もしくは別の奴、誰だよ更新続けるの苦手なくせになろう含めて5作も掛け持ちしてる奴。
私だ。
いつの頃かわかりゃしねぇ。
でも変化が起きだした頃から色んな事を考えれる様になってた。
まあバカなのは変わりゃしねぇけどな。
始まりはずっと前、エサの匂いがそりゃあもう充満してる場所に若い連中と突撃した時だ。
あの時は飯が無くて飢えてたからな、まあどんな奴だって生きてて腹が減りゃ辛えし。
眠けりゃ動く気もしなくなる、俺らだけに言われちゃ困っちまう。
話がズレたな、その時にニンゲンとかいうワーワー逃げてる奴の中に1人だけこっちに来る奴が居るもんだからよ。
若い奴らと追っかけていつもと同じ様に吹き飛ばしてやろうと思ったら飄々とかわされて。
挙げ句の果てには乗っかられて毛繕いまでされたと来るもんだ。
あの時は久し振りに飢えを忘れちまったよ。
俺を含めて若い連中も全てがツヤッツヤで俺らじゃないみてえに小綺麗になった時、あの人はスタスタ去っちまうと来る。
為すがままにされてタダで返すわきゃねぇだろ。
さっさと若い連中に担がせてムラとかいう場所に運んだに決まってるだろ。
なんというか、クソデカイ黄色い奴に食い殺されたかぁちゃんみてえな雰囲気でな、何かする気も起きなかったわ。
その後あの人に連れられて今居る小屋に住む様になった。
ちっせぇネコどもも居たが、なんでだかな。穏やかな気分になれたモンだ。
それからはそこら辺に生えた草とかを食えるし、それだけでココの奴らは喜ぶわ。
草が無くなりゃ甘い草を食わせてくれるわ、辺な奴らだと思う。
時々ネコどもを乗せて小屋を出て川の近くまで行ったりするんだが、そんときゃ肉も食えて満足だな。
こんな事してるうちに気付けば自我も出来たし今までだとあり得ないぐらい平和に暮らせてるし文句無しだ。
ホントあの人にゃ感謝しきれねえよ。
「最近はファンゴ達がえらく大人しいニャ」
「ミーが村にいた頃、刷り込みさせたガーグァみたいに大人しいニャ」
「あのドスファンゴがヤケに貫禄あるのニャ」
ゆけむり村の食糧課牧畜班のアイルー達の談笑。
会話のネタは無論のこと村のおかんが連れてきた家畜のファンゴである。
ファンゴは種族柄、速力体力、更に肉も癖と匂いが有るものの適切な処理をするとかなり美味く。
脂身なども用途が多く、家畜としてはかなり有能である。
それなのに家畜にされない理由はその気性の荒さからである。
だがしかし、おかん力がカンストした人がファンゴを懐柔し飼いならしたからである。
今では牧畜班が繁殖飼育を行い、狩猟課の猟獣班に送って狩専用に飼育させたり。
同じ食糧課の農耕班で田畑を耕す為に使ったりと、馬の様な働きをして活躍していた。
そんなファンゴでもやはり多少は気性が荒く、怪我人も週に1人出るかでないか程度ではあるものの居たが。
日を追うごとに少なくなり、今では月一で1人がごく稀に出る程度となった。
「こう、自分達で育ててみるとファンゴも可愛いものニャ」
「もうファンゴが居ない生活なんて母さんが居なくなる次に考えられんのニャ」
和気藹々と、日常の一部と化したファンゴを交えつつ暮らすゆけむり村のとある一幕。
こっちでも日間ぐらいはランクインしたいもんです。
(なろうで日間一位、週間月間共にランクインした為調子に乗って居る模様)