竜に選ばれし赤龍帝   作:榛猫(筆休め中)

34 / 105
前回までのあらすじじゃ...

悟空の活躍によりなんとか体を取り戻すことに成功した悟誠

しかし今度は悟空の身体が乗っ取られてしまった。

どうする?悟誠


取り戻せ義父の体!ギニューを倒せ!孫悟誠

sideイッセー

 

 

 

「はーっはっはっは!ついに手に入れたぞ‼」

 

ドヤ顔で高笑いする隊長

 

 

「ぐぐぐっ...!動かしづれえ...!」

 

入れ替わってしまった体に苦戦している父さん

 

俺は父さんの方に近づき静かに話しかける

 

 

「父さん俺が囮になって何とかまたあの技を使わせます。

なので父さんはその隙を見てそれに当たってください」

 

 

「あぁ、だがどうするつもりなんだ?」

 

父さんの疑問ももっともだな、だけど

 

 

「それは見ていれば分かりますよ」

 

それだけ伝え俺は隊長の方に出て言い放った。

 

 

「はぁ~...アンタ馬鹿だよな、あのまま欲をかかずに

俺の身体で満足しときゃよかったのに...飛んだハズレ引いたね

しかも変態だし...」

 

その言葉に高笑いをやめ顔をしかめる隊長

 

 

「どういうことだ、それと私は変態なんて名前ではない!

ギニュー!様だ!」

 

へえ、あいつの名前がギニューか、なるほどな

 

 

「どういうことって俺にはまだ隠し玉が残ってるってことだよ!

行くぜ!ブーステッド・ギア!」

 

『Boost!』

 

機械音声と共に俺の左腕に装着される赤龍帝の籠手

 

(いくぜ!ドライグ!)

 

『あぁ、赤龍帝の力を見せてやろうじゃないか相棒』

 

それに驚きを露わにするギニュー

 

 

「なっ...なんだそれは!」

 

 

「聞かれたって教えねえよ!

いいか?俺は今から素の身体能力だけで戦う覚悟しろよ‼」

 

俺はそれだけ言って、ギニューに向けて突っ走っていった。

 

 

「うおぉぉぉ!!」

 

渾身のパンチをギニューめがけて撃つが

 

 

「ふん!その程度の速さで今の私に敵うと思っているのか!」

 

あっさりと受け止められてしまい勢いが殺される

 

『Boost!』

 

二回目の倍化か、これで俺の力は素の四乗…これなら!

 

 

「なら!これならどうっだよ!」

 

勢いが完全に殺されてしまう直前にその勢いを利用して回し蹴りを放った。

 

 

「なっ!うぐぉぁぁぁ!」

 

蹴りが腹に命中し吹っ飛んで行くギニュー

 

俺はそれを追いかけるように地を駆けギニューに追い打ちをかける

 

 

「これだけじゃ終わらせねえぞ!オララララララァ!」

 

吹っ飛んで体制が立て直せないギニューを乱打し

 

最後に力を溜めた一撃を叩き込み打ち上げる

 

 

「なっがっぐあぁっばかなぁ!」

 

撃ち上がったギニューとほぼ同時に俺も跳び上がる

 

あっという間にギニューに追いつくと

 

 

「これで終いだ!だぁぁっ!」

 

とどめとばかりにアームハンマーを叩きつけた。

 

 

「ぐあぁぁぁぁ!!」

 

勢いよく地面に打ち付けられるギニューはなんとか立ち上がると

 

 

「どういうことだ!貴様の先程の戦闘力はこの身体より下だったはず!

だが、その籠手が現れた途端に急激に戦闘力が上がった…まさか...」

 

ギニューが一人でつぶやいている間に俺は地面に着地する

 

 

「…読めたぞ、貴様ドーピングしているな?

それならばこの急激なパワーアップも辻自妻が合う、

どういう原理か知らんがその籠手が原因だということは分かった」

 

へえ~意外と勘が鋭いみてえだな

 

 

「ご明察、これは赤龍手の籠手って言って

十秒ごとに俺の力を挙げていってくれる優れものだ」

 

『Boost!』

 

これで四回目!もう素の父さんなら圧倒してるな

 

 

「十秒だとぉ!クソ!こうなれば仕方ない!

グルド!ぼさっとしてないで貴様も戦わんかー!」

 

 

「は、はい!」

 

あのイボ野郎が出てきやがるか、気を着けねえと

 

しかし、イボ野郎が俺達の方に来る前にソイツの前に現れた影があった。

 

ベジータだ

 

 

「貴様の相手は、この俺だ!『...俺がこいつを仕留めてやる、お前はさっさとそいつを始末しろ』」

 

去り際になんか言ってやがったけど

 

言われなくてもやるっての!

 

『Boost!』

 

これで倍化も五回目か、もうそろそろ止めるか

 

『Explosion!!』

 

 

「そろそろ決めてやるぜ、うるぁー!」

 

思い切り地を蹴りギニューに向けて突っ込む

 

それを見てニヤリとするギニュー

 

来るか?あの技が...

 

 

「チェーンジ!!」

 

遂に来やがったなボディチェンジ!

 

 

「今です!父さん!」

 

 

「間に合ってくれぇ!!」

 

間一髪俺とギニューの間に入った父さんは見事にボディチェンジに当たった

 

辺りがまばゆい光に包まれる

 

 

「な、なにぃ!」

 

 

「へ...へへ..どうやら元の戻れたみてえだな...」

 

父さんも無事に戻れたみたいだ

 

ベジータの方はどうだ?お?あっちも終わったみてえだな

 

 

「くそっ今度こそ!チェーンジ!!」

 

ん?この声っ...てまさか!

 

下を見たらボディチェンジが向かってきていた。やべえ!

 

 

「そうはいかねえぞ!」

 

今度は父さんの声だなにするつもりだ?

 

見ていると俺の目の前にカエル?のようなものが飛んできた。

 

カエルがボディチェンジに当たりまた辺りにまばゆい光が包んだ

 

光が収まると何故か四足歩行になったギニューがカエルのように

 

ピョンピョコ跳ねてどこかに行ってしまった。

 

なんか...締まらねえ終わり方だな...

 

達者で生きろよ?ギニュー

 

 

「な、なんとか…間に合ったみてえだな...」

 

あ.やべ...俺仕方ないとはいえ父さんを思いっきり攻撃しちまった…

 

 

「ははは…それにしても悟誠おめえ結構本格的に痛めつけてくれたな…」

 

 

「あ、あはは...すいません...」

 

父親に思いっきり手を上げるのって親子としてどうなのよ!

 

帰ったら母さんにどやされそう...

 

 

「おい、小僧カカロットを連れて俺についてこい

お前たちもだ禿げとチビ」

 

ん?俺達呼んで何するんだ?

 

俺は父さんに肩を貸しベジータについていった。

 

連れてこられたのは変わったカプセルの置いてある部屋だった。

 

 

「メディカルマシーンだ、まずはカカロットをここに入れろ、

入れたら次は隣のマシーンにお前が入れ」

 

俺は言われた通り父さんを入れた後自身も隣のカプセルの中に入った。

 

ベジータはその中に俺と父さんを閉じ込めると外の機会をいじり出した

 

すると液体が俺達を包み込んだ。なんだかとても気持ちがいい…

 

 

「お前もダメージがデカいんだそこでしばらくじっとしてろよ...」

 

そう言ってベジータはクリリン達を連れて出ていってしまった

 

俺は仕方ないとばかりに目を閉じ眠りにつくのだった。




オッス!オラ悟空!

いやぁ!二人とも無事に元の身体に戻れてよかったぞ!

今度は油断しねえようにしないとな!

次回!龍に選ばれし赤龍帝!

先代の赤龍帝!?神器の中に潜れ悟誠

ぜってえ見てくれよな!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。