を確認!おそらく何度かの投与により身体が持たなくなったのかと推測!」

 

どうやら、緊急事態が発生したらしい。

自分に起こっていることなど既に理解していない。謎の液体の投与により自分がどうなっているのか。そんな謎の恐怖は既に捨てた。

の筈なのだが…今日は少し否すごく違うようだ。

襲ってくる寒気や頭に入ってくる情報。その情報は多くまるで洪水のように脳を襲う。だからこそ理解してしまった。

ーーなんて怖いのだろう、と。

知らない情報が入ってきていらない情報は逆に失う。自分の何かが壊れていく感覚。自分が自分でなくなっていく感覚。

 

「被験体、意識が持ちません!」

「なんとかしろ!!」

「む、無理です!既に彼はクラウドから離れました!」

 

そんな会話が耳に響く中。

意識が暗転する。刹那ーー

 

『頑張ったね、れーくん。もういいんだよーーおやすみ』

 

そんな女の子らしい高い声が光とともに聞こえた気がした。

 

 

 

 

目の前に広がるのは火の海だ。

その中心にあるのはビルのような建物で…だが、それすらも崩壊していく。そんな光景を見ながら俺は座り込んでいた。

 

「あっ、あぁっ」

 

声が震える。

目の前に広がるこの光景を生み出したのは間違いなく自分でーー。それほどまでの力を自分が持っているという事実にも繋がる。

思わず自分の手を見る。

そこにあったのは綺麗な色白の肌ではなく赤色に染まった肌だった。

 

「あ、あぁぁぁぁあああああ!」

 

汚れた手を自分の着ている白色の無地の服で拭く。血は固まっており一生懸命拭くもそう簡単には落ちない。それでもと手が痛くなるまで擦る。そんな時ーー

 

「むー、ダメだよ。そんなに擦っちゃ、れーくん自身を傷つけたらこの束さんが許さないぞ?」

「………え?だ…れ?」

 

そこには白色のワンピースを着た少女が立っていた。

機械でてきたウサ耳をつけている少女はニコニコと笑っている。その笑顔が引きつっているのはここだけの話。

 

「予定どうりだ。そう…予定どうり…」

「…?どうした…の?」

「いや、なんでもないよ!そんなことより、自分の名前は言えるかい?」

「…うん。桐生 (きりゅう)…れい」

「じゃあ、ここにいる前のことは覚えているかい?」

「…ううん、覚えてない」

「篠ノ之 束という名前にもかい?」

「…うん、なんかごめんなさい」

「いや、いんだよ。予定どおり…予定どおり」

 

最後の方は聞こえなかったが、やっぱり笑顔が引きつっている。

 

「それじゃ、行こうか」

「どこに?」

「こんなむさ苦しい場所、はやく離れた方がいいからね。束さんのラボに来るといいよ。ていうより強制的に連れて行くけどね?」

「え?ちょっとま…」

「待ちませーん」

 

手を引かれて歩いていく。

初めての筈なのにどこか懐かしく感じた。

 

 

ーーそう、三日月の空の下俺は初めて(・・・)君に会った。

 

 

◆◇◆◇◇◆

 

 

ぐぅ…。痛いものすごく痛い。

目が覚めて起きようとしている体はそれを否定するように動かない。どう言うことだ?と疑問に思いどうにか動く首を横に向ける。

 

「なっ!」

 

やはりと言うべきか…。

そこには、天使のような笑顔で寝る束の姿があった。そしてその束の手足はがっちりと俺に巻きついている。

あぁ、これが原因か…。

それよりちょっと束さん?

しまってるから!?体が締め付けられているから!?血が…まわらないから!?

俺…死ぬのかな?と心配をしていた時、束がむくりと起き上った。急だな…。

 

「ちょ、束。起きたなら、どけ…」

「れーくん!おはよう?」

「お、おはよう」

 

何故、疑問系なのかはさておき寝起きなためかトロンとしている束を怒る気にはなれない。

何故って?←聞いてない。…ふふふ、それはだな。トロンとしている(少し服がズレてヤバいところまでいっている)束はいつも以上になんというか可愛いからだ。可愛いは正義とはよく言ったものですね、はい。

 

「?どうしたの?」

「束…いつになったら自分のベットで寝るのかなぁ?」

「だって…れーくんのところの方が休まるからさ」

「…はぁ、まぁこの際それはいいよ。そ れ は!でも、今日こそは学校に…」

「行かせないよ?」

「ですよね〜」

 

住まわせて貰っている身としては束の言うことは絶対だ。それに束にはよくして貰っているので口答えなど出来るはずがない。とは言っても俺と束はもうすぐ中三だ。一応、椚ヶ丘中学校に入ってはいるが2年も行っていない。そのお陰か知らないが最近になって学校から『3年E組に入ることが決定致しました。』という通知が届いた。

 

「でもさぁ、もうすぐ俺たち中三だし…そのぉ…」

「…ダメったらダメ!」

「でも、E組にまで落ちたし…」

 

椚ヶ丘中学校には落ちこぼれや問題児と言われているクラスがある。

それこそ、3年E組ーー通称エンドのE組。

俺たちは…まぁ、不登校児という名の問題児だし、しょうがないのだが…。はっ!いいこと思いついたぞ!

 

「いや、束ほどの天才がエンドのE組で下の方なんだぞ?天才の名が泣くって…」

 

はい、すみませんでしたぁ!

束にはこういう作戦(名付けて天才プライド作戦)が通用すると思ってたんだけども…いや、泣かないで!そんな目で見ないでぇ!頭撫でてあげるから!ほらほら、ナデナデ

 

「ヒック…それでも…ダ…メ…ぐすん」

 

いやいや、最後のぐすんて完璧に言ってたよね!?

実はもう泣き止んでるよね!?そんな満面な笑みを見せて…くっ!文句言えないじゃないか…だ け ど も!

 

「一年だけでいいから!マジお願いします!」

「そんなに勉強したいならこの束さんが教えてあげよう!」

「いや、いい。」

「なっ!うぇーん、れーくんに振られたよう」

「俺は友達と遊んだり、話したりしたいんだ!」

「えー!束さんだけだと不満なのかい!」

「そう…じゃない…けど…」

 

クソゥ!また負けた!

うーん、どうしたものか…。だいたい、束はなんでそんなに行かせてくれないんだ?

 

「あっ、それはね。れーくんを危険な目に合わせないためだよ」

 

ん?え?心読んだ?え?

え、エスパーですか?

初めて束を本気で怖いと思ったわ…。

それにしても危険な目ってなに?俺はもう中三だし…そう危険な目には合わないと思うんだ…け…ど…

 

「束、もしかして…昔のことを気にしてる?」

「ギクゥ、そ、そんなことないよ?」

「いや、気にしてる!もうあのことは良いって言ったよな?束のせいだけではなかったと思うし…」

「ううん、あれは私のせいだよ。私があの時…」

「いいんだよ。所詮結果論だし、こうして生活することが出来てるんだから…ってことで学校いかせて?」

「……分かった。でも、束さんも行く!」

 

いや、束も行けばいいと思うけどさ…。

まぁいいか。束がいるほうが楽しそうだし…束にも友達が出来るかもだし…。

 

「でも、いいのか?」

「…いい!束さんの気が変わらない内に準備を…」

「束!ありがと!」

「うわっ!ちょっと、れーくん!?いや、抱きついてくれるのは嬉しいけどさ!」

 

俺たちの楽しい楽しい声は部屋中に響いていた。

 

 

 

 

ーー蒼い空の下、これから新たな物語が始まる。

 




本編に入れるわけではなく
次回もプロローグです。

こんな作品ですがこれから見てくださると嬉しいです。なお、批判の方ですが豆腐なみのメンタルなので控えてくださると嬉しいです。
それでも豆腐なみにはあるのでもしなにかありましたらオブラートによろしくお願いします
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