渓流暮らしの泡狐竜を読んでからの閲覧をお勧めします。
「一、どーするー?」
「やることないねー」
渓流付近、嵐か何かで滅びたのだろうか。
そんな廃村に何故か少女が2人佇んでいる。
この2人、結論を出すと.....幽霊である。
「猫さん達と遊ぶ?」
「でもお姉ちゃんが怖がるし....」
以前この2人、ゆけむり村の住人達がユクモ村に来た際。
夜中にゆけむり村のお母さんをこの廃村に招待しようとしてガチホラー状態にした事があるのだ。
彼女達には悪気は一切無く、単純に長らく人と接しなかった為常識が多少欠けただけなのだ。
実際はちょっとホラーチックなだけの女の子である。
「やる事ないねー」
「ねー」
そんな幽霊姉妹は絶賛退屈中なのだった。
「一、向こうに見えるのは猫さんなのでは。」
「遊ぼう遊ぼう。」
無邪気故にやる事なす事にホラーが混ざる幽霊姉妹がアイルーに標的を絞った様だ。
「急げ急げゴーゴー」
「猫さん達とあそぶのだー」
無邪気!無邪気だよ!
「ニャー.....今日の成果はイマイチニャね。」
「ココア狩猟隊長、次に期待した方がいいニャ。」
ゆけむり村の狩猟部隊が荷車にジャギィやケルビ、ルドロス。
一頭だけアオアシラを載せて帰還していた。
そしてそこに無邪気の塊が突撃して来る。
「猫さん猫さん!」
「待って待って!」
「ニャ?人間の.....子供?なんでこんな所に.....」
ここは仮にも肉食竜の跋扈する命の取り合いが行われる狩場。
少なくとも人間の子供が来るような場所ではない。
「猫さん達遊んで。」
「暇なの、すごい暇。」
「え.....と、取り敢えず荷車を村に戻してからならいいニャよ。」
「「わーい、わーい。」」
この幽霊姉妹、終始無表情なのが追加で怖い。
きっとこの少女達が肝試しに脅かし役で出たら気絶する奴も出るだろう。
主にホラー苦手なゆけむり村のお母さんが。
「2人とも、危ないから一緒に来るニャ。」
「え、でも私達。」
「お姉ちゃんに怖がられてる....」
「ニャ?....嗚呼、ミツさんがユクモで会ったっていう幽霊かニャ?」
その問いに姉妹は俯きながらも肯定の意を示す。
「ニャー.......しょうがニャい。僕が相手するニャ。」
「でも狩猟隊長......」
「まあ此処は危険だから村の近くで相手するニャ。僕の代わりに報告頼むニャ。」
「ニャ.....了解ニャ。後で自分達も相手しますニャ。」
他人でも本気で相手するのはゆけむり村住人のサガなのだろうか。
幽霊姉妹は久しぶりに大人数で遊べる為かかなり上機嫌だ。
「猫さん、早く早く。」
「早く遊ぼう遊ぼう。」
「分かってるニャ分かってるニャ。さあ、さっさと戻るニャよ!」
そんな声が低くなりだした太陽が浮かぶ空に溶けて行った。
とある泡狐竜の周りの者々の話はまだ潰える物でなく。
小さな御伽噺がまた一つ、また一つと紡がれて行く.........
番外編なので一話一話は短いです。
本編の更新がされるまでの対処です。
まあちょっとした時間にでも見てくだされば幸いです。
あと割と本編の復興が進まn
《主は読者様の怒りに触れ昇天しました。》