インフィニット・アサシンズ   作:鬼城

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暗殺教室の映画が始まりましたね!

もう、すでに見に行きました!
とても面白かったですよ!

それではどうぞ!


EP2 説明の時間

目の前にいる黄色のタコの形をしたその超生物については3年E組の生徒としてもまだ、慣れていない。

昨日の今日だ。昨日こその驚きはないもののやはり違和感はあった。月を爆破した犯人であるタコを殺せとか言われたり、そのタコが来年の三月に地球を爆破するとか言ったり、昨日はクラスの誰もが二、三箇所ツッコませろと思ったぐらいだ。

だからなのかは知らないが今日の出来事はまぁ多少は驚いたけれどもなんとか受け止めることが出来たのだろう。

そう、何故かおんぶで入ってきた二人組の男女についてはーー。そして、それを見てクラスの誰もがこう思った。

ーー俺たちの日常が日に日に壊されていっている気がする、と。

1度目は謎の超生物。

2度目は変人コンビ。

そしてその事実に目を疑いながらもこう考えるのだ。

ーー明日はどうなるのかな、と。

予想ができなくなっていく日々が訪れる。それは、今日もいつもと同じでたいくつな勉強か…ではなく今日は何が起こるのか?というふうにーー。

 

◆◇◆◇◇◆

 

誰かこの状況をどうにかしてもらえませんかね?と今、俺はそう強く思っている。

クラスメイトも俺の方をチラチラと見てきて、授業に集中していない様子。いや〜、ごめんねぇ人気者で……はい、すみませんでした調子に乗りました。

まぁ、それはいいとして俺たちの席は一番後ろの方で目立たない位置にあると思うのだが…。くそぅ、これが彼奴の能力ということか!というより早くこの状況をどうにかしよ。

 

「あの、束さん?」

「なんだい?れーくん。なにか分からないところでもあった?」

「いや、タコ先生の授業は分かりやすいよ?そうじゃなくて…ノートとれないんだけど?」

「……てへ☆」

「てへ☆じゃない!いいかげん離れろ!」

 

束の席は案の定となりだったのだが…。

こいつ…授業を受けずに俺のジャマしかしない。今も俺の机と自分の机をくっつけて俺の邪魔をしている。

そして、静かになったと思ったら…パソコンをいじっているのだこいつは!まるで授業を受けていない。受けていないのに…頭がいいことが苛つく。なんという不平等ーーまぁ、平等ということはありえないんだけども…。

 

「ねーねー、れーくんと学校って楽しいね!」

 

お前は、授業まともに受けてないだろーが!

まだ、一時間目だぞ?こいつ今日一日もつのか?あっこれあれだ…時間配分わかってないやつだ。そして、後から飽きたとか言うやつだ。

 

「篠ノ之さん?そろそろ真面目に取り組みませんか?」

「………」

 

ほら見たことか、タコ先生も困った顔で注意してきてるぞ!

全く…それに返事くらいしてあげろよ…。

タコ先生も反応に困ってるよー!たーばーねーさーん。

 

「先生としても非常に困ります。そういった摑みどころのないキャラは先生とかぶるではありませんか!」

「いや、どこもかぶってねーよ?」

 

なに言ってんだこのタコは、思わずツッコミをしてしまったではないか。ほんとこのクラスにまともなやついない…の、か…。あっ、俺クラスの人と一言も話してないや。勝手に決めつけたらだめだね、うん。きっと、このクラスの人はいい人だよ…いや?ほんとにいい人達なのか?俺、初日からマスコットキャラにされそうになったんだぞ?こわっ!いや〜本当にこわっ!人間不信になりそう…

 

「せんせーい!」

「なんでしょう?茅野さん」

「先生はどんなキャラなんですかー?」

「私ですか?わた…」

「あっ、間違えた。先生はどんなキャラを目指してるんですかー?」

「……茅野さん、それは遠回しに先生はキャラがないと言いたいんですか!?先生を馬鹿にしてるんですか!?」

 

そして、とたんに湧き起こる笑い声。

俺としてはこのタコ先生は意味不明キャラだな。行動も突っ込むところも全てが意味不明だからな!きっと俺の考えはあっているはずだ。

それにしても…こんな風に授業するんだ。昔の記憶はないからなぁ、学校ってこんなんだったんだな。

……はっ!昔の記憶はなくても常識ちゃんと知ってるから!今の無しで!

 

「それでは、授業を終わります」

 

あっ、もうそんな時間?意外に時間進むのはやいな。

……って俺、ノート1ページもとってねぇ〜。またもや、問題児疑惑をかけられちゃうよ……はっ、もういいし、別に気にしないし…それより、授業終わったからタコ先生のところいかなきゃだし…

 

「束、行くぞー」

「ん?何処に?」

「タコ先生のところ呼ばれてただろ?」

「うへぇ、めんどくさいなぁ」

「そう言わない。さっさと歩く」

 

こうして俺たちはタコ先生のところへ向かった。

やっぱ俺、優等生だわ〜。と思ったことは秘密にしておこう。

 

 

 

 

 

 

さてさて、職員室(仮)に来てしまったわけだが…近っ!教室から近っ!まぁ、それもそうか…大きさ的に、他の校舎と比べて小さすぎるもんな!

それじゃあ、職員室(ボロ)に入りますか。ガラガラガラ〜と

 

「あっ!?桐生くんと篠ノ之さん。待ってましたよ」

「…………」

 

うそだろ!

完璧にこのタコ休憩してただろ!お菓子隠してるのバレバレなんだよ!教師が勤務中にお菓子とか自重しろよ!

 

「あっ、いえ、このお菓子は………先生がお菓子食べて何が悪いんですかっ!」

「開き直ったぁ!?」

「さてさて、お二人には説明をしなければなりませんね。もうそろそろ、説明者がくるはずなんですけどねぇ」

「おい!話をそらすんじゃない!」

 

本当にこのタコ先生大丈夫なのか?と心配になる。

だいたい説明者ってなんだよ、説明者って!自分で説明出来んのか!他の人の手を煩わせるんじゃない!

 

「おそくなってすまなかった」

 

うおっ!びっくりしたぁ。急に声かけてこないでー、心臓に悪いからさ!まぁ、いいや。さてと後ろの人に挨拶しないとな!振り向きまして…厳つい男の人がいた。

誰だこの人?

 

「えっと、どちらさまで?」

「あぁ、すまなかった。私は政府の防衛省である烏間というものだ。君たちが桐生くんと篠ノ之くんであっているか?」

「え…と…。政府の人間?」

「あぁ、桐生くん大丈夫ですよ。彼は君たちのことを政府に伝えないと約束してくれましたから。」

「まぁな、君たちも生徒である以上そこにいる奴を暗殺してくれないと困る。それに、あの篠ノ之 束がいる以上暗殺出来る確率は上がるだろうからな。」

 

なるほど…まぁ、政府にいるからって嫌ってちゃダメだよね。それにしても、あのタコやるな!きっと秘密にしないと三年E組を去るって感じて駆け引きしたんだろーな。

…?いや、気にするところはそこじゃなかったよーな…

 

「…!?暗殺って、え?どゆこと?」

「あぁ、君たちにはそこにいる超生物を殺してほしい」

「どうして?」

「そこにいる超生物は最近月の7割方を爆破してな。来年の三月には地球をやるつもりだそうだ。それにこいつはとにかく速い、最高速度はマッハ20だ。そんな奴が相手では各国でも殺すことは無理だ。」

「まぁ、それじゃあ面白くないのでね。私から提案したのですよ、椚ヶ丘の三年E組ならやってもいい、と。そして、政府はE組の生徒が暗殺するように決定したわけです」

 

あははー、全然分かんない。最初から意味が分からなかったー。

なに?月を7割爆破?そんなニュースあったっけ?よしよし、こういう時は目で確かめればいいんだよ。

もっとはやく気づけばよかった。これはドッキリだったのかぁ!(納得)

 

「……はい!ドッキリじゃなかったー!」

 

俺の目に映ったのは紛れもなく三日月の月だった。確か今日は暦上満月に近い形だったはずだ。どうやら、から…からす!さんの言っていることは本当らしい。

 

「ということで君たちも暗殺を頑張ってほしい」

「「なんで?」」

 

あらあら、束さんとハモってしまった。

 

「なんで?とは?」

「……束さんとしてはどーでもいいんだよねー。この世界はつまらな過ぎる。あっでも、れーくんとはまだいたいから…三月までに宇宙で暮らせるようなナニカをつくらないとな。ってことで地球がなくなっても束さんは困らないんだなー」

「ということだ。俺としても人間は信じてないし…そもそも束の居場所を無くしたのも人間のせいだし俺をバケモノに変えたのも人間だ。まー、それでも地球に非はないからなぁ。迷いどころだ」

「あなた方は本気で言ってるのですか?」

「うん、タコ先生も狙ってくる相手が減ってハッピー。はい終わり」

 

束が強制的にこの話を終わらせる。

あれでもタコ先生は担任であり一人の教師だ。本人が嫌がることを強制ではさせないだろ。まぁ、でも…やっぱり地球に非はないからチャンスだけあげよ。

 

「タコ先生とからすさんゲームをしよう。タコ先生達が俺たちを納得させたらそっちの勝ち。暗殺にも真面目にそれもクラスメイトと協力して頑張ろう。だけど…納得させられなかったら俺たちの勝ち。暗殺とか関係なく自由に行かせてもらうよ。そうだな…期限は今日までにしよう」

「………分かりました。君たちも生徒です。他の生徒が一致団結で頑張っているのに君たちだけ別行動されては他の生徒にも迷惑ですし…なにより、その腐った考えを手入れしてあげなくてはなりませんしねぇ」

「そっ、じゃあゲーム開始だ。言っとくけど、俺たちは強いぞ?」

「ヌルフフフ、それは楽しみです」

 

さてさて、職員室を出ますか。かっこいいこと言えたしここでかっこよく出ていかないとな!全てが無駄になってしまう。

 

「ちょっと待て」

 

ん?あっからすさん。

空気読まなきゃ…折角かっこよく出ようと思ってたのに!台無しにする気か!そっちがその気ならこっちだって…

 

「俺の名前はか ら す まだ」

「…………すみませんでした!」

 

それは俺が悪いわ。

あ〜、恥ずかし!さっさと出てしまおう。

 

そんなこんなでグタグタで始まるゲームに俺はため息を漏らした。




よしよし、タコ先生と勝負だ!
次回もお楽しみに!
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