インフィニット・アサシンズ   作:鬼城

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今回もなんとかはやく書けました!
亀更新とか書いてあるくせに…と思われても仕方がないんですが、最近は時間があるんで!
暇なんで!許してください!


一学期
EP1 登校の時間


本校舎から約1キロの場所に俺が行く目的地がある。

山の中にあるその校舎は本校舎に比べてボロボロらしい。らしいと言うのはまだ着いていないから本当かどうかがわからないからである。

あと、少しで学校はHRが始まるころだ。そうだというのに…

 

「ねぇ、束…遅刻しそうなんだけど?」

「え?じゃあ、今日は学校行くのやめとく?」

「いや、やめない。その前にさ…早く歩いてくれよ」

「束さん疲れたんだよね…」

「そうか、そうか…じゃあしょうがない…って言うとでも?」

 

さっきから中々進まない。山の中に入って約15分もう着いてもいい頃だというのに多分まだ、半分くらい(500メートル)だと思う。

さっきから束の足取りは重く疲れているのか…いや疲れてはないなそれでも遅い。本当にやめてほしい、登校初日から遅刻とか優等生の俺がすることではない。あ、いや…すでに新学期初日は休んだけど…。

あれ?俺…問題児…。いやいや、ないないだって問題児なのは俺の隣にいる束だし…多分。

 

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

「れーくんおんぶー」

「ぐはっ、やめろ!急に乗るな!首締まる…」

「さぁ、レッツゴー!」

「いや、聞けよ!…はぁ、しょうがない」

 

案外俺は束に甘いのかもしれない。

そういえば、さっきチャイム鳴ってたような…。うん、予鈴だきっとそうだ。本鈴だとしても俺はそんな事実認めなーい。軽い現実逃避だこのやろう!

 

「ねぇ、れーくん。これだけ約束してくれるかい?」

「…なに?この山道をおんぶで歩かせられ死にそうな俺になんかようかな篠ノ之さん?」

「束さんに精神ダメージをしてこないで!?これでも悪いなぁって思ってるんだからね!?」

「分かったって、そんなに怒ってないよ。それで、なに?」

「学校の中であまり生徒と仲良くしないでほしいんだ。これだけは約束して」

 

え?よく聞こえなかった〜。束さんもう一回言って〜?

 

「そんな目で見ないで!?語弊があるから!?仲良くしないでっていうのは一線をしっかり分け前てほしいってこと!れーくんはこれでも色々あるんだからあまり自分のことや束さんのことを言ってはダメだし仲良くなって情をもってもダメだよ?」

「どうしよっかな〜」

「じゃあ、学校には行かせなーい」

「ぐはっ、首を絞めるなぁー!分かったから分かったから!」

 

くそぅ、別に仲良くできなくてもいいしー。自分の立場くらい分かってるしー。

束が脅してきたって警察に訴えてやる!ついでに殺されかけたとも言ってやる!

 

「そんなにいじけないで!ケーキ奢ってあげるから!」

「………」

「あっ、ほら学校についたよ!」

 

なに!?アレが俺が青春をおくる場所だと!?

おう…なんて酷いんだ…。まぁ、別にいっかー!友達つくるぞー!ほら、やっぱり見た目で判断しちゃいけないっていうし!(違う)

 

「ねぇ、束。」

「…!!なんだい!」

「ケーキとコーヒー奢りだから」

「う、うん!」

「よし、じゃあ行こう」

 

こうして俺たちはやっとのことで(実に30分)ついた校舎の中に向かって歩き出した。

 

◆◇◆◇◇◆

 

あぁ、緊張する〜!

っていうより束そろそろ降りてくれないかなー、腰が終わる。このまま教室に入ったら変な二人組っていうイメージがつくじゃないか。

最初の青春が最悪の青春で始まるじゃないか!

 

「束…降りてくれない?」

「いやだ」

「でも、もうすぐ教室に入るんだけど?」

「い や だ」

「いや、でも…」

「い や だ!」

 

話を聞けよ!

どうなってもしらないからな!白い目で見られてもしらないからな!いきなりおんぶされた女子生徒とおんぶしている男子生徒が入ってきたときの反応とか俺だったら分かんないからフリーズするわ!

 

「ん?入らないの?」

「束のせいで入れないんだ!」

「じゃあ、束さんがドアを開けてあげよう!」

「そういうことじゃない!」

 

ガラガラガラー

目の前のドアが束によって開かれた。

おい!人の話を聞けって!あっほらー、みんな目を丸くしちゃってるよー。ビックリしちゃってるよー。ほら人間に見えないほどに変な顔し…て…

バンー!ドアを閉めてとーー。

 

「……は?」

 

え?どゆこと?

逆にこっちが絶句させられたよ。なんかドアの向こうになんか変な生き物いたんだけど!?ビックリしすぎて顔が変になってる以上にヤバイ奴がいたんだけど!?見間違いかな、うん、そうだよ。

さてさて、もう一回ドアを開けますか。

ガラガラガラー

 

「………」

 

バンー!

 

「束、俺がおかしいのか?」

「いや、おかしくないよ。」

「お願いだ。俺がおかしいと言ってくれ。だって…あんな生き物いるはずないだろ!?どデカイ黄色いタコとか聞いたこともないぞ!?」

「れーくん、世界は広いんだよ」

「だまらっしゃい!」

 

いや、本当にどういうことだ?

黄色いタコ?まっさかー、そんなのいる訳ないだろー。やっぱり見間違いだ。あはは、俺は認めないぞー。

3度目のガラガラガラー。

 

「おはよーござい…。なんでだ!?」

 

夢だと思いたい。

やはり、目の前にいるのは黄色いタコで…そのタコが生徒に勉強を教えている。

 

「変な夢だなーってれーくん思ってるでしょ?」

 

あぁ、思ってるとも…。だがな、束…。

夢じゃなかったフラグは立てない方がいいんだ…。

よろりと近くにあった壁に手をつく。そしてため息をつきあることを思い出した。

 

「あっ、遅刻してたんだった」

 

やっば、未知の生物がいたから一番大変なこと忘れてた。

でもなぁ、後ろ向けねぇ…。背中に冷たい視線を感じるよ…あっ、そうだった。束がいるから背中には感じないわー。

 

「えっとー、あなた方は桐生 れいさんと篠ノ之 束さんであっていますか?」

 

うおっ、しゃべれるのかこのタコ。

あっ、当たり前か…。

 

「そうですが?」

「よく学校に来ましたねぇ。あなた方はずっと不登校だと聞いていたので来てくれて先生嬉しいです」

「……先生?え?タコが?」

「はい、私があなた方の担任になります。よろしくお願いしますね」

 

よろしくお願いしますって言われてもなぁ…。それよりも誰か説明してくれないかなー。説明…

 

「おい、束。知ってたよな?」

「あはは、束さんは天才だからね!」

「教 え ろ よ!俺の精神もたないだろ!?」

「はい、すみませんでした」

「あの〜、お話はすみましたか?自己紹介をよろしくお願いします」

 

おい、束やめろ。タコ先生を睨むんじゃない!

どうせ束のことだ。会話に入ってくるなとでも言いたいのだろう。

でも、自己紹介かぁ。うーん、どうしようかなぁ…まぁ、普通でいっか。こういうの初めてだからなんか楽しいな。

 

「えっと、桐生 れいです。好きな人は優しい人で嫌いな人は首を絞めてくる人です。よろしくお願いします」

「………」

 

え?なんかしくじった?

ヤバイ、初日から変人扱い?どうしよ…ん?あれ?みんなの目線がキラキラしてる。主に女子。

 

「か…」

「か?」

「可愛い系男子だー!」

「え?」

「渚も相当だけどこっちの方がいい!」

「あの?」

「癒し系だー!これからはこのクラスのマスコットはれいくんで決定だね!」

 

なにそれぇ、ここのマスコットになりたくねー。

束助け……だからその目をやめんか!俺しか気付いてないよね!?束が殺気だってるの俺しか気付いてないよね!?

 

「くーー、先生より目立つなんて!!人気を取るつもりですか!桐生くん!」

 

この先生は何言ってんだ!

 

「れーくんに近づくな…喋りかけるな、見るな、このガキンチョどもが…!」

 

こっちはこっちで何言ってんだ!

まったく、ここには変人しかいないのか。あっ俺も変人扱いされそうなんだった。

 

「ゴホン、それでは篠ノ之さんも自己紹介お願いします」

「………」

「はぁ…俺がします。おぶられているのは篠ノ之 束だ。この通り人見知りなんだけどよろしくしてやってくれ」

「……えぇー!篠ノ之 束ってあの?」

 

自己紹介のあとに男子生徒が声を上げる。おぉ、束をしっているのか!さすが世界が認める天才だな。

 

「おや、磯貝くんは知っているようですね」

「は、はい。確か初めて完成形のAIを開発した天才少女。その存在感は天災と呼ばれるほどで、そんな彼女を政府は監視下に置こうとしたが彼女は行方をくらました」

「その通りです。先生も会えて嬉しいですよ。本当に」

 

感動しているのか目から涙を流すタコ先生。クラスメイトもへー、すごい!と感心している様子。でも…政府に束のことがバレたらやばいのだだからお願いしないとな!

 

「そのことでお願いがあります。束がここにいることは内緒にしていてほしいんです。」

「…いいでしょう。皆さんも口外してはダメですよ?」

「はーい」

 

いやー、良かった良かった。

政府に見つかったら終わりだしな!あっ、もちろん政府が!束によって壊滅させられる政府なんて見たくもない。

あっ、そういえば束を人見知りにしたけど誰も不審がってないよな?本当は人見知りとかじゃなくてただ単に他人に興味がないだけなんだけどな。興味がない人間にはとことん無視する。友達できるのかなぁ?心配だ。そのまえにこのタコだろ、なんなの?こいつ。あっ、目があった…ぺこりじゃねーよ!

 

「ヌルフフフフ、それでは授業を始めましょう。二人はこの授業のあと先生の所へ来てくださいね。それと席はあそこです」

「分かりました」

 

こうして青春の一日目がやっと始まろうとしていた。




ISはまだ公開してないことにしているのでAIを開発した束さんです。
ではでは、次回もよろしくお願いします!
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